太田述正コラム#7403(2015.1.4)
<皆さんとディスカッション(続x2497)>

<太田>(ツイッターより)

 1825年に、(自分と同じトーマスという名前の)子供のために、その父親の求めに応じて、ジェファーソン元大統領が送った10の金言が紹介されている。
http://www.sfgate.com/lifestyle/article/Thomas-Jefferson-s-canons-make-excellent-New-5985947.php#photo-7331507
 さすが、奴隷をこきつかって辣腕を振るった大事業主にふさわしい、役に立つ言葉ばかりであるな。

<2OHr/nc4>

≫日本を破滅から救うためには、女性の強制的社会参画≪(コラム#7401。太田)

 女性が社会進出すればするほど出生率は落ちて行っているのに、何故、今以上にそれを進めれば逆に回復するのかが解りません。
 労働需要に対して労働供給が過剰に成れば、賃金は下落します。
 下落した賃金では多くの子供を育てる事は難しくなります。
 妻問婚のシングルマザーでは、子供一人育てるのもやっとで、十分な教育を施すことも出来ないでしょう。
 高度な教育が必要とされる現代社会では、安定した一夫一婦制が子育てに適しており、また、女性は結婚相手の男性に十分な収入を求めるという現実を受け入れて、全ての成人男性に対して毎年最低でも200万円程の直接的な金融緩和を行うのが、最も効果的だと考えます。

 参考:フランスにおける事実婚、移民、少子化問題とあれこれ分析話
http://getlife.hateblo.jp/entry/2013/11/16/005141

<太田>

不勉強かつアタマおかしんじゃないの?

>女性が社会進出すればするほど出生率は落ちて行っている

 不勉強の極地だな。↓

 「かつては先進諸国では、女性の就業率が高いほど出生率は低いという関係があったのだが、近年では、逆に、女性の就業率の高い国の方が出生率も高いのである。
 なぜ両者の関係は逆転したのか。これは一般には、先進国において女性の就業と子育ての両立を促すような施策が展開され、これによって女性の子育ての機会費用が小さくなったからだとされる。」
http://www.jcer.or.jp/column/komine/index176.html

>200万円程の直接的な金融緩和を行う

 アタマ調べてもらえ。
 どっからそんなカネが降ってくんだよ。

 さてと、日本の場合、男性差別社会なんだから、とにかく、それを打破しつつ、女性の社会参画度(就業率)をあげなきゃいけないのさ。
 もちろん、その際、日本でも、、他の先進国同様」、「女性の就業と子育ての両立を促すような施策<を>展開」する必要があるんだが、日本の場合、決め手は、かつての日本の子供は女性の実家が育てる体制、への復帰がカギだってのが私の見解だ。
 
 かなりイイ線行ってるのが下掲の提言だ。

 「<日本の>都市型の地域では、女性の就業意欲は強いが、子育てと就業の両立が難しいため、就業継続をあきらめるか、子供をあきらめるかのどちらかになりやすい。すると、女性の就業率も出生率も低くなる。一方、地方型の地域では、三世帯同居がまだ多いため、子供を持った女性が就業を続けることが可能となる。したがって、女性の就業率は高く、出生率も相対的に高い。
 しかし、将来を考えると、伝統的な三世帯同居は減少しつつあるから、日本全体が現在の都市地域的な方向に進むだろう。すると、女性の就業と子育ての両立は難しくなり、出生率はさらに下がる。このように考えてくると、今後は、都市的な地域において、三世代同居に代替しうるほど強力な就業と子育て両立策を講じていくことが必要だということになる。」
http://www.jcer.or.jp/column/komine/index176.html 上掲

 しかし、私に言わせれば、「伝統的な三世帯同居」を増大させる以外にないんだな。
 これを、より端的に、かつ、敷衍して言えば、全ての女性の就業化/売春婦化、全ての家庭の売春宿/保育所化・・を推進する必要があるってことだ。
 そんなこと不可能だという声が聞こえてきそうだが、要は、昔に戻るだけなんだから、女性の強制就業法制の導入、三世帯同居実現に向けての強力な補助金/減税政策の推進によって実現可能だと私は考えている。
 もとより、日本における少子化の抜本的解消を実現するためには、こういった基盤整備をやった上で、移民についても、その受け入れの大幅増を図る必要があるだろうね。

