太田述正コラム#7743(2015.6.23)
<皆さんとディスカッション(続x2667)>

<太田>(ツイッターより)

 「…申氏の盗作疑惑<が>提起<され>た際、文壇では「明らかな盗作だ」という意見と同じくらい「盗作と断定するのは言い過ぎだ」という慎重論も大きかった。
 かつて、三島由紀夫の小説は文学青年たちの必読書だった。
 申氏が強い印象を受けて何気なく同じような表現を使ったことも考えられ、同情(続)する声もあった。…
 だが、申氏が…「『憂国』を知らない」と否定したため、文壇でも擁護論が下火になった。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/22/2015062201540.html
 韓国で申氏非難が強い理由がようやく分かったよ。
 日本文学は外国文学じゃないってこと。
 彼らの反日感情が時に噴出する背景の一端だ。

 「「黒衣なのに前代未聞」 元法制局長官質疑…」
http://digital.asahi.com/articles/ASH6Q5QGQH6QUTIL03B.html
 沖縄に海兵隊は必要か 元米駐日大使、マイケル・アマコスト…」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11820694.html
 安保法制に反対する元法制局長官達も辺野古移転命の現自民党政権も、吉田ドクトリンに基づく過去の発想に囚われている点では大同小異。
 辺野古移転断念でもしない限り「…安倍内閣の支持率は39%で…支持率の40%割れは…第2次安倍内閣発足以降最低に並んだ…」
http://www.asahi.com/articles/ASH6Q4W40H6QUZPS003.html?iref=com_rnavi_arank_nr05
趨勢を止められないんじゃないか。

<平野洋子>(同上)

 人間形成上、教育養成系は絶対に必要!!  軍国国家にはさせない!!  暴力を是とするような人材が必要なら他の独裁国家からつれて来い!!やとったらどうだ! それなりの給料、支払うんだね!!   戦争大好き人間はいらない!!!

<太田>(同上)

 洋子サマ、最初の文章は乱丁かな…で、自衛隊員には、「暴力を是とする」北朝鮮やIsis等の「軍国国家」の「人材」をリクルートせよ、とおっしゃってるかと思えば、そんな「人間」はいらない、ともおっしゃってるわけで、一体、我々はどうしたらよろしいんでしょーか?

<Navy Sub LT.>

 --ブログへの感想--

 太田さんは日本人の高齢の知識人たちは、人間主義的な視点から集団的自衛権を理解していないと非難するけど、子供の時に食いもんはないは、爆撃はされるは、親戚や知り合いがたくさん死んでしまうは、、、という自国の軍事戦略のチョンボによって酷い目に合されたら、人を守ってまで戦争をしようとは思わないのは人間の自然な思考回路だと思います。
 太田さん理論だと、そこはアメリカを責めるべきだと言いたいのでしょうが、日本国民の大半がアメリカの恣意的戦略的もしくは意図的ではないような米国文化のプロパガンダ漬けになった今、それを払拭しようとするのは時間と相当のコストがかかる分けですが、これを払拭する戦略的かつ具体的な施策はあるのでしょうか?
 一層のこと日本本土に対して北朝鮮にミサイル攻撃をさせたり、人民解放軍海軍にフィリピンやヴェトナム海軍をどんぱちやらせて、尖閣諸島を占領してらもったりしないと目が醒めないのではないかと思います。

<太田>

 朝鮮戦争が始まった瞬間から宗主国米国は日本に集団的自衛権行使を含む防衛努力強化/独立を求め続けてきたにもかかわらず、聞く耳を持たなかった日本の「右」と「左」の連合吉田ドクトリン勢力は、北朝鮮の脅威の増大にも殆んど動じなかったものの、業を煮やした中共当局の近年の、自ら危険を冒してまでしての日本独立化戦略には、さすがに重い腰を挙げつつあります。
 そんな中共当局に尖閣占領まで求めるのはあんまりというものです。
 (鎧袖一触で、中共沿岸部の中共陸空軍及び全中共海軍は粉砕されしまいかねず、中共当局の命運はそれで尽きかねません。)

