太田述正コラム#6402(2013.8.21)
<皆さんとディスカッション(続x1997)>

<太田>(ツイッターより)

 ヤフーCEOのマリッサ・メイヤー(1975年〜。スタンフォード大卒)の写真集だ。
 ヴォーグ誌に載った冒頭の写真がセンセーションを巻き起こしてるとさ。
http://edition.cnn.com/2013/08/19/tech/web/marissa-mayer-vogue/index.html?hpt=hp_c3
 でも、日本語ウィキペディアの写真がイチバン。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC

 遺伝学研究の結果、インドのカースト制度は、比較的最近の約1900年前にできたことが分かった。
http://www.slate.com/blogs/the_world_/2013/08/20/origins_of_india_s_caste_system_genetic_research_suggests_the_country_s.html

<HvbsAmL.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫ドイツ政府は2000年、ポーランドやチェコなどに在住する強制徴用の被害者に賠償を行うため、ベンツやシーメンスなど自国企業と共に8兆ウォン(約7000億円)を拠出し「記憶・責任・未来」財団を創設し<ている>≪(コラム#6400。朝鮮日報)

 太田さんは、これが良いと考えているのでしょうか?
 ↓研究者の意見を参考にすると、安易な善意は、だめな気もするのですが?

 反日韓国人を制御するには? 重要なのは“倍返し”「絶対、下手に出るな」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130819/dms1308191540008-n1.htm

<8FxeU9f2>(同上)

 良いと考えてるに決まってるだろ。
 韓国を愛して止まない太田の意見の何を参考にするつもりだお前?
 んなもん韓国の方々の心情を考えろ的な事を屁理屈捏ね繰り回してもっともらしく講釈垂れるのがオチだろ。

<cw4HSEy.>(同上)

≫朝鮮日報が社説で「良識的」提言をしてるよ。≪(コラム#6400。太田)

 カギカッコついてるから、少なくとも良識とは思ってないはず。
 法的に無理があるのは向こうも百も承知じゃない?
 で、解決しないように解決する的な歴史問題化じゃない?

 「「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)という財団法人があった。・・・同基金の呼びかけ人であり理事だった、大沼保昭氏(執筆時は東京大学大学院教授、現在は明治大学特任教授)の著書『「慰安婦」問題とは何だったのか』(中公新書)を読んだ。・・・基金にはしばしば「失敗した」という評価も下される。それは、韓国での事業展開が難しかったからだ。その原因として、基金自身の問題に加え、次のような諸事情があった、と大沼氏は書いている。
〈韓国世論を変える努力をまったくといっていいほど払わなかった日本政府の消極姿勢。(中略)強硬なNGOの説得に動こうとしなかった韓国政府の無為。元「慰安婦」を「売春婦」「公娼」呼ばわりして韓国側の強い反発を招いた日本の一部の政治家や「論客」と右派メディア。みずからが信ずる「正義」の追及を優先させて、ときに元「慰安婦」個々人の願いと懸け離れた行動をとった韓国と日本のNGO。強固な反日ナショナリズムの下で一面的な「慰安婦」像と国家補償論を報じ続け、多くの元「慰安婦」の素朴な願いを社会的権力として抑圧した韓国メディア。そうした過剰なナショナリズムをただそうとしなかった多くの韓国知識人。韓国側の頑な償い拒否に、被害者を心理的に抑圧する独善的要素があることを批判しようとしなかった日本の「左派」や「リベラル」な知識人とメディア。これらさまざまな要因が相俟って、韓国における元「慰安婦」への償いに不十分な結果をもたらしたのである〉」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130525-00025178/

 「【文字起こし】面談ドタキャンで元慰安婦支援団体会見」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1386.html

<太田>

>カギカッコついてるから、少なくとも良識とは思ってないはず。

 まさにその通り。
 8FxeU9f2クンは、その点でも勘違いし、しかも、「何事によらず、諸君も、この社説のように、できるだけ、事実と典拠を適示した議論を心がけてね。」をもっぱら言いたいがゆえに朝鮮日報社説を引用したというのに、「事実と典拠を適示した議論を心がけ」なかったんだからねえ。
 cw4HSEy.クンを見習うんだよ!

