太田述正コラム#7091(2014.8.1)
<皆さんとディスカッション(続x2341)>

<太田>(ツイッターより)

 「平均寿命:男性初の80歳に、女性はまた世界一の86歳…男女差は6.4年で、前年より0.07年縮まった。…」
http://mainichi.jp/select/news/20140801k0000m040024000c.html
 日本の構造的男性差別が若干なりとも改善されたようで祝着至極でござる。
 それにしても、世界に冠たる日本の人間主義社会!

<神聖キュウシュタニア帝國皇帝>(同上)

 今夜のクローズアップ現代も、それに関係する話題だったよ。
 再放送は今日の深夜にもやるみたいよ。

<太田>(同上)

 「「殺しかねない」と精神科医 長崎県、相談電話放置か…」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140731/crm14073117410019-n1.htm
 医師は、父親が埒があかないので思い余って行政に相談したんだろ。
 役所も役所だが、この父親、保護責任者遺棄罪と過失致死罪に問えるのでは?
 弁護士会は、弁護士資格剥奪をすべきだな。

 「…女子生徒はスピードスケートで父親とともに全国大会に出場したことがあり、ここに仰天新事実が隠れていた。なんと長崎県において、女子生徒の出場種目はほかに競技者がいなかったのだ。…父親のエゴに付き合わされる娘。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/9101890/
 この両親にして、この父親の「お友達」のアホ弁護士あり。↓
 「逮捕の生徒「父は尊敬している」…女子生徒に接見した弁護士が、本人のコメントを発表した。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/9101624/
 こうなると、佐世保という土地柄に何か問題があるのかも。
 そう言やSSKもヘンな会社だったな。

<太田>

 補足だ。
 よりにもよって、「報道は事実と異なる」はねーだろ。
 加害女子生徒の言うことではなく、行ったことが事実だろが。↓

 「・・・逮捕された女子生徒(16)の弁護人は31日、「女子生徒が父親の再婚に反対だったとする報道は事実と異なる」などとする見解を、文書で発表した。その後取材に応じ、被害者について女子生徒が「仲の良い友だちだった。本当に良い子だった」と述べたことを明らかにした。
 文書で弁護人は、接見で直接聞いた内容として、(1)父の再婚には賛成だった(2)父を尊敬している(3)母が亡くなって寂しく、新しい母親が来てうれしかった(4)すぐに慣れ、仲良くしていた−と指摘した。
 被害者との間にはトラブルや恨みはなかったとした。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140731/crm14073121510031-n1.htm

<24Nr0LSw>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫だったら中国人だけじゃなく欧米人にも人間主義っての伝えてやりゃいいじゃん。≪(コラム#7089。yGjYmfbE)

 ???
 うん、そうだね。↓

 「私に言わせれば、先進国でまともなのは、アングロサクソン諸国と日本だけであり、だからこそこの両者で、bastardアングロサクソンたる米国をおだてながら善導(harness)しつつ、西欧を中心とする欧州の政治統合を妨げながらもこれを活用して、世界の安定と繁栄を確保する体制を構築する必要があるのです。」(コラム#3696)
http://blog.ohtan.net/archives/51449928.html

≫鳩山・橋下・安倍の当初とその後の評価辺りで良いんじゃねえの?≪(同上)

 少なくとも橋下元大阪府知事に関してはあなたの認識は完全に間違っている。
 コラム#3807(2010.2.3)での読者とのやり取りを読んでみて(2010年時点、というところがミソ)↓
http://blog.ohtan.net/archives/51459980.html
 「簡単に言えば、ボクは、<橋下知事>との最初の「出会い」から現在に至るまで、一貫して、彼も彼の「政策」も、全く評価していないってこと。」(コラム#5281(2012.2.5))
http://blog.ohtan.net/archives/52119884.html

 安倍総理に関しては、あなた自身が調べるべきだ。
 これはあなたがあなた自身と向き合えるか、あなたが自身の誤りの可能性に目を背けずにいられるか、という、あなたにとってとても重い事柄になる。
 あなたにとって、「暇」がどうとか呑気なことを言えるレベルの話ではないよ・・

 以下横レス失礼。

≫中国人に期待をかけるのは構わんが同じ質量で中国人への警戒心を失うなって警告してるだけだよ。≪(同上)

 あなたが言っていることは正しい。
 ただし、(あなたが誰に対して警告してくれているのかは判然としないが、)少なくとも太田さんはそんな心配は無用だよ。
 超最近のコラムでの、おそらくはかなりの古参の読者とのやり取りを思い出して↓

 コラム#7071(2014.7.22)
http://blog.ohtan.net/archives/52206121.html

 ↑古参の読者に対してこれだぜ?いわんや中国に対してをや、だよ。

≫何度騙されても人間主義者ってのは懲りずに騙され続ける連中の事みたいだからさ。≪(同上)

 あなたと同じことを太田さんも言ったような気がするが、探せん・・。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ロシア抜きサミット7か国中、1国だけ対露経済制裁の中身がなきに等しい日本だとさ。
 (前も言ったように、集団的自衛権行使に向けての姿勢、及び閣議決定が日本の対外政策の対宗主国自由度を増大させているわけだ。もちろん、ロシアにいい顔したって、国後・択捉がビタ一文帰ってくるわけじゃないから、そんな形での自由権の行使など愚かとしか言いようがないが、それは別の問題だ。(太田))↓