<K.K>

≫そもそも、現在の、外付けハードディスク2台によるバックアップ体制を構築したのは、おっしゃるような懸念の下でですよ。≪(コラム#7741。太田)

 太田さんのハードディスクがらみで、何か引っかかっていて、思い出せなかったのですが、思い出しました。

≫Youtube動画等は、一切、「内臓HDD」には保存していません。≪(返信日時:Wed, 17 Jun 2015 13:35:21。太田)

 現時点で、もし動画等が外付けHDDの一方にしか保存していないのであれば、そのHDDが故障すれば、当然、動画等は失われてしまうことになります。
 また、もし現在、手動で動画等のバックアップを取っているのであれば、それもBunBackupで行うことが可能です。現時点で、動画等が容量的に片方の外付けHDDに収まっているのであれば、容量的に問題はないと思います。
 YouTube動画等は、バックアップは設定しなくてよいのでしょうか?

<太田>

 一人題名のない音楽界の場合で言えば、ダウンロードしたファイル群を特定のタイトル(日付入り)のフォルダを作ってその中に整理することになるので、むしろ、自動的にバックアップされない方がいいのです。
 その作業<は、>1台の外付けハードディスク上にフォルダを作った上で内臓ディスク 上のファイルを当該フォルダにコピーする作業を行い、引き続き、当該フォルダをもう1台の外付けハードディスクにコピーする、という手順です。
 (このコピーを自動的に行うようにする必要もさしてありません。)

<K.K>

 了解いたしました。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 恐らくフィリピンを拠点として設置されているであろう米国の南支那海SOSUS網との連携ができるのかどうかがカギだが・・。↓

 「海自P3C機、南シナ海上空を飛行 フィリピン軍と共同訓練 連携の強さ誇示・・・」
http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230005-n1.html

 お疲れ様。↓

 「・・・なぜ、横綱はそれほど寿命が短いのか。
「一つは現役時代のストレス。負け越しが許されず、優勝争いが義務だけに重圧は想像を絶するものがある。多くの横綱経験者が『ストレスで体がボロボロになった』と話しています。もちろん、日々の稽古も人一倍行わなくてはいけない上、お座敷も頻繁にかかるので並の力士より酒を飲む機会も多いが、大関も横綱に負けないくらい、ストレスがある」(元力士)
 貴ノ浪も元大関。当時の二子山部屋には若貴という「二枚看板」がおり、注目が高くプライベートでも心労があった。それでも2回の優勝を果たしている・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10263084/

 この記事で取り上げられた2人の中では、後の方の人の主張に同感。↓

 「加害者は語りうるか 「絶歌」出版を考える・・・
 過去を清算して新しい人生を歩む覚悟があるなら、少年法で保護された延長線上で匿名のまま発信するのではなく、実名で出版すべきでした。・・・」

http://www.asahi.com/articles/ASH6P7TT0H6PUCLV00D.html?iref=comtop_list_cul_f01

 朝鮮日報はそうじゃないというんだが、そうは思えないね。↓

 「「反日」の急先鋒、韓国大手紙に変化 2紙が関係悪化は「韓国にも責任」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10261232/

 とまれ、その一環として、東亜日報の下掲の記事もある。↓

 「韓国・東亜日報は・・・『世界で日本を軽く見る国は韓国しかない』という笑い話がある」と切り出し、「我々が『倭』と呼んだ日本は、果たして甘く見てもいい国なのか」と疑問を提起。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10262036/

 ただ、悔しがってる韓国民も少なくなさそうだね。↓

 「・・・韓国ネット「朴大統領が降伏した」「日本にくっ付こうとしている」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10261288/

 でも、こんな韓国民の態度はカワイイと思うね。↓

 「韓国文壇の大物作家が三島由紀夫作品の盗作認める、今後の執筆活動は・・韓国ネットは「こんな言い訳があるか?」「謝罪の方法を知らないみたい」・・・」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/421439/
 「・・・<日本を訪れた韓国人>女性は、「日本に行った人の多くが、日本は清潔で親切だというが、そんなことよりすごいことに気がついた」という。その場所はいたって“普通”のコンビニだったという。・・・」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/416973/

