太田述正コラム#7803(2015.7.23)
<皆さんとディスカッション(続x2697)>

<太田>(ツイッターより)

 「…東野圭吾のベストセラー小説「虚ろな十字架」の中国語版が出版されることになった。同書籍は2014年に出版されると同時に世界中の注目を集め、金石堂、誠品、博客来などの書店で売り上げランキング1位に輝いている。…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0722/c94473-8924134.html
 これって日本語でそんだけ読まれてるってことだよな。
 となりゃ、「…中国、韓国は…日本文学に関しては『親日』で…又吉作品の評判はすでにアジアで行き渡っていて、<翻訳>出版されれば、『火花』も大ヒットする…」
http://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%e5%8f%88%e5%90%89%e3%80%81%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%83%87%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e8%a6%8b%e3%81%88%e3%81%9f-%e5%ae%9f%e3%81%af%e4%b8%ad%e9%9f%93%e3%81%a7%e5%a4%a7%e4%ba%ba%e6%b0%97%e3%81%ae%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%96%87%e5%ad%a6%e3%80%8d-%e5%90%84%e5%9b%bd%e3%81%8b%e3%82%89%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc%e5%a4%9a%e6%95%b0/ar-AAdjWjH?ocid=iehp
なんてのは当然か。
 欧米にはどうなんだろ。

 中共で開催された、40か国超が参加したロボット・サッカー世界大会決勝戦で日本が中共を1-0で破って優勝。
 2050年に人間と対戦するのが目標だとさ。
 動画を見ると、よく倒れたり、ボールと勘違いして敵ロボットを蹴ったりしてるのが面白い。
http://www.bbc.com/news/technology-33621842

<eSCHFg6E>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 MHさん(コラム#7801)って新規読者かな?

≫日本「独立」への協力は理解力不足で納得できません。≪(コラム#7801。MH)

 長くなるのでコピペ引用はしないけど、ここらへんを読めば大体わかるんじゃないかな。↓

 「中共当局は、中共の「脅威」を日本に突きつけることによって、・・・」(コラム#6528。太田)
http://blog.ohtan.net/archives/52186626.html
 「中共当局の対日戦略・・・」(コラム#7385。太田)
http://blog.ohtan.net/archives/52215918.html

≫すなわち南シナ海は日本が将来「独立後」に自衛隊が何処かの遠隔地(中近東〜アフリカ等?)で集団的自衛権を発動して軍事介入する為の「演習場」であり、その為に「味方」の人民解放軍相手に「安全」な予行演習している。≪(同上)

 なんとなくだけど、太田さんの、領域防衛がらみの脅威なんてない、みたいな主張を知らない?↓

 「何度も言いますが、人道的介入を含む、ならず者国家やならず者集団の懲罰こそ、先進大国の軍隊の最大の実任務なのであり、これこそ、自衛隊に解禁しない限り、自衛隊の存在意義は基本的にないのです。」(コラム#6422。太田)
http://blog.ohtan.net/archives/52182080.html
 切迫する危機に備えていない「有事法制」の欠陥(コラム#0021)

 ・・・
 追加↓

 [日本文明の至上性を初めて認めた外国:支那](コラム#6716)
http://blog.ohtan.net/archives/52193543.html

<AOtvOAzQ>(同上)

 信川虐殺事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E5%B7%9D%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 朝鮮の虐殺
https://en.wikipedia.org/wiki/Massacre_in_Korea
 ピカソ作「韓国での虐殺(Massacre in Korea)」
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51348481.html

 この事件もピカソの絵もまったく知らなかったので驚きました。
 絵に既視感があるのは、ゴヤの絵の構図と同じだからなんですね。
 北は、虐殺を米軍の仕業にして、南はタブーにするのが、いかにも朝鮮半島らしいです。
 それにしても、この事件はプロテスタントがからんだ事件としては20世紀最大かもしれません。

<太田>

 そういうことがあったのですねえ。
 ただ、驚きはしませんでした。
 明後日のオフ会の「講演」テーマが、かみ砕いて言えば、(キリスト教の新教たる)プロテスタント文明である米国文明/蒋介石一家と人間主義文明である日本文明との戦いであった太平洋戦争なのですが、(キリスト教の新新教たる)共産主義への防波堤であった日本を朝鮮半島から除去してしまった結果、ほぼ論理必然的に、朝鮮戦争という、新教と新新教との間の宗教戦争が同半島上で勃発した、と見ていいのではないでしょうか。
 新教側の首魁は新教徒の李承晩でしたし、兵力は大部分、新教国の米国が提供したのですからね。

