太田述正コラム#6273(2013.6.17)
<皆さんとディスカッション(続x1933)>

<コラム#6271の訂正>(ブログは訂正済)
わずか19.2km(=5x1.6)→わずか19.2km(=12x1.6)
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<太田>(ツイッターより)

 「信仰と祖国…再評価進む黄嗣永と安重根 キリスト教徒として再評価されている黄嗣永と安重根 韓国のカトリック教、列聖の前段階となる「列福」を推進…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/16/2013061600053.html
 戦争の画策とテロをそれぞれやった人物を列福だって? 笑わせてくれるじゃないか。

 「まぐまぐ」と「ミニまぐ」でのコラム配信が(恐らく)できておらず、また、両者のHPでも太田コラムのバックナンバー画面が開かない状況が続いています。
 回復次第、配信しなおします。
 と言っても、フォロワーの皆さんは太田ブログでコラム読んでんのかな?

<xgsPsFa.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫今度こそ、途中で米英に梯子をはずされないよう注意しながら、安全保障の観点から、朝鮮半島「進出」を果たさねば。当時と同様、それは朝鮮人、ひいては支那人のためでもある。≪(コラム#6271。太田)
 
 やっぱり、太田さんは日本人じゃないわ。普通の日本人は、中国や韓国に辟易しつつ、これ以上、恨まれたくはないと思っている。
 そういうマインドが、吉田ドクトリンにつながるのやろうけど。
 良かれと思って、恨まれるのだから、最悪だよね。俺には発想自体が無理やわ。

<0u27Wfuk>(同上)

 いや、異常にアングロサクソンに詳しいだけで三重県四日市出身の太田さんは100%日本人でしょ、遺伝子的な意味においても。
 ただ視点が一般と違うだけ。
 明治維新を成し遂げたのも日本人だし。
 吉田ドクトリン下でも、中共が攻めて来たり米中が手を結んだりすれば現在の日本人も一瞬で目覚めるよ。

<mcNUIdDQ>(同上)

 「スライド19:結論として、日本人の70%を占めるSS型は協同作業を必要した稲作農耕を揚子江流域以来七千年も続けてきた弥生人の特色であり、気儘なLL型は絶えず村八分で淘汰されたと推定される」
http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo5/gijiroku/05121401/001.pdf&q=%E9%A6%99%E5%B7%9D%E9%9D%96%E9%9B%84++%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3&sa=X&ei=L_W9UaSUKsKYkQXr_IGoCw&ved=0CB4QFjAB

 つまり、日本は遺伝的にいじめ体質の民族なんだろう。
 横並びから早く抜け出しても、遅れてもいじめの標的になりうる。
 吉田ドクトリンの下で少しでも違う動きだと見なされると淘汰の対象にり、処分が下される。

 日本には2%しかいないとされるセロトニントランスポーター遺伝子LL型ではないかと推定される有名人を選んでみました。
 逆境に強い人たちです。

一、中田英寿
 オリンピックで監督戦術の変更を申し出て監督の逆鱗に触れ更迭される。
http://m.youtube.com/watch?guid=ON&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&v=KuDS_lmh_i8
http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://ja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25B8%25AD%25E7%2594%25B0%25E8%258B%25B1%25E5%25AF%25BF&q=%E4%B8%AD%E7%94%B0%E8%8B%B1%E5%AF%BF&sa=X&ei=Hia-UcsBiLeSBcW8gfAE&ved=0CCQQFjAB
二、落合博満
 高校時代練習に出なくとも試合で活躍できたので上級生から酷い体罰を受ける。
http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&u=http://ja.wikipedia.org/wiki/%25E8%2590%25BD%25E5%2590%2588%25E5%258D%259A%25E6%25BA%2580&hl=ja-JP&ei=Qie-UdPAN4fykAWIl4HYBg&wsc=tb&ct=np&whp=3268
三、中村修二
 会社の反対を押し切って青色発光ダイオードの開発に成功。
http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://www.tv-asahi.co.jp/ss/200/special/top.html&q=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E4%BF%AE%E4%BA%8C&sa=X&ei=Pim-UbycKIXSkgWRgoGQBg&ved=0CDYQFjAGOAo
四、小沢征爾
 指揮者。N響からボイコットされる。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%BE%A4%E5%BE%81%E7%88%BE
五、レイザーラモンRG
 タレント。笑いがウケなくても心が折れない。歌人俵万智からあるあるネタを絶賛される。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%B3RG

<16lwiGnA>(同上)

 面白い話だが、説得力はいまいちだ。
 先生に従順なのは、東アジアに広くみられる慣習だし、稲作はアジアで広く行われている。
 それに、生まれたばかりの日本人の赤ちゃんを典型的な個人主義の国の家庭で育てれば、どうなる?
 普通の従順な日本人に育つとは思えない。
 稲作を持ち込んだのは弥生人だが、彼らは基本的にリーダー気質のはず。現状の従順さは、むしろ縄文人の気質。
 戦国時代に、そのデータを見れば、違う結論になるだろうね。

<B9PtFL8o>(同上)

 セロトニントランスポーター遺伝子のs型は4種類、l型は6種類あるんだって。さらに日本人(サンプルは日本人と白人)の中には、15,19,20,22というs型でもl型でもない型を持った人が少数いるんだって。
 (アフリカ人からも20型が見つかっているけど、それは日本人と違う型なんだって。)
http://www.nature.com/mp/journal/v5/n1/full/4000698a.html
http://www.nature.com/mp/journal/v5/n1/fig_tab/4000698t1.html