 そう、李承晩より後の比較的最近までの親日首脳達のおかげで、韓国民の大半は親日になってんだよな。↓

 「・・・韓国は日本が嫌いではない。もしも本当に反日国家だったら、戦後70年間、こんなに交流してくることはできなかった。もしも本当に反日国家だったら、東日本大震災の時に救助隊を送ったり、支援金を集めたりしなかったはずだ。だが、韓国は救助隊を送り、全国民が一生懸命になって支援金を集め、日本の悲しみを一緒に悲しんだ。昨年からの円安のおかげで、今年は特に日本に旅行に行く人も多い。
 それだけではない。日本に留学する韓国人も年々増加している。・・・
 国と国の関係とは別に、今の時代を生きる人々の間には、韓国と日本の過去の歴史を超えた何かがあると私は信じているし、それを池上さんにも分かってもらいたい」・・・」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/420643/

 そこに雑音を奏でてるのが、おバカ日本人識者達だ。↓

 「・・・岩波書店の大塚信一・元社長(76)は・・・かつての日本は西洋と同じやり方で大国になろうとした。日本の近代化の基本的な要素は植民地主義と軍国主義だった。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/22/2015062201436.html

 そして、これをぶっ壊しかけているのが、このところの、3代の韓国おバカ大統領達だ。↓

 「・・・トーマス・ハバード氏(72)は・・・私が駐韓米国大使として赴任していた2001年は最高だったようだ。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/22/2015062201447.html

 中共人民は、もはやブレることはなさそうだ。↓

 「数日間“ぶらついた”んだけど・・訪日中国人が公開した“靴底写真”に中国ネット民「これは誇張じゃない」「1年間車を洗う必要がないんじゃないか?」・・・」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/420642/

 中共当局は一見起伏があるようで、通奏低音は、一貫して親日だったってこと。↓

 「・・・1949年から2010年まで、中国共産党の機関紙「人民日報」で老朋友と呼ばれた外国人は123カ国、601人にのぼる。・・・
 「世界的に影響力を持つ人物で、中国の文化を理解し、中国と感情的にも近く、今後中国を裏切ることは絶対にないだろう」と中国政府が判断したとき、初めて老朋友という呼称が使われる。・・・
 意外なことに日本は「中国人民の老朋友」を最も多く持つ国である。合計111人で断トツの1位。2位の米国は55人、3位の英国は24人と続く。・・・
 名簿をみれば、日本が中国の近代化に大きな貢献をしたことがうかがえる。
 中曽根康弘氏以降の歴代首相は、ほとんど老朋友に選ばれているが、3人だけが例外となっている。在任中、靖国神社を6年連続して参拝した小泉純一郎氏、尖閣諸島の国有化を決めた野田佳彦氏、それに現在、中国の圧力に屈せず、尖閣問題などで中国と対峙(たいじ)している安倍晋三首相だ。・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/150623/prm1506230006-n1.html

 日本人の鯨やイルカ食に対する姿勢と違って、中共じゃあ、犬食の是非について、内ゲバがあるようだねえ。
 しっかりせい!↓

 「中国の犬肉祭、世界が批判 地元緊張「なぜ犬はだめ?」・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASH6P5DYSH6PUHBI01N.html

 先般の、米国での黒人教会乱射事件は、欧米世界全体に見られる、白人至上主義の高まりの一環として捉えられるべきだ、というコラムだ。
 (欧米の相対的衰退への危機意識が背景にあるんだろね。(太田))↓↓

