太田述正コラム#7359(2014.12.13)
<皆さんとディスカッション(続x2475)>

<太田>(ツイッターより)

 南京虐殺記念館の詳しい紹介がなされている。
 虐殺されたのは民間人が主で投降兵が従だと。
 前者を裏付けるのが1万人が虐殺されて投げ込まれた穴の存在であり、掘り出された、釘を打ち込まれた頭蓋骨や銃剣の傷跡が付いた6歳の子供の骨が当時の状況のまま展示されている、と。
 私は、投降兵が主で民間人は従だと見ており、仮に展示されているものが本物だったとしても、それらは例外中の例外だと考えたいけど、1985年に開館しているというのに、これまで日本人の専門家や法医学者等の見解が余り聞こえてきていないのは一体どうしてなんだろうね。
http://travel.cnn.com/house-horror-visit-nanjing-massacre-memorial-museum-921921?hpt=hp_mid

 「…人口問題の解決が日本の経済問題のカギだ。人口の減少が続けば、経済政策や構造改革が帳消しになり、経済全体もますます弱体化していく。よって人口問題の解決こそが日本が苦境を脱する唯一の根本的な道になる。安倍政権が放った3本目の矢は優れた人材の移民をより多く受け入れることを提起するが、日本は優れた労働力に不足してはいない。足りないのは一般の労働力と消費者だ。日本は毎年50万人前後の移民を受け入れなければ人口減少のもたらす巨大な圧力に抗しきれない。だが日本社会は文化的問題への懸念が強く、移民の受け入れには相当の覚悟をしなければならない。この点が変わらなければ、日本経済は有効な脱出口を見いだせない恐れがある。」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2014/1212/c94476-8821680.html
 中共当局は日本のことを本当に心配してくれているようだが、なら、せめて、自分達の「優れた」子弟を米国じゃなく日本に留学させ、率先「浪費」させることで日本経済に貢献して欲しいね。

<太田>(同上)(このやりとりの紹介で、前回「乱丁」がありました。前回のディスカッションをブログ上で読み直されることをお勧めします。(太田))

一、マスコミの世界の競争は激しいのであって、一般論として、特定の報道を否定する報道が出ない限り、原報道は確からしいと推認せざるをえないでしょう。
二、また、皇室に関しても、思うところを述べる自由は尊重して欲しいですね。
 それこそどこかの国じゃあないんですから。
三、そもそも、あなたは、小学校において、あの種の事柄について、皇室の子弟を特別扱いするのは当然だとお考えなのでしょうか、だとすれば、どうしてそう考えるのか、おっしゃってください。

<akage>(同上)

 <三についてですが、>特別扱いした、というのは本当なのでしょうか。
 学校という限られた、しかも教育上高度にプライバシーが尊重されるべき空間に土足で踏み込むマスコミの不見識を考えられてはいかがでしょうか。
 <また、一と二についてですが、>とりあえず、週刊誌レベルの根拠が定かでない記事をどう扱うかは扱う者の見識が問われます。
 また、井戸端会議でおばさんが発言するならいざ知らず、多くの人が目にするSNS上に於いて、防衛省OBを名乗る方が発言されるのでは問題が違います。

<太田>(同上)

「特別扱いをした」旨の報道を否定する報道がなされていないことをどう見るかです。
 仮にそれが事実であったらあなたはどう考えるのかを問うているのですがね。
 なお、皇族のプライバシーは私的行動も公的性格を帯びざるをえないことから制約されます。
 通学だって護衛付ですからねえ。

<akage>(同上)

 今回のものは未だですが、前回の特別授業を受けている旨の報道は宮内庁から抗議が出されています。
 また、皇族のプライバシーが公的性格を帯びるにしろ、13歳の中学生のプライバシーが叩かれるのは異常な上にも異常。
 放置していることでこそ宮内庁は批判されるべきです。

<太田>(同上)

 だから、報道内容が事実であった場合のあなたの見解は?
 逃げ回らずに答えてください。

<akage>(同上)

