太田述正コラム#6818(2014.3.17)
<皆さんとディスカッション(続x2205)>

<太田>(ツイッターより)

 小保方問題で、朝日は電子版に長文記事を何本か載せてはいるけど、
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11030099.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11030099
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11030103.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11030103
核心的な問題(コラム#6816)から朝日等は逃げ回っている印象だ。
 旅客機失踪の扱いもおざなりだしな。
 ブー!

<y/WtWXLE>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫韓国側の全面降伏だな≪(コラム#6816。太田)

 逆じゃねえの?
 アメリカ様に小突かれて安倍がヘタれただけだと思ったんだけど。

<太田>

 「日系<米>人でカリフォルニア州下院議員のマイク・ホンダ<が提出したところの、>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E4%B8%8B%E9%99%A2121%E5%8F%B7%E6%B1%BA%E8%AD%B0
・・・<米>下院121号決議<が、>・・・2007年6月26日に<米>下院外交委員会で・・・賛成39票・反対2票で可決<され>、7月30日に米下院本会議で可決<され>た。この決議では・・・「性奴隷にされた慰安婦とされる女性達への公式な謝罪<を要求した>・・・
 <そして、>2009年8月にはマイク・ホンダ議員が訪韓し、・・・韓国外務省はホンダ議員の対日行動に感謝の意を表明<した。>・・・
 しかし日本政府は反論も抗議もせずに、安倍首相も「残念だ」とコメントするにとどまった・・・

→事実上韓国政府は、日本に公式謝罪を要求しているが、安倍政権(第一次)は無視している。(太田)

 2011年8月30日、韓国の憲法裁判所が「韓国政府が日本軍慰安婦被害者の賠償請求権に関し具体的解決のために努力していないことは憲法違<反>」と判決した。・・・
 2011年9月15日、韓国外交通商省の趙世暎東北アジア局長は「慰安婦と被爆者の賠償請求権が請求権協定により消滅したのかどうかを話し合うため、日韓請求権・経済協力協定第3条により両国間協議を開催することを希望する」という口上書を日本側に提出<した>・・・
 しかし10月19日のソウルでの日韓首脳会談では、慰安婦問題は議題にならなかった。2013年5月22日、この件に関して岸田外務大臣が国会で「具体的な協議等が行われたということは承知しておりません」と答弁した。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6

→韓国政府は日本に補償要求をしているが、安倍政権(第二次)は、やはり無視している。(太田)

 「安倍内閣は2007年3月16日に「河野談話をこれからも継承していく」としつつ、「官憲が家に押し入って人さらいのごとく連れて行くという強制性、狭義の強制性を裏付ける証言はなかった」とし、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかった」とする政府答弁書を閣議決定した。また第二次安倍内閣においては、総裁選から衆議院選挙を経て一貫して「河野談話の見直し・改変」を唱えていたが、2013年5月24日、「安倍内閣の閣議決定は河野談話を引き継いでいる」と辻本清美の質問主意書に・・・応えている。・・・」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6 上掲

→安倍政権は、第一次も第二次も、一貫して、河野談話を継承していく、ただし、狭義の強制性を裏付ける事実はなかった、との姿勢でいる。(太田)

⇒にもかかわらず、朴大統領は、「日本の安倍晋三首相<が>14日<に>・・・「河野談話」について「この問題に関してはいわゆる『河野談話』がある。これを修正するつもりはない」と<2013年の自分の内閣による答弁書と同じことを>発言した」だけなのに、これに対して「幸いだと思う」とし、
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/17/2014031700696.html
しかも、日韓首脳会談の可能性すら韓国内で取りざたされるようになったわけであり、要は、本件は、日韓会談を拒否してまで、謝罪と補償を求めてきたところの、韓国側の完全な一人相撲で終わった、ということなんだよ。
 まだ、何か疑問ある?(太田)

<shihouen>

≫ますます、小島センセのことがもっと知りたくなりますねえ。≪(コラム#6816。太田)

 小島宏司(こじま・こうじ)
 聖マリアンナ医科大学大学院卒業、同大学病院および国立療養所中野病院で研修医。1997年 聖マリアンナ医科大学病院呼吸器外科医長。1999年にバイオ気管の研究をめざし、渡米。マサチューセッツ州立大・チャールズ・バカンティ教授のもとで、気管再生の研究に取り組む。2002年5月、羊の鼻の軟骨からのどの気道を再生させ移植することに世界で初めて成功。2004年より、ハーバード大学医学部組織工学・再生医療研究室ディレクター。
http://www.terumozaidan.or.jp/labo/interview/03/index.html

<太田>

 バカンティ・センセ、小島ブラックジャックやら小保方メガミやらを、海のものとも山のものともしれぬ段階で、磨けば「ダイヤモンド」になりそうな原石であると見極める、すんばらしい能力の持ち主と拝察しまっす。
 愛弟子として、センセに忠義を貫く小島ブラックジャックもステキでちゅねえ。

 (蛇足の蛇足だが、国立療養所中野病院って、私の(既に亡くなった)母親が、結核に罹って死ぬところを、この病院で、当時としては最先端の(ろっ骨を切り取って感染した肺を押し潰す)気胸手術を受けて奇跡的に生き残り、その後、物好きにもそんな女性と結婚した私の(既に亡くなった)父親との間に、(一回の中絶の後、)同病院の主治医の猛反対を押し切って、生んだ一人っ子がこの私だ。いやー、懐かしい病院が出てきたもんだ。)

