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太田述正コラム#7081(2014.7.27)
<皆さんとディスカッション(続x2336)>

<太田>(ツイッターより)

 英仏双方にとって最も重要な戦いはジョンとフィリップ2世の間の1214年のブーヴァンの戦いだとさ。
 英の敗北が翌年のマグナカルタをもたらし、仏の勝利が、英、フランダース、独によるフランス3分割を回避したからだと。
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-28484146
 日々これ勉強であるのっし。

 「…明治維新は主として旧支配層の一部の自己革新による変革だった…。
 不必要な破壊と犠牲を最小限に抑え、秩序ある、効率的な変革を実現した…。
 フランス革命やロシア革命、そして現在の中東のような劇的な変革には、破壊と混沌、流血を伴う。
 どのような道を選ぶかは、結局のところ社会の構成員の役目にほかならない…。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600797.html
 「…韓国の民法は日本の民法を基本にしているため、法解釈も韓国よりも先を進む日本のものをそのまま持ってきて使っている。
 そこで日本の民法関連の書籍をあらためて確認すると、多数説、有力説、少数説がどういうものか分かった。
 何らかの法解釈が行われた場合、その解釈を支持する日本の法律学者の実名が明記されているが、これは多い場合で10人、次に5−6人、その次は2−3人だった。
 韓国は日本の本を「継受」しているのだから、明記されている日本の法律学者の実名とその数がどうしても問題になる。
 ここで驚くべき「創造性」が発揮されていた。
 韓国では日本の書籍に十数人が明記されていれば多数説、5−6人なら有力説、2−3人なら少数説に生まれ変わっていたのだ。
 要するに韓国の法律学者たちは法解釈についてしっかりと研究してこなかったため、最初から多数も少数もあり得ないのだ。…
 盗作の悪習を断ち切る勇気、韓国にはあるのか…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600761.html
 朝鮮日報ステキー!
 だけど、この調子で毎日やらなきゃあ。
 まだまだ努力不足だぞー。
 日本特派員の数増やす等をして、ネタ探しに奔走しな。
 さもないと、セウォル号どころか、韓国が沈没しちまうぜ。

<太田>

 朝鮮日報には、本日だけでも、日本をダシに韓国民を覚醒させようとする記事が2本も出てるな。↓

 「・・・<日清戦争での中国の>「敗戦の原因を戦力の弱さに求めていたのは、李鴻章だ。
 李鴻章は、自分の誤りを弁護するため『日本軍の装備はわれわれより良かった』と語った。
 これは事実ではない。
 当時の中国海軍は世界第9位で、日本を上回っていた。
 日本が広島に大本営を設置し、統一的な管理を行ったのに対し、清には陸・海軍の共同防衛という概念がなかった。
 日本軍が山東半島に上陸したとき、李鴻章は、ここは山東の防衛部隊の管轄地域だと考えて度外視した。
 威海衛が危機に直面したとき、山東の防衛部隊は、ここは李鴻章の領地だという理由で関心を持たなかった。
 清の軍隊は分裂し、官僚は腐敗していた」
 −この時代について、若者にどのように教えているのか。
 「思想家の梁啓超は『中国が4000年の深い夢から覚めたきっかけは、日清戦争での敗戦』と語った。
 (清の艦隊が敗れた)劉公島は、恥ずべき場所ではなく、中国が海洋大国へと進む一つの旅程だ。
 歴史を記憶する理由は、悲劇が繰り返されるのを防ぐためだ。報復したいのではない」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600804.html
 「・・・ 中国は、日清戦争の「敗将」も「英雄」としてあがめている。
 丁汝昌提督が暮らしていた官舎の前に、巨大な提督の銅像を立てた。
 「丁汝昌提督は、個人の生死や栄辱を顧みず、少ない兵力で孤島を堅く守り、自ら命を絶った」との説明がある。
 王記華館長は「戦争には勝てなかったが、国のために戦い、死んだのだから、提督は英雄」と語った。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600799.html

<0i0FktiX>

 「中国を変える?「SNH48」初の総選挙 「投票による達成感」中国の若者を突き動かす・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140725/chn14072523470011-n1.htm

 大政翼賛会制の試験運用だろうか。

<AF.I7u.U>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫「専業主婦による搾取が行われている」のは「<家庭>の中」だが、「旦那」が稼いでくるのは外だよ。だから、「家庭内で旦那が搾取されている」という言い回しではニュアンスが変わるんだ。≪(コラム#7066。2Sjd0x8A)

 搾取されるのが家庭内であるなら、どこで稼いでくるかは関係がないのではない?
 どこで稼いでも家庭内である事が変わらないのだから、ニュアンスも意味合いも変わるもんじゃないと考えるけど。

≫繰り返しになるが、あなたが誰のどの意見に異論なり疑問なりがあるのか、整理してね。≪(同上)

