太田述正コラム#6862(2014.4.8)
<皆さんとディスカッション(続x2227)>

<太田>(ツイッターより)

 「…渡辺代表が辞任表明…」
http://mainichi.jp/select/news/20140407k0000e010190000c.html
 議員辞職に値する犯罪を犯した、という自覚の片鱗もうかがえない、ひでー記者会見だったねえ。
 「…小保方さん、9日に記者会見…7日入院…不服申し立てを8日に行う。」
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m040009000c.html
 こちらは、練達らしい弁護士が4人もついてて、依頼人にこんな最悪の自爆的対応をとらせるなんて、もってのほかじゃー。
 さすが前世が一卵性双生児のこの二人、散り際が潔くない点でも瓜二つだわ。
 渡辺の父ミッチーは泣いとるぞ。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140407dde012010010000c.html
 小保方嬢の両親は?

<太田>

 関連記事だ。
 まず、渡辺関連から。

 DHC会長の言葉にもかかわらず、渡辺は今後ともウソを重ねていくつもりのようだ。
 恥晒さず、さっさと議員辞職して政界を引退しろっての。↓

 「・・・前回は、使途について「純粋に個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」として、例として「酉(とり)の市の熊手」を挙げるなどしていた。しかし、この日の会見は「主に党への選挙関係費用や情報収集費用として使った」と変更した。8億円を党勢拡大の「軍資金」「虎の子」とも表現した。
 また、これまで「手元にない」としていた借入金の残金についても、妻の口座に約5億円分が残っていたと明らかにした。渡辺氏は「妻は私よりも保守的な(金の)管理をする。私は政治家だから(金が)近くにあるとすぐに使っちゃうので、妻の口座に入れておいた」と説明。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140408/crm14040800160000-n1.htm
 「・・・前回の記者会見で、吉田会長に返済した約2億5000万円と、党に貸し付けた2億5000万円を除く約3億円は、「手元には残っていない」と説明していた。
 ところが、この日、約3億円の大半は「妻の口座で管理していた」と説明を大きく変えた。返済資金はこの約3億円と党から返済された2億5000万円に加え、「足りない分は親類縁者、友人知人にご協力いただいた」と説明した。
 前言を翻した理由については、「もしかしたら政界大再編が起きないとも限らない。軍資金として保管しておいた」などと説明。「(代表を辞任するので)もはやこのお金を私が保管している理由がなくなった」とも述べた。しかし、資金の流れを解明するため、党内の検証チームに妻の通帳を提出するか問われると「必要ない。私の通帳は提供済みだ」と拒んだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140408-OYT1T50015.html?from=ytop_main1
 「・・・DHC会長がコメント・・・これからはうそをつかないようにしましょうね・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140408/stt14040809100004-n1.htm

 検察、しっかりせいよ。↓

 「・・・猪瀬氏との決定的な違いは、猪瀬氏は知事選候補本人であり、「本人の選挙目的での借り入れ」と明確に立証できた点だ。渡辺氏は7日の会見で「党への選挙関係費用として使った」としており、渡辺氏個人の選挙資金に使用された実体がなければ、借入金を渡辺氏の選挙運動費用収支報告書に記載する必要はない。
 借入金を政治活動資金と認定して政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問う場合でも、渡辺氏やみんなの党の関連政治団体に入金された実態があるのかなどを調べる必要がある。
 東京地検特捜部には告発状が提出されており、受理するか検討が進んでいる。検察幹部は「着手しても猪瀬氏より詰めるべき点は多い。難しい捜査になるだろう」と話している。」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140407/crm14040721440017-n1.htm
 「・・・渡辺代表は、党に配布した文書で<政治家個人が自己の財産を個人の政治活動や議員活動に支出しても、報告の制度はない>と違法性はないと主張して います。しかし、この解釈は誤りです。たしかに政治家は<政党>からの寄付金の支出の報告はしなくてもよい運用がなされています。しかし、渡辺代表が受け 取った8億円は<政党>からのものではありません。党の選挙資金として受け取っているのですから、党の政治資金収支報告書に記載していなければ、政治資金 規正法違反にあたります。もちろん、自宅を購入するなど8億円を100%プライベートに使っていれば、報告する必要はありませんが、渡辺代表本人は<政治 活動や議員活動に支出>と認めているのですから、立件することは十分可能だと思います・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_000208096

 浅尾議員が後継になれば、みんなの分裂、ひいては雲散霧消化の加速化は間違いない。(なぜかは、彼に係る太田コラムのバックナンバー参照のこと。)↓

 「浅尾氏ら軸に後任調整 みんな渡辺代表辞任受け役員会・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140408/stt14040809070003-n1.htm
 「・・・党内の動揺は収まりそうになく、党は解体の危機を迎えている。」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140407/stt14040723010010-n1.htm

 次に小保方関連だ。

 博士号は返上する用意があるというのに、理研にはなぜしがみつくのよ、貴女。
 さっさと引退しなさい!↓

 「・・・小保方氏は理研で研究を続けたい意向を示している。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140408/crm14040809160002-n1.htm

 結論としちゃ、彼女の故意によるES細胞の混入しかねーだろ。
 ま、中間報告の段階で結論が出るだろうが・・。↓

 「・・・論文共著者の一人、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の丹羽仁史・プロジェクトリーダー<は、>・・・小保方氏によるSTAP細胞の作製は、論文発表後の2月に3回、立ち会ったという。丹羽氏は「目の前でSTAP細胞ができる様子を確認したこともある。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m040067000c.html
 「・・・−−STAP細胞は、胚性幹細胞(ES細胞)の混入を見間違えたのではないかとの指摘がある
 丹羽氏 「私が知る範囲の知見では、その仮説が真である確率は低い。専門家の判断からすると、それほど単純ではない」」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140407/scn14040722100010-n1.htm
 「STAP細胞:再現実験、7月に中間報告・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m040063000c.html

<hDe/SkjY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫私が何度も指摘しているように、米英並みの装備を備えている自衛隊にとって、中共軍など、(見通しうる将来にかけて、)全く敵ではないことがお分かりいただけることと思います。≪(コラム#6860。太田)

 米長官、空母「遼寧」初視察へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140407/amr14040710160000-n1.htm

 近い将来<空母>を複数所有した中共軍も脅威には成り得ないのでしょうか?