 <ノルウェーでのブレヴィクによる銃乱射大量殺害事件もそうだった、と。↓>
 ・・・The movement is bound to produce more violence, not necessarily from organized groups but from lone wolves like Anders Behring Breivik, the Norwegian terrorist who killed more than 70 people in his country in 2011 because he wanted “to save Europe from Islam.” Mr. Breivik had ties to American white nationalists as a registered user of Stormfront, a web forum founded by a former Ku Klux Klan leader that has more than 300,000 members (about two-thirds are American).
Europe has also seen the rise of a powerful, far-right political movement that rejects multiculturalism. The anti-Semitic Jobbik Party in Hungary and the neo-fascist Golden Dawn in Greece are prime examples. In Germany, there has been a series of murders by neo-Nazis. Britain, too, is experiencing an upswing of nationalist, anti-immigrant politics.・・・
 The days of thinking of domestic terrorism as the work of a few Klansmen or belligerent skinheads are over. We know Islamic terrorists are thinking globally, and we confront that threat. We’ve been too slow to realize that white supremacists are doing the same.
http://www.nytimes.com/2015/06/22/opinion/white-supremacists-without-borders.html?ref=opinion

 東京五輪じゃ、サーフィングが新たに種目として選ばれるだろうってさ。↓
http://www.csmonitor.com/World/Global-News/2015/0622/2020-Olympic-events-Why-surfing-is-more-likely-than-climbing-as-a-new-Olympic-sport

 ベルリンフィルで、指揮者を団員が選ぶってのは面白いし、スゴイねえ。↓

 Berlin Philharmonic votes Kirill Petrenko new conductor・・・
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-33226283

 読めば分かると思うが、この記事紹介文は秀逸。↓

 Former Anakin Skywalker child actor arrested after high-speed car chase. The police Force is with him. ・・・
http://www.newsweek.com/

 私に関して、ご飯とパンのグレードアップをした結果、糖質摂取量が増えているのが気になり出した。↓

 「・・・糖質だけが血糖値を上昇させる・・・
 人類が穀物を主食としたのは、人類史においてわずか700分の1の期間にすぎないわけです。このように考えると糖質制限食こそが、人類本来の食事・健康食と考えられます。 その証拠に糖尿病以外にもさまざまな生活習慣病が糖質制限食の実践により改善します。
 <まさに、>農業は人類の原罪<なのです。>・・・」
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150525med00m010001000c
 <仏教が菜食主義を採ったのは誤りだったようだね。
 それにしても、縄文文化も、糖質摂取増という点では堕落であった、というのはショックだなあ。(太田)↓>
 「・・・縄文人の虫歯率は8.2%でした。30%を超える現代日本人や、農耕が始まった弥生時代の16.2〜19.7%よりは低いのです。しかし、近現代イヌイットや、7600〜3000年前のアメリカ先住民が3%未満であるのに比べると、縄文人の虫歯の多さは際だっています。・・・
 縄文人は、「採集」「漁労」「狩猟」の三つのなりわいで食べ物を手に入れていました。縄文時代というと、狩りで得た肉を主に食べていたというイメージが強いのですが、実際には植物採集の割合が高かったと考えられています。特にクリ、クルミ、トチ、ドングリ類などの木の実は主食といえるほど食べていました。これらには糖質が一定量含まれていますので、昔のアメリカ先住民やイヌイットよりも、虫歯率が高かったのだと考えられます。
 日本の旧石器時代は、ナウマンゾウ、オオツノジカ、マンモス……といった動物を狩る狩猟が主ななりわいでした。これらには糖質はほとんどなく、この時代の日本人は、虫歯率はほぼゼロだったと言われています。・・・」
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150622med00m010003000c

 55,000年前に(恐らく)中東で人類とネアンデルタール人と最初の混血が行われ、次いで40,000年前に欧州で二回目の混血が行われ、後者が東アジア人とアメリカ原住民となり、現在の欧州人は、最初の混血の子孫だ、ということが分かった。
 (黒人は純粋人類、欧州人はちょっとネアンデルタール人と混血、東アジア人とアメリカ原住民は更なるネアンデルタール人との混血だというわけだが、アメリカ原住民を捨象すれば、IQの違いがこれで説明できそうなんだけど・・。(太田))↓
http://www.bbc.com/news/science-environment-33226416
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太田述正コラム#7744(2015.6.23)
<内藤湖南の『支那論』を読む(その23)>

→非公開