太田述正コラム#5552(2012.6.22)
<皆さんとディスカッション(続x1582)>

<太田>(ツイッターより)

 米国における「日韓合作」の天才児2人の話だよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO42723910Y2A610C1000000/

 日本のTVでも紹介されてたけど、昨年の5月からの1年間での稼ぎの多かった女優10傑だ(フォーブス誌)。
http://blog.sfgate.com/dailydish/2012/06/20/kristen-stewart-is-highest-earning-actress/

<太田>(Mixi太田コミュより)

 <昨夜、>海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」のいじめ訴訟控訴審で3等海佐が提出した陳述書(いじめられた隊員が2004年に自殺した後に実施されたアンケート調査結果が組織的に隠ぺいされているとの内容)に関し、電話取材を受けた。

<太田>

 本日、関連記事がいくつか出ていたので、まず、ご披露しておきます。

 「海上自衛隊横須賀基地所属の護衛艦「たちかぜ」に勤務していた1等海士=当時(21)=が平成16年10月に自殺したのは「先輩隊員のいじめが原因」として、遺族が国と先輩の元2等海曹(40)・・・に計約1億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、横浜地裁であった。水野邦夫裁判長は、国と元2曹に、計約440万円の支払いを命じた。
 判決は、1等海士が自殺したのは元2曹の暴行などの日常的ないじめが原因と判断。いじめを認識していた上司らが適切な指導や処分を行わなかったとして、国の安全配慮義務違反があったことも認めた。・・・[しかし、遺族は自殺はいじめが原因ではないとされたとして東京高裁に控訴し、現在に至っている。]
 元2曹は、別の後輩隊員への暴行と恐喝の罪で17年1月に有罪判決を受け、確定し・・・懲戒免職<されている>・・・。」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110126/trl11012614400029-n1.htm
 ([]内は、記者提供資料による。)
 「・・・裁判が長期化したのは、被告の国側が「国家機密に触れる」との理由で情報の公開を一貫して拒否してきたからだという。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110126/trl11012615140031-n1.htm
 「・・・自殺直後に乗組員全員に艦内での暴行や恐喝の有無やその内容を尋ねた「艦内生活実態アンケート」<について、>遺族側はいじめの実態が書かれているとみて開示を求めたが、海自は「破棄した」と回答してきた。
 1審で国側の指定代理人を務めた3等海佐(45)・・[遺族が横浜地裁に提訴して06年4月当時、海上幕僚幹部法務室<に在籍。>・・提訴直後に情報公開部門の担当者から「(公開を求められた)乗員へのアンケートは存在するが、破棄したことになっている」と聞かされ<てい>た]・・が「国はアンケート結果などを隠している」との陳述書を東京高裁に提出したことを受け同総監部内を調べたところ、監察官室のキャビネット内の個人ファイルに保管されていたのが20日見つかったという。
 ファイルは07年まで監察官付准尉として働き昨年定年退職した自衛官が作成し保管<していた>。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m040094000c.html
([]内は、記者提供資料による。)
 「・・・杉本<海自>幕僚長は19日の定例会見で「アンケートは用済み後廃棄という位置づけで実施しており、調査報告書を出した後にすみやかに廃棄された」と話していた。」
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY201206210793.html

 取材を受けた昨夜時点では、上記の全体像をつかんでいたわけではありませんが、次のようなことをしゃべりました。
 記者の理解水準を超えていたようですが・・。

 本件もまた、自衛隊が名実ともに軍隊ではないことの矛盾が顕在化したもの。
 この関連で理解しておかなければならないことが4点ある。

一、こういう服務規律に係る事案は、通常の軍隊であれば、(軍隊が起こした事故の場合等と同様、)軍法会議にかけられ、一般の(民事)裁判にかけられることはない。
二、このこととも関連し、各自衛隊の法務部門は極めて弱体であり、日陰の存在。
三、通常の軍隊であれば、情報公開制度が、そのままの形で適用されることはありえない。
四、内局と各幕(各自衛隊)とは構造的に対立させられる制度になっている。

 私が言いたかったことはこういうこと↓です。

 情報を隠蔽したりウソをついたりすることがいけないのは当然だが、自衛隊の練度(士気を含む)や運用や装備に関わる情報について、全球的スタンダードが那辺にあるかを承知しているところの各幕が、情報公開を避けようとする気持ちは分かる。
 事柄の性格上、その辻褄合わせに法務部門が駆り出されることになりがち。
 このような問題が起きると、内局は、各幕が無能でありいかがわしい、という印象を与えるように立ち振る舞う。

<K54iN+uj0>(「たった一人の反乱」より)

 太田さん、コメントしていただき、ありがとうございます。

 さて、今回質問したことに関して、太田さん側にいろいろと誤認があるようです。
 まず、先のリンクでも挙げましたが、2006年6月30日の段階で早くも有料会員は110名を突破しています。

