太田述正コラム#6061(2013.3.3)
<皆さんとディスカッション(続x1827)>

<太田>(ツイッターより)

 オーロラを中心としたノルウェーの風景写真集だよ。
http://www.nytimes.com/interactive/2013/03/03/magazine/03Aurora-photos.html?ref=magazine

<EOmGZ9cG0>(「たった一人の反乱」より)

 「ジェファーソンの醜さ」シリーズでふと思ったが、やや時代がかぶるジャン=ジャック・ルソー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC
と比較すると面白い

ごたいそうな理念の提唱者にも関わらず、裏腹の私生活のえげつないまでの退廃ぶり(そもそも生計立てる手段が男爵夫人の愛人という時点で現代では考えられない。障害者を弄び、妊娠すると捨てるを繰り返す。生まれた子供は育てず、ことごとく孤児院送り。しかも自身は当時としては画期的な教育論者であった・・) と、後世に与えられた影響力が甚大なところが共通点だなと。

<太田>

 ボク自身、ルソーを民主主義独裁思想家と批判したり(コラム#64、66、71)、その人格を問題にしたり(コラム#1257、1259)したもんだが、最近じゃ、いささか大人げなかったと反省している。
 だって、政治家であったジェファーソンとは違って、ルソーは、『新エロイーズ』という長編小説の作家であり、音楽家でもあり、要するに芸術家だ。
 芸術家らしく、どうやらアタマもおかしかったらしい。(日英ウィキペディア)
 永井荷風の女狂いの退廃した生活
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E8%8D%B7%E9%A2%A8
や太宰治が4回の自殺未遂(うち1回は心中未遂)を経て心中で亡くなったこと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB
を咎めたって仕方がないだろう。
 彼らの文学(芸術)ができがいいか悪いかだけが問題なんだな。
 ルソーの場合は、その『社会契約論』等の思想書も、一種のユートピア(逆ユートピア?)文学だと受け止めればいいってことだ。
 (ルソーの「思想」をまともに信奉した奴らがバカだっただけ、ということ。)

 ことのついでに、ルソーの音楽をどうぞ。

Variations part.I(結んで開いて) これが一番有名な曲だな。
http://www.youtube.com/watch?v=9-btdB6IxhU
 だけど、佳品は他にもたくさんあるよ。↓
Les Muses Galantes(抜粋) 
http://www.youtube.com/watch?v=YcKK1AdtfVI
Devin du Village
http://www.youtube.com/watch?v=KY83nEjpO_s
 
 ルソーが一流の芸術家であったことは疑いの余地がない。

<ねこ魔人>

 --グルテン・カゼインの完全除去を--

 以前の太田さんの返答に返信できておらず申し訳ございません。しかし、とても興味深い記事を発見することに成功したので、紹介させていただきます。

 同記事には、「広汎性発達障害とその類似疾患は、小麦などの麦類(グルテン)と乳製品(カゼイン)を完全に除去すると、明かな効果が見られたという報告がある」ということが書かれてあります。
http://blog.goo.ne.jp/tousa-eiyouso/e/5dc4a8dd0d89196307af690a78cd374a

 ところで、太田さんは、「皆さんとディスカッション(続x1825)」中の、『 統合失調症、双極性障害、自閉症、鬱症、注意欠陥多動性障害は共通の4つの遺伝子によって引き起こされている可能性が強いことが分かった。』という項目で、「神経細胞へのカルシウムの過剰供給が発達障害とその類似疾患の原因である可能性がある」という英訳を掲載されています。
http://blog.ohtan.net/archives/52164905.html

 太田さんの記事中の論説の結論は、上記の報告を科学的に裏付ける画期的なものであるといえませんか。(もっとも、いずれにせよグルテンとカゼインの完全排除は、対処療法にすぎませんが)

<太田>

 「広汎性発達障害に、自閉症、アスペルガー症候群、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害(非定型自閉症を含む)が<ある。>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E6%B1%8E%E6%80%A7%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3
ということなので、「自閉症」という点で私の紹介した研究において列挙された症候群の一つであるとともに、グルテン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3
はともかくとして、「カゼインは分子全体としてマイナスの電荷を帯びており、カルシウムイオンやナトリウムイオンと結びつきやすい性質を持つ。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BC%E3%82%A4%E3%83%B3
というのですから、「カゼイン・・・を完全に除去する」と体中のカルシウムが減るのであれば、ご指摘の通り、私の紹介した研究に基づく推論と合致することになりますね。
 (できれば、これくらい噛み砕いて投稿していただけるとありがたかったな。)

<あのま〜す。>

≫国とか、国民にとってすごい損失。≪(コラム#6059。RdRNJQh10)

 公益よりも私益を優先しちゃう人達だからなぁ〜。
 ただ単に私益優先なら良いけど、私益の為に国家権力を使っちゃう人達だもんなぁ〜。
 前の中国大使とか正にこのタイプっぽいし。
 無能な働き者は遊んでいてくれる方が被害が小さい。

<太田>

 ところで、これは、いわゆる天下りにはあたらないが、こんな再就職をされたんじゃ、財務官僚のトップは、予算と税金と(金融庁を通じて)金融業界を牛耳っていたんだから、再就職先の特定の民間企業がムッチャ有利になり、フェアな競争が阻害されちまう。
 ということは、かかる弊害は財務官僚のトップが再就職した場合に最も大きいんだけれど、線引きがむつかしいから、一定年齢に達してから退職した官僚OBに関しては、全財務官僚OB、ひいては全官僚OBについて、民間企業への再就職を禁じる必要があるってこと。
 そのためにも、恩給制度の復活は不可欠だ。↓
 
 「IIJ社長に前財務次官が就任へ…異例の起用・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130302-OYT1T00645.htm?from=ylist
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m020056000c.html

 それでは、その他の記事の紹介です。

 こんなことまで宗主国サマのお手を煩わさなければならない日本。↓

 「尖閣問題で日米連携、米政府が台湾に自制要求・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130303/plc13030301370000-n1.htm

 このニュース、「英国」の頁ではなく「アジア」の頁でだけ紹介したBBC!↓

 「マンU・香川がハットトリック・・・」
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130303/scr13030301120000-n1.htm
http://www.bbc.co.uk/sport/0/football/21556837

 ナチスドイツが設けた(ユダヤ人等を収容した)ゲットーや収容所の数は、従来言われてきた7000どころではなく、42500もあったことが判明しつつある。
 収容所の中には、文字通りの性奴隷を集めたものも500あった。
 (慰安婦を性奴隷と呼んじゃ、ホント、慰安婦に対する誹謗中傷だよ。)↓

 ・・・there were around 42,500 Nazi ghettos and camps across Europe, reports the New York Times. That marks quite the increase from the 7,000 Nazi camps and ghettos that researchers expected to find when they began their work 13 years ago. The figure doesn’t just include death camps but, among others, also some 30,000 forced labor camps and 500 brothels filled with sex slaves.・・・
http://www.slate.com/blogs/the_slatest/2013/03/02/report_holocaust_was_even_more_horrific_than_previously_believed.html
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太田述正コラム#6062(2013.3.3)
<フォーリン・アフェアーズ抄(その21)>

→非公開