太田述正コラム#6820(2014.3.18)
<皆さんとディスカッション(続x2206)>

<コラム#6818の訂正>(ブログは訂正済)
14日<に>、旧日本軍による従軍慰安婦の強制動員を認めた「河野談話」について

14日<に>・・・「河野談話」について
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<太田>(ツイッターより)

 「中国の親たちの間で今、ネット上の二つの記事が大きな注目を集めている。一つは、涙を誘うもの。もう一つは、激しい批判や議論を呼ぶものだ。前者の題は、「料理ができる子供はどこにいっても生きていける」で、後者は「汚れた衣服を家に送って洗濯させる大学生 郵便局の新事業に」というものだ。親たちの感情を相反する方向へと揺り動かすこの二つの話題。これらは実際本当の話なのだろうか?特に、この「料理をする子供」の話は、単なる噂や都市伝説に過ぎないと言う人々もいる。この話が真実かどうかはっきりさせ<たいと思っ>た。…」
http://j.people.com.cn/94473/8568879.html
 中共当局が日本化戦略を追求しているという僕の話を都市伝説だと思っている人がまだいるかもしれない。
 しかし、こういう記事を読んだら、中には、感動し、涙ぐみ、たとえ、こういった記事が中共当局の謀略だとしても、いいじゃないか、誑かされてやろうじゃないか、と、思う人がいるんじゃないかねえ。

 リビアで叛乱勢力下にある港から原油を積んで出港し、リビア政府が取り逃がした船を、同政府の要請を受け、米海軍の特殊部隊がキプロス沖の公海上で 急襲して制圧。リビア政府に引き渡される。
http://www.theguardian.com/world/2014/mar/17/navy-seals-oil-tanker-morning-glory-libyan-rebels
 自衛隊が最も期待される役割はこの種のことなのさ。

<MH>

 --またもや在外(NYC)日本人オバさんのトリンチ姐さんのブログ紹介から--

 (Murray Hill Journal)
http://wholekernel.blogspot.jp/

 トランスアトランティク市場は依然として最重要」という記事。
 アメリカ企業の最大市場は欧州という当たり前すぎることが案外日本人には分かってない。(私だけか?)
 また中国市場は金額では欧州市場と比較して全然大したことが無い事実をジョンズホプキンス大学のレポートから抜粋しています。
http://transatlantic.sais-jhu.edu/transatlantic-topics/transatlantic-economy-series.htm

「The US and Europe are each other's primary source and destination for foreign direct investment. Since 2000 Europe has attracted 56% of US global foreign direct investment and China only 1.2%.

米国と欧州は、相互に、海外直接投資でソースあるいは投資先として最大。2000年以降、欧州は米国のグローバル海外直接投資の56%を引き付けたが、中国は1.2%のみ。」

 アイルランド国がキーポントなんですねえ。

「Ireland is the number one export platform in the world for Corporate America. US companies based in Ireland export 3.5 times more to the world than from Mexico and 5 times more than from China. US investment in Ireland is more than 6 times larger than US investment in China.

コーポレート・アメリカにとってアイルランドが世界最大の輸出プラットフォーム。在アイルランドの米国企業の世界への輸出額は、メキシコからのそれより3.5倍、中国からの5倍。米国からアイルランドへの投資は、米国から中国への投資の6倍以上。

Since 2000, Europe has accounted for over 57% of the earnings generated abroad by U.S. companies.
US companies earned 7 times more in the Netherlands alone than they did in China.

2000年以降、米国企業が海外で創出した利益の57%が欧州地域で占められている。オランダのみでも、米企業の利益は、中国で得た利益の7倍。

Europe’s sovereign debt crisis has forced European firms scale back their U.S. presence. Even so, Europe’s investment flows to the US were 4 times larger than to China. There is more European investment in a single US state like Georgia, Indiana or Minnesota than all U.S. investment in China, Japan and India.

欧州ソブリン危機の影響で、欧州企業は米国内でのプレゼンスを縮小せざるを得なかったが、それでも、欧州からの米国への投資フローは、中国向けフローの4倍。
ジョージア州、インディアナ州、ミネソタ州への欧州からの投資額は、それぞれの一州向けでも、中国、日本、インドへの米国の投資額を上回る。

45 of 50 US states export more to Europe than to China, and by a wide margin in many cases.

米国50州のうち45州が、対中国よりも対欧州の輸出額が多く、その他の地域向けでははるかに多額になっている。

 米国や欧州各国のそれぞれの国の個性の強さを無視し、「欧米は」 とひとつの言葉でくくってしまうと違和感が出る場面は実際多々あるけれど、こうして、「ひとつの経済圏」としてくくって数字をみると、そのリレーションシップの強さはハンパ無いというのも、よくわかる。
 よく「欧州のひとはアメリカの田舎者が大嫌いで云々・・・」という話を耳にするが、米国と欧州は古典的LOVE&HATEの間柄、数字はウソつかない。」

 以上 抜粋。

 アメリカ企業はオランダから中国の利益の7倍を得ているとは驚きでした。
 太田さんはUSTRが存在価値が低いと認識していたように記憶していますが、欧州市場と比べて比較にならないアジア市場の地位からすれば当然で、安全保障も重要度が低くなるのも同様ですし、最近アメリカがTPPにイマイチ乗り気でないのも上記記事から分かる気がします。

<shihouen>

≫いやー、懐かしい病院が出てきたもんだ。≪(コラム#6818。太田)

 以前、非公開コラムで(#失念)ご子息の件で立ち入った投稿をした事がありました。
 偶然とは言えその時を思い出しました。
 それにしても正直すぎです・・・!