<4chiLmab>

 「・・・私がウォール街で教えられた最初の教訓の一つは、「誰が馬鹿なのかを識別しろ」というものだった。それこそが要点だった。私に向かって頻繁に叫ばれたもっと詳しい説明は、「金を持っている阿呆たれが誰なのかを識別して、そいつが摂れる限りの毒性のゴミを喉の奥に詰め込め。ただ、最初は丁寧に扱え」というものだった。
 私が93年にソロモン・ブラザーズに入社した時には、日本の顧客(概ね中小銀行と大手製造業)が馬鹿と見做されていた。私の最初の5年間は、彼らに販売して我々に巨額の利鞘をもたらす複雑な金融商品――ウォール街用語で「有毒廃棄物」――を構築することで費やされた。世紀の変わり目までに、顧客の多くが破綻した。
 破綻の理由の一つは我々が彼らに販売した有毒廃棄物であり、別の理由は彼らが購入したそれ以外のありとあらゆるまともではない商品であった。
 欧州共通通貨であるユーロの発足は、欧州が金融面で自信を持つ時代の幕開けであった。我々ウォール街の人間は、自ら進んで飛び込んでくる新たな阿呆を利用し始めた。それは欧州の銀行であり、より正確に言えば、北部欧州の銀行であった。
 02年から08年の金融危機に至るまで、ウォール街は、それら銀行の喉奥に、彼らが扱える限りの有毒廃棄物を突っ込んだ。それは難しいことではなかった。
 彼らより前の日本の顧客と同様、欧州の銀行は、世界中の資産を無差別に買い漁ることに夢中になっていた。・・・」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20150721/Blame_the_Banks

 一体何で、隠しもせずに、「我々は詐欺師です」という看板を掲げた投資銀行から、詐欺商品を購入しようとする者が後を絶たないのだろうか?

<太田>

 イギリス人のカスで一攫千金を狙って新天地に渡った博徒連中が作ったのが米国(コラム#省略)であり、そんな連中に日欧の堅気が博打的ゲームの相手をして勝てるワケがないってことさ。
 どうして、相手したんだって?
 博徒が、ちゅうか博徒だからこそ、エリートになれる社会が地球上に存在してるって想像を絶することだからねえ。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 日本側が、なんで日本がガス田開発を進めないのか、なんで中共側の合意破りを長期間放置していたのか、恐らくは、採算がとれないってのが根本にあるんだろうが、誰か、ウラ事情に通じてる人、教えてくんない?↓

 「政府は22日、中国が日中間で共同開発の合意があるにもかかわらず東シナ海で一方的に新たなガス田開発を進めて<おり、>・・・日中中間線の中国側で2013年6月以降に新たに12基が確認され、既存の4基を加えて計16基になったと発表。「一方的な資源開発は極めて遺憾だ」と批判した。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015072201001602.html

 亡き「たま」の写真集だが、「ニタマ」も登場。
 「たま」ほどカワイくないが、不思議な模様した猫だね。↓
http://www.yomiuri.co.jp/matome/20150625-OYT8T50132.html?cx_thumbnail=03&from=ytop_os_tmb

 確かにそうだな。↓

 「建築家の伊東豊雄氏・・・は、今回のザハ案では、見積もりを出したザハ・ハディッド氏が、最後まで設計に携わらないことに疑問を呈し「今回は、それを日本の設計事務所が基本設計・実施設計は請け負うと」「そこでの責任の分担ですね。そこが非常に不明解になってる」と、今回の問題を引き起こした原因を指摘した。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10375354/

 典拠付けて欲しかったが、全て事実だとして、大慌てで朝鮮人も徴用の対象にしたが、法令等の改正が部分的に後回しになっちゃったってだけのことだろ。↓

 「・・・1939年から1945年の間に70万もの朝鮮人が朝鮮半島から内地に送り込まれた。その多くは暴力を伴う明らかな強制連行で、調査に入った内務省が「拉致同然」という報告書を提出しているほどだった。・・・
 日本政府はこれを日本国民に対して行ったのと同じ「徴用」だと言っているが、まったくちがう。日本人には国民徴用令で家族への扶助制度があったが、この徴用制度は1944年まで韓国人には適用されていない。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3%E3%80%8C%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%88%87%E3%82%8A%E3%80%8D%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%AF%E5%A4%A7%E5%98%98%EF%BC%81-%E9%9B%A3%E7%99%96%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%A8%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F/ar-AAcGGYN#page=2

