太田述正コラム#7453(2015.1.29)
<皆さんとディスカッション(続x2522)>

<太田>(ツイッターより)

 「…80年代の日本ブームは、映画やテレビが中国国内で解禁され、それと連動して政治的にも日中友好ムードが盛り上げられた。日本を好きになることは、政治的に正しかったから、安心して日本を好きになれた。もし、政治的に関係が悪化していたら、日本好きを公言することはできなかっただろう。だが、今の若者はインターネットを通して、世界中から自分の好みのものをかき集める。そうやって自分の興味の赴くままに、好きなものを集めてみたら、全部日本のものだった、というわけだ。若者世代の親日は同じ親日でも、父親世代のように政治の色もついておらず、単一でもないのだ。…日本文化は外国のものを受容し、あらたな日本文化を生み出す。その一方で日本の伝統文化はたとえ米国に渡り、アメリカナイズされても、その本質は失わず、たとえ米国経由で中国に渡ったとしても、中国人はそれが日本の伝統文化であると認識するのだ。…」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20150126/276688/?n_cid=nbpnbo_mlt
 でも、そういった中共人民の知日・親日って、当局による、日本ないし日本人の積極的かつ好意的な紹介と、知日・親日の許容、奨励があったからこそなんだぜ、福島香織サン。

 「「芸妓」「武士」…世界全域で人気を博しているハリウッド映画…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0129/c206603-8842632.html
 前ツイートを念頭に置きながらこの記事を読むべし。
 それにしても、当局が人民網(人民日報)にかけている、日本ヨイショ記事掲載ノルマの強さが忍ばれる。
 記者達めげるな!

<太田>

 人民の方も呼応して頑張っておるよ。↓

  「「反日より健康だ」・・・日本の「お米」が中国人に人気・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e5%8f%8d%e6%97%a5%e3%82%88%e3%82%8a%e5%81%a5%e5%ba%b7%e3%81%a0%e3%80%8d%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%81%8a%e7%b1%b3%e3%80%8d%e3%81%8c%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%ab%e4%ba%ba%e6%b0%97-%e3%80%8c%e9%ab%98%e3%81%99%e3%81%8e%e3%81%a6%e8%b2%b7%e3%81%88%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%a3%b0%e3%82%82%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e7%89%88%e3%83%84%e3%82%a4%e3%83%83%e3%82%bf%e3%83%bc/ar-AA8Fbfg?ocid=iehp

<太田>(ツイッターより)

 「創設100年の指定暴力団・山口組、組織支えるスゴ腕経営-- 年間収入800億ドル、企業なら日本で8位-- 芸能界や不動産などに事業を多角化、社会貢献活動も…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/26/2015012601632.html
 ひねった形の日本礼賛記事だ。
 同紙の当局支援ゼロの戦いに敬意。

<太田>

 この記事もそうだな。↓

 「「アイ・アム・ケンジ」 自己責任論優勢の世論に変化・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/29/2015012900672.html

<太田>(ツイッターより)

 あのパイロットの存命に強い疑問を投げかけるコラムだ。
http://foreignpolicy.com/2015/01/28/jordan-calls-islamic-states-bluff-on-captured-pilot/
 確かに、彼が反抗するか逃亡を図ったので殺してしまった、と仮定すると、これまでのIsisの本件での手の込んだ動きが全部説明できるのかも。
 狙いはヨルダンの対Isis戦からの脱落か?

<太田>

 関連記事だ。

 ヨルダン政府も、このパイロットの存命を確認できていない。↓

 ・・・Jordanian Foreign Minister Nasser Judeh said the government hadn't yet received "proof of life" on pilot Muath al-Kasasbeh.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Security-Watch/Backchannels/2015/0128/Jordan-would-swap-a-mass-murderer-for-its-ISIS-held-pilot.-Is-that-a-mistake

 ヨルダン国内での、対Isis戦参加への疑問の声を紹介した記事だ。↓
http://foreignpolicy.com/2015/01/28/whatever-the-islamic-state-wants-we-should-give-them/?wp_login_redirect=0

 殺されたと思われる湯川サン、自分は清朝の王女の再臨だと言ってたんだと。
 (こういう話、日本の主要メディアは一切伝えないね。(太田))↓

 ・・・ the executed Yukawa, a fantasist who stumbled into the Middle East after claiming to be the reincarnation of a Manchu princess, ・・・
 <ピリングちゃん、前にせっかくこのコラムで直接呼びかけたのに、いまだに、中共の対日尖閣攻勢をまともに信じてるのね。(太田)↓>
 China is pressing its territorial claims on Japan・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8d75db7a-a557-11e4-bf11-00144feab7de.html#axzz3QAYQmksA

<NG>

 ・・・<一社会人です。行政書士の試験>勉強の仕方でお聞きしたいのですが、太田さんは、憲法と法律の文章はどうやって覚えられたのでしょうか?
 たまに太田コラムでも法律の単語・・・が書いてありますが、身につけるには、どういったことをされたのでしょうか?

