太田述正コラム#6201(2013.5.12)
<皆さんとディスカッション(続x1897)>

<太田>(ツイッターより)

 <昨夜、>「中共の資本主義化の軌跡」シリーズの中締めのコラムを有料読者に配信したが、日本型経済体制をトウ小平が採用することにしたとの私の仮説の裏付けをかなり呈示できたように思う。
 また、コラム#6193で紹介したwordの障害はwindowsの障害であることを「発見」した。
 二重花丸だー。

 英国の心理学会が、精神医学の、統合失調症や双極性障害等には生物学的・医学的原因があり、薬物治療が必要との考え方は誤りだという声明を発した。症候の社会的・心理的理由を追求して(カウンセリングで)対処すべきだと。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/12/psychiatrists-under-fire-mental-health … 後はコラムで。

<太田>

 wordの障害の話は、明日に回します。
 精神障害の話は、本日の有料読者向けコラムで書きます。

 で、冒頭のつぶやきがらみの件だけど、中共と韓国の反日については、範例国たる日本に対する、反抗期ないし近親憎悪と見たらどうかな。

【反抗期 negativistic age】
人間の成長・発達過程には,親,年長者あるいは既成の価値体系を拒絶,否定,無視し,激しい怒りの感情を表出したり,破壊的・暴力的な行動をひきおこしたりすることが目だつ時期がある。この時期を反抗期というが,否定的行動が多彩に現れるので否定期と呼ぶこともある。今日では〈第1反抗期〉(幼児期),〈第2反抗期〉(思春期)をあげる2期説が一般的である。いずれも自我意識の発達に伴う自立・独立の欲求の高まりがその背後にある正常な現象であり,人格発達上重要な意義をもつものである。(世界大百科事典 第2版)
精神発達の一過程。2,3歳の幼児期に意志が芽ばえ,自我感情が発達し,他人の指示を拒否し,ときにその反対の行動をする場合を第1次反抗期,青年期初期に自我感情が特に強く意識され,それが行動の面では反抗として現れる場合を第2次反抗期と呼び,合わせて反抗期を形成するとされる。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。(百科事典マイペディア)
http://kotobank.jp/word/%E5%8F%8D%E6%8A%97%E6%9C%9F

【近親憎悪】
血縁的距離が極めて近い関係にある者どうし,また,性格の似通った者どうしが憎み合うこと。
http://kotobank.jp/word/%E8%BF%91%E8%A6%AA%E6%86%8E%E6%82%AA

 前者だとすれば、両国が犯罪(侵略行動等)を日本に対してやらかさない限りは苦笑して見守っていればよいのだが、後者だとすれば、どうしたらよかんべ?

 以下、補足だ。
 韓国の場合は、近代化の端緒を日本によって切られたという点は支那の場合と基本的に同じ・・韓国の場合は(北朝鮮もそうだが)独立時点で近代日本人に仕立て上げられていた・・だが、支那(中共)のような日本型経済体制の意識的継受は行っていない。
 しかし、漢江の奇跡は、下掲のように、二重の意味で日本のおかげだからね。

 「1961年11月<に対米提案され、>・・・1964年9月より開始された・・・ベトナム参戦<は>・・・朝鮮戦争による特需で経済復興を遂げた日本の例に朴政権が倣った<ものであり、>・・・最初から練りに練ったシナリオだった・・・
 1965年、韓国は日本と日韓基本条約を結んだことにより、無償金3億ドル・有償金2億ドル・民間借款3億ドル以上(当時1ドル=約360円。現在価格では合計4兆5千億円相当。当時の韓国の国家予算は3億5千万ドル程度)の日本からの資金供与及び貸付けを得ることとなった。国際協力銀行によると1960年半ばから90年代までにトータル6000億円の円借款が行われ<た。>・・・日本が請求権資金を支払った韓国、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ベトナムの五カ国を比較し、韓国が最も効率的にこれを使用した」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E6%B1%9F%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1

 プライドが高い韓国人にすりゃあ、こんなこたあ耐えられない恥辱なんだろさ。
 だから、この恥辱を範例日本を辱めようとすることで少しでもそそごうとする。

 「独立記念館・・・は、1982年から建設資金を韓国の全国民からの募金活動で集め、5年間の建設工事の末に、解放(独立)以来の韓国国民の宿願事業のひとつとして1987年8月15日に開館した」
http://www.k-plaza.com/seoul/memorial_05.html

