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太田述正コラム#6271(2013.6.16)
<皆さんとディスカッション(続x1932)>

<太田>(ツイッターより)

 エルドアン首相の宥和的発言にもかかわらず、反エルドアン派はイスタンブールのゲジ公園の占拠を続けることとなった。
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-22917616
 これでマジ、五輪の東京開催の可能性が高くなった。
 猪瀬都知事はツイてるなあ。
 あ、そうだ、<本>日は都議会議員選挙だったねえ。

 都議会議員選挙期日を1週間間違えてて、投票場の学校が見える場所まで行って誰もいないのでようやく気が付いた。
 (誰も教えてくれなかったということは、フォロワーに都民はいない?!)
 でも、おかげで、すぐ近くにあった展望台付公園を「発見」しただけでなく、病院やスーパーへの近道も見ーつけた。

<ePdzdCfE>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫MachikadoならぬMichikado Keikiが何度も登場し、それで通したのには恐れ入る。≪(コラム#6269。太田)

 芸能ネタに疎いせいか、太田さんが何言ってんのかわからん。
 「Machikado」が正式名称ってこと?

<kxF6opMw>(同上)

 街角景気☆をミチカドと読んでる時点でお察し。

<ePdzdCfE>(同上)

 サンクス。
 小学校からやり直してくるわ。

<iqnTIJNM>(同上)

 「S型のセロトニントランスポーター遺伝子を…受け継いだ人達は、l型を受け継いだ人達より不安を感じたり鬱になる傾向が高い。2009年に発表されたジャーナルでは…S型遺伝子保有の割合が一番高いのが日本80.25%、次いで韓国79.45%、中国75.2%、アメリカ44.53%、イギリス43.98%、ドイツ43.03%、スペイン46.75%、シンガポール71.24%、台湾70.57%、一番低いのが南アフリカ27.79%。・・・
 東アジア地域ではマラリア、ハンセン病等の感染症に悩まされた歴史があり、それを防ぐために欧州の個人主義と異なり、グループ内における協調性や自分達のグループを中心に考え外者を恐れる集産主義が生まれた。こうして自分達のグループの伝統、調和、規則への服従が生まれ、外国人への恐怖感や偏見が生まれた。」
http://newmktg.typepad.jp/.m/blog/2010/10/%E6%82%B2%E8%A6%B3%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A7%E3%82%82%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%82%82%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%82%82%E5%90%8C%E3%81%98%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A0.html

 東洋人と西洋人の違い。特に2分40秒から
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&guid=ON&hl=ja&v=HFpmacOFvYI

<太田>

 後者については、コメントは差し控えるが、前者の引用の後段は到底納得できない。
 感染症の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
を振り返れば、東アジアと欧州とで、感染症への「悩まされ」度に違いがあるとは思えないからだ。
 それよりも、「S型の「不安遺伝子」をもつことは、ネガティブな情報に敏感に反応することを可能にしてくれる。だから、他人が気分を害したりするとすぐに察知できるし、また、人間関係において、そういった感情が生まれないように気を配ることができる。よって、グループ内の調和を保ちやすくなる。」(同じ典拠内)が正しく、朝鮮人や支那人が世界で日本人に次いでS型遺伝子保有者が多いとすると、それにもかかわらず、朝鮮人や支那人、とりわけ支那人が英米人に比べてもより人間主義的でないのか、の説明が別途必要になってくるね。
 ま、朱に交われば赤くなるってだけのことかもしれんが。↓

人間は個性が違っていても、同じ環境、文脈下では往々にして似た言動を行うようになるって。↓

 ・・・there isn’t a single version of “you” and “me.” Though we’re all anchored to our own distinct personalities, contextual cues sometimes drag us so far from those anchors that it’s difficult to know who we really are — or at least what we’re likely to do in a given circumstance.・・・
http://www.nytimes.com/2013/06/16/opinion/sunday/a-self-defined-by-place.html?ref=opinion&_r=0

 人民網の人間主義日本に対するヨイショぶりを見るにつけ、支那人は本来は日本人にそれほど劣らぬほど人間主義的であって、だからこそ、人間主義が実践されている日本がまぶしく見えるってことである可能性が大だな。
 じゃ、何で支那は「朱」になったのか?
 非人間主義的な支配者が次から次へと非漢人世界から支那にやってきて暴虐的な支配を続けたからだ、と考えざるをえないね。
 朝鮮半島については、漢人化しなかったモンゴルに次いで、漢人化したところの、明、そして清に事実上の支配をされ続けたからだってことかな。

<szAgnqL2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 【萬物相】北海艦隊
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/16/2013061600047.html

 これ、正気か?このままいくと、中国と韓国が共同訓練でもやりかねん。

<太田>

 「このままいく」可能性が高い。
 北東アジアは、19世紀末〜20世紀初頭の時代に戻りつつある、って言ったろ。
 で、日本も戻らにゃしゃーない。
 今度こそ、途中で米英に梯子をはずされないよう注意しながら、安全保障の観点から、朝鮮半島「進出」を果たさねば。
 当時と同様、それは朝鮮人、ひいては支那人のためでもある。

<TA>

≫この際はっきり言う。日本をエシュロンに加入させないの<な>ら、NSAは日本から追放せよ。≪(コラム#6267。太田)

 太田さんはなぜ今まで「はっきり言」わなかったのだろう、という疑問を持ちました。

<太田>

 米海軍以外は撤退すべきって言ってなかったですか?

