太田述正コラム#7877(2015.8.29)
<皆さんとディスカッション(続x2734)>

 「五輪エンブレム原案初公表 組織委「オリジナルと確信」…」
http://www.asahi.com/articles/ASH8X64CMH8XUTIL032.html?iref=comtop_6_01
 応募作品と修正案とじゃ全然違うでー!それに、応募作品と似ていた既成作品が示されてないし、修正案を佐野研が作る際に件の劇場ロゴをパクってないことの疎明がされてないぞ。

<太田>

 「組織委の武藤敏郎事務総長(72)」
http://news.livedoor.com/article/detail/10525666/
がそう説明したわけだが、彼は、「大蔵省接待汚職事件が発覚し、大蔵省官房長だった武藤は職員に対する監督責任を問われ、大臣官房総務審議官に更迭されるが、主計局長を経て大蔵事務次官に就任した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%97%A4%E6%95%8F%E9%83%8E
という脛に傷を持つ人物であり、日銀副総裁に天下りした後、民主党の反対で総裁への就任を阻まれ、大和証券グループに二度目の天下り(大和総研理事長)をし、更に今回の職への71歳にもなってから三度目の天下りをした(上掲による)・・組織委員会事務局に蔓延る文科官僚達隠しのためのパンツ的存在・・わけであり、今回、パンツどころか生理ナプキン的に、エンブレム問題の穢れを覆い隠す見っともない役割を演じさせられているわけだ。

<太田>(ツイッターより)

 「…「親(保護者)を尊敬している」という問いに対し…「とてもそう思う」と答えたのは、米国70.9%、中国59.7%、韓国44.6%。日本は37.1%と最も低かった。また、「親の期待にプレッシャーを感じる」との問いに「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた割合は29.5%。6割を超えた米国や中国、5割程度の韓国を大きく下回った。
 また、老後の親を世話することになったらどうするか<は、>…「どんなことをしてでも自分で世話したい」が日本は37.9%で最低。最高だった中国(87.7%)の半分以下だった。…」
http://digital.asahi.com/articles/ASH8X4TKRH8XUTIL016.html
 「かつて日本の親子は明確な縦関係だったが、フラットな友達関係になっている」という分析は誤りであって、人間主義社会では、親子だろうと他人の始まりなのであり、ただ単に、「かつて」の姿に戻りつつあるってことだろ。こんな社会に輸入された、「忠孝」の儒教がどんなに歪曲されたかってことだな。

 「尖閣・竹島は日本固有の領土 政府、HPに資料202点…」
http://www.asahi.com/articles/ASH8X567BH8XUTFK00B.html?iref=comtop_list_pol_n02
 北方領土は固有の領土じゃないのね。
 いや、そもそも、「固有の領土」って概念は日本以外に存在しない。
 そんな概念が存在すりゃ、中央アジア全域がトルコの「固有の領土」だよ。

 「…<在日米>大使館政治部の仕事ぶりを報告書は「(政府が求める)水準に達してない」と厳しく指摘。二〇一四年四月から九カ月間で日本の外交分析は五本。しかも日本政府の言い分だけに頼<っている>…という。
 経済部に<ついては、>…本国への報告は「新聞やテレビ報道以上のものがない」。情報源が少なく、一つの報告に一人しか登場しないと不満をあらわにした。…」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015082902000122.html
 そもそも、属国に大使館なんかいらないのさ。
 ケネディ大使がPRの仕事しかしてないってんだけど、人気だけが取り柄で政治任命された彼女が「仕事」してるだけ立派だよー。

<おきしも>(同上)

 この人はイルカだけ。
 英国大使は原発再稼働を賞賛していました。
 英国は原発にヤケに熱心です。

<太田>(ツイッターより)

 台湾で公共交通カードに波多野結衣の写真採用。
 収益の一部はチャリティに。
 本人、私が社会貢献したっていいでしょ、と語る。
http://www.bbc.com/news/world-asia-34083078
 大陸の蒼井そらの向こうを張った?
 日本のAV女優達がいかに東アジアを席巻してるかってこと。
 それにしても本日はネタだらけ。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 維新は空中分解、と言った(コラム#7873)通りだろ。↓

 「橋下氏「年内に新党」 大阪維新を国政政党化へ 維新分裂は必至・・・」
http://www.sankei.com/west/news/150829/wst1508290014-n1.html

 朝鮮日報は、首相夫人に同情的。↓

 「安倍首相夫人が人気ギタリストと深夜の密会!?--週刊誌報道に日本が大騒ぎ--破格の行動に注目、酒好きでかつては「宴会部長」--ゴルフの腕も夫より上・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/28/2015082801205.html

 米深南部における黒人貧困問題に目を瞑ってサハラ以南アフリカへの経済援助に血道をあげる米国政府を糾弾する本の書評だ。↓

 ・・・Time and again he contrasts the federal government’s spending of millions of tax dollars in aid to Africa (the fruits of which he has witnessed on other travels) with its inaction in the face of the acute poverty under its nose in the US. Shouldn’t the Clinton Global Initiative remind itself that charity begins, well, at home?・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/acfcec74-4cad-11e5-b558-8a9722977189.html

 先般のフランスの列車でのアメちゃん等の英雄的行為は、考えずにそういう利他的行為を行う方が長い目で見ると平均的にトクだから行われるのだ、と実験結果を踏まえて指摘しているコラムだ。
 (アホかいな。平素は抑圧されとる人間主義的本能が危機的状況下で呼び覚まされるんだよ。(太田))↓

 ・・・they often are in real-life relationships, instinctive helping beats stopping to think.・・・
http://www.nytimes.com/2015/08/30/opinion/the-trick-to-acting-heroically.html?ref=opinion&_r=0
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 一人題名のない音楽会です。
 チェロ特集の1回目です。

Chopin Cello Sonata in G minor, Op. 65(1846年)(注) チェロ:Maria Joao Pires ピアノ:Pavel Gomziakov) 名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=TECb7NUKg3Q

(注)「ショパンはピアノとチェロのための作品を3曲残しており、そのうち2曲は青年期に書かれたものであるが、この作品は最後の室内楽曲であるばかりでなく、生前に発表・出版された最後の作品でもある。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF_(%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3)

Brahms Cello Sonata No.1 in E minor, Op. 38(1865年)(注) チェロ:Jacqueline du Pre ピアノ:Daniel Barenboim ところどころ名曲的部分はあるも佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=9XiYrzsgWto

(注)Sonata for Piano and Celloと題されており、ピアノとチェロが対等の曲として作曲された。
https://en.wikipedia.uz/Cello_Sonata_No._1_(Brahms)

Brahms Cello Sonata No. 2 Op. 99(1886年)(注) 同上 まあまあの曲。
https://www.youtube.com/watch?v=ncJ_Gc9RES4

(注)「第1番より明るく、男性的かつ情熱的で、規模の大きい作品となっている。また、いささか冷厳な印象を与える第1番と同様に、ピアノには<対等の>役割が与えられ、技巧的にも高度なものが求められている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E7%AC%AC2%E7%95%AA_(%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9)

(続く)
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太田述正コラム#7878(2015.8.29)
<ヤーコブ・フッガー(その9)>

→非公開