太田述正コラム#7381(2014.12.24)
<皆さんとディスカッション(続x2486)>

<太田>(ツイッターより)

 人民網は今日もまた。↓
 「日本一の美女 佐々木希がウェディング・ドレス姿を披露…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2014/1223/c94657-8826658.html
 朝鮮日報は珍しくも。↓
 「日本の家族へ愛つづる 画家・李仲燮の手紙が韓国初公開…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/23/2014122303465.html

<LtHccwQc>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 自分の考え方をもう少し、書いておく。
 より分かりやすいデータを拾ってきた。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1670.html 

 このデータからは、たしかに「日本の女性は世界一幸せだが男性はそうではない」という主張は正当に思われることは間違いない。
 しかし、同時に韓国、フランス、香港、フィンランドも日本と同じくらい男女の平均差があることがわかる。
 これは、通常の性差とは言いにくいものだ。
 よって、これらの国も女性優位社会であると主張してもおかしくない。
 自分の中では、日本が世界で稀な女性優位社会である=人間主義と理解していたので、これらの国々は人間主義圏なのだろうか?という疑問がわいたわけだ。
 よって平均寿命から優位を決めるのは難しいのではと思ったわけである。

<太田>

 まず、(前から言っていることだが、)香港とフィンランドは、人口的に見て、都市「国家」規模なので、比較対象から外すべきだろう。
 (それでも、両「国」の男女格差は日本とほぼ同じでしかない、という点にむしろ注目すべきだろう。) 
 結局、比較対象に値するのは、フランスと韓国だ(だけだ?)ということになる。
 とりわけ、フランスは興味深いね。

 フランスは、日本の旧民法が倣ったところの、フランス民法やドイツ民法、の原型となったナポレオン法典(典拠省略)に象徴される、厳格な一夫一婦制下で女性が家長たる男性に隷属する女性差別(注)の権化みたいな国だったのが、最近、急速に事実婚の国に変わったが、どうやらそれは女性のイニシアティヴによるものだったようなのだ。

(注)「世界で最初の近代的市民法典として1804年ナポレオン法典が制定される。これは<フランス>革命の精神である法の前の平等を原則としながらも、さまざまな付則によって家長権の強化を図り、女性差別を強化した。・・・<同>法典旧213条では「夫は、その妻の保護義務を負い、妻は、その夫に服従義務を負う」と定め、・・・また、法典旧214条では「妻は夫とともに居住し、夫が居住するに適当とするところにはどこでも夫に従う義務を負う」と定め、夫の決定について妻が異議をとなえることは、一般的に認められず、夫は強制力によって妻を婚姻住所へ連れ戻すことさえできた。また、1421、1428条で・・・、夫の固有財産の管理権・処分権および共通財産の管理権・処分権、さらに妻の固有財産の管理権はすべて夫に与えられ、妻には妻の固有財産の処分権のみが与えられたにすぎないことを定められている。・・・「夫のものは夫のもの、妻のものは夫のもの」ということになる。・・・1907年まで、妻が働いている場合、その給与も夫の手に渡り、共通財産となった。<更にまた、同>法典では、・・・夫<は>・・・妻の交際関係において、特定の訪問を行い、受けることができた<し>、妻の文通について、原則として、信書を横取りし、開封し捨てることができた<上>、妻が職につく場合は、夫の許可を得なければならなかった。」
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/watanabe(05-1-30)
 長々と引用したが、要するにフランス・・欧州諸国と言ってもよい・・はものスゴーイ女性差別社会だったってことだ。

 そのことの傍証として、フランス映画『女と男の危機』(注)を紹介する文章を挙げておこう。

(注)1992年。「監督・脚本は・・・女流監督コリーヌ・セロー」
http://www.weblio.jp/content/%E5%A5%B3%E3%81%A8%E7%94%B7%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F

