太田述正コラム#6536(2013.10.27)
<皆さんとディスカッション(続x2064)>

<太田>(ツイッターより)

 「…東南アジアの人々は、韓国文化と日本文化に対しほぼ同じくらい好感を持っているが、国家イメージの面では韓国よりも日本の方に良好な印象を抱いていることが調査で分かった。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/26/2013102600768.html
 前段について祝福したいね。
 男女平等度が日本より低いってのは深刻。

 安倍首相が、WSJのインタビューで、「日本は経済面だけでなく、アジア太平洋の安全保障の分野でもリーダーシップを発揮して行くことを期待されている」と語った。
http://www.bbc.co.uk/news/business-24684683
 そう、中共当局からもね。
 ぜひやってもらおうじゃないか。

<mgZ7ScYU>

≫前にどんなこと言ったか忘れちゃったけど、米国はどんどん引いて行くから、北朝鮮に併合されたくなきゃ、いずれは親日に転じざるをえないさ。≪(コラム#6534。太田)

 どういうわけか、韓国のお偉いさんの本音はさんざん反日をしながら、最後は日本に助けてもらえるという「甘えの構造」があるらしいです↓

 韓国トップたちの怪しい「世界観」
http://blogos.com/article/72370/

<TA>

≫この英語版のURLは?「海外」の視聴者がコメント寄せるのは英語版があるからだろ?≪(コラム#6534。太田)

 「こちらは英語版である翻訳元とは違う動画ですが、殆どの発言がカバーされています。」という文の「翻訳元」から飛べるようですよ。
 なお、その「英語版のURL」です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=7ti2K5yStfU

 ・・・<また、>

≫この映像・・・、以前に登場したやつ(コラム#省略)の改訂版だろ。その時にも書いたはずだが、アジア解放史観じゃあダメなのさ。≪(コラム#6534。太田)

 <についてですが、>コラム#6390ですね。↓

 「・・・例えば、ネールは、次のような言葉も残している。
 「『父が子に語る世界史』では、日露戦争とその結果について、日本の勝利がいかにアジア諸民族を勇気付けたか、それにも関わらずその結果は、帝国主義列強の一角に日本を付け加えただけであり、その悲惨を最初に舐めたのは朝鮮であったとして、日本が期待に沿わなかったことを厳しく批判した。」・・・
 要するに、この映像は大東亜戦争肯定論/遊就館史観で編集されたものであり、太田コラム読者であれば先刻ご承知のとおり、これでは、台湾や韓国を植民地支配し、満州に保護国をつくり、支那に侵攻した日本弁護には全くなっていない。」

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 たまには、産経新聞も正しいことを言うじゃないか。
 ただし、最後のセンテンスだけは殆んどウソだな。↓

 「慰安婦報道 産経vs朝日 河野氏を国会に呼んで決着つけましょう・・・
  国会で報告書の公表と河野氏らの招致が実現したら、それをもとに元慰安婦への対応をどうすべきか議論しましょう。産経新聞と朝日新聞の報道のどちらが正しいのか、それこそ早期に決着させようではありませんか。・・・
 産経新聞の報道で談話の新たな欠陥が明らかになったと言えます。それにしても、慰安婦問題にいつも熱心な朝日新聞、毎日新聞がなぜ、これほどの事実を報道しないのでしょうか。報告書を入手するだけの取材力がないのかもしれませんが…。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131027/plc13102707000003-n1.htm

 2011年というと、9月初めに菅から野田に首相が変わってて、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BD%B3%E5%BD%A6
恐らくは菅なんだろうが、すぐ断っちゃうなんてバッカじゃないの。
 カネ出して応分の協力をするのならエシュロンに入れてやってもいいよ、という謎かけかもしれなかったのに・・。↓
              
 「米が日本に傍受協力打診 中国情報が狙いか・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013102601002217.html

 無人機も有人機と同じ対処方針で臨むってだけのことなのに、またもや言いがかりをつけて、日本の「独立」をプッシュしてくれて、感謝感激。↓

 「中国、無人機撃墜は「戦争行為」と日本をけん制・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131026-OYT1T01161.htm?from=main3

