太田述正コラム#6880(2014.4.17)
<皆さんとディスカッション(続x2236)>

<太田>(ツイッターより)

ウクライナ東部で、ウ軍特殊部隊が飛行場一ヶ所の奪還には成功したものの、ウの一般部隊から寝返りが出て、数台の戦車と装甲車が叛徒側の手に落ちた。
http://www.theguardian.com/world/2014/apr/16/pro-russian-separatists-seize-ukrainian-armoured-vehicles
 こんな調子じゃ、住民投票を行うのを認め、東部地域を露に熨斗付きで献上した方がいいかもね。

 「…その看護婦は背が高く、筆者と話す時はいつもベッドの上で正座していた。申し訳なく感じ、「立って話してください」というと、その看護婦は「私の視線は患者さんより低くなければならない」とほほ笑みながら語った。日本人が正座をするのには、伝統や立ち振る舞い以外に、その理由があったのだ。…<これが>日本人が正座する理由<だ。>…」
http://j.people.com.cn/94473/8600654.html
 エー?
 まさか。
 だけど、必死に日本を称賛しようという、中共当局の気持ちは伝わってくる。
 継続は力なりだ。
 いつの日かきっと支那も人間主義社会に変貌を遂げることができる、と信じよう。

<唯我独尊>

 太田述正コラム#6878を読み、いろいろと妄想してみました。

≫戦国時代末期にキリシタンがあんなに増えたのか、ようやく分かったような気がしている。・・・存在しないものがいるだの見えただの≪(太田氏)

 ちかごろ空耳を経験するようになりましたが、空目もあるということを知りました。
 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」は有名ですが、来る日も来る日も顕微鏡を覗いていた研究者が期待していたモノを見てしまった(実際には無かった)、ということもあったそうです(典拠省略)。
 ちなみに墓場などから出てくる人魂、火の玉などの正体を明らかにしようとした本田宗一郎はスゴイと思いました。

≫おーたんってインテリバカなの?・・・理解できんぜ。≪(Fa8a6FJM)

 自分の経験と知識だけが評価のモノサシとなっていることに驚きました。
 このような特徴はジャーナリスト、評論家などにも多いようです。

≫やっぱ、直葬(コラム#4907)にした方がよさそうだねえ。「世界一葬儀費用の高い国、日本・・・≪(太田氏)

 わたしも直葬を夢みて(笑)調べてみると、なかなかややこしくて遺された人たちに戸惑いと不平不満が発生しそうです。
 安価な直葬を謳っている葬儀社も、仕組みを調べていくと決して安価ではありません。
 また葬式に関した詐欺も多く横行しているようで驚きました。

≫とにかく、こりゃ、真剣にバックアップソフト(コラム#6858)の導入を考えねば・・・≪(太田氏)

 パソコンとの啀み合いが続いているようですが、くれぐれも貴重なデータが消滅しないようにしてください。
 バックアップソフトを使いこなせるようになればいいのですが意外と苦労するかもしれません。
 データさえあればマシン本体、OSの不具合などは怖くないので、複数のパソコンを使ってデータにアクセスできるような仕組みが構築できるといいのですが・・・。

 というような妄想でした(汗)(笑)。

<5J/iMIOo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫とにかく、こりゃ、真剣にバックアップソフト(コラム#6858)の導入を考えねば・・。≪(コラム#6878。太田)

 ほい、無料システムバックアップソフト↓。
http://www.gigafree.net/system/SystemBackup/
http://all-freesoft.net/hard3/hdd/hdd.html(一番下の4つ)

 無料のものだとファイル・フォルダ単位でのバックアップができないのが難点ですが、その他の機能は十分だと思います(DellPCのバックアップをEpsonPCに取りたい等はソフトによってはできないかもしれませんが)。
 私、今他のソフト(有料)からMacrium Reflect Free Editionに乗り換え中ですが、もしこれを使うのでしたら、簡単な使い方の説明↓。
http://ameblo.jp/7th-sfg/entry-11396022969.html
 (この日からの4連記事。Ver.が少し古いものの説明ですが、使い方は最新版もほぼ同様です。)
 ・・・
 2番目のリンク行けないみたいなので
http://all-freesoft.net/
トップからハードウェア関連→ハードディスクで行ってみて下さい。