<oLj4H7u6>(同上)

>「米英並みの装備を備えて」いない中共海軍の複数の空母

 ゲームの世界では、そういったモノを指してロマン武器とかロマン装備と言うんだぜ。

<2Yp1S5cQ>(同上)

 <hDe/SkjYクン、>「近い将来」って何十年後を想定してるの?
 あと、空母にはそれを護衛する艦船が必要だよ。
 いろんな意味で、水面下の状況をもっと見ないとだめ↓

 「致命的な問題は、中共が広い太平洋にSOSUS網を構築しておらず、また、地勢的に見通しうる将来にわたって、SOSUS網を構築することができない点です。
 つまり、中共は、米国の攻撃型原潜の位置を把握できないまま、いざとなったら、一方的に(常に中共の空母に「随伴」することになるであろう)米国の攻撃型原潜等による多数の巡航ミサイルの集中攻撃を受けることになり、対ミサイル防衛システムによる防戦空しく、殆んど瞬時に撃沈されることでしょう。」(コラム#6388。太田)

<hDe/SkjY>

 どうもありがとう。
 現代における空母の有用性、中共が空母を持とうとする理由・意味も知りたかったので。
 合わせて#2589、#2992、#3003も参考になりました。

<gZMRP4g6>

 中国ってそんなに旧式だったのか。
 金持ちなのに不思議。

<太田>

 日本列島の周辺に中共が空母を出撃させた場合は、米軍(攻撃型原潜)抜きでも対処できまっせ。
 中共の空母からは海上自衛隊の(在来型)潜水艦を、それがすぐ近くにいない限り探知ができないことから、(航空自衛隊が早期警戒機等を使うまでもなく、また、SOSUSのお世話になるまでもなく、)この空母は、その探知圏外に潜航するこの海自潜水艦によって一方的に探知され、同艦から発射される対艦ミサイルのうち、1発が命中するだけでも、少なくとも甲板が使えなくなり、海上に漂う屑鉄箱と化す可能性が大です。
 (付言しておきますが、中共側もこの空母に護衛攻撃型原潜を随伴させるかもしれないところ、原潜と在来型潜水艦じゃ、一般に静粛度が後者の方が上なので、(日本側がSOSUSを使わず、更に、)両者の探知装備の能力が同等であった場合ですら、後者が、前者よりも先に相手を探知し、ASROCで前者を仕留めることができます。)
 空中や水上(水中)での戦いは、TVゲームの世界のようなものであり、装備(探知のための装備がそのキモ)や練度が優れている側が一方的な勝利をおさめます。
 こんなことは、中共側も百も承知です。
 従って、日本列島に係る有事において、中共の空母が出撃することはありえません。

 話の出発点の失踪機関連の記事だ。

 豪船による探知はどうやらホンモノくさい。↓

 ・・・ The operators of the towed locator, aboard the Ocean Shield, an Australian vessel, heard a steady pinging for 2 hours and 20 minutes during a pass on Sunday afternoon.
 <ブラックボックスは2個あんのね。(フライトレコーダー用とボイスレコーダー用か。)↓>
 After turning around, the team heard pings again for an additional 13 minutes, and from two different locations, which would be consistent with the two black boxes that the missing plane was carrying. ・・・
http://www.nytimes.com/2014/04/08/world/asia/missing-malaysia-flight-370.html?ref=world&_r=0


 それでは、その他の記事の紹介です。

 要するに日米安保の双務条約への改定は当面行わないってことね。↓

 「石破氏「日米同盟の見直しは念頭にない」 集団的自衛権・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASG47563RG47UTFK007.html?iref=comtop_list_pol_n04

 日本のウォッシュレットが米国で普及しないことに憤る、アメちゃんによる実体験記事だ。↓
http://www.slate.com/articles/technology/technology/2014/04/toto_washlet_s350e_the_incredible_japanese_wonder_toilet_that_will_change.html 

 喝! プロの矜持はどこに行った?↓

 「中3生に淫行疑い AV男優を逮捕・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140407/crm14040714190012-n1.htm

 日本製をご愛用いただき感謝・・ちゅうか、まさか、韓国の製品は使えないだろうしなあ。↓

 「「北」無人機に日本の模型用エンジン…燃費よく・・・<また、>キヤノンやニコンの市販カメラが搭載されていた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140407-OYT1T50096.html?from=ycont_navr_os

 ネットを使った取引で、ナノセカンド前に、買い手の動きを把握して値を釣り上げる操作が行われるってことがままあるんだってさ。↓

 ・・・By exploiting the millisecond differences by which his order to buy reached different stock exchanges, high-frequency trading algorithms would pick up the order, buy the stock and then a nanosecond second later sell it to Katsuyama at a higher price, digitally trousering the difference. The process was called front-running・・・
http://www.theguardian.com/books/2014/apr/07/flash-boys-cracking-money-code-review-michael-lewis
 <ムッチャ詳しい書評が出てたんで関心ある人は目を通したら?↓>
http://www.slate.com/articles/business/books/2014/04/michael_lewis_s_flash_boys_about_high_frequency_trading_reviewed.html 
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太田述正コラム#6863(2014.4.8)
<米国の分裂をどう克服するか(その2)>

→非公開