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太田述正コラム#6193(2013.5.8)
<皆さんとディスカッション(続x1893)>

<太田>(ツイッターより)

 CNNによる熊野古道についての長編記事だ。写真見てるだけでも楽しいよ。
http://edition.cnn.com/2013/05/06/travel/japan-kumano-kodo-hike/index.html?hpt=hp_c6
 家族旅行した時のことを思い出すなあ。

 MS-Wordでものすごーい障害が発生。MSのサポートでも根本原因が分からないままてんやわんやが先ほどまで続いて現在小康状態。
 次第をディスカッションで報告するけど、そもそも、本日のディスカッション、いつアップできるかしらん?

<太田> --Word2013の障害について--

 毎月新たに作成している日記ファイル・・インターネットからのダウンロードも全てこのファイルにしている・・の5月分の5、6、7日分が消え失せるという大事件が出来。
 マイクロソフトのサポートに相談するだけで本日の午前中から昼過ぎまでを空費してしまいました。
 
 昨晩、上記ファイルをセーヴして、例によってSkydriveと外付けハードディスクにバックアップを(上書きして)取ったのですが、今朝このファイルを起動したところ、冒頭に掲げた状態であり、このファイルのプロパティを確認したら、作成日時2013年2013年5月7日0:43:16、更新日時2013年5月4日23:47:17、アクセス日時2013年5月7日0:43:16、というありえない表示になっていて、ファイルの中身は、上記「更新日時」のものでした。

 (「作成日時」と「アクセス日時」は、てっきり昨夜のものだと思い込んでいたけれど、今、改めて見てみると一昨夜ですね。
 なお、Skydriveと外付けハードディスクの同名のファイルも全て同じ状況でした。
 但し、その後、それぞれの作成日時が、勝手に、2013年5月1日9:43:39(正しい作成日時)と2013年5月2日0:47:07に変化!)  

 しかも、このファイルに新たに書き込んでセーヴしても(セーヴはできるけれど)プロパティが変化せず、新たな名前を付けてセーヴしても、そのファイルがハードディスク上に表示されない、という新たな障害まで生じたのです。
 最初に相談したサポートの係員は、原因が分からないので、しばらく様子を見て欲しいとのこと。
 ところが、今度は、セーヴしても、書き込み途中の状態でセーヴされてしまう(書き込んだ後半部がセーヴされない)という、またもや新しい障害が生じてしまい、再度サポートに相談。
 今度は、係員が直接私のパソコンを操作してくれて、インターネットの履歴を消去し、更にwordへのアドオン(どうやらドラゴンスピーチ関係らしい)を一つ消去してくれ、その上で様子を見ることになりました。
 一旦はwordの使用を中止し、日記も秀丸でつけようかとまで思いつめたのですが、wordの使用をとりあえず続けることにしました。
 以上の私の障害の核心部分は、前例が全くないそうです。
 長年、パソコンの、というかMS-Wordのヘビーユーザーを続けてきていますが、信じられないことが起きるものですねえ。
念には念を入れて二箇所にバックアップとってあったというのに・・。
 失われた3日分を返してくれー!

<BpNHV4QA>(「経った一人の反乱(避難所)」より)

 「日本の対韓・対中謝罪をめぐって(その3)・・・
これは、支那や朝鮮半島の人々の、人間主義的本能が破壊されている程度が、米国の人々よりはるかに甚だしいからではないか、というのが私の仮説です。」
http://blog.ohtan.net/archives/52168907.html

 シナや朝鮮は人間主義的本能が破壊されていることには納得するのだが、では、インドやフィリピンはどうなのか?
 インドがイギリスに何度も謝罪を要求したり、フィリピンが日本の教科書にイチャモンをつけている話は聞かない。
 インドやフィリピンは、人間主義的世界ではないが、人間主義的本能はまだ残っていると解釈するべきなのだろうか?

<UBdEae9I>(同上)

 一番最近のニュースでは4歳の女児が性暴行で死亡しているインドが人間主義的とはちょっと言えないのでは。

 インドを揺るがすレイプ殺人 なぜ悲劇は後をたたないのか。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20130108-00022977/

 でも、インド人、確かにクリケット大好きだし、反英的では無いのは事実。
 英連邦に加盟し続けていたはず。
 伝統的に数理系に強い国柄だし発想がロジカルなのが

<75Jbt8pk>(同上)

 インドは支那より人間主義とは程遠いような。・・・

 インドが反英国的でない理由は以下2点に集約されるのでは。

1、イギリス統治は藩王ら支配層の地位を留保し、宗教に制限はなかった。(後にパキスタンと分離する遠因でもある。)
 つまり英国に支配層から被支配層まで骨抜きにされたってこと。

2、地政学的に敵対関係になく反英国にメリットは無い。寧ろ積極的に英語を駆使しており、現在ではメリットですらある。

 日本の場合と比較してかなり違います!

