太田述正コラム#5917(2012.12.21)
<皆さんとディスカッション(続x1756)>

<太田>(ツイッターより)

 「大統領選:「3大ジンクス」破れる (1)「投票率高ければ保守系候補が負ける」(2)「ソウルで負けたら大統領選挙で負ける」(3)「40代有権者で負けたら落選」…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/20/2012122001221.html
 そういうことが起きるからこそ、女性が活躍する必要があるのよ、朝鮮日報サン。

<太田>

 補足だ。↓

 「今回の大統領選で・・・20代の有権者の65.8%、30代の66.5%が野党・民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補に投票したことが分かった。50代の62.5%、60歳以上の有権者の72.3%が、当選した与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補を支持したのとは正反対の結果だ。・・・
 <これは、>文候補・・・は、大学の学費の半額化や兵役期間の短縮、非正規雇用者の問題など、20−30代の有権者に直接・間接的な影響を与える公約<を>多く打ち出<し>た<からだ>。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/21/2012122100704.html
 「・・・50代の投票率は89.9%、60代以上は78.8%で、20−40代に比べはるかに高かった。50代の投票者の62.5%が朴氏に投票し、今回の選挙の勝敗を左右した。50代以上の有権者は今回の選挙でちょうど40%を占めていた。・・・
 50、60代は朴正熙元大統領に対する郷愁が残る最後の世代だ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/21/2012122100712.html

<太田>(ツイッターより)

 「日本唯一のスラム街「あいりん地区」を訪ねる…生活自体は落ちぶれてしまっていても、ホームレスたちは日本社会の優雅さや礼儀、秩序正しさなど核心となる価値観、さらに生命力を忘れることはない…」
http://j.people.com.cn/94475/8065541.html
 ヨイショありがとう。人民網サン、来年も頑張ってね。

 「大統領選:安倍氏に祝電送らなかった中国首脳、朴氏に祝電…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/21/2012122100801.html
 ついでに、朴槿恵(Park Geun-hye)写真集をどうぞ。
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/20/2012122001337.html


<RNsiKHnK0>(「たった一人の反乱」より)

≫その根拠は?≪(コラム#5915。太田)

 前半は、内閣から公明党を追い出して閣議決定するのと、参院で自民が過半数取り法案を通したのちに、公明党から連立解消するのでは、どっちが公明党の面子を立てるだろうか、と考えた場合、後者だろうという程度の話しです。

 後半はこの社説です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012120902000113.html

≫さて、国家安全保障基本法案 (概要)についての取りあえずの感想を述べておこう。≪(同上)

 太田さんが第10条に反対なのは、コラム#5601で分かっています。
 コラム#5893で第10条と第11条の要約を引用して、「中身については、これでイイね。」ということは、第10条は反対だが、第11条があるならば、法案による憲法解釈にしぶしぶ賛成する、ということでいいですか?

<太田>

 第11条は以下のとおりだ。↓

「第11条 (国際連合憲章上定められた安全保障措置等への参加)
 我が国が国際連合憲章上定められ、又は国際連合安全保障理事会で決議された等の、各種の安全保障措置等に参加する場合には、以下の事項に留意しなければならない。
一 当該安全保障措置等の目的が我が国の防衛、外交、経済その他の諸政策と合致すること。
二 予め当該安全保障措置等の実施主体との十分な調整、派遣する国及び地域の情勢についての十分な情報収集等を行い、我が国が実施する措置の目的・任務を明確にすること。」

 さて、「集団自衛事態法」(仮称)制定が10条への注釈である(各自自分で確かめてね)点からも明らかなように、第11条がらみで集団的自衛権・・私に言わせれば、拡張された個別的自衛権・・を行使することは考えられていない。
 つまり、自民党は、国連平和維持部隊(PKF)への参加は考えていないということだ。
 コラム#5893でのボクの記述は、「国家安全保障基本法案 (概要)」そのものを読まずに行った早トチリであり、ここに、訂正、撤回させてもらうよ。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 吉田ドクトリンを自民党の外では社会党が、中では「ハト」派が野合的に維持するという時代は終わったが、自民党が「ハト」派の公明党と連立政権を組むことで吉田ドクトリン廃棄を先延ばしにするという時代はまだ続きそうだ。↓

 「社民・・・党本部は近所に移転へ・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/1220/TKY201212200872.html
 「「我々の時代は終わったんだな」山崎拓・元自民党副総裁・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/1220/TKY201212200652.html
 「改憲へ国民議論と明記、自公合意・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122001002482.html

 日本の選良は、依然、エセ選良のまんまだね。↓↓

 実務選良:腑抜けめ。↓

 「・・・白川総裁は11月の会合で安倍総裁の主張に反論したことについて陳謝し・・・た・・・」
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121221ddm003010087000c.html

 知的選良:アホめ。↓

 「・・・「暴力で平和維持」の誤解=京都大教授・山極寿一・・・」
http://asia.wsj.com/public/page/opinionasia.html#refresh=on

 東京新聞と同じ問題意識を米国でも抱いている人がいるようだ。↓

 「・・・日中韓の首脳が三人とも世襲政治家にな<った。>・・・もう一人、世襲の親玉のような首脳がいましたな、北朝鮮に。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012122102000115.html
 <タイもバングラデシュもパキスタンもマレーシアもインドもだとさ。↓>
 ・・・There's Thailand's Yingluck Shinawatra, whose father was a member of parliament and whose brother, Thaksin, is the now-exiled former prime minister. In Bangladesh, current Prime Minister Sheikh Hasina is the daughter of the Sheikh Mujibur Rahman, the country's first president. (Her longtime rival, former Prime Minister Begum Khaleda Zia, is the widow of a former president.) In Pakistan, current President Asif Ali Zardari was married to the assassinated Prime Minister Benazir Bhutto, who is herself the eldest daughter of former Prime Minister Zulfikar Ali Bhutto. And so on. ・・・
 Malaysia, Prime Minister Najib Tun Razak is the son of the country's second prime minister and the nephew of its third. Lee Kwan Yu and his son, current Prime Minister Lee Hsien Long・・・
 Nehru's descendants still dominate The Congress, India's most powerful political party. ・・・
 <アジアは欧米の個人主義革命を経ていないからだ、という人種主義的な見解が紹介される。↓>
 Asian societies "never ran themselves through an individual revolution like we did in the West,・・・
 <しかし、米国もそうだなという話もしている。↓>
 In the United States, it's the Kennedys and Bushs・・・
 <人類普遍的に、カリスマ、合法性、及び力(これを伝統性で置き換えればヴェーバーの支配の三類型
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
じゃん)は子供ないし配偶者によって承継される、という観念がある、という見解も紹介され、どうやらこのコラムニストは、こちらの方の見解のようだ。↓>
 "We make the mistake thinking that individual democracy is the natural state of man," says Fox. The truth is that humans tend to believe "that the charisma, the power, and the right to rule is inherited," and accept the offspring or spouse of a ruler as "a legitimate substitute," ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2012/12/20/dynasty?page=full
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太田述正コラム#5918(2012.12.21)
<米墨戦争と米国の人種主義(その3)

→非公開