太田述正コラム#5837(2012.11.11)
<皆さんとディスカッション(続x1719)>

<太田>(ツイッターより)

 「日本経済の中国への依存度を再考する…」
http://j.people.com.cn/94476/8012410.html
 導入部と結論が反対のことを言っているのは傑作だが、要するに中共による日本への経済制裁なんてできないって認めてるわけだ。

 「…経済だけが日本化しているのではない。今韓国が苦しんでいる社会病理のほとんどは、日本の経験をそのまま後追いしている。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/11/2012111100104_2.html
 そりゃそうだよ。日韓は、旧日本帝国の後継兄弟国同士なんだからね。

<tGY66qRs0>(「たった一人の反乱」より)

 太田述正コラム#5835
 「不倫やった瞬間に、政治家として不適格という烙印を押されてしかるべきだったんだぜ。」
 
 そんなこと言ったらビル・クリントンはどうなんだと思ったのは私だけではないでしょうね・・。

<太田>

 モニカ・ルインスキーおしゃぶりさせただけで・・、一旦このことでウソついたわけだが・・、クリントンが1998年に「<米>大統領としては第17代のアンドリュー・ジョンソン以来の弾劾裁判にかけられた。下院による訴追後行われた上院での弾劾裁判では、50:50、45:55と有罪評決に必要な2/3には達せず、かろうじて大統領辞任は免れた。・・・とはいえ、このスキャンダルが2000年<米>大統領選挙に与えた影響は大きく、自身の政権で副大統領を務めたアル・ゴアが敗北する一因ともなった」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3
ことを忘れたんかい?

 なお、細野の記事が出てたね。↓
http://www.asahi.com/politics/update/1110/TKY201211100610.html

 ペトレイアスの件を補足しておこう。

 <不倫の相手が、もう一人の女にやきもちをやいて、脅迫的メールを送り、その女がFBIに駆け込んだのがきっかけだって。↓>
 The collapse of the impressive career of CIA Director David H. Petraeus was triggered when a woman with whom he was having an affair sent threatening e-mails to another woman close to him・・・
 The recipient of the e-mails was so frightened that she went to the FBI for protection and help tracking down the sender, according to the officials. The FBI investigation traced the threats to Paula Broadwell, a former military officer and a Petraeus biographer, and uncovered explicit e-mails between Broadwell and Petraeus・・・
 <FBIは、最初はペトレイアスと不倫の相手との間のメールはハッカーによるでっちあげだと思ったけど、その後、ホンモノだということになったんだと。↓>
 When Petraeus’s name surfaced, FBI investigators were concerned that the CIA director’s personal e-mail account had been hacked and that national security had been threatened. The officials said further investigation, including FBI interviews with Broadwell and Petraeus, led to the discovery that the two were engaged in an affair.・・・
http://www.washingtonpost.com/world/national-security/fbi-probe-of-petraeus-triggered-by-e-mail-threats-from-biographer-officials-say/2012/11/10/d2fc52de-2b68-11e2-bab2-eda299503684_print.html

 ペトレイアスの奥さん・・高級官僚・・の写真が載ってるよ。↓
http://www.washingtonpost.com/local/gen-petraeuss-affair-tarnishes-seemingly-idyllic-marriage/2012/11/10/4425d986-2b68-11e2-96b6-8e6a7524553f_story.html

 ついでにだけど、女たらしだった、(彼の大先輩の)アレン・ダレスの話が載ってた。↓

 <たった一人でペトレイアスは辞任したけど、ダレスは少なくとも100人と不倫をしたって。↓>
 ・・・Mr. Petraeus resigned after admitting to a single affair; Allen Dulles had・・・at least a hundred.・・・
 <ダレスは、1953年から61年までCIA長官だった。↓>
 Dulles ran the agency from 1953 to 1961・・・
 Allen Dulles, who died in 1969, may have been, as one biographer claimed, “the greatest intelligence officer who ever lived.” Yet by today’s standards, this master spy would not have been allowed even to join the C.I.A., much less lead it.
http://www.nytimes.com/2012/11/10/opinion/when-a-cia-director-had-scores-of-affairs.html?ref=opinion&pagewanted=print

<xteKCdqtO>(「たった一人の反乱」より)

 野田が太田の言うように覚悟があるならとっくに大飯以外の原発も再稼動してるだろ。

<5T8ex+EG0>(同上)

 太田さんは自分の目的と合致した相手には盲目だからさ。
 いつもの如く野田に対しても盲目的に擁護してんだろ。
 誰もがコイツだけはねーよって言ってたあの鳩山すら擁護してた人だぜ?

→鳩山については、既に、彼が小沢代表の下で幹事長だった時代に、コラム#3133(2009.3.5)で「鳩山由紀夫は・・・ホント馬鹿だね、見損なったねえ。」と書いてるぜ。
 その後、首相になってからの鳩山の、報じられた限りの言動は今でも評価しとるよ。
 問題は、その時点では、報じられなかったことが余りにも多すぎたことだ。
 その上でだが、「誰もがコイツだけはねーよって言」い始めた頃よりずーと前に、コラム#3655(2009.11.19)で、ボクは鳩山・・首相就任は9月16日・・を完全に見離してるぜ。↓

 「本日は、最初に鳩山首相退陣要求を掲げさせていただきます。」

 全然オカシクないだろ。(太田)

 もっともその相手が自分の期待に添わないと解った瞬間に掌返すから、太田さんの発言は一度疑ってかかる位の方がいい。

→ボクが「相手が自分の期待に添わないと解った瞬間に掌返す」ことをした例を、一例でいいからあげてみな。(太田)

