太田述正コラム#6055(2013.2.28)
<皆さんとディスカッション(続x1824)>

<太田>(ツイッターより)

 動物写真20枚だ。癒されるでー。
http://www.washingtonpost.com/conversations/animal-views/2013/02/27/4fbb8f02-8068-11e2-a350-49866afab584_gallery.html?hpid=z8#photo=1

 映画クラブの白地チケット2枚を引越しのどさくさで忘れて期限切れでパーにしたんだけど、次の2枚もしまい忘れてて先ほど発見。
 28日が期限!
 確定申告でも悪戦苦闘中だし、コラムの前倒し執筆もしてないし困った困った。
 でも、何とかして、『ゼロ・ダーク・サーティ』と『レ・ミゼラブル』鑑よっと。<(2013.2.23)>

 映画は、結局、予定通り、『ゼロ・ダーク・サーティ』と『レ・ミゼラブル』を見てきた。
 実に面白かった。
 パソコンで目を酷使してるせいか、このところ、目がよくしょぼついて涙が出るんだけど、後者の時には、感動の涙もまじって、顔中ぐしゃぐしゃになっちゃったな。
 どちらもぜひ女性に見て欲しいね。

<太田>

 例によってユナイテッド・シネマ豊洲に行ったんだけど、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』は白地チケットじゃあ鑑賞できないってんだから諦めたんだな。
 今までこんな「差別」扱いなかったのに・・。
 ネットで調べた往復の経路で、途中、大門から月島まで大江戸線を使うように「指示」されたのは初めてだけど、最近、同線、この界隈まで延長になったのかねえ。
 一本目と二本目の間に、映画館のすぐ外の無料休憩所で弁当を食べ、パソコンを使ったが、コンセントを使わなくて大丈夫だった。
 そこから東京湾が広がってて夕暮れの景色が素晴らしかった。
 この映画館に通い始めてから随分年月が経つけど、今まで、全くこのことに気付かなかった。
 なお、今回、メールソフトも設定不十分で使えず、有料会員へのディスカッション配布が深夜に延びてしまった。(改定後のを配布できたけどね。) 

<w41BJn2M>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 --日本から盗まれた仏像の件
http://jacklog.doorblog.jp/archives/24939681.html

 まさかと思ったが、やっぱりでもある。
 もう仏像は日本には戻ってこないだろう。
 韓国が中国圏に入るかもしれないようだが、それでけっこうだ。もう彼らを味方だとおもう必要はない気がしている。
 朝日の前主筆 、若宮は韓国に行ったらしいが、結局はネット住民のほうが新聞のつまらん友好押しより、説得力があるこの現実。

<w/J3oEMw>(同上)

 これはまた凄い判決が出たなぁ。
 まだ地裁の段階だけど、もしこれが高裁で確定したら、日本、いや世界にある全ての韓国(朝鮮)起源のモノは全て盗んでも、正当に習得した事が証明出来なければお咎め無しって事じゃん。
 韓国の民度ってここまで低かったのか。

<stSO8OdQ>(同上)

 吉田ドクトリン下の属国的状況で、足下みられて舐められた行動をとられるのは、耐え難いほどプライドを傷つけられた気分になるな。
 既に100年以上、朝鮮に対してじんかん主義的な対応をしてる訳だけど、いつになったら、良かったと思える日が来るんだろう。
 (じんかん主義的な対応をしたからこそ、韓国が大陸に前方展開してくれるような状況を作る事が出来たと言えるんだろうけど、それでも感情的には良かったとまでは思えない。)
 日本が独立国でない以上、日本が韓国に影響力を及ぼしての善導は不可能な事から、感情的には本義とは異なる意味での矮小な脱亜論を唱えたくなる。
 (いや、理性の上では、韓国が中国寄りになるのは19世紀末同様、困るとも思ってるし、感情より理性に従うのが正しいとも思ってるけどさ・・・。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E4%BA%9C%E8%AB%96

<ZohhUsxE>(同上)