 「1 一応有料講読申し込み者は116名
 その後、更に有料講読申込者が増えて116名になりました。」(2006.6.30 #1328)

 結局、最初の会期(2006年下半期)の有料会員の数は計129名となったようです。
 そして次の半期(2007年前半期)はその129名を目標にしたけれど、2006年末で121名という数字になっています。

 「既存の有料読者のうち25名が継続会費を入金されず、他方、新規申込み18名中、入金された方(コラムを書いていただいた方を含む)は17名であり、現状維持目標である129名に対し、8名不足に終わりました。」(2006.12.29 #1579)

 それから2007年前期以降は100名弱と100名強の間をさ迷っていたようです。

 「<太田>
 さて、友人たる読者の皆さん。
 前期は有料読者が123名だったのですが、皆さんの中のお1人には、今度は有料読者が100名を切るかもしれない、と相当前から言っていたところ、案の定、期初の時点で100名を切ってしまいました。
 なぜ、それが分かっていたかというと、昨年の7月〜12月期には、期間中の追加的な有料講読申し込みが10数名あり、それでも有料読者数が129名から期初には121名に減ったというのに、今年の1月〜7月期には追加的な申し込みが、4月に入ってから2名しかなかったからです。」(2007.7.3 #1848)

 「本日、登録購読者数がちょうど1,300名になりました。
 内訳は、有料読者107名、名誉有料読者4名、まぐまぐ読者1189名です。」(2007.10.7 #2110)
 しかし、その後、大きな変化がありました。
 2008年3月16日の時点で228名(自分が確認した中では最多人数)と有料会員が大幅に増加しており、2008年1月12日の段階でも215名となっています。(いずれも名誉有料会員は差し引き済み)
 この増加分はたかじん出演の効果によるものでしょう。」

 「<太田>
 ここ3ヶ月間購読者数の伸び悩みが続いていましたが、ミニまぐでの配信開始のおかげもあって、先程太田述正コラム購読者数が初めて2800名に達しました。
 内訳は、まぐまぐ2526名、ミニまぐ39名、有料読者235名(うち、名誉有料読者7名。なお、上記2名を含む)です。」(2008.3.16 #2425)

 「さて、有料読者の整理を行ったこともあり、昨年の今頃と、現在との、太田コラムの講読状況を比較してみました。
 2008年1月12日(土)のまぐまぐ講読者数2525名、有料読者222名(うち名誉有料読者7名)、よって講読者総数2747名。ブログ訪問者数1526名(ただし、1月11日(金))。合計4273名。ちなみに、グーグルでの「太田述正」の検索数は44,500件(ただし、1月11日現在)。
 他方、2009年1月12日(月。祝日)のまぐまぐ講読者数2674名(ただし、うちミニまぐ106名)、有料読者169名(うち名誉有料読者7名)、よって講読者総数2843名。ブログ訪問者数1358名(ただし、1月9日(金))。
合計4201名。ちなみに、グーグルでの「太田述正」検索数は57,200件(ただし、1月9日現在)。
 (ブログ訪問者数を同じ日で比較しないのは、休祝日には訪問者数が顕著に減少するから。)
 つまり1年前に比べ、有料読者数は53名も減ったけれど、講読者総数は、逆に96名増えていて、ブログ訪問者数を加えると、72名減っている、
しかし、太田述正への関心は、グーグルの検索数から見て、大幅に増えている、ということが分かります。」(2009.1.12 #3029)

 それにしても、今回のことで、びっくりしたのは、このような様々な変遷があったにもかかわらず、太田さんがろくろく覚えておられなかったことです。
 ちょっとそれはないんじゃないの、と言いたくもなります。

 しかし、とにかく今回改めて復習してみた結果、ただ一つ言えることは、2006年7月から始まり丸6年が経つ太田有料メルマガは、様々な変遷があったにもかかわらず、基本的に制度がまったく何も変わっていないということです。

 ところで、コラム#1798(2007.6.7)<緊急呼びかけ>から始まるカンパについても、ここで改めて説明をされてはいかがでしょうか。
 太田コラムで募っているカンパとは純粋に「コラムに係る経費に対してのカンパ」であると。

<太田>

>太田さん側にいろいろと誤認があるようです。まず、・・・2006年6月30日の段階で早くも有料会員は110名を突破しています。 ・・・それにしても、今回のことで、びっくりしたのは、このような様々な変遷があったにもかかわらず、太田さんがろくろく覚えておられなかったことです。ちょっとそれはないんじゃないの、と言いたくもなります。


 まさか!
 そそっかしい人が有料読者の中にもいるもんですねえ。
 私が前回書いたことを、ちゃんと読まなくっちゃあ。

≫有料化当時や、TV等に随分出演した2007〜2008年当時はさておき、≪(コラム#5550。太田)

