太田述正コラム#6972(2014.6.2)
<皆さんとディスカッション(続x2282)>

<太田>(ツイッターより)

 「中国大手サイト・百度(Baidu)の掲示板にこのほど、「みんな気をつけろ、日本人に洗脳されるな」というスレッドが立った。スレ主は「いつからか知らないが、中国のネットユーザーの日本への態度が良くなってきているし、日本を先生にしよう、恨みを捨てて全面的に日本に学ぼうなどと言い始めている」と主張。「確かに良いことではあるが、行き過ぎてしまえばそれは真摯に学ぶのではなく、全面的に媚びへつらうことになる」と警告した。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/8890027/
習近平閣下御主導の日本事大政策が相当人民の間に浸透してきたと覚ゆる。
 まっこと心強し。

「日本人は、車内では本を読んでいるか、携帯電話をいじっているか、寝ているかのいずれかで、ひと言も言葉を発しない。携帯電話での通話も禁止だ。誰もが他人の邪魔にならないよう気を遣っている…」
http://news.livedoor.com/article/detail/8891944/
中共の人々は、日々人間主義社会日本に感嘆。

<wBVuDIsQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 山口公明代表:解釈変更に3条件…集団的自衛権、与党協議
http://mainichi.jp/select/news/20140531k0000m010094000c.html

 法案に揺さぶりかけて最後は骨抜きのグダグダで終わるってのは、もう自民党政権の様式美みたいなもんだよなぁ。
 9条の解釈変更も最後は骨抜きのグダグダな最悪の形で終わるんだろうね。

<TA>

≫いやー、自分では、負担の少ない部分をお願いしたつもりだったけれど、無意識下では、容易ではないからこそ、ぶんなげちゃったのかもしれませんね。≪(コラム#6970。太田)

 一応、簡単にしようと思えばいくらでも出来るのです。
 例えば、「1.アメリカはアングロサクソンと欧州のキメラ」という図は、Chaseさんが作られたアングロサクソン欧州対立構図をそのまま使って、アメリカが継受した項を赤丸で囲う程度で完成です。
 ただしそれでは、宗教の項で、アメリカのキリスト教原理主義はうまく説明できませんし、経済などの項で「個人(自由)主義/資本主義」に赤丸を入れたとしても、「<ヘイズ大統領曰く、アメリカ政府は、>人民の人民による人民のための政府ではもはやない。これは企業(corporations)の企業による企業のための政府だ。」(コラム#1776。ヘンリー・ジョージ)といったアメリカの異常性(市場原理主義?)が表現できず、不満が残ります。
 結局、キメラ論にしても、キリスト教原理主義やキリスト教の論理、人権、個人主義(というか孤立しているだけ?)などから、何がどの文明からどういう理由で継受されたのかから整理しないと、訳がわからない図にしかならないのです。

≫いずれにせよ、4と5は分けないこととし、「キリスト教原理主義者とリベラルキリスト教徒」一本にした方がよろしいのでは?そういう観点からは、3も分ける必要はなさそうですね。≪(同上)

 同意です。ただし、「ほとんど違いのない二大政党」(コラム#1776。太田?)の違いがいつ、どのように表出(発生?)したのか等を整理しなければ、考えが固まりません。

⇒その米二大政党観は、私の米国認識がまだまだ未熟であった頃のものですよ。(太田)

≫更にまた、2をアメリカ(米国)のところで正面から取り上げるのもやや疑問があります。取り上げるのなら、プロト欧州文明/欧州文明のところじゃないかと思うのです。≪(同上)

 私もそう思います(コラム#6928)。
 話は変わりますが、

 日本文明について
http://www.ohtan.net/video/kouen20140426.html

の34:20あたりから、日本語のルーツが弥生人と縄文人のどちらにあるのか、という話をされていますが、太田さんは縄文人にあると想像(推測)しているところ、「アングロサクソンの起源」(コラム#1687) でのイギリス人の言語の起源の話との比較をする必要を感じました。

⇒アングロサクソンの言語のルーツであるベルガエ人も、欧州の封建制のルーツであるテュートン人も、どっちもゲルマン人かケルト人か判明していないってのが悩ましいところですねえ。(太田)

<K.K>

  --改行と70文字目の半角スペースについて--

 まず、[mailnews.wraplength]が72に設定してあるにもかかわらず、改行が自動で入らない原因ですが、コラムナンバーの「#」もしくは引用URLが引き起こしているとは思うのですが、原因特定までには至りませんでした。
 とりあえず、昨日も紹介した下記のページの方法で、UTF-8への変換を禁止してください。
 (「Thunderbirdが勝手にUTF-8に変えて送信するのに警告を出さない」
http://self.blog.so-net.ne.jp/2011-02-06
 この設定変更の結果、秀丸の無改行のテキストをThunderbirdにコピペした場合、これまでよりは確実に、全角36文字で改行が入ると思います。手順は下記の通りです。

1)Thunderbirdを起動してください。
2)[ツール(I)]→[オプション(O)]をクリックしてください。
3)[オプション]ウインドウが開いたら、右上の[詳細](歯車アイコン)をクリックしてください。
4)[一般]タブ(←一般ボタンの下)をクリックしてください。
5)右下の[設定エディタ(C)]をクリックしてください。
6) 警告画面が出ましたら、[最新の注意を払って使用する]ボタンをクリックしてください。
7)[about:config]ウインドウの[検索(R)]テキストボックスに下記の[ ]内をコピペしてください。
[mailnews.disable_fallback_to_utf8.ISO-2022-JP]
画面が変わって、[mailnews.disable_fallback_to_utf8.ISO-2022-JP]の設定内容が表示され、[値]が[false]になっていると思います。
[mailnews.disable_fallback_to_utf8.ISO-2022-JP]をダブルクリックして、[値]を[true]に変えてください。
8)[about:config]ウインドウを閉じてください。
9)[オプション]ウインドウに戻りましたら、[OK]ボタンをクリックしてください。
 以上です。