<太田>

 本件に限りませんが、興味を持つことです。
 自分が経験したことに照らして、テキストに書かれていることを理解しようとすれば、自ずから興味が出てきます。
 <社会経験が>不十分な人々よりも、その点では有利ですよ。

<K.K>

≫ところで、秀丸(64bit)がセーヴしようとした瞬間にまたハングしてしまい、・・・≪(コラム#7451。太田)

 メモ帳と秀丸という違いはありますが、下記ページのトラブルに近いのではないでしょうか。この方の場合、OneDriveが原因だったようです。
「Windows8.1のメモ帳の上書き保存や名前を付けて保存をすると応答なし(フリーズ、固まる)状態になり保存できない不具合の原因と解決策 Peaceful Paradise Life」
http://pepalife.com/blog-entry-723.html

 解決策を試してみる価値はあると思いますので、下記の手順でOneDriveの同期を停止させてみてください。なお、同期を停止させても、BunBacupでドキュメントフォルダ内のファイルはOneDriveにアップロードされます。

1.エクスプローラを起動させてください。
2.画面左の方に[OneDrive]とあるのが確認できると思います。[OneDrive]を右クリックして、展開したリストの[同期を一時停止する]をクリックしてください。
3.もう一度[OneDrive]を右クリックして、展開したリストの[オフラインで使用する]をクリックしてください。
4.パソコンを再起動させてください。

⇒やりました。(太田)

5.障害が再現するか、しばらく様子を見てみてください。

⇒今のところ、再発してはいません。(太田)

<太田>

 ところで、IEの方も<、デフォルトに戻してからも、>まだ小さなトラブルが続いています。
 前にも起こった、フォルダの中のURLタイトルの順序がグジャグジャになる、という珍現象が本日も起こりました。
 フォルダやそのフォルダの中身が消えたり、その中身が2〜3倍に増えたり、に比べると大した問題ではありませんが・・。
 ・・・
 これについても、今のところ、再発してはいません。

<K.K>

≫私がプロのピアニストだったとすれば、30分も弾けないのですから、演奏活動を休止しなければならない、という死活問題なんですがね・・。≪(同上)

 太田さんの場合:腱鞘炎+死活問題→ピアニスト
 私の場合:腱鞘炎+死活問題→床屋
 とういうわけで、「腱鞘炎 床屋」で検索してみましたが、あまり有用な情報はえられませんでした。この方↓は、ずっとサポータのようです。
「腱鞘炎… : 松江の床屋の山田のたわごと」
http://tokoyamada.exblog.jp/13249621
 暖かくなれば、自然と改善する可能性もあるのではないかと思います。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 とにかく、頭が下がるである。↓

 「美智子さまの”親友”が明かす「皇后さまの知られざる慈愛」・・・」
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/imperial/5946

 日本の抽象画家、白髪一雄(1924〜2008年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%AB%AA%E4%B8%80%E9%9B%84
の長文紹介記事だ。↓
http://tmagazine.blogs.nytimes.com/2015/01/28/kazuo-shiraga-foot-painter-gutai-art/?hpw&rref=t-magazine&action=click&pgtype=Homepage&module=well-region®ion=bottom-well&WT.nav=bottom-well

 米国人とロシア人の2人が日本から気球で太平洋横断旅行に出発したとさ。
 (なんで、日本のマスコミは無視してる?(太田))↓

 An American and Russian are trying to set a new record in a helium-filled balloon flight across the Pacific Ocean. They left Japan on Sunday. ・・・
http://www.csmonitor.com/World/Latest-News-Wires/2015/0128/Trans-Pacific-balloon-trip-Like-camping-in-the-sky

 石津朋之・防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室室長(1984年に獨協大学外国語学部英語学科卒 業。1991年、ロンドン大学キングス・ カレッジ大学院修了(修士))登場。↓

