太田述正コラム#7209(2014.9.29)
<皆さんとディスカッション(続x2400)>

<太田>(ツイッターより)

 加入ケーブルTV会社が別系列に移ったことに伴い、インターネットが160MBから1GBにアップする一方、BBCが受信できなくなる、と昨日係員から聞き、本日未明に目が覚めた時、BBCを久しぶりに受信してみたら、御嶽山の噴火(は知ってたけど)行方不明者が30名以上出てることを知った。
 BBCちCNNはセットになってるって感覚だったが、英国の没落はこんな所まで影を落としてんのかねえ。
 それにしても、月548円料金がアップするけど、技術進歩はとどまることを知らないね。
 なお、契約書に署名する際に70歳以上じゃないことを確認されたのには衝撃。
 以上だと家族の署名が必要!

 シリア内のアルカーイダ系最強組織、Isisと手打ち。
http://www.theguardian.com/world/2014/sep/28/isis-al-qaida-air-strikes-syria
 こんな具合に、真正なるイスラム教徒には、最過激イスラム教派、もとい、最真正イスラム教派に惹かれていく強いベクトルが働いとるんよ。
 早晩、アルカーイダ中枢もIsis派に「転向」すんでは?

<melody>

 お時間とらせてすみませんでした。
 コラム#7207、ありがとうございました。
 要するにコード進行を生み出したのが、クラシックなんですね。
 平均律音階を完成するのには16〜17世紀まで数学の発展を待たねばならなかったと。
 美しさの感じ方ですけど、バラード1番でご指摘の箇所で切なさを感じたのでそう思ったのですが、審美は難しいです。
 私の浅学非才さの為に、貴重なお時間とらせてすみません。
 おかげさまで、概要はなんとか理解できました。
 ありがとうございました。

<f9ib19hY>(「たった一人の反乱(避難所)」より))

≫そもそも、アルバニアでもスーフィーが宣教活動をしたってどこに書いてあんの?≪(太田)

 ↓典拠再掲
 「のちにはバルカン諸国でもかなりの人数が改宗するが、多数派はキリスト教徒のままだった。これは主としてトルコ系住民が少数派だったためであり、また、オスマン朝がバルカン半島の教会を支持し、統治に利用する政策をとったためである。」
 『イスラームの歴史2 拡大する帝国』

 これはバルカンでも布教してかなりの人数が改宗したが、住民の大半がスーフィーと同じトルコ系ではなかったことから(民族的な差異により)数は限られたということじゃん。

⇒わけの分からん論理だが、とにかく、アルバニアには、いつの時代にもイスラム教徒はあんましいなかったことをキミも認めたわけね。
 ご協力ありがとう。(太田)

 ちなみに以下も参照のこと。

 「<ベクターシは>オスマン帝国で支持を大きく伸ばし、教団支部は帝都コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)やバルカン半島のみならず、アナトリア半島全域へと広がった。
 バルカン半島ではアルバニアを皮切りにギリシャやブルガリア、マケドニアと、多くの地域でイスラム教化に与えた影響は計り知れない。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%A5%E6%95%99%E5%9B%A3

⇒「他の<スーフィー等の>神秘主義運動と共通する所が多い」ベクターシなんてのもイスラム教じゃないの!(太田)

>「しかも・・・」は意味不明。(太田)

 ↓典拠再掲
 「民主制や王政、そして後の共産主義政権が、国家や民族文化の世俗化を推し進めたためである。このため、国内のあらゆる宗教と同様、イスラム教も抜本的な変革を迫られることとなる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99

 アルバニア王政はイスラム教の世俗化を推し進めた。

⇒改めて、「信仰心の全般的な欠如」(上掲)は王政の「世俗化政策」の結果なんかじゃなく、所与の状況だったと思わないかい?(太田)

↓これはオマケ。
http://www.youtube.com/watch?v=VYN6WcDvn4U
とりあえず2分22秒まで見てくれればOKだけど、面白いから全部見るのをお勧めするよ。

⇒「教会に行かずに日曜日はどう過ごすのか」というナレーターの言葉が、イスラム教・・モスクに行くのは金曜日!・・がもともといかに形骸化していたかを示しているな。
 それはともかく、確かに面白かったよ。(太田)

<QOHev4oY>(同上)