<TA>

 ・・・≫<(2007年、)>小沢民主党代表が辞任する意向を表明しました。・・・<辞任の本当の理由について、>私は、米国があんたの数々の超弩級醜聞を独自に調べ上げ、あんたを脅迫した可能性が大だと思っている。≪(コラム#2159。太田)

 と、「可能性が大」とまでお考えになった根拠について、差し障りがなければ、お教え下さい。

<太田>

 その後の小沢の権力への執着ぶりを見るにつけても、あの時の辞任は余りにもあっさりだったなと思われませんか?
 別段根拠はないけれど、かねてから小沢の行動様式に関心を持っていたので、意外に思い、あのような想像を巡らせたわけです。

<TA>

≫荷物と火砲車列によって動きが緩慢化され、一日にわずか12マイルしか進めなかった≪(コラム#6252。太田)

 「12マイル」に間違いありませんか?↓
 「この時代の(近世欧州17世紀中葉〜18世紀前半)平均的な1日行程は5マイル(8km)以下であった。」
http://blog.goo.ne.jp/gnwota/e/75c4c13d94dea16cc752a231180dfd55
 「今日の軍隊においては、長くとも三ドイツ・マイル<(1ドイツ・マイル=約7.5km(典拠省略))>が普通一日の工程である。もっとも縦隊が長い場合には、途中疲労を回復し、病兵を治療するために休憩日を設ける必要があるわけで、一日、二ドイツ・マイルに減縮しなければなるまい。
 兵員数八千の一師団が、平地で普通程度の道路を行軍して、それだけの距離を行くには、八時間から一〇時間かか・・・る。・・・
 それゆえ、一日にこれだけの行軍をするというのは、並大抵のことではない。」(中公文庫『戦争論 上』第11章行軍続論(491頁)。クラウゼヴィッツ 著、清水多吉 訳)

<太田>

 典拠は下掲なのですが、
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324590904578289022347679206.html?mod=WSJ_Opinion_LEFTTopOpinion
間違いありません。
 馬力を用いるだけで徒歩で移動した、ということでは、クラウゼヴィッツの時代(19世紀初頭)も、件の時期(近世:〜17世紀央)も基本的に同じであったわけであり、クラウゼヴィッツが、一日15km〜22.5kmだと言っていることと、近世において、わずか19.2km(=12x1.6)の場合があった、ということとはさほど食い違いはないのではないでしょうか。
 むしろ、最初のブロガーの記述がおかしいという印象を持ちます。
 このブロガー、ドイツマイルと(イギリス)マイルを混同した可能性があります。
 (そこに出て来る事例は全て神聖ローマ帝国(=ドイツ帝国)内のものであり、マールバラ(マールボロ)公は、ドイツハノーバー王国の国王の臣民でもありましたからねえ。)
 もっとも、そうだとすると、今度は数字が大きくなり過ぎますが・・。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 米国民は米議会への信頼は地に堕ちたとさ。(1973年からの信頼度のグラフが載ってるよ。)↓

 Congress has set a new record. Never in the history of the Gallup poll have the American people had less confidence in the House and the Senate. ・・・
 <政治的・経済的自由が確保されてれば、政治家や政府に対する信頼は重要じゃないって説を唱えるむきもあるようだが・・。↓>
 When citizens trust that they have well-protected zones of political and economic liberty, trust and confidence in politicians and governments isn't especially important.
 <これに関連し、平和、治安、経済的大災厄といった問題がそれなりに処理できておれば、後は大した問題は残ってない、とも。↓>
 If the big issues of war and peace, public safety and avoidance of economic disaster are handled with a modicum of competence, incompetent handling of marginal and very complicated issues isn't debilitating, just obnoxious.
 <更に、信頼度が落ちてるってことは、もはや大きな問題がないことを示している、とも。↓>
 Indeed, growing distrust may be partly a result of the lack of fundamental issues and threats. ・・・
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-22910581

 こうやって帝国は滅びるものなんだろね。
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太田述正コラム#6272(2013.6.16)
<パナイ号事件(その10)>

→非公開

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