 朝鮮戦争を戦争責任という点で見るならば、同族殺戮と相互増悪、そして半世紀に及ぶ民族分断の固定化を招いた史上最大の悲劇であり、「日帝36年の支配」などに比べようもない不幸であった。
 しかし、朝鮮戦争に介入した中国やロシアに関する両国の記述はくほど寛容で、韓国の教科書では「彼らはソ連と秘密協定を結び軍事力を増強した」程度であり、北朝鮮の史書にはソ連の記述は全くない。
 一方、ソ連以上に韓国に迷惑を掛けたのが中国であるが、韓国の教科書には「予期しない中国軍の介人によって再び退かざるをえなかった。
 中国軍は数多くの軍隊を動かし、人海戦術で押し進んできた」。「100万以上の中国軍が介入し、朝鮮国境まで進出した韓国軍と米軍が押し返させられ、ソウルが再び共産軍に占領された」。このように中国の介入は戦況を完全に左右し、崩壊寸前であった金日成の政権を決定的に助けたのである。
 そして、それが今日の分断国家となり、1000万と言 われる離散家族を生んだのである。韓国側から見れば中国の参戦で戦争は長引き、犠牲は拡大し、金社会主義王朝体制を南から崩壊できた、南からの朝鮮統一を妨害されたのである。韓国は国交回復時に謝罪をソ連や中国に要求した。
 しかし、ソ連も中国も全く応じなかった。このため韓国はなすべくもなく今日に至っている。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:ul1dVo5p6GMJ:www3.ocn.ne.jp/~y.hirama/NKorea.pdf+&hl=ja&gl=jp

 ソ連や中国に要求できなかったフラストレーションを日本にぶつけてるんだろうな。

<7U1Q1Tek>(同上)

 フラストレーションを日本にぶつけても、めったに報復されることもない。
 ソ連や中国はしゃれにならない。
 一般人とヤクザの違いですかね

<豊丘時竹>(2013.2.22)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20130222

■日露戦争は日英米と露韓清の戦いだった
 太田述正ブログからコピペ(太字)する。氏は、北東アジアは19世紀末の対峙状況にもどりつつある(赤字)という。URL(イタリック)、書誌的事項はコピペの直前に置く。

URL;http://blog.ohtan.net/archives/52164306.html
・・・<以下略>・・・

<豊丘時竹>(2013.2.24)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20130224

■もののあはれ、が分からなければ
 太田述正コラムからコピペする(太字、一部赤字)。私はコピペの中に出てくる無料読者の一人で、内心ちょっとばかり肩身が狭い思いをしている(?)が、コラムで勉強させていただいている。「もののあはれ」が分からなければ日本文化は分からないと言われると、さてどうしたものかとは思うが、もうすでに手遅れだろうと諦めている。読者諸氏、氏に啓発されて、「もののあはれ」を感得してみてはいかがか。
 URL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に載せる。

URL;http://blog.ohtan.net/archives/52163902.html
 ・・・<中略>
■安倍首相は、独立なんて考えてない
 安倍首相は独立なんか考えてないかもしれないと、太田述正氏が書いている。太田述正コラムからその部分を少し前からコピペ(太字一部赤字)する。
 コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に載せる。

URL;http://blog.ohtan.net/archives/52164387.html
・・・<以下略>

<豊丘時竹>(2013.2.28)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20130228

 ・・・新聞はなべて、TPPの議論に参加することになったような書き方だという。大丈夫なのか。太田述正氏がTPPを締結せよ、と主張しているから、大丈夫なのだろう。氏は消費税増税も肯定していた。ネット論段の方向とは全く逆である。・・・

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 昨日の残りから。

 コラム#4352に登場したヴィエラ・グラン(Wiera(Vera) Gran)の伝記が出たんだね。↓
http://www.csmonitor.com/Books/Book-Reviews/2013/0226/Vera-Gran-The-Accused?nav=95-csm_category-leadStory

 引き続き、本日分だ。

 古森義久サン、別段、最近になって米国の指導層が日本の核装備を初めて認めたってワケじゃあないぜ。ずっと前に日本の核燃料サイクル樹立を認めてたってことは核装備もそれ以前から許容してたってことだからだ。↓

 「・・・2011年7月には下院外交委員会有力メンバーのスティーブ・シャボット議員(共和党)が日本人拉致事件の「家族会」や「救う会」代表らに「北朝鮮や中国に圧力をかけるためにも日本は自国の核兵器保有を真剣に考えるべきだ」と述べた。
 「中国は特に日本の核武装という事態を嫌うから、日本に核兵器保有への真剣な動きがあると見れば、その日本の核武装を止めるために北朝鮮への核兵器放棄を必死に求めるだろう」とシャボット議員は発言した。米国連邦議会の議員が、日本の代表と公式会合の場で日本の核武装を奨励するという実例は初めてだった。・・・
 共和党ブッシュ前政権で国務次官や国連大使を務め、核兵器拡散防止をも担当したジョン・ボルトン氏・・・は米国大手紙「ウォールストリート・ジャーナル」(2月20日付)に「北朝鮮の脅威にどう応じるか」と題する寄稿論文を発表し、その中で日本の核武装という政策選択を提起した。・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37235