≫法王訪アルバニア記事に出てきたイスラム教徒の割合の数字がおかしい、という私の直観が出発点であり、日本語ウィキペディアでチェックしたら、その直観を裏付ける数字が載ってたってだけのこと。≪(コラム#7207。太田)
≫この私の直観は英語ウィキペディアでも(若干の想定を交えつつも)裏付けられたんだから、日本語ウィキペディアの典拠のリンク間違いや、正しいリンク先の信憑性など、私からすれば、どうでもいいのさ。≪(同上)

 典拠に拘りはなかったのですか。
 今まで大きな勘違いをしていました。
 大変失礼いたしました。

⇒だから、キミの頭が固いって言ってんだよ。
 「どんな状況下でもあてはまる万能ルールなんてのはない」(コラム#7205)って文章の意味分からない?
 拘らなくてもいい例外的な場合もあるってだけのこと。(今回のに関しては、繰り返すが、別の典拠群からも、同じ数字に到達したんだからな。)
 逆に、アルバニア国勢調査のように、葵の紋入りの印籠付にもかかわらず、中身の信憑性がない、という場合だってあるの。(下掲で紹介するアルバニアの某フォーラムでの議論も参照。)(太田)

≫それよか、典拠のリンク間違いを指摘しておいて、正しいリンク先の信憑性を調べる(上述したような)「単純」な努力さえしないキミの方がどーかしてるんで、心配しとんのよ。≪(同上)

 私は調べないよ、というのは、私は鍵括弧無しの証明はしないよ、と言うことです。
 無いことの証明って難しいじゃないですか。

⇒簡単至極だよ。(転載された形のものなんだから、)私が試みたように、作成者とされている先に問い合わせりゃいいだけのこと。
 意図的手抜きをしちゃダメ。(太田)

 この程度の検索(鍵括弧有りの証明)はしましたよ。

Albanian WB Data & Statistics
http://www.google.com/search?hl=en&q=Albanian+WB+Data+%26+Statistics
Eleonore Agushiは名前だろうが、検索されるのは例のscribdのみ。
https://www.google.com/search?hl=en&q=%22Eleonore+Agushi%22
New York University of Tiranaの正式名称はUniversity of New York Tirana
http://www.unyt.edu.al/、アルバニアでアメリカの高等教育を受けられる大学で、英語名が正式名称)
https://www.google.com/search?hl=en&q=New+York+University+of+Tirana
Mother Teresa University of Tiranaは、Qendra Spitalore Universitare Nene Tereza(http://www.qsut.gov.al/ グーグル翻訳はUniversity Hospital Center Mother Teresa)
https://www.google.com/search?hl=en&q=Mother+Teresa+University+of+Tirana

 あの文献内の文章を一部切り取って、worldbank.org、unyt.edu.al、qsut.gov.alサイト内検索ではヒットせず。

⇒そんだけ「検索」してて、
http://www.forumishqiptar.com/threads/100593-Feja-dhe-statistikat-fetare-n%C3%AB-Shqip%C3%ABri-%28shtyp%29
に気付かなかったってんだから、キミ、検索能力(意図?)ないねえ。
 昨日、ディスカッションを書いた際に、たまたまアクセス不能になってたんで、これ、引用しなかったんだけど、アルバニアの無神論者のフォーラムであって、「主宰者」が、冒頭、アルバニア人の75%は無神論者なのに、政府は、イスラム諸国からの経済援助狙いでイスラム教徒の数を70%と言い続けてる、めいたことを書いている。(それこそ、グーグル翻訳だから、知力の限りを尽くさないと「理解」できないけどね。)
 そして、それに続いて、初投稿者が、件の統計数値を、出所が
http://www.scribd.com/doc/15738681/Feja-ne-Shqiperi1
であることを断った上で、紹介している。
 それ以降も、2012年5月1日付の投稿まで、11の投稿がなされているが、上記統計そのものの信憑性に疑問を投げかけてる投稿は見られないように思う。
 ただし、2011年1月2日の投稿者は、出所は忘れたとしつつ、2006年の統計数値・・イスラム教徒44%等・・もあるよ、と紹介し、国勢調査の結果を待とうじゃないか、と記している。
 しかし、上記の最後の投稿時には既にこの国勢調査の結果が出ていたのではないかと思われるが、この最後の投稿者はそれに全く言及していない。
 予想通りの結果だったからかもね。(太田)

 さて、太田さんは興味ないでしょうけど、英語版を書き直すにあたって、太田さんがメールを偽造するとは思いませんから太田コラム読者以外に、scribdの文献が真正であることを証明するにはどうしたいいでしょう。

⇒この文章、意味不明。(太田)

≫奇特な人が世の中にはいるもんだねえ。≪(コラム#7207。太田)

 シャバは異常者だらけって自論でありませんでしたか?