 なお、大沼保昭センセも橋下市長とおんなじで、「売春宿/売春婦=悪/過去の遺物」視の持ち主なんだねえ。
 (ま、橋下市長のホンネは違うと見ているが・・。)
 戦前の日本人の良識/常識を持った日本の知識人求む。

<iVQxgWYM0>(「たった一人の反乱」より)

 甲状腺がん確定18人に 福島の健康調査
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130820/bdy13082015230003-n1.htm

 原発推進派の愚か者共は現実を見て猛省せよ。

<太田>

 「被曝によって生じる甲状腺癌のほとんどが・・・乳頭癌<である。>・・・若年発症が多いにも関わらず、早期治療を行えば予後は極めて良好で、10年生存率は80%以上とされており、小さい腫瘍であった場合は95%以上の術後30年生存率を報告している施設もある。・・・近年、1センチ以下の小さな乳頭癌は症例を選べば手術をせずに定期的に経過をみるだけで十分であるという研究報告がなされている。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E7%99%8C

しかも、今回の「被爆者」36万人中発症者18名、ということは、発症率0.005%だよ。
 しかも、こんな原発事故は生涯に1回あるかないかで、しかもその時に被爆地域に居合わせる確率はものすごーく小さい。
 (しかも、発症したところで、一般の人より早く死ぬと決まったわけじゃない。)
 (そもそも、日本人の発症率がどれくらいなのかを知りたいところだ。)
 暗算的に計算してみたら、道で交通事故にあってキミが死ぬ確率は毎年0.01%弱、生涯ベースじゃ、0.5%くらいになるけど、これと比較してごらん。
 あらゆる人間の営みは危険をはらんでおり、例えば、車の使用を許すかどうかは、人命を含むコストの許容度を勘案してなされている。
 原発事故だけに許容度ゼロを主張するのはナンセンスだよ。

<TA>

≫どうして、あなたは、<「中国の「第二撃核戦力」・「対米核抑止力」による攻撃対象は、主に、日本、正確には(同じことでしょうが)在日米軍基地」、と>「理解(誤解)」したのですか?≪(コラム#6400。太田)

 提示した典拠内の、↓

 「JL-2が実用段階に達した場合、094型戦略原潜の母港になると見られる海南省三亜からインド全域やモスクワ、米軍基地の有るグァムなどを射程に収めることが可能となる。また、北方の渤海に展開した場合は、アラスカを攻撃圏内に入れることが出来る。ただし、JL-2の射程では中国の沿岸からではアラスカより南のアメリカ本土やハワイなどを攻撃する事は困難。アメリカ本土の攻撃が可能な外洋に進出するのは094型の低い静粛性から現実的ではない。この点から、JL-2のアメリカに対する核抑止効果は限定的なものに留まらざるを得ない・・・。」
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/JL-2%C0%F8%BF%E5%B4%CF%C8%AF%BC%CD%B7%BF%C3%C6%C6%BB%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB%A1%CA%B5%F0%CF%B22/CSS-N-5%A1%CB

という記述からの推理です。グアムやアラスカよりも、例えば、「日本<の>SOSUS網<の地上局>」(コラム#4033。太田)を核攻撃(通常兵器でも破壊可能かも分かりませんが・・)されることは、どの程度かは分かりませんが、「SOSUS網」にダメージを与えるはずでしょうから、中国のSSBN(弾道ミサイル搭載型原子力潜水艦)がアメリカ本土に弾道核ミサイルを撃ち込める外洋まで行ける可能性が出てくる(?)ため、「第二撃核戦力」・「対米核抑止力」として効果的なのではないか、と考えたのです。

<太田>

 中共は、まだ第二撃能力を保持しておらず、保持すべく努力中であるわけですが、早晩保持するようになるのは必至である、という前提で前回のお答えをしました。
 その場合でも、中共は第二撃を日本のSOSUS地上局群に向けて行使することはありえません。
 弾道ミサイルを発射した瞬間に、米国の軍事衛星によって、その情報をキャッチされ、それまで探知できなかった当該潜水艦の位置が暴露され、対潜哨戒機による攻撃を受けて撃沈されてしまうからです。(太田)