<TA>

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくおねがいします。

⇒こちらこそ、どうぞよろしく。(太田)

≫紅茶についても調べてみました。・・・いずれも、ヤカンで沸かしたての熱湯でなきゃいけない、とのこと。これを今まで怠ってましたね。≪(コラム#7401。太田)

 イギリスに住んだことのある太田さんがまさか紅茶のいれ方をご存知なかったとは・・。

⇒「イギリスの元保護国で育ち、イギリス系の小学校に通った」を最初に指摘して欲しかったですね。(太田)

≫<新旧二つの湯沸しジャーそれぞれの温度設定を>一体どう使い分けて用いるべきか、頭を悩ましています。お湯を冷ますとして、食品用温度計を買うべきか、なんてね。≪(コラム#7401。太田)

 紅茶の場合は温度は超重要ですが、個人的に、緑茶の場合は個人の好みでいいんじゃないかと思います。まあ一応。↓

 「お湯の温度を、美味しいお茶を淹れるのに最適な状態まで冷ますには、専用の湯冷ましを使うのが一般的ですが、・・・人数分の茶碗を用意してお湯を入れておくことで、お湯の温度を冷ますだけでなく、お湯の量を測ることと、茶碗をあらかじめ温めておくことも同時に出来ます。
 季節や茶碗や急須の材質にもよりますが、お湯を茶碗に移し替えるとおよそ10℃冷ますことが出来ます。従ってポットの保温温度が90度の場合、茶碗に移すことで80℃、更にこのお湯を急須に移すと70℃まで冷ますことが出来ます。最適なお湯の温度はお茶の種類によって異なりますが、あくまで目安ですので、色々お湯の温度を変えてお茶を淹れて、自分の好みのお茶の味を探すと良いでしょう。」
http://www.cha-irie.com/pour/

≫引っ越してから、2Lペットボトル入りのお茶を大量に飲むようになっ・・・<た>。≪(同上)

 ご参考までに。(※日持ちはしないので注意!)↓

 水出し 緑茶 のレシピ 24品
http://cookpad.com/search/%E6%B0%B4%E5%87%BA%E3%81%97%20%E7%B7%91%E8%8C%B6

 <ところで、コラム#7395ですが、>「母親の財布に入っていた拳銃を見つけ、」<については、>原文になんと書いてあるのか知りませんが、財布ではなくバッグですか?

<太田>

 いやー、米国と英国とで、purseの意味が違うとは知りませんでした。

1 ((米))(女性の)ハンドバッグ(▼特に肩ひものないもの).
2 ((英))(特に女性の)小銭入れ,がま口(((米))change purse);札入れ,財布(((米))wallet)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/68040/m0u/

 私は、エジプト時代にpurseという言葉を財布の意味として覚えたところ、米国に留学した際には、(男性なのでハンドバッグを使うことがないことは当然ですが、)もっぱら小切手を使用させられたので、財布を出す機会、従って、財布(wallet)という言葉を使う機会、が殆んどなかったため、米国ではpurseが違った意味で用いられていることに気付かないまま、現在に至っていた、ということです。

 ちなみに、私自身は、2の意味であったとしても、(英国のサイト↓
http://www.asos.com/Women/Bags-Purses/Purses/Cat/pgecategory.aspx?cid=11304
を見ても、)結構大きなものがあるので、2歳の子供が手に持ち、引き金を引けるような小さな拳銃なら、入っていても不思議はない、と思った次第です。
 ともあれ、ハンドバッグに訂正しましょう。

<太田>

 本日朝のニュースバラエティじゃあ、あの事件について、ナレーションでは「バッグ」、テロップでは「財布」を使ってましたねえ。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 とにかく、実質公費を、親に続いて子供
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E5%B7%9D%E9%99%BD%E5%B9%B3 (←褒めるだけの異常なウィキだ。)
が取り仕切ってるってのは気になるな。
 まさか、三代目が継ぐ話はないんだろうね。↓