 「一緒に住まなくとも、時々逢っているいまの関係がベストだ。四六時中一緒にいて、なんだかんだと面倒見させられるのはご免だ。仕事から疲れて帰宅した後の自由時間は、自分の好きなように過ごしたい。本を読んだり、テレビを見たり。好きなときに、オナラもしたい。さらに、興味もない夫の親友などに家の中を歩き回られるのは最悪だし、毎朝、義理の母に電話して健康状態などご機嫌とりをするのは、もっと嫌だ」
https://www.jili.or.jp/kuraho/2005/special/s_2004_353_3.html 

 何ちゅうことはない、フランスは、(本来の)日本化をして妻問婚の世界になっちゃったわけだ。
 (この大転換の背景を追求してみたら面白そうだ。
 やっぱ、リベラルキリスト教的なものが背景にあるような気もするが・・。)
 そして、(本来の)日本化をしたんだから、女性も働くのは当然だということになる。
 しかし、(本来の)日本化なんだから、下掲から分かるように、フランスの女性は、ストレスがよりかかる、責任あるポストに就くのは回避するってわけ。

 「男女の給与差が平均2割・・・女性はパート労働が多く、しかも「望まないパート」が多い・・・、若い女性が自分のキャリアを追及せずに「気力を失っている」・・・政界<に>は・・・女性はあまり進出してい<ない>。」
http://www.ilyfunet.com/ovni/special/2007/606_sp.html

 だから、日本は、せめて、現在のフランス並みに(本来の)日本化をとりあえず目指して女性を社会参画させ、そのことにより、まずはフランス並みに少子化を解消(典拠省略)すべきだ、ということになりそうだ。

 韓国についてはどうか?
 私は、(これも前から言ってることだが、)都市「国家」並の人口でこそないけれど、韓国など、まともに考察するに値する存在ではないと思っており、誰かに分析をお願いしたいが、一つの仮説としては、日本帝国時代に、この点でも日本化したってことだ。
 韓進グループのオーナー一家の奥さん、その娘のナッツ姫、その妹の大韓航空専務、のいずれ劣らぬ傍若無人ぶりと、オーナー自身の(少なくとも表見的な)常識人ぶりを見るにつけ、財閥制度も日本譲り、女性優位も日本譲りって感をぬぐえないけどねえ。

 広義の関連記事だ。

 大統領職が命を長くするのか短くするのかは知らないが、それまでにこういった経験を何度もしているとなると、やっぱ、オバマは、ミシェル夫人ともども、その頃のストレスのせいで、そう長生きはできないのでは?↓

 「・・・ミシェル夫人は、礼装でのディナーに夫婦で出席した際に、オバマ氏が「コーヒーを持ってきてくれ」と頼まれたエピソードを明かした。
 2008年11月のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事でも、スーザン・デイビス下院議員(民主党)が、オバマ氏も出席していた2003年のパーティーでのエピソードについて述べている。デイビス議員は、前述とは別の出席者から、「オバマ氏に、飲みものを持ってくるように頼んでしまった」と聞かされたという。・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/21/obama-racial-profiling_n_6364244.html

<Keiji>(ツイッターより)

 こんにちは。
 下記記事内容は出処明記がない為、信憑性が薄いとも思えますが、読む限りにおいて、元慰安婦達の営為って、Sexslaveどころか男差別的じゃないの。。とさえ思えたんですが (笑)。
http://www.asagei.com/21864
http://www.asagei.com/21865
http://www.asagei.com/21866

<太田>

 人間の記憶ほどあてにならないものはありません。
 しかも、60年以上も前の記憶ですよ。
 それでも、朝鮮人慰安婦の記憶(証言)に対して、(このような、日本軍元将兵の記憶(証言)ではなく、)日本人慰安婦の記憶(証言)を収集し公表することで、本件に関する「反証」をあげる、いや、それができなくても、せめて、本件に関する記憶があてにならないことを「証明」する、のは意義があると思うのですが、誰も名乗り出ないし、また、収集しようともしていないのは残念です。