 有料化当時・・2006年・・には110名を超えていた、とはっきり書いているでしょ。
 私は、現在は110名を下回っている、と申し上げてるんですよ。

>カンパとは純粋に「コラムに係る経費に対してのカンパ」である

 おっしゃる通りです。
 その上でですが、私としては、コラム会費は、コラムに係る経常的経費を賄う手段の一つであり、カンパは、コラムに係る非経常的経費・・名誉棄損訴訟等の紛争処理のための経費等・・を賄う手段の一つ、という位置づけなんですね。
 ちなみに、コラムに書いたことで訴えられた2本の名誉棄損訴訟の紛争処理のための経費として110万円弱(弁護士費用プラス訴訟費用+損害賠償金)を支出したところであり、これだけで、これまで皆さんからいただいたカンパの総額(会費繰り入れ分を除く)をはるかに上回っていますよ。

 いずれにせよ、決定的なのは、「コラムがらみの仕事で定期的な収入」がゼロのままであることです。
 「コラムがらみ」ではない「定期的な収入」であるところの、年金収入が得られるようになったので、「コラムがらみの仕事で定期的な収入」に求められる額は顕著に低下しているというのに・・。

>2006年7月から始まり丸6年が経つ太田有料メルマガは、様々な変遷があったにもかかわらず、基本的に制度がまったく何も変わっていない

 それは当然と言えば当然です。
 「制度」を「変」えるべき事由が、有料コラム発足以来、「まったく何も」と言ってよいほど生じていないのですから・・。
 これは、私自身の力不足もあるのでしょうが、役所を飛び出してから11年、有料コラム発足から6年経っても、遺憾ながら、日本の戦後社会の自己認識、ひいては、その私に対する評価が、基本的に変わっていないことを示しています。

<shihouen>

 転居お疲れさま。

≫非公開コラムとして・・・私の現在の事情・・・シリーズを執筆するのは今回で最後にしたいと思います。(コラム#5545(未公開)。太田)

 最後とのこと、マニュアル「転居本」が1冊上梓<でき>るので<はないか>と<思います>・・・。
 編集者居ませんか!

≫この新居を、将来、オフ会用に使うかもしれない、と私が言ったところ、・・・<転居祝いにやってきた>二人<に>・・・安全上の観点から反対されました。≪(同上)

 「・・・属国だ。」と宣言された時点で、全てに覚悟は出来ていますね!
 少し的外れかもしれませんが、公開を原則にするのが安全性の確保にはベストでは。↓
 「最大の懸念は「信頼喪失」一個人があらゆるリスクに対応し続けることは不可能ですから、ネットワークの参加者が連携してセキュリティ被害を防止できるような仕組みが必要となります。・・・」
http://www.ciojp.com/technology/t/28/11884?page=0,0

<太田>

 新居でのオフ会の開催に反対しない、というご趣旨であると受け止めました。

<KP>

 太田様、<コラム#5550>の・・・なぜ、外国には寝たきり老人はいないのか?・・・ を読んで、私もちょっと目からうろこでした。

 以前、英人の義母に「日本は平均寿命世界一で、お年寄りも最後まで元気なんでしょう?」と羨ましがられたことがあったのですが、ただ長く生きるだけではなくて、どういうふうに生きているかが大事ということだと思います。
 日本と西洋ではぽっくり逝くというイメージ自体がまた違うかもしれませんが考えさせられます。
 実例で言うと、昨年、義理の祖父母が同じ頃悪くなりだしてからは皆、病院に完全に任せ、その後1ヶ月足らずで手は尽くしたということになって死を受け入れました。
 日本の脳外科で働いて、数日に一度死を見続けてきた母は、寝たきりは嫌、オランダみたいに死を選べたら嬉しいと言っていますが死も文化、慣習だなあと感じます。

 ついでながら、太田さんの「題名のない音楽会」も楽しませてもらっています。
 私自身はイギリスでよく薬師丸ひろ子さんのきれいな声と日本語の歌を聴いています。
http://www.youtube.com/watch?v=dFk_xXXuTAo

<太田>

 自民党は、脱税が蔓延している中小企業との癒着を続けることを宣言した、ということだ。
 自民党を政権に復帰させてはならないぞ。↓

 「民主、自民、公明3党は消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる案で合意した。その陰で、税と年金などの社会保険料をいっしょに集める「歳入庁」の創設は見送られそうだ。
 自民党の反対で「創設」が削られたのだ。」
http://www.asahi.com/business/intro_m2/TKY201206210608.html

 故新藤兼人監督
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%97%A4%E5%85%BC%E4%BA%BA
への追悼記事が出ていた。↓
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304898704577480150820053594.html

 赤ワインの延命効果に疑問が投げかけられてるんだね。↓
http://www.slate.com/blogs/future_tense/2012/06/21/resveratrol_compound_in_red_wine_may_not_extend_life_says_meta_analysis_.html
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太田述正コラム#5553(2012.6.22)
<再び義和団の乱について(その3)>

→非公開