 逃げ回っているとは聞き捨てならないですね。
 事実であるとは到底思えませんが、もし事実だとしても、特別扱いの内実もわからないし、子どものことだからもっと長い目で見る必要もある。
 むしろ逆にこのことを問題視して仰々しく報道しなくちゃならない理由がわかりません。
 また逃げ回ってるとか言われるのは腹が立つので、もう一言。
 もしこれが報道の通りだとしたら、学習院は偶々私の母校ですが(だから関係者から話も聞いているし、指導方針からいってあり得ないと思うのだが)、学校の価値もないクソ学校に堕したと唾棄してやるだけです。

<太田>(同上)

 ああなーるほど、あなたの愛校精神が皇室の弥栄を願う心を上回った、ということのようですねえ。
 当然よくご存知だとは思いますが、この際、改めて、学習院長当時の乃木希典の昭和天皇への薫陶ぶりを思い起こされることをお勧めします。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1432?page=3

<akage>(同上)(このツイートは本人によって削除されている。(太田))

 乃木大将を説くなど余計なお世話です。乃木大将以来の精神で、学習院で皇族の特別扱いなどあり得ぬこと。
 敬宮さまには「ありのままで」成長されることが大事、第三者が彼是言う筋合いではないと考えます。
 問題が本当なら劣化した学習院をこの世から消すことです。

<太田>(同上)

 初めて意見が合致したようで・・。お疲れ様でした。

<唯我独尊>

 太田述正コラム#7355(皆さんとディスカッション)において幾度か「唯我独尊」という言葉が使われていますが、意味はSMAPがヒットさせた「世界にひとつだけの花」という詩に通じるものです。
 すなわち「地上には私(あなた)という生き物は私(あなた)だけなのです」ということです。
 だからお互いに認め合って尊敬しましょう、という教えなのです。
 傲慢で思い上がった人間を表現しているのではありません。
 しかし近年悲しいことに間違って用いられています。

<太田>

 本日、所用が重なったので、その他の記事の紹介は明日回しにします。
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 一人題名のない音楽会です。
 コラム#7317の一人題名のない音楽会で、結果的にマーラーの3つの交響曲をご紹介したところですが、忘れないうちに、マーラー交響曲小特集を組み、残りの6つの交響曲を2回に分けてお送りすることにしました。
 私は、久しぶりにマーラーの交響曲に聞き入ったのですが、やはり、大部分は私には合わないことを再確認する結果になったこともあり、気がそそらない方は、今回と次回は、パスされてもよろしかろうと存じます。

マーラー 交響曲第3番(注) 指揮:Mariss Jansons オケ:The Royal Concertgebouw Orchestra 長過ぎる!
https://www.youtube.com/watch?v=2pWFGb8cnak

(注)1985〜96年作曲。マーラーはその直後の「1897年2月23日にユダヤ教からローマ・カトリックへと改宗し、同年5月11日、念願のウィーン宮廷歌劇場の音楽監督の座に就」くことができた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC3%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)

マーラー 交響曲第4番(注) 指揮:Claudio Abbado オケ:Lucerne Festival Orchestra Magdalena Kožena, mezzo-soprano 本日の3曲中では相対的にマシ。
https://www.youtube.com/watch?v=FDKtUVwSRyI

(注)1900年完成。この間の「1898年9月24日、マーラーはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者にも就任」している。「この曲の世界初の全曲録音は、1930年5月28日・29日に近衛秀麿指揮の新交響楽団(現在のNHK交響楽団の前身)によって・・・行われている」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC4%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)

マーラー 交響曲第6番(注) 指揮:Claudio Abbado オケ:Lucerne Festival Orchestra やはり冗長。
https://www.youtube.com/watch?v=GlfmY80vX9E

(注)1904年完成。この時期は、「マーラーにとって指揮・作曲の仕事面でも、健康・家庭の生活面でももっとも充実した、人生最大の幸福な時期にあったにもかかわらず、悲劇的な内容を持つ<この>第6交響曲や「亡き子をしのぶ歌」を作曲し<ている。>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC6%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)

(続く)
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太田述正コラム#7360(2014.12.13)<近代資本主義とは何か(その4)/私の現在の事情(続x46)>

→非公開