太田述正コラム#6009(2013.2.5)
<皆さんとディスカッション(続x1801)>

<コラム#6007の訂正>(ブログは訂正済)
例えば、砲兵は40ポンド→例えば、戦車兵は40ポンド

ソヴィエト・ロシアとナチスドイツによって翻弄されたガリチア

ソヴィエト・ロシアとナチスドイツによって翻弄されるガリチア
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<太田>(ツイッターより)

「…日本では…高齢者<の>…入浴関連の死者が、交通事故の年間死者数(4400人)の4倍に達する…高血圧の薬を服用している人や、心臓疾患や脳血管疾患のある人は特に注意が必要だ。」 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/04/2013020401243.htm … ボクが突然死する一番ありそうなシナリオだなあ。

<CAKKIMA> ‏

 縁起悪いですよ・・・w。

<太田>

 危機管理的発想ってのは、縁起悪いことも考えることさ。
 この前のオフ会の時もこの類の話したよ。

<太田>(ツイッターより)

 先般出土した遺骨から、1485年に32歳の時に内戦で命を落としたイギリスのリチャード3世の顔が修復されたよ。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-leicestershire-21328380
 現在のウィリアム、ヘンリー両王子に似てるけどもっとハンサムかな。

<OaRV3dOr0>(「たった一人の反乱」より)

 イスラエル軍が女性兵士に戦闘させることに軍事的合理性があるってんなら、日本も見習って「軍隊の構成員の補充のための狭義の徴兵制 (コラム#2566)」を導入すべきだね。
 アメリカでも Stanley McChrystal や Paul Yingling が徴兵制再導入論者だし。

 徴兵制度 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E5%85%B5%E5%88%B6%E5%BA%A6#.E5.85.AC.E5.B9.B3.E8.B2.A0.E6.8B.85.E3.81.AE.E8.A6.B3.E7.82.B9
スタンリー・マクリスタル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB
Paul Yingling - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Yingling

<aNxvdKr30>(同上)

 気持ちはわかるが、集団的自衛権もまともに出来ないのに、「狭義の徴兵制」なんてジョークでしょう。

<TQ7dDSWW0?>(同上)

 国交政務官:徳田氏、辞任へ 女性問題で引責
http://mainichi.jp/select/news/20130204k0000m010129000c.html

 安倍政権1人目の辞任者は徳田氏で決定、2人目は誰だ?
 まだ政権発足して2ヶ月経ってないってのに先が思いやられるな。

<gbsRSYkg>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫オレの経験から言えば、『太田テーゼ』を説明しても99%の人間は『属国にしがみついている(しがみついてきた)のは日本のほう』という現実(歴史)を絶対に認めないからね。≪(コラム#6007。ekZupx7o)

 以前は確かにその通りだったんだけど、
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021001000519.html
↑これが出てから反応が少し変わってきたよ。
 今まで憲法9条はアメリカに押し付けられてると思ってた連中にとっては相当ショックな出来事だったみたい
 ekZupx7oさんが言うように、上記記事が出るまでは憲法9条関係のスレッドで日本が自ら属国状態にしがみついてるんだって説明すると、それこそスレ中から総攻撃喰らって反論されまくりで誰も認めようとしなかったんだけど、上の記事が出て以降、反論する人間が激減したんだよね。
 今じゃ属国だってのに反論する奴が出てきても俺が反論するまでも無く他の人が俺なんかよりも的確な反論してくれたりするし、ネットやらない人の中だと未だに憲法9条はアメリカに押し付けられたと思ってる人をたまに見かけるけど、上記記事の話と9条の憲法解釈の話をセットでするとショック受けて言葉に詰まるよ。

<Qg5IdGpY>(同上)

 それにしても懐かしいなぁ〜、「瓶の蓋」論、今では、誰も語らないけど。
 キッシンジャーが最初に言い出したのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

<TA>

≫改めて繰り返す、後生だから、後一声、領空侵犯を!!!≪(コラム#6007。太田)

 太田さんがなぜこれほどまでに領空侵犯にこだわるのか分かりません。「<領空侵犯>をやったら公務員の尖閣常駐で、それに対して中共も何かやらなきゃならなくなる。」(コラム#5939。太田)と理由らしきものを述べてはおられますが、これだけのためにこれほど領空侵犯を願っておられるのでしょうか。
 もしかしたら、私が領空侵犯というものを軽く考えているかもしれないことが、太田さんとの温度差を生んでいるのかも知れません。

 「1958年から2012年12月にかけて35回の領空侵犯の事例が報告されている。これら不法行為に対し航空自衛隊が対応しているが、日本国から他国に領空侵犯を実施したケースは一度もない。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%98%E7%A9%BA%E4%BE%B5%E7%8A%AF

 ↑ウィキペディアには「35回の領空侵犯」の詳しい表まで載ってます。私の領空侵犯に対する認識を説明するのは難しいですが、極端にいえば、「ごめん」ですむ話だと思っています。国際社会で領空侵犯というのは、私や「属国」日本での一般認識とは異なる認識をされているのでしょうか。「属国」人たる私の安全保障感覚は、無自覚のままおかしくなっているのでしょうか。

<太田>

 うれしいことに、中共が、このたび、領海の無害ならぬ有害通航に向けてエスカレートしてくれたので、このまま「順調」にエスカレートを続けてくれれば、必ずしも領空侵犯までしてくれる必要はないかもしれません。↓

 「中国監視船の領海侵入は過去最長の14時間超 尖閣国有化後25回目・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130205/crm13020508510001-n1.htm

