太田述正コラム#6786(2014.3.1)
<皆さんとディスカッション(続x2189)>

<太田>(ツイッターより)

 「…河野…談話…政府検証チームを設置 官房長官が明言…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140228/plc14022821370024-n1.htm
 自民の米事大主義を世論が覆した形だな。
 ところが、BBCが大きく報じた本件
http://www.bbc.com/news/world-asia-26379645
を朝日は電子版に載せていない。
 よっぽど疚しい気持あり?

<太田>

 吠える産経。
 だけど、河野談話は、相手が旧日本帝国臣民達だっちゅうので、(朝日や毎日を含め、)人間主義的対応が通じるって思っちゃったってことなんだぜ。
 むしろ、我々は、韓国朝野の非人間主義化を哀れに思うべきなんだよ。↓

 「朝日・毎日への反論(6) 河野談話の正当性が崩れた石原証言に見解を示さないのはなぜか・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140228/plc14022823350027-n1.htm
 「裏切られた韓国への信頼・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140228/plc14022812370015-n1.htm

 いずれにせよ、産経も、小保方「問題」を報じない点じゃ、朝日、毎日のお仲間だねえ。

<太田>(ツイッターより)

 ウクライナ領クリミアに露軍、2000人を増強。クリミアの2飛行場を占拠した「自警団」は露海兵隊員。
http://www.theguardian.com/world/2014/feb/28/russia-crimea-white-house
 五輪中なのにプーチンは動いたね。
 だが、開戦すれば、ウクライナ軍は規模こそ小さいが練度は高いし、タタール人も敵に回す露軍は苦戦だと。
http://www.theguardian.com/world/2014/feb/28/ukraine-military-russia-crimea

<AQseEEAo>

 小保方晴子博士の「STAP細胞」特許出願は基本特許となるか?
http://iplawbusiness.net/blog/archives/1381

 特許を得るために、重要なファクターを隠しているという話はなくなった。
 というより、再現性がないと特許は成立しないのだから、STAP細胞は幻の可能性が今のところ、かなり高い。
 山中さんの場合、自分の論文や実験が巻き起こす批判、疑惑、韓国の捏造事件があったばかりだったので東洋人研究者に向けられる冷たい視線を覚悟していたようだが、小保方さんの場合、そのような視線を想定もしていなかったのでないか。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ロシア外務省が、クリミア駐留露軍はクリミア内を移動する際に事前にウクライナ当局の許可を得るとの合意にもはや拘束されないと宣言した。
 (クリミアはウクライナの「辺境」だが、米3軍の司令部は首都圏にあり、しかもその上空は米軍の管制下にある。日本人はいつまでこんな途方もないことを続けさせるんだ。(太田))↓

 ・・・Friday evening, the Russian Foreign Ministry said that it had informed the Ukrainian authorities that Russian military vehicles and troops would be moving around the Crimea “to ensure the security of the presence of the Black Sea Fleet on the territory of Ukraine.” The statement added that Russia saw no need to consult further with Ukrainian authorities about the movement of its military assets in the Crimea, which usually houses at least 13,000 troops and dozens of ships at the base in Sevastopol. Beyond that base, however, they normally need the permission of Ukrainian authorities to move around.・・・
http://world.time.com/2014/02/28/crimea-russia-putin-night-wolves/

 ロシアはクリミア在住のロシア系住民にロシアのパスポート支給を開始しようとしており、かつ、ロシア系ないしロシア人の多さを理由にクリミアをウクライナから分離し、ロシアに併合しようとしているが、そんなことをしたら、同じやり方で、将来、中共にシベリアをとられちゃうぞ、と警告したコラムだ。↓

 ・・・ No one knows the exact number of Chinese citizens in eastern Siberia -- in part because the last Russian census declined to count them -- but it certainly dwarfs the number of Russians in Crimea, and is expected by Russian analysts to increase significantly with time.
 It seems rather risky for Russia to develop, on its own border, a challenge to the basic premise of territorial sovereignty. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/02/26/dear_kremlin_careful_with_crimea