<HFW2SpV80>(同上)

 太田述正コラム#870(2005.9.18)
 <民主党新党首誕生>
http://blog.ohtan.net/archives/50954963.html

 当初の前原評もすごかった。
 よくも知らないのにこういう評価をしていて、後で手のひら返し。
 太田さんの人物評は基本的にこのパターンで、ずっと変わってないと思う。
 なので自分も、少なくとも太田さんの政治家に対する人物評は、眉に唾つけて聞いとくぐらいでちょうどいいと思う。

→前原については、既に、コラム#250(2004.2.5)のQ&Aの中で、当時「次の内閣」外相だった彼に、大疑問符をつけてるぜ。↓

 「民主、6月末までの自衛隊イラク撤退を公約に
 ・・・
 前原氏も日本版ブレア候補の一人だったので極めて残念です。次の選挙の選択肢が、自民党しかなくなってしまいました。」

 キミの引用したコラムは、党首に就任した彼に対するご祝儀コラムさ。おだてりゃブタでも木に登るからねえ。

 その3か月後、コラム#1001(2005.12.15)、コラム#1002(2005.12.15)、コラム#1003(2005.12.16)のシリーズの末尾で、次のように書いて前原を見離している。↓

 「民主党の前原代表・・・は、・・・安全保障・軍事のプロと自称しつつ、トンデモ発言をしてすっかり男を下げた・・・。」

 それ以降、ボクの前原評は一貫して変わってないよ。
 どっかおかしいかい?(太田)

<rkcvMmbQ0>(同上)

 失敗の原因は観察が不十分だったと言うことに尽きるのなら、少なくとも論理的には通って居たのならば、太田の政治家観察は、観察が十分な場合においては信用に足る、と思っている。
 情報の取りこぼし、見落としによって間違えた事があったからと言って、太田の政治家評すべてが眉唾と言うのは性急すぎる。
 ようするに、我々は、どのような観察に基づいて太田がそのような結論に達しているのかについて、深く注視すべきだ、と言うことだ。
 おかしい、と思ったら具体的に指摘すべきであって、ちょっと身も蓋もない議論に感じる。

<HFW2SpV80>(同上)

 観察が不十分か否かということのみを取り上げて問題にしてるんじゃなくて、「自分の目的と合致した相手には盲目」なのが問題じゃないのか、ということじゃないの?

→「相手が自分の期待に添わないと解った瞬間に掌返す」とウラハラの話だが、これも、一例でいいからあげてみな。(太田)

<2bGRqxjM0>(同上)

 歴史上の人物が相手なら結果論で語れるから見誤ることは少ないだろうけど、 ナマモノが相手だとあとから平気で評価を180度変えるよね。
 オバマとか今上天皇あたりも凄い勢いでベタ褒めしているだけに、いずれ反動でボロクソに貶さないとも限らないな。

→そんな前例ないよ、で終わりだけど、オバマについては8年以上、今上天皇については、1976年から注視してきてるところ、両者に対する高い評価は正しかったと、今改めて思うねえ。(太田)

<ZwSpKEWc0>(同上)

 現役政治家の評価は難しい罠。
 権力を行使する側になって初めて人物の力量が分かるケースも多いだろうから。
 実際、鳩山に対しても総理になる前は、「問題なし」と評価してたと思う。
 過去ログが多すぎて、証拠が出せないけど。

→ボクも探すのに疲れたが、そんなこと言ったことあるかあ?(太田)

 ただ、<xteKCdqtOクン>が言うように、原発問題に対する野田さんの覚悟や見識は怪しくなって きていることは明白。
 それなのにやたらと野田さんを擁護するのは、期待が大きすぎたからか。
 選挙が近いから同情の余地はあるけどね。

→そんなこと言ったって、最近の野田首相、民主党を次の総選挙で敗北させようとしている、としか思えないぞ。↓

「首相「文科相辞めさせない」 問題提起に理解示す・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/1110/TKY201211100612.html
 「真紀子大臣、次は朝鮮学校無償化に意欲・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121111-OYT1T00277.htm?from=top (太田)

<JpP2MNfd0>(同上)

 期待が大きすぎたってよりも他の政治家が(民主・自民その他野党を含めて)碌なのいないって事なんじゃねえの?

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 地方レベルじゃ、こういうことはあって少しもおかしくないが、タマが悪すぎらあ。
 (猪瀬がいいとは言わないけどね・・。それにしても、松沢、政党からは相手にされてないねえ。)↓

 「・・・自民党都連が新党改革代表の舛添要一参院議員(63)の支援を検討していることが分かった。舛添氏は民主党内にも推す動きがあり、立候補すれば与野党相乗りになる可能性がある。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20121111k0000e010123000c.html

 習近平の(大歌手の)奥さん、実にきさくでかつ立派な女性らしいね。↓

 ・・・A chef in Zhejiang province — whose restaurant Peng often frequented while Xi was that region’s party chief — recalled how long Peng waited on her first visit, arriving without a reservation. She had dressed down, making her harder to recognize.
 “She didn’t know reservations were required, so there were no tables free,” he said. “One word to the waiters that she was the wife of a party secretary and she would have had a table, but she never mentioned it,”・・・
http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/for-chinas-next-first-lady-a-lowered-profile/2012/11/10/5fd3fd7a-29a6-11e2-96b6-8e6a7524553f_story.html
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太田述正コラム#5838(2012.11.11)
<ジェファーソンの醜さ(その5)>

→非公開