<太田>

 せっかくのご提案だが、昨日、hJ.gmqhcクンご推奨(コラム#6858)のAcronis True Imageをオンライン購入してインストールし、一回目のバックアップを外付けハードディスクにとっちゃいました。
 イザとなったら、サポートが受けられるのが有償ソフトの魅力です。
 もっとも、他の有償ソフトとの比較を行う心の余裕がなかったのが、若干心残りですが・・。
 Epsonパソコンが再びぶっ壊れた時に、ハード面で措置がなされた上で、どうやってリカバーするのか、使い方が全然わかってませんがね。
 なお、唯我独尊さん、私はデータのバックアップは既に外付けハードディスク2個とskyDrive(現在、One Driveに名称変更)にとっているので、今回の狙いは、あくまでも、(OSを含む)システムのバックアップですよ。

<LDjP9s3w>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 <Fa8a6FJMクン、>「仮に」なんて言ってないで、正しいかどうか、ガチで検証してみたら?
 太田さん級の「インテリ」とタダで議論できる場なんて、他にないよ?

<T3YgvWLo>(同上)

 <Fa8a6FJMクン、>自説を喧伝しようなんていう野望はないことはないんだろうが、書店めぐりの一人営業のようなことはしないと思う。向き不向きもあるし。一人会社の自営って難しいよね。

 「百田「私今でも営業しますよ。はい。私はだから本を書くより営業の方が多いかなっていうぐらい、営業する」
 伊集院「どんなことするんですか?」
 百田「あのねぇ、僕がいちばん最初『永遠の0』を出したときは、出版社がプルーフって見本本を作ってくれたんです。これを持って、東京と大阪の書店に回って、実は私今度こういうもんで、こんな本を出すことになりまして、よかったら読んでくださいいうて、一生懸命いろんなとこ回って、書店員に本の説明をして、なんとか話を聞いてくださいいうて、読んでもらったんですよ」」
http://www.poc39.com/archives/1420

<太田>

 小保方論文については、理研総出で鳴り物入りで「営業」をしたけど、あのザマだ。
 同じ著作とはいえ、小説等じゃあないところの、論文やコラムについては、「成果物」のクオリティが全てだ、と読み手が肝に銘じなきゃダメってこと、いいかげん、分かって欲しいねえ。

 で、小保方問題関連だが、上センセ、はっきりモノを言っていることには感心するけど、言ってることがおかしいし、結論が甘すぎる。↓

 「・・・東大医科研特任教授・上(かみ)昌広氏<いわく、>・・・ 科学的な部分については笹井氏の説明は正しかったと思う。・・・<しかし、>会見の始めに、笹井芳樹氏が「私が参加した時点で実験やデータ分析は終了しており、私の役割は論文の仕上げだった」「論文の文章を俯瞰(ふかん)する立場だった」などと語ったことに言葉を失った。会見は完全に失敗だった。「私は翻訳家です」と堂々と宣言したようなものだ。・・・
 <以下からも分かるように、笹井サンはウソ付いてるわけであり、(広義の)科学の問題についてウソ付く人は科学者として不適格だ、と私は思う。↓>

 笹井氏は小保方晴子氏とともにデータをまとめて論文を執筆し、研究を統括してきた中心人物だ。副センター長として、博士号を取ったばかりで実績がない小保方氏をユニットリーダーに抜擢(ばってき)した張本人でもある。山梨大に行った若山照彦氏の後を引き継いで、研究をプロデュースしていたはずだ。例えるなら、俳優が不祥事を起こしたら、プロデューサーが逃げちゃったようなもの。・・・
 <だから、笹井サンは、「一研究者に戻る」だけでは済まされないのであって、理研を辞して、少なくともしばらくは、研究生活を止めなきゃダメよ。↓>
 結局、「未熟な研究者」である小保方氏を抜擢した時点で、笹井氏には人を見る目がなかったということだ。若いうちから認められてきた笹井氏の経歴は立派だが、研究者としての能力と、人事権を持つ大きな組織の幹部としての能力は別。その責任を明確に認め、一研究者に戻って出直すと言えばよかった。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8744400/