 なお、中共の方については、昨日も書いたように、「中共の資本主義化の軌跡」シリーズが公開された時に読んで欲しいが、トウ小平が1979年から日本型経済体制化革命に着手(コラム#6194)する一方で、「南京大虐殺紀念館<を>・・・1985年・・・8月15日にオープン<させ>た」(コラム#6200)ところだ。

 下掲の、読者のやりとりは、以上のボクの文章を読まずに行われたものであることをお断りしておく。

<BI2C4C6E>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

一、中韓共通の事情
1 華夷秩序の概念から抜け出せない。太田さんが言うところのプライドですね。
 もし、日本が戦後、インドネシアなどの国レベルしか発展していなければ、ここまで2国が反日になることはなかっただろうと言えば、誰もが納得することでしょう。
2 法や慣習の軽視  シナは古来より領土が広かったことから、それに治安が追い付かず、無法者が得をする風土が生まれました。
 朝鮮半島に関しては、仏像の話や親日派の子孫の財産没収を見れば、まともでないことは明白でしょう。(なぜまともでないのかは三で説明)
 彼らは、取決めに対し、後から無効にしたり、いちゃもんを付けたり出来ると考えているのでしょう。

二、中国の事情
1 共産党は日本軍と戦ったという神話。抗日ドラマは皆、これです。ソース省略
2 江沢民時代に反日教育や運動は激化したと言われています。江沢民の父は日本軍の協力者であったため、江沢民は激烈な反日に走らざるを得ないのです。  
 江沢民 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%B2%A2%E6%B0%91

三、韓国の歴史的背景 中国文化との葛藤の中で
1 中国文化至上主義が生んだ歪んだ心理
 まずはこのケースをご覧ください  弊社のデザイナー佐藤峰樹が1月2日に個人のツイッターアカウント
http://blog.livedoor.jp/chuunisoku/archives/21896836.html
http://trail.tsuru.ac.jp/dspace/bitstream/trair/566/1/Y074159.pdf

 朝鮮儒者は朱子の夷狄と中華との差異を漢民族の言語に求める考え方を援用して、中国文化をマスターすれば自らも中華に成れると信じたのですね。
 しかし、言うまでもなく本家の中華は存在する。
 デザイナーの佐藤がどこまでいっても外国人に成れず、同胞を卑下するように、こうして朝鮮半島では、無意識のうちに朝鮮文化を否定し、本家以上の夷狄(日本)に対する侮蔑が存在するようになってしまったのです。
 このような事情の延長線上に起源の主張などもあると言ってよいでしょう。

→佐藤某は同朋を卑下しているけれど、朝鮮人の同朋卑下ではなく日本侮蔑について議論が行われているのであるからして、極めて分かりにくい。(太田)

 三の2にて朝鮮半島の法治がなぜ歪んでいるのか説明しようとしましたが、反日と関係ないかなということで、書き込みしませんでした。

→これはぜひ聞かせて欲しい。「中共の資本主義化の軌跡」シリーズの中で法治主義の欠如が(平和・文学賞を除く)ノーベル賞受賞者が中共から出ていない理由だって書いたんだけど、同じことが韓国についても言えそうですから。(太田)

<ivbXbQCM>(同上)

 <BI2C4C6Eクンは>次の2点で前提が私と異なっているように思います。
1 人間主義的本能を人間主義の統制システムと私は解釈しました。
(人間主義の統制システムは、互恵的利他主義の統制システムに準じたものです。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%92%E6%81%B5%E7%9A%84%E5%88%A9%E4%BB%96%E4%B8%BB%E7%BE%A9

→どの程度「準じ」られるか? 人間主義と互恵的利他主義とは(人間主義と利他主義はもちろんそうだけど、)違うものですからね。(太田)

2 中国・韓国の軽微な反日は許容すべきという立場で、すべての反日的行動を反日としているわけではないです。
 たとえば、韓国が反日的行動を取ったとしても無視できれば、反日として成立しないという立場です。
 中共の領海侵犯も現時点で適切な対応をして静観していればよい問題に過ぎないという認識です。
 私の解釈・立場を強要するものではないので、ちょっとこれ以上議論は無理かもです。
 ありがとうございました。

