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太田述正コラム#7415(2015.1.10)
<皆さんとディスカッション(続x2503)>

<c0iZQLak>(「たった一人の反乱」より)

 中国人「なぜ死者が出ない」東京の路上で高校サッカーに向かうバスが炎上した事件に対する中国人の反応
http://www.japohan.net/archives/4626

 あまりに褒められると嬉しさより不気味さを感じてしまう。

<qwRxkrms>

 日本人よ、「反韓・嫌韓ブーム」は見苦しい!
http://toyokeizai.net/articles/-/57530

結局、この人も小倉紀蔵教授同様に、過剰適応から逃れることが出来なかったようですね。
 韓国が仏像を返して、慰安婦のことも引っ込めてくれたら、あっという間に反韓本も売れなくなると思うんだがなぁ。
 こういう人は、昔なら亜細亜主義者になっていたのではないかな。

<uf2sgXJM>

 異常に高い自殺率! 自衛隊がひた隠しにする虐待、いじめの陰惨な実態
http://lite-ra.com/2014/09/post-428.html

 こういうところは、日韓はそっくりだよね。
 海上自衛隊は、昔の伝統を引き継いでいるそうだが、陸空は違うと聞く。
 なんでこうなるのかねえ?
 縄文人は、やっぱり軍隊にはむいてないのでしょうか?

<太田>

 私の在職中の感覚では、パワハラ/セクハラ度は、空>海>陸、だったけど、多分、現在でも変わってないだろう。(その理由は省く。)
 このことと直接関係はないが、縄文人意識の弥生化は、日本の軍事機構にとって、戦前、戦後を通じて大きな課題であるところ、戦前と違って私的制裁は払拭されているはずだ。
 いずれにせよ、「自衛隊の自殺率<が>一〇万人あたり三五人〜四〇人で、省庁のなかで突出して高い」(上掲)のは、国家公務員中、(体格面を除き、)自衛隊員の、精神面等を含むリクルート基準が一番甘い、というか、甘くせざるをえない、ことの論理的帰結であり、それ自体を余り問題視すべきではあるまい。

<唯我独尊>

≫天皇家の故郷である京都を空爆の対象とせず≪(コラム#7413。太田)

 次のような記述もあります。

 京都空襲は、アメリカ軍によって1945年(昭和20年)の1月16日から6月26日かけて5度にわたって行われた無差別爆撃。
 報道管制が敷かれたため被害の詳細は判明していない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%A9%BA%E8%A5%B2

 第5回の空襲以降、京都への空襲は停止された。原爆投下目標だったからとされる。
 1945年7月3日、それでもなお、京都市が京都盆地に位置しているので原子爆弾の効果を確認するには最適として投下を強く求める将校、科学者も多く存在し、その巻き返し意見によって再び京都市が候補地となった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B

<太田>

 「空爆」→「原爆投下」、とすべきだったですね。
 それにしても、歴史的建物に戦災があったと聞かないですね。
 京都御所も空爆されたようですが、建物疎開がなされていた、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BE%A1%E6%89%80
とは知りませんでした。

<太田>(一部有料読者宛てメール)

 <昨>日のディスカッションを、有料読者リストの後半の方々に、Bccを付けないま ま配信してしまい、下掲のお叱りで、そのことに気付きました。
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Re: 太田述正コラム#7413(2015.1.9)<皆さんとディスカッション (続x2502)>/たいへん迷惑をしています。
・・・
先ほど受け取りました「太田述正コラム#7413(2015.1.9)<皆さんとディス カッション(続x2502)>」
宛先がすべて表示されています。どういうことですか?
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 数年ぶりのことでしたが、2〜3か月前にも、リスト前半の方々に、同様のミス を犯し、その時にはすぐ気付き、お詫びのメールを出したのですが、今回は全く 気づきませんでした。
 まことに、とんだご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
 一層、再発防止に務める所存ですが、メールソフトでデフォルトでBccにする、 という設定はできないようなのが残念です。