 以下に出てくる2点のほか、ニュースバラエティでは、もう1点、STAP細胞(である可能性がある細胞)がES細胞より小さいことが挙げられていたが、この3つとも説明になっていないか、簡単に反論可能だ。
 やっぱし、会見に出た科学記者諸君は仕事をしなかったと言わざるをえない。↓

 「・・・笹井氏はこのように述べ、現状では“有望な仮説”とした上で、STAP細胞が存在しないと説明できないことが複数あると、その根拠を挙げた。
 そもそもSTAP細胞は、若いマウスから取り出したリンパ球などの細胞に、酸性の溶液で刺激を与え、その後、培養してできる万能細胞と説明されている。笹井氏がまず挙げたのは、培養の際に撮影された映像についてだ。
 映像で、徐々に緑色に変化していく部分が万能性を持つSTAP細胞の塊とされているが、笹井副センター長はこの映像について、「ほぼ全自動的に撮影し、人為的なデータ操作は事実上困難である」と説明し、改ざんできないものだという。
 さらに根拠としたのは、STAP細胞からマウスを作る実験の成功だ。STAP細胞からは、ES細胞など他の万能細胞では作れないマウスの胎盤などができたと主張した。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8743929/


 それでは、その他の記事の紹介です。

 昨日のふむふむの続き。↓

 「抗日の英雄なのに…安重根遺族が韓国を追われたワケ・・・
 1939年10月、安重根の次男・安俊生は、伊藤博文を祀っていたソウル市内の博文寺を訪問したとき、伊藤博文の次男・伊藤文吉と会っている。
「このとき、安俊生は『父の罪を私が贖罪して、全力で報国の最善をつくしたい』と謝罪し、2人は和解している・・・
 「安俊生は暗殺事件の後、母親と一緒に満州やシベリアを転々とし、上海の租界で薬局経営に成功しています。そのため、産業報国に寄与したとして高く評価されました。安重根の息子は日本の植民地支配にとって大きな協力者となったのです」・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/joseijishin_d9246

 日本のモノは輸入できても、日本人の精神は輸入できてない韓国。↓

 「韓国旅客船沈没:277人不明、修学旅行生ら6人死亡・・・
 船長と航海士ら操船に当たる11人は、全員が救助された・・・
 同船は1994年建造。日本の運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島県奄美市)が同県を拠点に運航した後、韓国の会社が取得し、昨年3月から運航していた。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20140417k0000m030103000c.html

 ここで、ウクライナ問題関連だ。
 要するに、ロシアもウクライナもよれよれで、しかも両国民とも友好関係を望んでるってのに、プーチン、ひいてはロシア指導層はホントにバカねえ。↓

 経済制裁がまだ実質的に発動されていない現在、既にロシア経済は深刻な状況に。↓

 Russia Economy Worsens Even Before Sanctions Hit・・・
http://www.nytimes.com/2014/04/17/world/europe/russia-economy-worsens-even-before-sanctions-hit.html?ref=world&_r=0

 ウクライナ軍のうち、使い物になるのは、わずか6,000人だと。↓

 ・・・Only 6,000 of the country's 41,000 land troops were ready for combat, the defence minister had told parliament in March.・・・
http://www.theguardian.com/world/2014/apr/16/ukrainian-troops-civilians-kiev-anti-terrorist-krutov