 「セロトニントランスポーターのように、ありとあらゆる疾患や状態と関連しているとなると、これまた意味があるのか、との話もあった。また、有名な「セロトニントランスポーター多型とストレスの遺伝環境相互作用」というCaspi論文について、サンプル数の少ない再現研究はpositiveが多く、サンプル数の最も多い2つの論文はいずれも否定的な結果を示していることから、出版バイアスがあるのではないかと述べた。この種の研究では、質問票を用いていて、きちんと面接で診断したものはほとんどなく、うつ病の罹病率に7〜46%と大きな幅があることや、ライフイベントの強度、遺伝子型、生物、うつ病の有無などを考えるとかなりの多重比較になっていることなどをfalse positiveの根源として指摘していた。今や、セロトニントランスポーターの遺伝型を調べてくれる会社(NeuroMark)も現れており、セラピストと話の中で「私がうまくいかないのはセロトニントランスポーターが短いせいだ」という話になるためだ、などと揶揄しており、セロトニントランスポーターはある種の神経神話のようになっていると言わんばかりであった。」

 「また、最近、セロトニントランスポーターのS/L多型のうち、発現量が高いL型の中に一塩基多型があり、L型はLAとLGに分けられ、LGの発現量はSに近いとの論文(Hu XZ, Am J Hum Genet 2006)がでたため、セロトニンのS/L多型の関連研究は全て見直しになってしまったようだ。今後は、セロトニントランスポーターをL型、S型に分けた論文を注釈無しに引用すべきではないないだろう。」
http://square.umin.ac.jp/tadafumi/SOBP2006.htm

 人の「怖がり度」はセロトニントランスポーター遺伝子の型だけで決まってしまうのですか?
 A. いいえ、そういうことではありません。」
http://dsm.fujita-hu.ac.jp/TV_details.htm

</HcTso32>(同上)

 なんかトンデモ系の話題だな。

<rQ1TBRiw>(同上)

 まだ科学的に不確かさがある、素人が扱うには危なっかしい領域って印象を受けるな。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 「日本の外務省は何をしている」(コラム#6227)と書いたところだが、何もしなくても台比関係修復に貢献してるようだよ。
 ちゅうことは、何かしてれば、てきめんに貢献できたはずだってこと。↓

 台湾とフィリピンは「・・・沖縄県の尖閣諸島周辺海域での操業ルールを定めた日台漁業協定を参考にしながら、争いを解決していくとしている。」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130617-OYT1T00234.htm?from=main3

 AKB48を上から目線でバカにしながら取り上げたコラムだ。
 7割がた同意だが、NYタイムスだというだけで腹が立つ。↓
http://latitude.blogs.nytimes.com/2013/06/14/japanese-idol/?ref=opinion

 米国人の6割が、同国が悪い方向に向かっていると考えている。
 その点はまっとうだが・・。↓

 ・・・Fifty-eight percent of those surveyed said the United States is on the wrong track, with only 33 percent saying it is heading in the right direction.・・・
http://swampland.time.com/2013/06/16/new-time-poll-americans-believe-country-heading-in-wrong-direction/

あのスノーデンがガーディアンに供与した資料(当然電子データなんだろうが)の一つが、またまた、チョーけったいな内容だった。↓

 <英国での過去のG20会議の時に、英国のGCHQが各国代表団のパソコンのインターネット上での動きや電話をほぼリアルタイムで盗聴・解析しては英国の代表団に提供してたんだと。↓>
 ・・・Foreign politicians and officials who took part in two G20 summit meetings in London in 2009 had their computers monitored and their phone calls intercepted on the instructions of their British government hosts, according to documents seen by the Guardian. Some delegates were tricked into using internet cafes which had been set up by British intelligence agencies to read their email traffic.・・・
 <(GCHQ≒NSAは、通常は、やりとりされる電子情報を全部盗聴しておいて、後でデータマイニングをやるわけだが、)こんな風に、リアルタイム盗聴・解析をやる場合もあるってわけだ。(引用しなかったが、開催されようとしている英国でのサミットでも同じことが行われてる可能性が高いってさ。)↓>
  ・・・the analysts' findings were being relayed rapidly to British representatives in the G20 meetings, a negotiating advantage of which their allies and opposite numbers may not have been aware: "In a live situation such as this, intelligence received may be used to influence events on the ground taking place just minutes or hours later. This means that it is not sufficient to mine call records afterwards -- real-time tip-off is essential.・・・
http://www.guardian.co.uk/uk/2013/jun/16/gchq-intercepted-communications-g20-summits

 オスマントルコ時代もアタチュルク時代も範例にはならない、とトルコの体制側、反体制側双方を叱り飛ばすコラムだ。
 イスラム的と世俗的という違いこそあれ、どちらも反民主主義的だったと。
 おっしゃるとおり。↓

 ・・・Turkey’s past has little to offer in terms of democratic inspiration. Ironically, there is hardly any difference between the nostalgia for Ataturk-era secularism and the A.K.P.’s glorification of the Ottoman imperial past. Both rest on the reinvention of an imagined golden age -- the former with a secularist emphasis, and the latter with a focus on Islamic identity. And both look back fondly on authoritarian regimes, which makes them all the less credible as political models for a democratic present and future. ・・・
http://www.nytimes.com/2013/06/17/opinion/turkeys-false-nostalgia.html?ref=opinion&_r=0

 誰かが見ていると思うと、人はよりまともになるし、また、人がまともになる誘因としてはカネよりも評判の方が大きいって。
 当たり前だけどね。↓

 The mere suggestion that others are watching can put people on their best behavior, and a new study finds that concern for reputation is more powerful than cash payments in getting neighbors to do the right thing.・・・
http://healthland.time.com/2013/06/14/shaming-vs-cash-rewards-how-to-inspire-good-behavior/
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太田述正コラム#6274(2013.6.17)
<パナイ号事件(その11)>

→非公開