⇒そう。だから、キミのことも心配しとるんよ。(太田)

≫また、返事が来ないようなら、在日アルバニア大使館にも問い合わせてみようかと思ってる。≪(同上)

 名前らしきものが分かっていますし、大使館への問い合わせはされなくても良いのではないかと思います。

⇒ここも意味不明。
 解明されちゃ困るん?
 キミ、こんな場で「リソースの無駄遣い」してる場合とちゃうで。
 とにかく、自分自身のことを心配しなさい!(太田)

<TA>(同上)

>そうです。反語を使ったつもりでしたが上手く伝わらなかったようです。<(QOHev4oY)
>「このレポートが肝なんだから、探す努力をしないと」書いたような単純な話だと思うんですが、噛み合いませんね。<(同上)

 同じことを繰り返して恐縮ですが、あなたがおっしゃりたいことは100%伝わっています。
 「英語ウィキペディア「アルバニア」の太田さんが引用した文章(コラム#7197、#7201)と「国務省が出した2007年レポート」(コラム#7197、英語)」・・・が典拠として挙げられている以上、「このレポートが肝」なわけがありません。
 それは太田さんの「この私の直観は英語ウィキペディアでも(若干の想定を交えつつも)裏付けられた」(コラム#7207)からも明らかでしょう。

 あなたが、『出エジプト記』の記述を思わせる記録が仮にエジプト側に残っていた場合においても『出エジプト記』に書かれていることは一切信憑性がない、という主義主張の方であれば、そうおっしゃってください。
 そうであれば、やっと、あなたとの会話が全く噛み合わない理由が特定できることになります。

<AEBcop9k>(同上)

 在NY韓国総領事館、交通違反滞納額ワースト1位
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/27/2014092701022.html

 中国の外交官がかなり優秀であることに衝撃を感じる。
 中国本土では、役人はやりたい放題なのに・・・・。
 韓国は、ノーコメントだなww。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 力作長編記事であるぞな。
 蛇足だが、私見じゃ、受験予備校では、火事場の馬鹿力ならぬ、火事場の馬鹿知力(情報処理速度と記憶(貯蔵情報)活性化力の飛躍的向上)を発揮させる術は教えてくんないんだよな。
 ちなみに、火事場の馬鹿力を発揮すると多くの場合、筋肉の断裂や骨折を引き起こすが、火事場の馬鹿知力を発揮しても、数日間、知力を休ませりゃあ、平常知力を回復できる。
 (以上、経験者は語る、だよー。)↓

 「代ゼミ、「一人負け」の深層  代ゼミ敗戦記(上) ・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO77569840W4A920C1000000/?dg=1

 香港の騒擾についての記事だが、前段は正しく、後段は間違っている。
 香港人のカネ至上主義に変化なんてありえないさ。↓

 ・・・Multiple surveys conducted prior to September 2014 all showed that more than half of Hong Kongers did not support Occupy Central, with a significant minority in favor. Two separate surveys released in August 2014 showed that more than half of Hong Kongers were willing to accept the flawed nomination process.
 That narrative has now changed for good after Hong Kong police's rash response on Sept. 28. The images of Hong Kong as a war zone -- where police used tear gas, batons, pepper spray, and rubber bullets against unarmed protesters -- were deeply unsettling to residents here.・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/09/28/the_fight_for_hong_kong_moves_to_a_new_battlefield

 これまでのところ、Isisによる地上戦に、空爆は殆んどマイナス影響を与えてないようだね。↓
http://www.washingtonpost.com/world/islamic-state-continues-siege-of-syrian-border-town/2014/09/28/e3fca938-7da5-49d6-9411-467de0746acb_story.html
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太田述正コラム#7210(2014.9.29)
<中東イスラム文明の成立(その13)>

→非公開