 ウクライナで2月初に実施された世論調査の結果が紹介されている。
 (ロシアと合併したいという人は、東部でも極めて少ない。)↓

 ・・・25.8 percent of eastern Ukrainians said that “Ukraine and Russia must unite into a single state,” compared with a national average of 12.5 percent. A parallel poll conducted by the Levada Center, a Russian research organization, found that only 12.5 percent of Russians favored the two countries reuniting.
This data, however, is already out of date. The survey was conducted in early February, before the overthrow of Viktor Yanukovych or the annexation of Crimea. It certainly seems plausible that after these events, as well as weeks of aggressively anti-Kiev propaganda from the Russian media, easterners might be more hostile to the government in Kiev than they were a few weeks ago.・・・
 <3分の2以上が、ロシアとのヴィザなし無関税関係を支持。(その後の展開で、どう転んでもそうはならなくなったが・・。)↓>
 The irony of the poll is that the vast majority of Ukrainians--72.2 percent in the east and 68 percent nationwide--believed that Russia and Ukraine “must be independent, but friendly states -- with open borders, without visas and customs houses.”・・・
http://www.slate.com/blogs/the_world_/2014/04/16/would_eastern_ukrainians_vote_to_join_russia.html

 話は変わって、キャメロン英首相が、道徳を身に着けるためにキリスト教信仰を、とのたまわった。
 (これも、イギリスの指導層の劣化を如実に示している。(太田))↓

 David Cameron has declared himself an "evangelical" about his Christian faith as he criticised some non-believers for failing to grasp the role that religion can have in "helping people to have a moral code".・・・
 <ブレアあたりからちょっとおかしくなって、ブラウンもおかしかった、と。↓>
 Traditionally, UK political leaders have been more reticent than their American counterparts about religion, with Tony Blair's former spin chief Alastair Campbell once famously proclaiming that New Labour did not "do God". However, both Blair and Gordon Brown have always professed strong religious beliefs and Cameron has been clear that he is a churchgoer.
 <他方、連立を組む自由民主党の党首も最大野党の労働党の党首も無神論者だ。
 但し、後者は、最近、最初のユダヤ人英首相になりたいと言って物議を醸した。
 ディズレイリのことを知らなかったらしい。
 (これもまた、イギリスの指導層の劣化を如実に示している。(太田))↓>
 In contrast, Nick Clegg is an atheist, while Ed Miliband on a trip to Jerusalem last week set out his desire to become the first Jewish prime minister, although he caused confusion by forgetting about Benjamin Disraeli.
 "I have a particular faith. I describe myself as a Jewish atheist. I'm Jewish by birth origin and it's part of who I am. I don't believe in God, but I think faith is a really important thing for a lot of people," the Labour leader said.・・・
http://www.theguardian.com/politics/2014/apr/16/david-cameron-evangelical-about-christian-faith

 歴史上の大飢饉の大部分は、政治のせいではなく、自然のせいだったとさ。
 17世紀末に、フランスで150万人が餓死してるんだね。
 (しかし、19世紀のインドでの一連の大飢饉を自然のせいだったとは恐れ入る。
 当然、治者たる英国の政治のせいだろが。(太田))↓

 ・・・ For every notorious, human-caused famine on the books, there are thousands more caused by natural mayhem that have been relegated to footnotes. Who remembers the French famine of 1693--94, which took 1.5 million lives, or the European famine of 1315--17, which killed millions and laid waste to an entire continent? How about the estimated 1,830 famines that occurred in China between 108 B.C. and 1911, or the string of famines in 19th-century India that took 17 million lives?・・・
http://www.slate.com/articles/health_and_science/feed_the_world/2014/04/climate_change_and_agriculture_global_warming_could_cause_catastrophic_famines.html

 ピケティの本(〜コラム#6807、6842)の書評が、またまた出てた。↓
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/0c6e9302-c3e2-11e3-a8e0-00144feabdc0.html#axzz2z70x3iqp

 18世紀のフランスの高級娼婦(囲い者になった人々)の実態が詳細に紹介されている。
 挿絵を見るだけでも興味深いであるよ。↓
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/history/2014/04/elite_prostitutes_in_18th_century_paris_and_the_detectives_who_watched_their.html
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太田述正コラム#6881(2014.4.17)
<フランス革命再考(その3)>

→非公開