≫日本にせよ、その中に存在する米軍基地にせよ、米国にとって死活的に重要なものではないから<、中国が「第二撃核戦力」で報復攻撃するとは考えにくい>。≪(コラム#6400。太田)

 (おそらく核抑止論の基礎に類することでしょうから本来は自分で勉強しなければならないのでしょうが・・)対米核抑止力が働く中国の第二撃核戦力による攻撃対象は、具体的にどういったものが考えられるでしょうか。

<太田>

 米国本土の、ワシントン、ニューヨークを含む大都市です。

<TA>

≫ <「垂直エスカレーション戦略」云々に関して、>どうして「凄まじくショッキングでセンセーショナル」だとあなたは感じたのですか?≪(同上。太田)

 「ソ連がSS-20を西欧に打ち込めば、米国はパーシング凝をウラル以西のソ連心臓部に打ち込むことになるが、これは米国が無傷なままソ連が一方的に壊滅的打撃を受けることを意味した。」(コラム#0376。太田)との言を、私は、西欧を核戦争の矢面に立たせることでアメリカが漁夫の利を得る、といった風に読んだのです(そんな単純な話ではないことは、不勉強者なりに、何となくわかりますが・・)。そのアメリカの悪辣さを「ショッキング」と感じたのです。
 また、アメリカが日本に核を配備したがっている、日本の核武装を望んでいる、という風にも読んだのです(コラム#5743の「宗主国サマ(米国)は、日本に核武装能力を放棄させたくないのさ。」とのご主張も併せて・・)。これを「センセーショナル」と感じたのです。

<太田>

 単に、米国の国益に即した合理的な考え方に他ならないじゃありませんか。
 しかも、この場合、米国がそのような考え方をしてくれればしてくれるほど、日本の、中共等による核恫喝に対する抵抗力は増大するので、いいことずくめですよ。

<TA>

≫日本に中距離核ミサイルを配備すれば、米国から見て同じことが中共に対して起きるわけです。以上は、常識も何も、単なる論理ってやつですよ。≪(同上。太田)

 「単なる論理」でもあるのでしょうが、史実でもあるのでしょう?

 短い盆休みの間、米ソ冷戦時代の「水平エスカレーション戦略」と「垂直エスカレーション戦略」を、かつての日本・アメリカ・ソ連・西欧を現在のインド・アメリカ・中国・日本に置き換えて考察することは有益か、といったことを考えていました。とりあえず、私には荷が重いということだけは分かりました。

 話は変わりますが、

≫本日朝、夢の中で支那人に対する日本兵の蛮行のメカニズムの説明がひらめいて、一時間早く目が覚めてしまった。・・・次の週末あたりに予定している「日支戦争をどう見るか」シリーズ最終回で明らかにする<ので>、・・・それまで・・・お待ちを。≪(コラム#6382(2013.8.11.日曜日)。太田)

 一応念のため、この「説明」、かなり気になってますので。

<太田>

 同シリーズの最終回がどんどん延びていて申し訳ありません。
 時間つなぎの真面目な座興ですが、あなたを含め、読者の皆さん、私がひらめいたことをあててごらんなさい。
 ものすごーく簡単なハナシなんで、短い一センテンスで書けますよ。
 有料読者(名誉有料読者を含む)が正解した場合は、上記最終回より前にメールで正解だとお伝えするし、それ以外の読者が正解した場合は、半年間、名誉有料読者にさせていただく、という条件でいかが?
 締め切りは、24日の00:30にしましょう。
 

 それでは、その他の記事の紹介です。
            

 下掲の文章で終わるところの、(中共はともあれ、日本のみならず韓国も貶めるところの、)記事扱いのヒデー投書がWSJに載ってた。↓

 ・・・Japan (like China and South Korea) currently lacks・・・universal morality and hence needs an Article 9.
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323608504579024190573221718.html

 そこで、
To the editor,
Is this a letter or an article?
In any case, this is nothing other than a hate speech of racism, which does not deserve occupying a space in your newspaper.
と投稿しようとしたが、投稿するためには、WSJを有料購読しなければならないことを知って諦めた。
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太田述正コラム#6403(2013.8.21)
<日支戦争をどう見るか(その30)>

→非公開