<H6Se81wc>(同上)

 太田さんの見方に近いと感じましたので紹介します。
 これ、ドンピシャじゃないですかね。

 アメリカの選民意識と北朝鮮の心理ゲーム
http://www.huffingtonpost.jp/yasuhiro-inoue/post_4706_b_3191021.html

 「核兵器 に対する伝統的なアメリカ人の意識は、日本人には理解しにくい。説明しよう。まず、神の領域をアメリカが手にしたという宗教的な選民意識だ。言い換えると「我々アメリカ人は神によって選ばれ、神が造った物質の根源である原子の力を手にした」というものだ。この宗教がかった意識はイスラム原理主義者と似ていたりする。この選民意識に人類史上最大級の科学的達成感と自尊意識が寄り添う。神の力を手にし、それを使うことは正しいアメリカにだけ許されるという意識が多かれ少なかれ深層意識に流れている。 」

<太田>

 論じたらぬ諸君。来たれ、オフ会へ。↓
http://www.ohtan.net/meeting/

 それでは、その他の記事の紹介です。

 「従軍慰安婦巡る河野談話、見直し慎重…官房長官・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130508-OYT1T00224.htm
 米国政府が、日本政府のこの方向転換をもたらした、とNYタイムスは言っている。↓
http://www.nytimes.com/2013/05/08/world/asia/japan-says-it-will-abide-by-apologies-over-war.html?ref=world&_r=0
 NYタイムスは分かってないねえ。方向転換なんかしちゃあいないよ。

 官僚も人気下がってるし、法学部もあがったりだなあ。↓

 「・・・弁護士の大半は個人事業主として活動しているが、・・・<その数は、>最新の11年、2万7094人で、登録弁護士の8割を超える。・・・国税庁の統計によると、・・・経費などを引いた所得が年間・・・100万円以下6009人(同22%)、100万円超500万円以下5208人(同19%)だった。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000e040150000c.html
 「法科大学院の志願者25%減、一斉開学時の2割・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130508-OYT1T00569.htm?from=ylist

 イカレてるとしか思えない韓国人だが、対日感情が好転する時が来ることを信じよう。↓

 「韓国人の4割「日本に軍事的脅威感じる」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/07/2013050702196.html?ent_rank_news
 「・・・日中韓のうち親近感を抱く国を尋ねると、日本人の45・5%が韓国を挙げ、中国は5・9%にとどまった。一方、中国を選んだ韓国人は36・2%で、日本の13・5%を上回った。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201305070229.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201305070229

 韓国人の対米感情だって、この10年間で劇的に改善されたからねえ。↓

 ・・・As of 2002, ・・・ South Koreans held some of the least favorable views of the U.S. in the world, according to Pew’s data on global opinion. Only Middle Eastern countries (and Argentina) liked the U.S. less. The next year, in 2003, South Koreans were more likely to hold an unfavorable view of the U.S. than favorable.
 <今や、世界一の親米国になった。↓>
 In 10 years’ time, though, South Korean public opinion has swung dramatically in favor of the United States.・・・That’s the highest pro-American approval rating that Pew has recorded in the past year. (Kenya may rate higher, though; it reported 85 percent approval in 2011 and has not been polled by Pew since.)・・・
 <民主化とナショナリズムの高揚、そしてサンシャイン政策が反米意識を噴出させた。↓>
 Sunshine Policy <was>・・・raising anti-American sentiment and risking the entire U.S.-South Korean alliance.・・・Research by Katherine H.S. Moon, an academic at Wellesley College, linked the “rejection of authoritarianism” and growing national consciousness to “resurgent nationalism” and a newly mainstream anti-Americanism.・・・
 In the mid-2000s, though, South Korea started downgrading its Sunshine Policy and shifting back toward the U.S. Partly this was due to internal politics, which saw power shift from the pro-Sunshine left to the pro-American right. But North Korea also helped, reneging on past agreements, aggressively expanding its nuclear weapons program and, in the process, alienating South Korea and accelerating Sunshine’s demise.・・・
http://www.washingtonpost.com/blogs/worldviews/wp/2013/05/07/anti-american-countries-can-become-pro-american-heres-how-south-korea-did-it/
 
 映画『ゼロ・ダーク・サーティ』では、CIAの要求を飲んで、主人公自らが水責め(拷問)を行う予定だったのを取りやめ、また、犬を使った「尋問」場面も取りやめたんだって。(水責め自体は取りやめさせるわけにはいかないほどありふれた「尋問」手法だったってことね。)↓

 ・・・Several elements of the draft screenplay for Zero Dark Thirty were changed for the final film upon agency request, according to the memo. Jessica Chastain's Maya, the film's main protagonist, was originally seen participating in an early water-boarding torture scene, but in the final film she is only an observer. A scene in which a dog is used to interrogate a suspect was also excised from the shooting script. Finally a segue in which agents party on a rooftop in Islamabad, drinking and shooting off an AK47 in celebration, was also removed upon CIA insistence. This was agreed to despite the documented use of aggressive dogs in US interrogations of terror suspects at Guantanamo Bay in the early days of George W Bush's war on terror, and despite some of the photographs from the later Abu Ghraib scandal featuring dogs menacing naked prisoners.・・・
http://www.guardian.co.uk/film/2013/may/07/zero-dark-thirty-cia-memo

 ダリアン・リーダー(Darian Leader)の『厳密に躁鬱(Strictly Bipolar)』(コラム#6172(未公開))の書評がまた出ていた。
 双極性障害の原因として心理的なものだけを挙げているのはおかしく、脳化学的原因にも言及すべきだったというのが一点、軽度の双極性障害をもっぱら取り上げているというのが第二点の批判がなされている。
http://www.guardian.co.uk/books/2013/may/06/strictly-bipolar-darian-leader-review
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太田述正コラム#6194(2013.5.8)
<中共の資本主義化の軌跡(その2)>

→非公開

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