 どうやら、中共じゃ、当局側もマスコミ側も、ともに腐りきってるみたいね。↓

 「中国:拘束記者「報酬受け取り掲載、と認める」…国営通信・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20131027k0000m030054000c.html

 ドイツのジャーナリストが、日韓台中をトップダウン型資本主義であって自由民主主義じゃないとしてるが、ムッチャクチャでござりますがな。
 いずれも日本型経済体制だけど、同体制は、そもそもボトムアップなの。(ただし、日本だけは日本型政治経済体制だけど、韓台中は日本型経済体制のつまみ食いをしていた時期があるか、現在もつまみ食い状態にあるか、のどっちかだ。)また、中共は一党独裁なのに対し、日韓台は自由民主主義なの。↓

 ・・・ Isn't top-down capitalism, as practiced in the past by the Asian "dragons" (South Korea, Taiwan, Japan) and currently by China, the better road to riches and global muscle than the muddled, self-stultifying ways of liberal democracy?・・・
 <日韓台は、農村の労働者予備軍が枯渇した時点で高度成長が終わったが、中共もやがてそうなるだと。これは必ずしも間違っていない。↓>
  South Korea, Taiwan and Japan turned into mighty "factories of the world," whose textiles, tools, cars and electronics threatened to overwhelm Western industry, as China's export juggernaut does today. Once it empties out, the countryside can no longer feed the industrial machine with cheap labor. ・・・
 <一転、日本はずっと前から民主主義だと言い出してるが、どうなってんだ? また、自民党政権がずっと続いたことと中共の一党独裁とは何の関係もないぜ。↓>
  It took Japan's voters a half century to dismantle the informal one-party state run by the Liberal Democratic Party, and this in a land of free elections. ・・・
 <韓台は、欧州諸国同様、まず経済発展してから後に民主主義化する、というコースを辿ったとしているが、この両国は、日本型政治経済体制ならぬ、日本型経済体制をつまみ食いするコースを辿った、ということなのよ。↓>
 History does not bode well for authoritarian modernization, whether in the form of "controlled," "guided" or plain state capitalism. Either the system freezes up and then turns upon itself, devouring the seeds of spectacular growth and finally producing stagnation. (This is the Japanese "model" that began to falter 20 years before the de facto monopoly of the LDP was broken.) Or the country follows the Western route, whereby growth first spawned wealth, then a middle class, then democratization cum welfare state and slowing growth. This is the road traveled by Taiwan and South Korea—the oriental version of Westernization.
 <中共も韓台と同じコースを辿ってるので、早晩、民主主義化をするだろうって言いたいみたいだが、日本型「政治」経済体制の下で育った人々が韓台で民主主義化を実現したところ、中共にはそんな人はいないので、平和裏の民主主義化はまず不可能だろうね。↓>
 The irony is that both despotism and democracy, though for very different reasons, are incompatible with dazzling growth over the long haul. So far, China has been able to steer past either shoal. It has had rising riches without slowdown or revolt—a political miracle without precedent. The strategy is to unleash markets and to fetter politics: "make money, not trouble."
 Can China continue on this path? History's verdict is not encouraging.・・・
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304402104579151511303083436

 南シナ海における、中共とフィリピンの領有権争いについての詳細記事だ。
 写真、動画と有機的に組み合わせた記事であり、新聞記事の今後の在り方を示す試みと言えるかも。
 一瞥を勧める。↓
http://www.nytimes.com/newsgraphics/2013/10/27/south-china-sea/?ref=magazine


 昨日の一人題名のない音楽会で寺井尚子によるカッチーニのアベマリアの演奏を紹介したが、その時、付記し忘れた関連映像だ。
 いずれも日本人奏者による素晴らしい演奏だよ。↓

 倉田寛によるトロンボーン/歌唱!
http://www.youtube.com/watch?v=30Y1hRl3rnw
 古川展生によるチェロ演奏
http://www.youtube.com/watch?v=q52n8imZk7A
 宮本文昭によるオーボエ演奏
http://www.youtube.com/watch?v=imOQ8nR3Hus