 <赤露抑止という戦略目標を合法的に追求しようとした日本に対し、赤露及び赤露系勢力が非合法的に攻勢をかけた、ととらえれば、よりスッキリするよ。(太田)↓>
 「・・・正当な権益を維持しようとする日本と、ナショナリズムが高まり不当に奪われたものを取り戻したい中国が激突したわけです。・・・
 日本が満州を押えておかなければ、他の勢力が入ってくるという恐怖がありました。可能性があると考えられていたのは国民党、ソ連、そしてより広く言えば共産主義勢力です。そのような脅威が実際にあったかどうかは定かではありませんが。・・・
 反日運動が高まる中で、日本人が襲われて死亡する事件が起こったりしていました。正当な権利に基づいて活動する自国民を保護できなければ、国としての名誉にかかわると考えられていました。・・・
 <そうなんだが、ズレは(ロシア(赤露)はともかくとして)進んだ日本と遅れた英米(/仏)・・国際社会なんてなかった・・の間にあったんだな。(太田)↓>
 当時の日本人が持っていた時代精神と、国際社会が持っていた時代精神との間に若干のズレがあったと考えています。・・・
 帝国主義時代の最後に帝国主義国に仲間入りし、持たざる国から持てる国に変わりつつあった日本は、この変化についていくことができませんでした。・・・
 <これ、完全に誤り。当時、米国ほどズレてなかった英国との関係を破綻させたのが幣原でっせ。(太田)↓>
 政治家の中にも軍人の中にも、欧州の変化に気づいている人はいました。協調外交を推進した幣原喜重郎はその典型でしょう。・・・
 <全てはズレ(遅れ)ていた(市場原理主義の)米国や(帝国主義の)英国・フランスが起こした全球的不祥事だよな。(太田)↓>
 帝国主義的な考え方にこだわる時代精神の方が勢いを得ることになった。その引き金となったのは、やはり満州事変・・・1929年にニューヨークで起きた株価暴落や、その後のブロック経済化の進展を挙げる・・・
 <トートロジーじゃん。(太田)↓>
 歴史を振り返ると、正義と正義がぶつかった時、どちらがより正義であるかを決めるのは、残念ながら「持てる国」のように思われます。・・・
 <やれやれ、「軍事力」じゃなく「経済力」でしょうが。(太田)↓>
 巨大な軍事力を誇る米国に戦争を挑んだ日本・・・
 <サイクス・ピコ協定は英仏帝国主義の産物、帝国陸軍が設置した満州国と中華民国との緩衝地域は、安全保障上の措置、で全く違うぜ。(太田)↓>
 第1次世界大戦を通じて英仏が、崩壊したオスマン帝国の領土を地図上に線を引いて分割しました。サイクス・ピコ協定を呼ばれるものです。民族や宗派の分布を軽視したこの措置が、中東における現在の混乱の種の一つになっています。戦前の日本軍部が、これと同じようなことをしていた事実は否定できません。・・・
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150119/276401/?n_cid=nbpnbo_mlt

 中共の珠江デルタ(広州、香港等。ただし、香港がデータに入っているのかどうかはっきりしない)が、東京圏を抜いて、世界一(人口・面積)のメガ都市になったとさ。↓

 China’s Pearl River Delta has overtaken Tokyo to become the world’s largest urban area in both size and population・・・
http://www.theguardian.com/cities/2015/jan/28/china-pearl-river-delta-overtake-tokyo-world-largest-megacity-urban-area

 現代人の祖先がアフリカから出たのが6万年前、当時は、レバントにはネアンデルタール人が住んでいたが、イスラエルで、両者が交配した証拠となる頭蓋骨の一部が確認された。↓
http://www.theguardian.com/science/2015/jan/28/ancient-skull-found-israel-sheds-light-human-migration-sex-neanderthals

 コーヒーの効用が列挙されている。
 (ミルクココアプラススプーン一杯のインスタントコーヒーと「高級」ブレンドコーヒーの焙煎豆の香りを嗅いでからのコーヒー一杯の日課の継続を決意。(太田))↓

 <鬱を予防・皮膚癌予防・(豆の香りを嗅げば)ストレス低下・肥満防止・パーキンソン病防止・仕事をはかどらせる・耳鳴り防止・肝臓機能強化・長命>
http://time.com/3686454/coffee-addiction-not-bad/

 「損傷、疾患、組織への刺激などに対する防御反応である<ところの>・・・炎症」
http://ejje.weblio.jp/content/inflammation
が過度の人が鬱になるケースが鬱の3〜4割なんだと。この場合、抗鬱剤は効かないだって。↓
http://www.newsweek.com/inflammation-causes-depression-many-cases-study-says-302799

 体重を落とすためには、食事のカロリーを減らすだけではなく、運動もしなければダメだって。↓
http://well.blogs.nytimes.com/2015/01/28/how-weight-training-can-help-you-keep-the-weight-off/?hpw&rref=health&action=click&pgtype=Homepage&module=well-region®ion=bottom-well&WT.nav=bottom-well&_r=0
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太田述正コラム#7454(2015.1.29)
<『超マクロ展望--世界経済の真実』を読む(その2)>

→非公開