<英国防大学同僚>

New Year Greetings・・・

As we have left it late to send you a card with our New Year greetings we are sending you this message instead. 2014 has been a bad year for the world and we hope that next year will be better, but we are not optimistic that it will be. It seems likely that most of the existing conflicts will continue (Syria, Iraq, Pakistan, Ukraine and threats to stability in East Asia). Other conflicts may arise. ・・・
the RCDS<(国防大学)> now arranges an annual Churchill Lecture. This year's lecture was given by Frank Gardner, the BBC's security correspondent. He talked about the charismatic appeal of jihadis such as Islamic State (IS) to young people in the West (and, perhaps, in the East as well?). Gardner himself and his photographer were attacked by terrorists in Saudi Arabia in 2005, the photographer was killed and Gardner was left paralysed from the waist down. He spoke very well and answered a lot of questions. ・・・
We hope that Mr Abe succeeds in re-generating the Japanese economy now that he has been re-elected with a larger majority.
With all good wishes, ・・・

<太田>

Re:New Year Greetings・・・

Thank you so much for updating my data base on our colleagues of RCDS’1988 by your input.・・・
This year, I made 5 consecutive lectures (June-October) on the international situation and Japan at the Yawata city, in the Kyoto Prefecture, the mayor of which is one of my long time avid column readers, which attracted a lot of people.
One of what I emphasized in these lectures was that the Communist China, at least since Deng Xiao Ping took the helm, has been studiously emulating Japan, starting from Japan’s economic system, and that under their present leadership, this endeavor has entered the final phase i.e. emulating Japanese civilization as a whole including Japan’s social philosophy and political system,
I explained to them that this final phase is an extremely precarious one, so that they want Japan to be their guardian against the West during this phase, which led them, so to say, to coercing Japan to remilitarize and to get rid of her post WWII U.S. protectorate status.
The recent unilateral detente with Japan on the initiative of China means they thought the mission accomplished considering that Japan will be independent before long.
At least from my viewpoint, we are witnessing a really fascinating new world unveiling before us.

I hope the next year will be a happy one for you and your family.・・・

<英国防大学同僚>

・・・Thank you for your message・・・
We were fascinated to read about the thesis you have developed in your lectures on Communist China. We will watch developments with interest.

With renewed best wishes,

<TS>

≫そこで、さっそく、お示しのMelitta 【電動コーヒーミル】 パーフェクトタッチII CG-5Bを、コーヒーストッカーと共にヨドバシカメラで注文しました。(中略)ペーパーフィルターは、そういうこともあり、ティッシュー(と茶こし)で代替するつもりであること、から買いませんでした。≪(コラム#7379。太田)

 本格コーヒーの第一歩を踏み出されるようで、おめでとうございます。
 しかしながら、ティッシューペーパー使用は避けられるべきかな、と思います。
 なぜならば製造工程で漂白剤や化学薬品が使われているからです。

 「原料は主に木材から得られるパルプではあるが、.........中略............衛生用品であることから清潔感のある純白ないしむらの無い製品が好まれる......................こうして作る薄紙に難水溶性の性質を持たせるために、湿潤紙力増強剤と呼ばれる薬品を加えて加工し、この薬品が紙繊維同士を強固に接着することで薄くても一定の強さを持ち、また柔軟なものに仕上がる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC

 コーヒーフィルターも製造中に何か薬品を投入してあるのでしょうが、安全性ははるかに高いと思います。
 一人用であれば、↓の紙製ドリップがありますから1パック10枚組みをお使いになられてはどうでしょうか?私も時として使います。
 一度使ったら、中を洗って乾燥させておけば3回は使えるのでお得感は高いです。
 洗う場合、水で粉を流してから、水を底から流す、すなわちコーヒーの流れと逆方向の水流で目詰まりをある程度除去して再利用してます。

 カリタかんたんドリップ
http://www.kalita.co.jp/home/08053

 この紙製ドリップ、私は近所のロースト店で買いますので、同系列の池上店でも売っているはずです。

 なお、ドリップ方式で淹れるコーヒーは、ネルドリップが一番です。
 フィルター特有の紙臭さがありません。私も何年かはネルを使っていました。
 難点は、ネルの管理と粉の処理がフィルターより手間取ることです。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=STCZVJeGHaO6mAXE24LIBQ&ved=0CDkQsAQ&biw=1009&bih=785