 しかし、例えば停船して海洋調査をする等まで行ってくれない限り、有害通航であると断定し、対抗措置をとることに踏み切るのは容易ではありません。
 そこへ行くと、領空侵犯は紛れがないので、それをやった中共の方で過失でやってしまったとでも言わない限り、日本側は対抗措置をとれる、というかとらざるをえなくなるでしょう。(例えば、要撃戦闘機を前方展開する。)
 しかも、領海の有害通航と違って、現行法制の下でも領空侵犯に対処するのは、(たとえ相手が軍用機でなくても)自衛隊だけです。
 もちろん、この場合、自衛隊の対領空侵犯措置は警察行動であって、武力の行使(軍隊としての行動)ではありませんが、自衛隊機と相手側機との「コンタクト」が生じれば、客観的に事態は一挙に緊迫化することになります。

 ところで、尖閣問題を第一次世界大戦直前のバルカン問題に準えたコラムをFTが掲載しましたが、中共当局を当時のドイツ支配層に準えるのはよしとしても、後段(実際のコラムとは前後逆に引用した)のように、(上記の私のような姿勢も含まれちゃうことになりますが、)火遊びをしているかのように日本の支配層中の「ナショナリスト」を揶揄するのは困ったものです。
 FTも、昔日とは違って、「極東」情勢までは手が回りかねるようになってしまったということかな。↓
 
 ・・・The analogy with Germany before the first world war is striking -- as the adept leadership of Otto von Bismarck gave way to much clumsier political and military leadership in the years before war broke out. The German ruling elite felt similarly threatened by democratic pressures from below -- and encouraged nationalism as an alternative outlet for popular sentiment. China’s leaders have also used nationalism to bolster the legitimacy of the Communist party.・・・
 ・・・some Japan-watchers worry that nationalists in the government may be tempted to confront China now -- before the gap in power between the two nations grows too large, and while the US is still the dominant military force in the Pacific.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e29e200a-6ebb-11e2-9ded-00144feab49a.html#axzz2JznNSH00

 ついでに、その他の中共関連記事もまとめて紹介しておきましょう。

 ホント、中共は、はた迷惑な存在だよ。↓

 「中国大気汚染、西日本に不安…国の基準値上回る・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130204-OYT1T01746.htm?from=top

 その中共当局の対外政策・・例えば、諸外国は中共に内政干渉してはならないが中共は諸外国に内政干渉できる・・の根幹にあるものを模索するコラムが数日前のワシントンポストに載っていた。↓

 <もともと支那には中華(支那中心)思考があったが、今日ではそれが「新中華主義」になった。すなわち、支那人以外の支那についての語り口すら統制しようとするようになった。↓>
 ・・・Sinocentric thinking may still carry through today, a sort of “New Sinocentrism.・・・Beijing’s various idiosyncrasies in these regards may be, in meaningful part, the relatively coherent and consistent outgrowths of a conceptual framework -- an Information Age twist, if you will, on much older themes of Sinocentric moralism -- in which the emerging Chinese superpower hungers to control other peoples’ narrative of China.・・・
 <昔から一貫しているのは、社会秩序を維持するためには、<政府が国内外の国や個人の>地位や役割を、道徳的観点から定めるという戦略をとらなければならない、という発想だ。↓>
  Some of it may in fact grow out of a deeply-rooted conception of social order in which narrative control is inherently a strategic objective because it is assumed that status or role ascriptions and moral characterizations play a critical role in shaping the world they describe.・・・
 <これは、一種の概念的帝国主義である、と言えよう。↓>
 ・・・it <is> a sort of conceptual imperialism, at least in aspiration, suggesting that it is a Chinese strategic objective to control the world’s discourse about China.・・・
http://www.washingtonpost.com/blogs/worldviews/wp/2013/02/01/new-sinocentrism-the-ideology-that-may-be-driving-china-to-hack-foreign-media/?print=1

 また、中共では、公害のデータはもとより、経済データ・・(GDP、)貿易額、ジニ係数等・・も全部嘘っぱちだとよ。
 (ここでは引用しなかったが、中共当局ですら、「正しい」データを持っているかは疑問とも書かれている。)↓

 When China announced better-than-expected trade numbers last month, the statistics were met with outright suspicion from international powerhouses such as Goldman Sachs, Swiss financial firm UBS and Australian bank ANZ. The disbelieving scoffing only mounted days later, when the government unveiled numbers showing yet another positive trend -- a narrowing income gap between China’s rich and poor.・・・
http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/chinas-economic-data-draw-sharp-scrutiny-from-experts-analyzing-global-trends/2013/02/04/f4de4b84-6ae0-11e2-af53-7b2b2a7510a8_print.html

 要するに、中共では、当局も一般の少なからぬ人々も、自利主義者(エゴイスト)であり、ルールは守らないわ、犯罪を犯すわ、嘘はつくわ、とやりたい放題だということだな。
 これが、中共のカントリーリスクの本質ってこと。


 それでは、その他の記事の紹介です

 構造的女性差別の現われであることがますますはっきりしてきたな。
 それにめげず、男子と違って金メダルを1つはとった女子
http://www.judo-ch.jp/topics/20120822_olympic_medal/
はエライ!↓

 「・・・柔道女子日本代表の園田隆二前監督の暴力行為などを告発した女子15選手の代理人の辻口信良弁護士が4日、大阪市で記者会見した。告発は代表チームの状況への「失望と怒りが原因」とする選手の声明を発表した上で、その意図は1日に辞任した園田前監督の交代だけでなく、全日本柔道連盟(全柔連)の「指導体制の抜本的な見直し」もあることを明らかにした。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013020401001831.html
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太田述正コラム#6010(2013.2.5)
<エリザベス1世の時代(その1)>

→非公開