太田述正コラム#5520(2012.6.5)
<私の現在の事情(続x13)>(2012.9.19公開)

 現在、6月6日の夜ですが、5日のことを書きます。

 4時間ほど睡眠をとって、朝5時に起床し、引っ越し準備のつめを行いました。
 その過程で、長嶋茂雄と二人っきりで撮った(ように見える)大きな写真や、探していた私のもう一つの眼鏡を「発見」しました。
 あっという間に時間が経ち、0800にアートコーポレーションの面々が到着し、梱包、搬出作業が始まりました。
 次いで、0900に廃品回収業者から電話があり、今からそちらに向かうとのこと。
 0920頃に上記業者が到着し、デスクトップパソコンx1、ノートパソコンx2、プリンターx2(以上はオシャカになっているもの、)内蔵ハードディスクドライブ(新品だが使わないでいるうちに陳腐化したもの)、トースター/電子レンジ(迷ったが新居に持って行くのは止めたもの)、電話機群、等々を持って行ってもらいました。
 途中の15分の休憩時間には、疲れがピークに達していた私は、まだ搬出されていなかった椅子の一つに座り、もう一つに足を挙げてぐったりしていました。
 また、1100の約束だったのですが、1050に、三菱リアルエステートのお馴染みの担当者がやってきました。
 改めて彼に確認したら、この練馬のマンションは、西武新宿線野方駅から徒歩12分、西武池袋線練馬駅から徒歩15分だということでした。
 その場で専任媒介契約を結び、売り出し価格も決めました。
 さて、引っ越し作業について、おおむね調整も終わってしまうと、私が部屋の中にいるとむしろ作業の邪魔になるので、階段の踊り場に佇んだり、一階まで下りて、このマンションの花壇の前を行きつ戻りつしたりしていたのですが、10数年このマンションのオーナーでありながら、このマンションに専任の用務員的な年配の人がいるのに初めて気が付きました。
 彼が私に、「大変なお引っ越しで」と話しかけて来ました。
 「ピアノだの、大量の書籍だの、とてもお偉い方がこのマンションにいらしたのですねえ」と。
 箱詰めされているというのに「大量の書籍」かどうかよく分かったもんだ、と一旦は感心したのですが、1人の係員が段ボール2個くらい通常運ぶところを1個ずつしか運ばないことだけでも本・・重たい!・・らしいことは分かるし、本については、マジックペンで「本」と段ボールに書いてあったので、さほど感心することでもないな、と思い返しました。
 1200前には全作業が終了し、アートコーポレーションの面々とは1200前に、1430における新居での「再会」を約して別れました。
 清掃業者は午後から作業を開始するところ、私は、郵便ボックスに鍵を入れ、帰途につきました。
 事前にこの業者に、ダイヤルを回してこのボックスを空ける方法を教えてあったので、この鍵でこの業者はマンションの部屋に入るわけです。
 昼飯は、野方駅近くの、地下一階にあるバイキング式ランチを提供している台湾料理にしました。790円です。
 連日の肉体労働で、腹が減っていたためか、我ながら驚くほど大量に食べました。
 このいかにも郷土料理的な「中華」料理もこれで最後だな、と若干の感慨を覚えたことでした。
 新居に戻り、シャワーを浴びてほとんど間を置かず、アートコーポレーションの面々が到着し、搬入作業が開始されました。
 1730頃、作業終了。
 アートさんは、彼らを含め、大変良くやってくれましたが、今回、左右に開くガラス戸付きの木製キャビネットのガラス戸の四隅のジョイント部分に装着されている金属製の覆いのうちの一つが紛失していることが分かったため、チームの責任者がデジカメでこの木製キャビネットや紛失したものと同じ部品等の写真を撮り、メーカーをつきとめた上で、同じ部品を入手すべく努力してくれることになりました。
 後は、細かいことですが、書籍を運ぶ際、恐らく、かなり前に取れて床に落ちていたと思われる、島崎藤村の『夜明け前 第一部』と書かれた背表紙がそのままゴミとして放置されていました。
 これなんぞは、本類と一緒に梱包して搬出して欲しかったですね。

 一人になった夜、いつもの完全な静寂の中で、新居の南及び東・・の奥半分・・は擁壁の上、東・・の手前半分・・に関しては、新居の浴室やトイレが防音壁代わりになっており、西は空き地、北は前の家とは私道で隔てられている、というわけで、久方ぶりに、四囲に気兼ねなく、ヘッドホンではなく、一昔前のGatewayの「高級」デスクトップパソコンについてきた、通常のスピーカーX2と重低音用のスピーカーから、ユリア・フィッシャーのメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲とグリークのピアノ協奏曲をかなりの音量で流して耳を傾け、一人悦に入りました。
 もちろん、第三のビールをちびちびやりながらです・・。