<から>

 ThunderbirdのBCC問題ですが…
 スマートな解決にはなりませんが、送信時にTOとCCをBCCに変換する(らしい)アドオンを見つけました。
 英語が読めないので機能を誤解しているかもしれませんが、これで誤送信は回避できると思います。
 ご参考まで。
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/use-bcc-instead/

<K.K>

>メールソフトでデフォルトでBccにする、 という設定はできないようなのが残念です。<(太田)

 Thunderbirdには正式版の他に、ベータ版・オーロラ版・ナイトリー版という3つのエディションが存在しています。(私個人は、現在、オーロラ版(Earlybird)の64bit版を日本語化して使用しています。)

 Mozilla Thunderbird - Wikipedia
「バージョンの変遷
firefox と同様、正式版の他に、ベータ版 (Thunderbird)・オーロラ版(Earlybird(アーリーバード))・ナイトリー版(Daily(デイリー))の3種類のエディションがリリースされている。ベータ版は原則毎週、オーロラ版とナイトリー版は毎日更新される。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mozilla_Thunderbird

Mozilla Thunderbird 37.0a1 (Daily) / 36.0a2 (Earlybird) / 34.0 Beta 1 (build3) / 31.3.0 :: ソフトウェア更新情報 - 出張所 (softinfo)
http://softinfo.seesaa.net/article/126179379.html

 デフォルトで特定のメーリングリストをBCCに含めることは、現時点では、Thunderbirdの正式版では不可なのですが、オーロラ版(Earlybird)では可能です。(ナイトリー版は検証していないのでわかりません。)

 Earlybirdは、Thunderbirdの設定ファイルが基本的にそのまま使えますので、Earlybirdに乗り換えても(日本語化を除いて)設定し直さなければならない点はありません。また、基本的に同一のソフトウェアですので、操作感覚もほぼ同じです。

 ただし、Earlybirdには日本語版がありませんので、日本語化したい場合は、インストールしたVerと同じVerのLanguagePackをインストールする必要があります。(記憶が曖昧なのですが、Thunderbirdの設定ファイルを流用し、且つ、日本語化した場合、Earlybirdの設定機能の一部が使用できなくなる場合があります。)
 また、自動アップデートは行われませんので、手動でアップデートする必要があります。(正式版と異なり、最新版が動作安定とは限りません。)
 
 上記のEarlybirdの利点・欠点を考慮された上で、Earlybirdに乗り換えるか考えてみてください。

<太田>

 お気づきかもしれませんが、太田掲示板に<上>掲の投稿があります。
 軽易そうなので、そちらにも食指が動きます。
 ご提案のとどっちかにしたいと思っておりますので、決めていただければ有難いです。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 水村美苗(みずむらみなえ)『日本語が亡びるとき』
http://www.nippon.com/ja/people/e00003/
の英訳本の情熱的な好意的書評だ。↓
http://www.slate.com/articles/arts/books/2015/01/minae_mizumura_s_the_fall_of_language_in_the_age_of_english_reviewed.html

 フランスでのテロ事件が「解決」したが、この記事、この事件に関する地図が分かり易いよ。↓
http://www.theguardian.com/world/2015/jan/09/charlie-hebdo-attack-suspects-gunman-killed-dammartin-en-goele-port-de-vincennes-paris

 サルマン・ラシュディがこのテロ事件の犯人たちを非難。
 (だけど、「宗教」は「一神教」にとりあえず絞って欲しかったな。(太田))↓

 「・・・宗教とは不合理なものであり、中世的な形態だが、それが現代の兵器と結びつけば、まさに我々の持つさまざまな自由を脅かすものとなる。このような宗教的全体主義がイスラムの心に恐ろしい変異を引き起こし、その結果として我々は今日、パリで起こった悲劇を目撃することになった。・・・
 「宗教に対する敬意」は、「宗教の恐怖」を意味する暗号となった。 他のすべての観念と同様に、宗教もまた、批判や風刺、そして我々の恐れを知らぬ無礼な振る舞いの対象となり得る。・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/08/salman-rushdie-charlie-hebdo_n_6435084.html
 <「宗教」そのものを批判したことを批判するコラムだ。(あんまし説得力はない論を展開しているが・・。(太田))↓>
http://foreignpolicy.com/2015/01/09/religion-is-not-the-enemy-rushdie-charlie-hebdo/