 「・・・笹川陽平会長(75)率いる日本財団がこのほど始めた日ミャンマー将官級交流プログラム・・・は、ミャンマー国軍の幹部を毎年10人ずつ5年間日本に招き、相互理解を深めるのが目的だ。・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/150103/prm1501030030-n1.html

 真冬の怪談だな。↓

 「「エアアジアには近づくな!マレーシア機のようになるぞ」、中国人ユーザーが13日前に事故を予言、誰も信じず・・・」
http://www.recordchina.co.jp/a99944.html
 <エアアジアは、当日、あのルートを飛ぶことが許可されていなかったのに飛んだ。↓>
 ・・・It has emerged that AirAsia did not have official permission to fly the Surabaya-Singapore route on the day of the crash but was licensed on four other days of the week.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-30665499
 「・・・悪天候と墜落の関連が指摘されているが、当時、周辺を飛んでいた他の7機からは悪天候の報告がなかった・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20150104k0000m030101000c.html
 「・・・一部の関係者は「空中爆発したり山や海面に衝突したのではなく、海上への不時着に成功した後、高波にのみ込まれて海底に沈んだ可能性が高い」との見方を示している。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9636964/

 米国でのピアノの売り上げが激減してるんだね。↓

 ・・・Stores dedicated to selling pianos like Foster’s are dwindling across the country as fewer people take up the instrument and those who do often opt for a less expensive electronic keyboard or a used piano. ・・・
 <米国で一番ピアノが売れたのは1909年。現在はその10分の1。↓>
 The best year for new piano sales in the US was 1909, when more than 364,500 were sold. But after gently falling over the years, piano sales have plunged more recently to between 30,000 and 40,000 annually.・・・
 <若者は、ピアノの厳しい練習を嫌がるし、スポーツ等の方が魅力的。↓>
 People are interested in things that don’t take much effort, so the idea of sitting and playing an hour a day to learn piano is not what kids want to do.・・・
 Youth sports demands also compete with music studies.・・・
http://www.theguardian.com/us-news/2015/jan/02/piano-stores-closing-kids-snub-lessons-compete-technology

 なるほどね。↓

 「なぜ未だに手作業なのか? 高層ビルの窓拭き・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASGD23TWRGD2ULPT001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGD23TWRGD2ULPT001

 落ち込んでいる時には、むしろ悲しい音楽を聴けとさ。↓

 ・・・Sad Music is Best for a Bad Mood・・・
http://time.com/3619087/sad-music-best-bad-mood/

 どうして、人間(だけ)は辛い食べ物が好きかが、科学的に説明されている。↓

 <快感と嫌悪感の中枢は重なっている。↓>
 ・・・In the human brain, sensations of pleasure and aversion closely overlap. They both rely on nerves in the brainstem, indicating their ancient origins as reflexes. They both tap into the brain’s system of dopamine neurons, which shapes motivation. They activate similar higher-level cortical areas that influence perceptions and consciousness.
 Anatomy also suggests that these two systems interact closely: In several brain structures, neurons responding to pain and pleasure lie close together, forming gradients from positive to negative. A lot of this cross talk takes place close to hedonic hot spots—areas that respond to endorphins released during stress, boosting pleasure.
 The love of heat was nothing more than these two systems of pleasure and pain working together, ・・・
 <辛さは、味わった際の苦痛の後の生還感でもって快感へと変わる。↓>
 ・・・<this> theory suggests that flavor has an unexpected emotional component: relief. ・・・
  it’s clear that whatever enjoyment might be derived from savoring chili flavors, true satisfaction comes only in the aftermath: the relief at having endured, and survived.
http://www.wsj.com/articles/why-we-love-the-pain-of-spicy-food-1420053009
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太田述正コラム#7404(2015.1.4)
<河野仁『<玉砕>の軍隊、<生還>の軍隊』を読む(その12)>

→非公開