 ウクライナ生まれの小説家10人の紹介記事だ。
 (ゴーゴリもそうだったとは知らなかったが、ロシアに比べれば物の数じゃあないね。
 クラシック音楽もそうだが、(人口差を考慮したとしても、)ウクライナはあんまし威張れたもんじゃあないねえ。(太田))↓
http://www.theguardian.com/books/2014/feb/28/ukraine-literature-writers-fiction-guide

 全米図書賞(National Book Award)受賞者・候補作者が、50年代の当初は8割は男性だったのが、最近では過半を女性が占めるようになったとさ。↓

 ・・・In the 1950s, the finalists and winners of National Book Awards were more than 80 percent male. But notice how that percentage has steadily fallen until we reach the current decade -- then women pulled slightly ahead.・・・
http://www.washingtonpost.com/blogs/style-blog/wp/2014/02/25/exclusive-over-60-years-women-have-made-steady-progress-with-national-book-awards/

 中国新聞社(China News Service・・新華社と並ぶ中華人民共和国の国営通信社
http://ejje.weblio.jp/content/China+News+Service
)論説が、退任したロック駐中米大使を口を極めて罵った。(まことに下品極まるが、気持ちは分からないでもないな。(太田))↓
http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/chinese-media-outlet-uses-racial-slur-at-us-envoy/2014/02/28/b5b1b080-a091-11e3-878c-65222df220eb_story.html
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 一人題名のない音楽会です。
 宮本笑里(1983年〜)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E7%AC%91%E9%87%8C
の1回目です。
 私は、もちろん、彼女は、名前も顔もよく知っているのですが、コンクールのめぼしい受賞歴もなく、これまであまり注目していなかったところ、オーボエ奏者で指揮者のお父さん(宮本文昭)の薫陶の賜物か、先日、演奏に耳を傾けたところ、大変いけてると思ったので、遅ればせながら、ご紹介することにしたものです。 

一、クラシック

バッハ/グノー アヴェ・マリア(Ave Maria)(注)
http://www.youtube.com/watch?v=Rhxknexlis0

(注)「1859年にシャルル・グノーがヨハン・ゼバスティアン・バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲 第1番 ハ長調」を伴奏に、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を歌詞に用いて完成させた声楽曲」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2_(%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC)

チャルダッシュ(コラム#3360、3434、5339)
http://www.youtube.com/watch?v=THc2CWY0mnc
ツィゴイネルワイゼン(コラム#4541)
http://www.youtube.com/watch?v=G9OJoHy-YBA
モーリス・ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(コラム#5363)(注)
http://www.youtube.com/watch?v=fJeXmSKiXAA

(注)「1899年に作曲<され>たピアノ曲、および1910年にラヴェル自身が編曲した管弦楽曲。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A1%E3%81%8D%E7%8E%8B%E5%A5%B3%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%8C

Vocalise(コラム#3115)
http://www.youtube.com/watch?v=7KwzR_TlAwI
サン・サーンス ハバネラ(Havanaise)(注)(断片) 〜0:35
http://www.youtube.com/watch?v=uAer_O6KPBg
 ハイフェッツによる全曲の演奏をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=NeApec5uZMU

(注)「1885年に、ヴァイオリニストの<友人>と共に演奏旅行に出かけた際、初冬のブレストで雨に降り込められ、ホテルの赤々と燃える暖炉の前でこの作品を着想したという。その際、<この友人>がキューバ出身だったことが発想の源となった。のちに作曲を始め、作品は1887年に完成し<た。>」
http://www.youtube.com/watch?v=7KwzR_TlAwI
 「ブレスト(Brest)はフランス西部、ブルターニュ半島西端に位置する港湾都市。人口約16万人。フランス最大の軍港である。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88_(%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9)

二、ポピュラー器楽曲

風笛〜あすかのテーマ〜 オーボエ:宮本文昭(父親)
http://www.youtube.com/watch?v=0QvjVWNvNXs
逢恋(「天地人記行」より) 作曲:大島ミチル
http://www.youtube.com/watch?v=hZnChAHRtB8
上を向いて歩こう
http://www.youtube.com/watch?v=VO6SU75m7jA

(続く)
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太田述正コラム#6787(2014.3.1)
<江戸時代における外国人の日本論(その6)>

→非公開