太田述正コラム#6852(2014.4.3)
<皆さんとディスカッション(続x2222)>

<太田>(ツイッターより)

 「…調査捕鯨<敗訴>… 外務省…国際法局長は「本当にわからなかった。裁判はふたをあけてみないとわからない」と、釈明に追われた。…完敗はあり得ないとなめていた…」
http://digital.asahi.com/articles/ASG42630CG42UTFK01B.html?_requesturl=articles%2FASG42630CG42UTFK01B.htmlamp
 国際法は法でないことを忘れた、無能無気力外務官僚など首。

 「香港中文大学、STAP細胞作製の再現に成功か…」
http://news.livedoor.com/article/detail/8696032/
 バカンテイ手法は正しかった可能性が出てきた。
 (近日中にはっきりする?)
 ただ、そうだとすると、小保方氏が「作った」STAP細胞は捏造であったことが確定することになりそうだ。
 面白いな。

 支那は、立憲王政、帝政、議会主義(議院内閣制)、多党制/大統領制(1947年中華民国憲法)、を試したが全てうまくいかなかった、と習近平、欧州で語る。また、中国共産党機関誌は、欧米が過去200年にわたって執拗に主張してきたところの、普遍的価値・・自由・民主主義・人権・・など存在していない、という論考を最新号に載せた。
http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2014/04/03/2003587184
 中共当局、思い切った宣言をしたもんだ。
 この中に、非「欧米」の日本の大政翼賛会「制」・・戦時から現在に至る日本の政治体制・・は含まれていないことに、改めて注目してほしい。
 大変だが頑張ってね。

 山口組が自前のウェブサイトを立ち上げたというAFP記事がガーディアン等で報じられている。
http://www.theguardian.com/world/2014/apr/02/japanese-mobsters-launch-website-yakuza
 麻薬追放サイトを装う↓
http://zenkokumayakubokumetsudoumei.com ./
 いつものことながら、日本の主要メディアは「自主検閲」で、一切報じていない。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 制服は、スタイルはもとより、夏は白、冬は黒という色まで、世界の海軍は共通だ。
 (日中「海軍」は敵対関係にない・・現に中共主催の海軍セミナーには海上幕僚長も出席・・というのに、)制服が象徴しているシーマンシップに悖ることを中共海軍はやってのけた。
 にもかかわらず、一緒に抗議するのが米海軍だけとはねえ。↓

 「米、中国観艦式に艦船派遣せず 「海自外し」に抗議か・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140402/amr14040223430012-n1.htm

米国では、0.1%の最も金持ちの家族が、全家族の富の20%超を所有している。(半世紀前は10%だった。)↓

 ・・・the 0.1 percent. Since the 1960s, the richest one-thousandth of U.S. households, with a minimum net worth today above $20 million, have more than doubled their share of U.S. wealth, from around 10 percent to more than 20 percent.・・・
 <1%まで広げても、約22%に過ぎない。(実際、この0.1%を除いた金持ちのシェアはずっと殆んど変化がない。)↓>
 By comparison, the entire top 1 percent of households takes in about 22 percent of U.S. income, counting capital gains.・・・
http://www.slate.com/blogs/moneybox/2014/04/02/wealth_inequality_is_it_worse_than_we_thought.html

 米国で社会進歩指標を計算したところ、全132か国中、米国は16位に過ぎないことが分かった。↓

 ・・・ a major new ranking of livability in 132 countries puts the United States in a sobering 16th place.・・・
 <米国の健康、環境、初等教育、水質・衛生、個人的安全でひどく遜色があり、携帯・インターネットにおいてすら思わしくないからだ。↓>
 In the Social Progress Index, the United States excels in access to advanced education but ranks 70th in health, 69th in ecosystem sustainability, 39th in basic education, 34th in access to water and sanitation and 31st in personal safety. Even in access to cellphones and the Internet, the United States ranks a disappointing 23rd, partly because one American in five lacks Internet access.・・・
 <ちなみに、1位から並べると、ニュージーランド、スイス、アイスランド、オランダの順。↓>
 This Social Progress Index ranks New Zealand No. 1, followed by Switzerland, Iceland and the Netherlands.・・・ 
<カナダは7位、ドイツは12位、英国は13位、日本は14位、(アイルランドは15位。)。↓>
 Canada came in seventh, the best among the nations in the G-7. Germany is 12th, Britain 13th and Japan 14th.・・・
 <この指標は、自殺、財産権、就学率、移民・少数者への態度、女性の機会、宗教の自由、栄養、電化状況、等を勘案している。↓>
 ・・・this index, based on a vast amount of data reflecting suicide, property rights, school attendance, attitudes toward immigrants and minorities, opportunity for women, religious freedom, nutrition, electrification and much more.・・・
 <バングラデシュはインドより上位、ウクライナはロシアより上位。↓>
 Bangladesh (no. 99) ranks ahead of wealthier India (no. 102). Likewise, Ukraine (no. 62) outperforms Russia (no. 80).
 <支那は90位とふるわず、89位のモンゴルの後塵を拝している。↓>
 China does poorly, ranking 90th, behind its poorer neighbor Mongolia (no. 89). ・・・
http://www.nytimes.com/2014/04/03/opinion/were-not-no-1-were-not-no-1.html?ref=opinion&_r=0

⇒同様の指標によるランキングについても、基本的に同じだが、(日本には自殺禁忌がないところの)自殺、(日本はヒト「鎖国」であるところの)移民・少数者への態度、(日本では逆差別があるところの)女性の機会、等でもって、日本の社会指標が低く計算され過ぎているという印象。
 日本で、どこかのシンクタンクが、人間主義度指標を作って、独自にランキングを発表して欲しいもんだ。
 恐らくは、(一部の都市国家や人口の少ない国は別にして、)日本は世界1位、という結果が出るんじゃないかな。 
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太田述正コラム#6853(2014.4.3)
<経済学の罪(その4)>

→非公開