 レバノンのヒズボラの指導者が、事実上、この事件の犯人たちを非難した。
http://www.nytimes.com/2015/01/10/world/middleeast/extremists-harming-islam-leader-of-hezbollah-says-.html?ref=world

 けしからん。
 専業主婦志望なら、少なくとも3人育てな。↓

 「<米国>の映画サイト「TC Candler」が昨年12月に発表した「世界で最も美しい顔100人」ランキングで8位になった桐谷<美鈴いわく、>・・・結婚したら、たとえば家事をしながら子どもと犬とたわむれて、旦那さんの帰りを待つのが憧れのイメージです。子どもは男女1人ずつが理想的。5年後には30歳だけど、それまでに結婚してたい・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%81%a78%e4%bd%8d%e3%81%ae%e7%be%8e%e5%a5%b3%ef%bd%a5%e6%a1%90%e8%b0%b7%e7%be%8e%e7%8e%b2%e3%80%81%e7%be%8e%e3%81%ae%e7%a7%98%e8%a8%a3%e3%82%92%e8%aa%9e%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%82%8f%e3%81%84%e3%81%84%e4%ba%ba%e3%82%92%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%81%95%e3%82%93%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%80%8d/ar-AA7WQ1U
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 一人題名のない音楽会です。
 1年半前の予告(コラム#6336)を覚えていらっしゃる方は少ないと思いますが、今度は、郷愁シリーズです。
 郷愁(ノスタルジア)という観念は、17世紀まで、地理的意味での欧州には存在しなかった
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2
くらい、欧米人には希薄なので、どうしても、日本の曲が多くなります。
 まずは、上記日本語ウィキペディアが掲げる郷愁の曲から始めましょう。
 
和歌「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」(753年) 作詞:阿倍仲麻呂 和歌は歌唱されたことはご存知でしょうが、これはYouTubeがありません。

椰子の実(1936年) 作詞:島崎藤村、作曲 : 大中寅二 歌唱:?
http://www.youtube.com/watch?v=zxT7q-AfJy8

誰か故郷を想わざる(1940年) 作詞:西条八十 作曲:古賀政男 歌唱:? 「長期化する日中戦争の中、前線の日本兵の望郷の念に訴え大ヒットした。」
https://www.youtube.com/watch?v=pJPX911oWDs

心のたからばこ(1999年) 作詞:時田貴司 作曲:伊藤賢治 編曲:浜口史郎 歌唱:太田裕美
https://www.youtube.com/watch?v=EHB-NGtjKUo

ノスタルジア(2001年) 作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや 歌唱:鈴木早智子
https://www.youtube.com/watch?v=Mi4_5yIKKxI

ノスタルジア(2010年) 作詞?:いきものがかり 作曲:水野良樹 歌唱:いきものがかり
https://www.youtube.com/watch?v=5TEeF2V58ck

ノスタルジア(2007年) 作詞?:中山うり 作曲:中山うり 歌唱:BeerHoppy
https://www.youtube.com/watch?v=xV5lKBWilCs

故郷に帰りたい(カントリー・ロード)(注)(1971年) 作詞作曲:ジョン・デンバー(John Denver)
https://www.youtube.com/watch?v=1vrEljMfXYo

(注)歌詞は、「恋人への思いや、男の境遇も重ねて・・・いる」ものであって、やはり、純粋な郷愁ではなさそうだ。
http://mb101bold.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/take_me_home_co_2cf1.html

(続く)
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太田述正コラム#7416(2015.1.10)
<カール5世の帝国(その4)>

→非公開

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