 ・・・while Western nations hit Russia where it hurts—its banking, energy and military sectors—Japan’s sanctions so far have spared key industries.・・・
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/07/31/japan-sanctions-on-russia-spare-major-sectors/?mod=WSJBlog&mod=WSJ_Japan_JapanRealTime

 ホッ。↓

 「「旭日旗論争」もどこ吹く風? 韓国の「ワンピース展」大盛況・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9101772/

 周永康前党政治局常務委員の腐敗容疑での調査は、周が習近平ではなく薄熙来・元重慶市共産党委員会書記を党総書記に据えようとしたからではなく、腐敗撲滅を党存続にとって不可欠だと習が考えているからだとするコラムだ。
 (頑張れ、習ちゃん!(太田))↓

 ・・・The most common explanation of Xi’s anti-corruption campaign by outside observers has been that it’s less about cleaning up the rot in the Communist party than it is about eliminating political rivals. Zhou, many analysts have claimed, opposed Xi succeeding President Hu Jintao, and instead supported Chongqing party secretary Bo Xilai. When Bo himself fell, the story continues, Zhou became the target of Xi’s quest to consolidate political power.
 There may be some truth to that narrative, but focusing on backroom political intrigue obscures the fact that Xi has clear motivation to crackdown on corruption regardless of power plays: Without serious changes to the way it operates, the Communist Party is in danger of losing its grip on power.・・・
 <そもそも、党存続云々以前に、中共が他の諸改革を続けるためには不可欠、との認識だと。↓>
 In Xi’s eyes, reform of the party is a prerequisite for the other reforms China needs in order to continue its impressive development.・・・
 <今後は、党上層部だけではなく、下層部にも調査がどんどんなされることだろう、と。↓>
 With the public re-energized, it’s likely that we will see a shift away from the tussle with “tigers” to a fight against “flies” in the coming weeks.・・・http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2014/08/01/why-china-is-going-after-its-former-security-czar-an-alternate-view/?mod=WSJBlog&mod=chinablog

 「戦犯」シリーズの続きだ。↓
http://j.people.com.cn/n/2014/0731/c94474-8763094.html

 中共が、戸口(戸籍。コラム#6749)制度・・正確には、そのうちの、都市と農村に分断するシステム・・を、廃止する方向に動き出した。
 (時代の変化に伴い、都市側にも農村側にも、既得権益が生じちゃってるので、結構、受け止め方は複雑らしいけどね。(太田))↓

 ・・・On July 29, the State Council, China's top policymaking body, announced that the hukou system's days were officially numbered. According to the State Council's outline, which will become the basis for changes to the law, small towns must begin to accept rural residents unconditionally, while medium-sized cities must accept newcomers after they work and live there for a certain period. The most coveted spots in China's largest cities like Beijing and Shanghai will be meted out on a restrictive point system that favors educated or well-to-do migrants. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/07/31/china_will_abolish_its_apartheid_system_so_why_is_no_one_happy

 世界中でポピュリスト的騒擾、憤怒、国家統制の喪失が同時多発状態ってのは空前のことだとブレジンスキー先生がおっしゃっとるようだね。
 (いやなに、空前の平和な時代になってて、戦争好きの連中が退屈しのぎに一部地域で暴れてるってだけのことさ。それにしても、何もしないオバマの対外政策をここでも批判する含意が伺えるが、アホちゃうの。(太田))↓

 ・・・"This is historically unprecedented," former national security advisor Zbigniew Brzezinski told Foreign Policy magazine recently. "Huge swaths of global territory are dominated by populist unrest, anger and effective loss of state control."
 The world is becoming more unstable, because power is fragmenting.- Brzezinski's point wasn't merely that disorder is loose in the world; that's happened in earlier periods of war and revolution (think of Europe in the aftermath of World War I, for example). His point was that chaos is breaking out simultaneously in many regions, and that governments are less capable of meeting those challenges than before.・・・
http://www.latimes.com/opinion/op-ed/la-oe-mcmanus-column-foreign-policy-chaos-20140730-column.html

 米議会がオバマ大統領に裁判を提起しようとしているが、憲法学者のくせにオバマが碌に反論もしていないことを咎めるコラムだ。
 (こっちは、オバマ、米議員連中、ひいては米国民の余りのアホさ加減に、まともに相手する気にもならないってことさ。(太田))↓

 ・・・The impending lawsuit is a grand move, the result of which could offer an epic interpretation of our democratic balance.・・・
 This White House must be the least intellectually challenging and the most insular in history. The Obama administration mostly denies there are any problems, blames others for the calamities piling up at home and abroad, and views their critics as simpletons unworthy of their attention.・・・
http://www.washingtonpost.com/blogs/post-partisan/wp/2014/07/31/the-insiders-the-boehner-lawsuit-and-our-bored-icon-president/

 そのオバマに向かって、リンカーンを見習えと説教するコラムだ。
 (人種主義者にして好戦的なリンカーンのどこを見習えってんだ?(太田))↓

 ・・・Lincoln accepted war for what it is; Obama does not.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/eliot-cohen-obama-does-not-accept-war-for-what-it-is/2014/07/31/8f27346e-1830-11e4-9e3b-7f2f110c6265_story.html
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太田述正コラム#7092(2014.8.1)
<ロシア亜文明について(その3)>

→非公開