 同じような話を、この前は、別人達が香港のメディアでやったのは、アドバルーンで、今度のは本格的なんだろな。↓

 「中国人民解放軍の最高幹部の1人で、習近平国家主席と極めて近いといわれる劉源・総後勤部政治委員が中国共産党機関誌「求是」最新号で、「腐敗は党や軍の最高幹部にまで及んでおり、国家に甚大な損害を与えている」などとの内部告発を行った。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10376070/

 インド議会議員が、英国はインドに、(額はともあれ、)植民地統治の補償を行うべきだと訴えて、英印で大きな話題になっている。
 (声をあげるのが遅きに失してるよ。(太田))↓

 <世界GDPに占めるインドのシェアは、18世紀初には23%、独立時には4%未満。↓>
 ・・・At the beginning of the 18th Century, India's share of the world economy was 23%, as large as all of Europe put together. By the time the British departed India, it had dropped to less than 4%.
 <英国による搾取のせいだ。↓>
 The reason was simple: India was governed for the benefit of Britain. Britain's rise for 200 years was financed by its depredations in India. ・・・
 <インドの綿織物は、かつてはその高品質で世界の羨望の的。↓>
 The handloom weavers of Bengal had produced and exported some of the world's most desirable fabrics, especially cheap but fine muslins, some light as "woven air".
 <英国は、インドの、織り手達の親指を切り落とし、綿織物業をつぶし、英国の綿織物の売り込み先市場に変えた。↓>
 Britain's response was to cut off the thumbs of Bengali weavers, break their looms and impose duties and tariffs on Indian cloth, while flooding India and the world with cheaper fabric from the new satanic steam mills of Britain.
 <綿織物業の中心だったダッカの人口は10分の1になった。↓>
 Weavers became beggars, manufacturing collapsed; the population of Dhaka, which was once the great centre of muslin production, fell by 90%.
 <世界の輸出に占めるインドのシェアは27%から2%に低下。↓>
 So instead of a great exporter of finished products, India became an importer of British ones, while its share of world exports fell from 27% to 2%.・・・
 <1943年のベンガル大飢饉ではチャーチルが放置して400万人が死んだ。↓>
 Some four million Bengalis died in the Great Bengal Famine of 1943 after Winston Churchill deliberately ordered the diversion of food from starving Indian civilians to well-supplied British soldiers and European stockpiles. ・・・
 <先の大戦では250万人のインド人が英軍に入って戦ったが、英国はインドに負っている12億5000万ポンドの戦債を返さないままだ。↓>
 Two and a half million Indians also fought for British forces in the Second World War, by the end of which £1.25bn of Britain's total £3bn war debt was owed to India, which was merely the tip of the iceberg that was colonial exploitation.
 It still hasn't been paid.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-india-33618621
http://www.bbc.com/news/blogs-trending-33612839

 英バーミンガムで最古のコーラン発見。
 コーラン成立時期が大幅に前倒しされた。↓

 ・・・the discovery in Birmingham bolstered scholarly conclusions that the Quran attained something close to its final form during Muhammad’s lifetime・・・
http://www.nytimes.com/2015/07/23/world/europe/quran-fragments-university-birmingham.html?ref=world

 音楽は、人を(私の言葉で言うところの)人間主義的にするとさ。↓

 ・・・During that playtime, we also use it to develop our emotional awareness, and to bond with others. “You don’t play alone in sandboxes but with other people,” she says. Music may have also helped us exercise our emotional communication.
 <音楽を聴いていて一種のオーガスムを感じると、人は人間主義的になる。↓>
 If that’s the case, musical frisson could be our reward for exercising our minds and our societies in this way. There is no hard evidence, but Loui is intrigued by recent studies showing that the denser the wiring between the auditory, social and emotional parts of the brain, the more skin orgasms you feel. That could, perhaps, be a neurological signature of music’s social importance. Others have found that making music and dancing together produces more altruistic and cohesive groups, with one study finding that chill-inducing music is particularly good at promoting altruism in the lab’s subjects. Maybe it is the rush of endorphins from a skin orgasm that helps promote the communal goodwill.・・・
http://www.bbc.com/future/story/20150721-when-was-the-last-time-music-gave-you-a-skin-orgasm
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太田述正コラム#7804(2015.7.23)
<資本主義とポスト資本主義(その3)>

→非公開