 それではコーヒーをお楽しみください。

<太田>

 はい、そうさせていただきます。
 だけど、冷凍庫に入ってる、開封済みの年代もののインスタントコーヒーや、先日開封した賞味期限切れのコーヒー粉パック、捨てるしかないんですかねえ。
 どちらも、この数日、試してみたところ、香りも味もない状態であり、太る覚悟で、砂糖やクリームを入れれば何とか飲めそうですが、手製ケーキでも無理やり作って、それに混ぜてみますかね。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 おーよかったねえ。
 但し、これで、YouTube等でタダでこの映画見ることできなくなったクサイね。
 北朝鮮がもう一度ハッキングして、ネット上に垂れ流してくれないもんか。
 やるわけないわな。↓

 「北朝鮮題材の米映画、一転上映へ 南部2州で25日から・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASGDS1DDFGDRUEHF012.html?iref=comtop_list_int_n01
 <なお、米国政府は、上映する映画館を狙った動きはない、と表明した。↓>
 ・・・The Department of Homeland Security subsequently reported there was “no credible intelligence to indicate an active plot against movie theaters within the United States.”・・・
http://www.theguardian.com/film/2014/dec/23/the-interview-us-screening-christmas-day
 <今や、この映画を見ないのもくさすのも反米行為だとみなされるようになりつつある、とさ。↓>
 ・・・It started to feel un-American not to see "The Interview," or to not say you really, really wanted to.・・・
 <だけど、ひどく出来悪映画であることは間違いないとさ。↓>
  “The Interview” would have been a little blip on a box office chart, soon forgotten. Just one more R-rated credit on Rogen’s ever-growing IMDB list.・・・
http://www.latimes.com/entertainment/movies/moviesnow/la-et-mn-the-interview-limited-screenings-critics-notebook-20141223-column.html

 ソニーはますます慶賀の至り。↓

 「ハイレゾ対応の携帯オーディオ市場をけん引するソニー・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/it/news/bcn/20141222-OYT8T50134.html?from=ytop_ylist

 その他の日本の会社も頑張れー。↓

 「JUKI:世界の服飾産業で活躍する最高峰のミシン工業用ミシンで世界首位、日本の製造業の隠れた成功物語・・・
 1938年、日本軍が当時最もよく使われていた小銃を使い果たしてしまった時、 日本語で「銃器」と呼ばれる九九式短小銃を生産するために、小規模業者が集結して組合を組成した。戦後に銃器の需要が消滅すると、JUKIは家庭用および 工業用ミシンの生産に切り替えた。JUKIは社名を維持したかったが、漢字は「銃器」ではなく「重機」とした。・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42509

 少し前の記事だが・・。↓

 「韓国でコンドームが最も売れる日は?・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/23/2014122301273.html

 米国のキリスト教原理主義者達は、無神論者と、新約聖書やイエスの事跡についての知識に大差がないんだって。(逆に言えば、無神論者が、それだけキリスト教に毒されてるってことだわな。(太田))↓

 ・・・A Pew Research poll in 2010 found that evangelicals ranked only a smidgen higher than atheists in familiarity with the New Testament and Jesus’s teachings.・・・
 <また、キリスト教原理主義者達は、新約聖書に言うパリサイ人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E6%B4%BE
にそっくりなんだと。(その意味が必ずしもよー分からんが・・。(太田))↓>
 The Barna Group, a Christian polling firm, found in 2012 that evangelicals accepted the attitudes and beliefs of the Pharisees--religious leaders depicted throughout the New Testament as opposing Christ and his message--more than they accepted the teachings of Jesus.・・・
http://www.newsweek.com/2015/01/02/thats-not-what-bible-says-294018.html
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#7382(2014.12.24)
<河野仁『<玉砕>の軍隊、<生還>の軍隊』を読む(その3)>

→非公開