<太田>
 
 それでは、その他の記事の紹介です。

 自民の吉田ドクトリン・バネってやつだ。
 こんなこと言う連中は、全員政治家じゃなくって政治屋なんだからね。
 よっく名前を覚えておこうな。↓

 「集団的自衛権容認に慎重論続出 自民総務懇「改憲が筋」・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014031701002200.html

 費用は当然理研が負担すべきだろうに。↓

 「STAP幹細胞、第三者機関に送付 若山教授・・・
 結果が出るまでに最長3カ月かかる見通し。・・・分析費用は若山教授が負担する。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1703V_X10C14A3CR8000/
 
 当然だろうな。↓

 「佐村河内氏、著作権主張へ 代理人がJASRACに接触・・・」
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20140318-OHT1T00016.htm?from=yol

 苦しい理研。↓

 「・・・理研の広報室では・・・割烹着などを演出したかについては、「そのような事実はありません」と全面的に否定した。小保方氏を意図的に出さないようにしているかについても、「そのようなことは把握していません」とコメントしている。」
http://news.infoseek.co.jp/article/20140317jcast20142199446
 <小保方さん、この記事を読みなさい!(太田)↓>
 「・・・米国の研究者たちは、 ・・・小保方氏・・・が何も言わなければ 、この件は 彼女の罪なのだと判断するのです。・・・
 <これは、さすがに若山教授の真意じゃなかろうが・・。(太田)↓>
 <ある米国>の研究者 は、若山照彦先生の、「私はこの論文へ の信頼 を失っている(I have lost faith in the paper)」というコメントに対して、「I have lost faith in our paper」とは書かれていない点に注目し 、「研究チームが小保方氏から離れていって、これからすべての責任は彼女に委ねられるね」と言いました。・・・
 <もともと日本の医学博士号は全く権威がなかったけれど、最近じゃあ、日本の理系の全ての博士号の権威が、既に失墜してたのね。(太田)↓>
 2011年4月20日付 の『Nature』誌に、日本を始め中国、シンガポール、米国、ドイツ、インド、など世界各国の博士号の問題点が論じられています。・・・
 その中で、日本の博士号のシステムは危機に陥っていて、すべての国の中で、日本は間違いなく最悪の国のひとつだと書かれています。・・・」
http://www.fsight.jp/25092

 とにかく、一般に、(教授陣の国際度等、)ランキング手法が東大等、日本の大学に不利であり過ぎる。↓

 「世界大学ランクでソウル大44位 東大23位・・・
 アジアでは東京大の23位が最高。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/17/2014031702209.html

 それはさておき、堀江は度し難いバカだね。↓

 「・・・東大以外にいく意味ない・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8640592/

 一人題名のない音楽会では既に活躍中の明菜、ガンバレー!
 ところで、病は鬱なのか双極性障害なのか。↓

 「中森明菜 ファンクラブ会報に自らつづった“活動再開”・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8641448/

 ムムム。
 エヘン! 僕が小6の時にアルジェリア独立戦争の複雑な構図について、クラスで「講義」した話、前にしたことあると思うけど、愛ちゃん・・もとい、愛子さま・・もやるじゃん。↓

 「愛子さま 初等科の文集に掲載された“超秀才”レポート・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/joseijishin_d9078

 ぜーんぜん、目新しい話じゃあないでー。↓

 「高校1年対象の国際学力テスト「PISA」。日本を含む全65の参加国・地域で、読解力は女性の方が高い傾向がみられた。・・・
 図形を回転させるとどうなるかという空間認知力は男性が優れているらしい。・・・」
http://mainichi.jp/shimen/news/20131223ddm013070029000c.html

 本日も、失踪機関係小特集だ。

 どうして、乗客の誰かが携帯電話でSOSを発しなかったのか、いや、そもそも、携帯電話の発する電波が全く検知されていない(らしい)のはなぜか、が推測されている。↓
http://www.slate.com/blogs/future_tense/2014/03/17/malaysia_airlines_flight_370_why_didn_t_the_passengers_phone_for_help.html
http://www.nytimes.com/2014/03/18/world/asia/questions-over-absence-of-cellphone-calls-from-missing-passengers.html?hp

 この機は、搭載コンピューターに進路を変える入力をしていることが分かった。
 (単に、手動で進路を変えたわけじゃないってこと。)↓
http://www.nytimes.com/2014/03/18/world/asia/malaysia-airlines-flight.html?hp&_r=0

 対空レーダーをごまかすために、件の機が、同型のシンガポール航空便の後方にぴたりとつけて、レーダーには単一の機として映るようにして、インド/パキスタン空域を超えたのではないか、という説が紹介されている。↓
http://www.slate.com/blogs/business_insider/2014/03/17/malaysia_airlines_flight_370_the_craziest_theory_yet.html#lf_comment=146724763

 学生時代のクリントン前国務長官の写真集・・既出?・・とそれについての記事だ。
 (改めて、彼女、美人だと思うねー。(太田))↓
http://life.time.com/history/hillary-clinton-in-1969-photos-of-a-recent-college-grad/#13
http://www.washingtonpost.com/blogs/the-fix/wp/2014/03/17/hillary-clinton-like-youve-never-seen-before/?hpid=z5
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太田述正コラム#6821(2014.3.18)
<網野史観と第一次弥生モード(その3)>

→非公開