⇒やりました。(太田)

 次に、改行の問題とは直接関係ないのですが、有料読者向けのコラム、および、まぐまぐ経由のコラムの双方で、一文が全角で70字を超える場合、太田さんが意図的に途中で改行を入れたと思われる場合を除いて、70文字目前後が半角スペースになっている場合が多いように思います。(36文字目前後が半角スペースになっている例もあるようなのですが、70文字目前後の例よりは、確認した限りでは、少ないです。)

例)配信された太田述正コラム#6971の一部をGmailからコピペ

 爾来、易姓革命を成し遂げるほどの気概と能力を持った一握りの被支配層を除き、支那の被支配層は、殆んど救いのない、無明の世界に生き続けたと 言って も過言ではありません。

 「続けた」と「言って」の間に半角スペースが入っています。3行目先頭の半角スペースは、コピペの結果生じたもので、メールの表示上は存在していません。

⇒この点についても、以前から気になっていましたが、読者側にとっての問題であるだけに、放置してきていてしまいました。(太田)

 これは、ThunderbirdにおいてHTML形式で作成・編集したメールをプレーンテキスト形式で送信した時に起こる現象のようです。
 下記の手順で、メールの編集方式を確認してください。

1)Thunderbirdを起動してください。
2)[メニューバー]の[ツール(T)]をクリックして、展開したリストの[アカウント設定(S)]をクリックしてください。
3)[アカウント設定]ウインドウの左側で、[xxx@ohtan.net]の[編集とアドレス入力]をクリックしてください。
4)画面が変わりましたら、[編集]グループの[HTML形式でメッセージを編集する(C)]にチェックが入っているか確認してください。
5)4でチェックが入っている場合で、プレーンテキスト形式でメール編集に変更する場合は、当該のチェックを外してください。(編集形式を変更した場合、編集の勝手が変わってしまいますが、プレーンテキスト方式で編集した方が読者が受け取る形に近い形で編集できると思います。)
6)[OK]ボタンをクリックしてください。
 以上です。

⇒やりました。(太田)

[xyz@gmail.com]アカウントに関しても編集方式を変更する場合は、上記手順3で、[xxx@ohtan.net]を[xyz@gmail.com]に読み替えて同様の設定変更を行ってください。

⇒やりました。(太田)
           
<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 私の自宅で行うオフ会の際は、断じてお気遣い無用ですからね!↓

 「・・・小津安二郎・・・は「何だおまえ、何も持ってこなかったのか。人さまのうちにくるのに手ぶらとは何だ」と声を荒らげた。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG5W6GMTG5WUTIL047.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG5W6GMTG5WUTIL047

 彼は、あの米国の属国で居続けることにどうして疑問を持たないんだろう。
 こういう、痴呆のような元防衛官僚が存在して、世迷言を垂れ流していることが、私には信じられないし、恥ずかしい。
 元同僚として、国民の皆さんに心からお詫び申し上げたい。↓

 「・・・安全保障政策に精通した元防衛官僚で、第一次安倍内閣で官房副長官補を務めた柳澤協二氏が、安倍首相の解釈改憲論を「一種の詐欺的行為」「裏口入学以下」と批判する。・・・」
http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2014052600003.html?iref=comtop_btm

 この問いに対する答えを外務省が用意し、安倍は外務省が作った想定問答のラインで話をしてきた、ということなんだろうが、要するに、米国の考えとおんなじだよな。
 中共当局が苛立つのもよー分かるよ。↓ 

 「安倍晋三首相は何を考えているのか――。中国政府が最近、外務省幹部にこんな質問を露骨にぶつけてくるという。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK29008_Q4A530C1000000/?dg=1

 中共でのロボット購入数が日本を抜いて世界一になったって。↓

 ・・・China・・・ bought one in five robots sold globally in 2013, overtaking tech-savvy Japan for the first time, in its attempt to drive productivity gains.・・・
 <だけど、その半分は日本製。↓>
 ・・・six Japanese companies account for about half of all robot sales in China. By contrast, China’s top four makers of robotics equipment have a combined market share of only about 5 per cent.
 <稼働中のロボットの数も日本が世界ダントツ。↓>
 While China is the fastest-growing market for robots, Japan still has, by far, the highest number of industrial robots in operation, with more than 310,000 in 2012, compared with 96,000 in China and 168,000 in the US.
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a5cca8c0-e70c-11e3-aa93-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz33RXWmKvy

 経済が発展して中産階級が増えれば民主主義が定着するもの。しかし、タイでは・・。↓

 ・・・ As societies grow more prosperous and a property-owning middle class takes root, some form of representative democracy usually emerges.
 <バンコックの中産階級は反民主主義。他方、農民と都市のブルーカラーは民主主義志向。↓>
 But the strongest antidemocratic voices in Thailand are those of status-conscious middle-class voters in Bangkok, who reject majority rule. Conversely, relatively prosperous farmers and blue-collar urbanites champion democracy.
 <家族をバンコックに出稼ぎに行かせている農家が一番豊かなのが現状。要するに、タイには中産階級が2種類存在している。↓>
 “The countryside is materially much more prosperous, especially in the case of those households with family members working in Bangkok. We’re seeing a huge lower middle class in Thailand that believes in elections and can pursue its goals through elections. The problem is there are two middle classes,”・・・
http://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2014/0531/Property-rights-middle-class-democracy-Not-in-Thailand
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太田述正コラム#6973(2014.6.2)
<長い19世紀(その1)>

→非公開