 1978年に汎アラブ主義の死を宣告する論文が出たが、今や、まともなアラブ国家の死を宣告すべきだろうって。↓

 In 1978, Fouad Ajami wrote a seminal article in Foreign Affairs titled "The End of Pan Arabism."・・・
 Forty years on, it may be time to ponder another proposition: In the wake of the Arab Spring, we're witnessing the beginning of the end of another Arab illusion -- the functional and coherent Arab state. ・・・
 <相対的に一番まともだったエジプトもシリアもイラクも今じゃ無茶苦茶。↓>
 Three powerful states once competed for power and influence in the Arab world,・・・Egypt held the key to peace or war with Israel, Iraq determined the power balance in the Gulf, and Syria shaped security and stability in the Levant.
In the wake of the Arab Spring, all three have essentially gone off line, their regional reach much diminished. Egypt, which comes closest to being a coherent polity・・・
 <中東でアラブ諸国家にとって代わって存在感を高めているのがイスラエル、イラン、トルコという非アラブ諸国。↓>
 By any standard, Israel, Iran, and Turkey are now the three most consequential powers in the Middle East. ・・・
 <そもそも、エジプトを除き、アラブ国家は部族が国旗を持っただけの存在。これら国家に住む人々は、国家よりも自分の宗派や民族にアイデンティティを持っている。↓>
 It has been said about the Arab states that, with the exception of Egypt, the rest are all essentially tribes with flags. One might put it more delicately today, but the idea that sectarian and ethnic identity, rather than national affiliation, is the driving organizing principle in much of Arab politics is an undeniable reality. This is not to suggest that national identity has been absent in Arab lands -- the question is whether it will ever come first over these other loyalties. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/02/27/tribes_with_flags_arab_spring_states?page=full

 ↑民族と言うが、アラブ民族以外にはクルド人がいるだけで、さほど複雑じゃない。
 問題は、スンニ派、シーア派、その他のイスラム教にせよ、キリスト教にせよ、一神教だから、その単一の神サマを奪い合うことになり、社会分裂を促進・固定化しがちであるところにある。

 この点、インドネシアは、仏教、ヒンズー教の基盤の上にイスラム教が乗っかった形の文化を持ち、多元主義的である、という点でインド(本体)と似通っており(典拠省略)、アラブ諸国家とは全然違う。 
 このことと、インドネシアが日本の占領統治を受けたことも勘案することによって、初めて、この国がどうして自由民主主義の定着にほぼ成功したかを説明できる。
 それなのに、このコラムニストは、皮相的な説明に終始している。↓

 <ムバラクのエジプト、ベン・アリのチュニジアと比べて、スハルトのインドネシアは経済発展をしていた。↓>
 ・・・Whereas the first democratic elections in Egypt and Tunisia brought Islamists to office, Indonesia has had three democratic elections since 1999, and Islamists have failed to make an electoral breakthrough in any of them. ・・・
 one major difference between Indonesia and its North African counterparts exists. Whatever the excesses of the brutal and corrupt New Order regime, Suharto presided over remarkable increases in the material well-being of the Indonesian people. By contrast, Ben Ali and Mubarak oversaw developmental debacles in Tunisia and Egypt・・・
 <スハルト時代、女性の識字率は急上昇し、出生率は急降下したし、公的債務は対して増えなかった。決定的だったのは、エジプトとチュニジアでは失業率が55%を超えた状態が長く続いたのに対し、インドネシアでは40%を超えたことがなかったことだ。↓>
 Under Suharto, female literacy rates skyrocketed and birth rates plummeted. Public debt remained chronically high in Egypt and Tunisia, whereas it was manageable in New Order Indonesia. But the Arab regimes' unemployment crises had perhaps the most devastating effects on the daily lives of ordinary citizens. Adult unemployment rates never exceeded 40 percent in Indonesia, even during the depths of the Asian Financial Crisis that ultimately drove Suharto from power. In Egypt and Tunisia, adult unemployment rates have exceeded 55 percent for more than two decades. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/02/27/there_is_no_indonesia_model_for_the_arab_spring?page=full
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太田述正コラム#6056(2013.2.28)
<映画評論36:レ・ミゼラブル(その1)>

→非公開