 あっ、ちょっとだけ付け足しさせてください。
 「無視・静観等できる反日的言動は、反日ではない」という反日の定義をちょっとの間受け入れてください。
 そうすると、中・韓が反日的言動を繰り返すのは、おっしゃるように人間主義の破壊の程度等と関連すると思います。
 で、反日的言動が真に反日として成立するかどうかは、専ら米国の意向によると私は言いたかったのです。

<j.OnP7kw>(同上)

 本スレ<(「たった一人の反乱」)>の荒らしさんの文章読むと、統合失調症の人が書いた文章に似てる気がする。
http://kokoro.squares.net/psyqa1541.html

 太田さんが精神病関連を扱うから、上掲URLの事案と同様にネット検索で流れついてきたんじゃ?

<rPnHlg.M>(同上)

 本スレ今見てきたけど、自分の書き込みに自分でフォロー入れるって凄いメンタルだよな。
 あれバレて無いと思ってるんだろうか?
 太田さんのディスカッション見てないのかと思ってたら見た上で書き込んでるみたいだし、相当重度の精神疾患患ってるよな。

<太田>

 韓国人は、法治主義以前に規範意識が欠如している感があるな。↓

 「韓国の大学教授86%、同僚の盗作行為を「黙認」 盗作に罪の意識を持たない韓国・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/12/2013051200206.html

 昨日も取り上げた事件の続報だが、前段は目撃者がいるから事実をすりかえ、後段は目撃者がいないからウソをついている、と見るべきだろうな。
 これも韓国人の規範意識の欠如の事例だ。↓

 「・・・インターン女性が仕事を円滑に進められないことに対し何度も叱責したという。ホテルで酒を飲んだ際も女性の腰を一度たたいて激励したと説明した上で、「米国の文化を理解していなかったことを反省している」とセクハラという認識がなかった点を主張した。
 一方、女性をホテルの部屋に呼んだとされる疑惑については、飲酒した翌日の朝に女性が部屋をノックしてきたが、ドアを開けなかったので女性は部屋に入らなかったと説明した。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/11/2013051100616.html


 それでは、その他の記事の紹介です。

 フーム。↓

 「アカリスが縄張りを守ろうとする時の声を何度も聞かせ、アカリスの生息密度が通常より6倍高い環境と信じ込ませた。妊娠中にこうした環境にいたアカリスは、ストレスホルモンのグルココルチコイドの濃度が通常より高く、その親から生まれた子リスは成長が速かった。・・・」
http://www.asahi.com/tech_science/update/0511/TKY201305110033.html

 米軍兵士の先の大戦の時の欧州戦線での行状だ。
 日本兵の支那での行状もこれと同じこと、と言えるかどうかだな。↓

 <1944年に敵前逃亡率が最大に。掠奪・破壊・強姦のやり放題。そのために進撃が遅れた。↓>
 ・・・Desertion rates in 1944 were among the highest in the U.S. Army’s history. When these men entered Germany, they plundered, pillaged and raped. Soldiers called themselves the “Lootwaffe.” “We’re advancing as fast as the looting will permit,” one commander admitted.
 “Fraternization” became a euphemism for rape.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/book-review-the-guns-at-last-light-the-war-in-western-europe-1944-1945-by-rick-atkinson/2013/05/10/78286376-b267-11e2-9a98-4be1688d7d84_story.html
 <イタリアではイタリア兵捕虜達を虐殺したが殆んど罰せられず、ノルマンディー上陸作戦では、ドイツ兵狙撃手捕虜は処刑するようブラッドレーとパットン両将軍が命令を発した。↓>
 ・・・Patton's soldiers were responsible for two uncommonly nasty massacres of Italian prisoners in Sicily, for which nobody was ever much punished. Both Bradley and Patton told their formations in Normandy to execute captured snipers, a policy for which there was no justification whatsoever in the laws of war. ・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324266904578456621860349736.html?mod=WSJ_Opinion_MIDDLESecondBucket
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太田述正コラム#6202(2013.5.12)
<日進月歩の人間科学(続x30)>

→非公開