 ところで、笹井≒佐村河内、小保方≒新垣隆、と見ればよさそーだね。
 笹井サン、新垣サンの存在を秘匿した佐村河内サン違って、小保方サンを「共著者」とし、しかも前面に出したところまではよかったけど、小保方サンは、新垣サンと違って、ニセモノしか作れなかったもんだから、すぐバレちゃったわけで、彼のアホさかげんは、佐村河内サンといい勝負だな。↓

 「・・・理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長・・・
 1月下旬のSTAP細胞「発見」の記者発表についても、理研の広報チームとメディア戦略を練ったとされる。テレビなどで大きく取り上げられた小保方さんの「割烹着」のアイデアも、笹井副センター長の発案だったという。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8637206/

 今度は、マレーシア機の件だ。

 TV映像を見ると、三つのディスプレーを使った、かなり本格的なシミュレーターだけに、怪しいなあ。↓

 「・・・警察は現在、機長の自宅にあったフライトシミュレーターを調査した。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/8638227/

 ミャンマー、支那南部・西部、キルギスタン、タジキスタン、トルクメン等の軍の対空レーダー及びそのオペレーターの具体的能力を全く知らないだろうに、よくもまあこんな思い付き的戯言を吐けるもんだ。↓

 「・・・中央アジアに向かうルートで大陸上空を飛行した場合、各国軍のレーダーが察知する可能性が高く、元日本航空機長で航空評論家の小林宏之さんは「飛び続けたとすれば、インド洋方面しか考えられない」と指摘した。」
http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030036000c.html

 別番組で、今度は全日空の元機長が、件のマレーシア機の急上昇を、乗客を、騒がないように気圧低下で気絶させるため、と得々としゃべっていたが、下掲の記事を読むと、これまた、殆んど思い付き的戯言であることが分かる。
 (じゃあ、なんで急上昇したのか、という疑問が残るが・・。)
 諸君、戦後日本人は、軍事についても、有事(極限状態)についてもひでー音痴だから、こういった事件に関しては、専門家は一人もいない、と心得るべし。↓

 ・・・the plane's apparent climb to an altitude of 45,000 feet early after diversion might have been designed to incapacitate others on board by inducing hypoxia - oxygen deprivation - which quickly causes disorientation and unconsciousness and can lead to death. But the radar readings are not absolutely certain and in any case Boeing-777s are certified to fly at up to 43,000 feet; counting on a cabin depressurisation just 2,000 feet above this seems unlikely. ・・・
 <(最もうれしくないシナリオだが、)ある時点で、操縦者がいなくなり、そのままの状態で、この機が何千マイルも飛行を続け(て墜落し)たという可能性も理論上はありうるんだと。↓>
 If whoever diverted the plane had set a new flight path, the plane could have continued to fly for hours even if that person was incapacitated for some reason - such as hypoxia. Planes have flown for thousands of miles with unconscious crews.・・・
http://www.theguardian.com/world/2014/mar/16/mh370-unanswered-questions-pilot-search

 マレーシア当局のこれまでの本件の説明の迷走ぶりは、同国の政治の腐敗度を象徴してるとよ。↓

 ・・・the Malaysian authorities’ performance during this investigation is a pretty reasonable approximation of what passes for governance in a corrupt, nepotistic regime that long ago lost any purpose besides accumulating wealth and extending its own power. ・・・
 <機長が、野党指導者への政府の弾圧に抗議して犯行を決行した可能性も皆無じゃない、と。↓>
 ・・・is it possible that Shah hijacked the Malaysia Airlines flight in some twisted form of protest against the government? Of course—even if it seems a less likely explanation than the half dozen other theories that are being floated.・・・
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/foreigners/2014/03/pilot_zaharie_ahmad_shah_supported_anwar_ibrahim_was_he_a_terrorist.html
 <それにしても、マレーシア空軍は同機失踪当時、寝てたのか、とさ。↓>
 ・・・Where was the Malaysian air force in all this?・・・
 <不詳機に気付いたら非軍事の航空管制サイドに問い合わせをすべきだがしていない。↓>
 ・・・if military radar operators spot an unidentified contact, normal procedure would be to check with their civilian counterparts as to whether there is a transponder reading for identification.
 <その上で、当該機に無線で呼びかけるべきだが、もちろんそれもしておらず、従ってまた、スクランブルをかけることもしていない。↓>
 If not, there would be an attempt to contact the plane by radio and, again if there is no response, ultimately to scramble fighters.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-26603830

 革新的テクノロジーを引っさげた日本のベンチャー企業者群を紹介する記事だ。↓
http://www.bbc.com/news/technology-26511514

 米国での話だが、図書館好きは、社交性があり、テクにも強いことが分かった。↓

 ・・・More than two-thirds of Americans are “actively engaged” with their public libraries. And the most frequent and devoted library users, about 30% of the population, tend to be a younger, more educated and technologically savvy group.・・・
 Members of these high engagement groups also tend to be active in other parts of their communities. They tend to know their neighbors, they are more likely to visit museums and attend sporting events, and they are more likely to socialize with families and friends.・・・
http://www.latimes.com/books/jacketcopy/la-et-jc-library-lovers-less-lonely-pew-report-20140313,0,1235702.story#axzz2wBeIvm1i
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太田述正コラム#6819(2014.3.17)
<網野史観と第一次弥生モード(その2)>

→非公開