 決定権に遍在がある事、遍在は真逆である事。
 以上から家庭内で搾取されつつ構造的男性差別社会は矛盾して成り立たないのではないかって疑問。
 搾取を肯定して構造的差別を否定するか、搾取を否定して構造的差別を肯定するかしかないと考える。

<太田>

 何言ってんのかさっぱり分かんねーぞ。
 下掲のような具体的な問題提起をしな。↓

 「・・・日本は、雇用の男女格差による経済力の差も大きいが、貧富の格差を小さくする役割をもつはずの税や年金など社会保障制度の機能が非常に低い。「女性は結婚し、夫に養われるもの」という考え方を前提につくられているからだ。この仕組みが、単身女性や母子家庭の貧困を深めている。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG7R13KSG7QUHBI041.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7R13KSG7QUHBI041

 なお、この記事についてだが、日本の「雇用の男女格差」は、構造的男性差別の下、寿退職や出産退職する女性が多過ぎるからであり、社会保障制度がそれを前提に構築されているのを咎めるのはスジ違いだ。
 結婚/出産を拒否する女性や、結婚に失敗した女性がワリを食うのは、その結果であり、構造的男性差別そのものを解消しない限り、どーしょーもないさ。

<1GpNW.XA>(「たった一人の反乱」より)

https://www.youtube.com/watch?v=0QakK1AVN3I&list=FLb7NensINKGOglalXqW7PdA&index=1
 3分頃に守屋武昌さんが出てきて吹いた。

 守屋武昌
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%AE%88%E5%B1%8B%E6%AD%A6%E6%98%8C

 いつの間に出所してたのかとググってみたら1年近く前の記事だけど習近平政権政権の崩壊を示唆なさってた。
http://bororon.doorblog.jp/archives/33679803.html

 守屋元天皇と平民のおーたんでは意見が食い違うな。

<DRs206J2>(同上)

 いま中国企業で何が?
 〜日本式経営学ブームの陰で〜

 講演会場にやって来た企業経営者の稲盛和夫さん。 「稲盛先生がいらっしゃいました。起立してお迎えしましょう。」
 その経営の考え方を学ぼうと集まったのは、中国の企業家たちです。
 尖閣諸島の問題などで日本への批判を強める中国。
 その中国で、なぜか今、稲盛さんの経営学が注目されています。
 その著書は、中国語に翻訳され、150万部を超えるベストセラーに。
 中国人企業家の間に口コミで広がっています。
 「とにかく本は全部買って勉強したいんです。」
 背景には、成長一辺倒だった中国経済の変調があります。
 経営難に陥る企業が続出する中、その立て直しに活用しようとしているのです。
 中国人企業家「世界の先進の経営理念を学びたい。」
 日本の経営手法を学ぼうとする中国企業の動き。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3532_all.html

 欧米より先に彼らは人間主義には気づきつつある?

<lL3cQqCo>(同上)

 これまで散々っぱら中国や韓国に騙されてきたのにまだ騙され足りない危機管理の欠如した御仁がいらっしゃるとはね。
 何度騙されたら目が覚めるのやら。

⇒ひぇー、講演会場につめかけたり本を買ったりした人々は全員やらせだと?(太田)

<DRs206J2>(同上)

 これまで散々っぱら宗主国に騙され、侮られ、蔑まされたのにまだ足りない危機管理の欠如した御仁がいらっしゃるとはね。
 中・韓には文句言う癖に、何時になったら目が覚めるのやら。

<XWGl9jxE>(同上)

 中国で人件費が高騰することは望ましい。

<Wt8pU1R2>(同上)

 米国に対して警戒心を持つななんてどこにも書き込んだ記憶が無いのだけど、どうやら米国が憎すぎて中韓に対する危機管理を失った御仁でしたか。
 太田さんは将来的に米国との離別を睨んで中共との共存を視野に入れてらっしゃるようだが、果たしてそんなに上手くいくかねぇ?
 結局、孤立した中共に引きずられた韓国みたいな無様な事にならなきゃいいけどね。

<太田>

 我を慕う、迷える子羊(オヤジ羊?)ちゃんの大群を無下にもできんだろ。
 幸い、韓国とは地政学的立ち位置が違ってて、日本は、(核さえ持てば、)中共からの軍事的脅威は中長期的にもゼロだからねえ。

 それでは、その他の記事の紹介です。

 「戦犯」シリーズの続き。↓
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600677.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/26/2014072600680.html

 ひょっとして、床に落ちた鶏をラインに戻すって、かつて上海を実質植民地にしてたイギリスから支那が継受した文化だったりして、なーんて気になってくる、ガーディアンの英鶏肉業界のすっぱ抜き映像だ。↓
http://www.theguardian.com/world/video/2014/jul/23/sick-chicken-need-to-know-video
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太田述正コラム#7082(2014.7.27)
<米独立革命とキリスト教(その8)>

→非公開

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