太田述正コラム#2404(2008.3.5)
<「太田総理・・」2008年第2回出演>(2012.2.3公開)

 (本篇は、3月14日2100まで公開しません。)

1 始めに

 2月10日収録、14日放送の「太田総理・・」のアンケートに記入したものをご披露します。

2 アンケート
 
日本テレビ「私が総理大臣になったら・・・秘書田中」アンケートのお願い
マニフェストに対してご意見を具体的にお書き下さい。  

太田総理マニフェスト「防衛予算を半分にします」

太田総理の主張
☆日本の防衛予算は年間5兆円。消費税2%分
☆イージス艦衝突事故、天下り、守屋前事務次官収賄容疑…次から次へと出てくる不祥事
☆莫大な予算にかまけて、お金を使い過ぎているのでは?そんな不祥事続きの防衛省は予算半分で十分!

質問1  このマニフェストに対して・・・    ○賛成    ・    反対    
     その理由を詳しく教えて下さい

 現在の憲法の政府解釈から、日本は集団的自衛権の行使ができない。だから自衛隊は日本列島防衛と武力の行使を伴わないPKOにしか使えない。
 そう考えると、明らかに現在の自衛隊は規模が大きすぎるし、不必要な機能を持ち過ぎている。(その反面、本当に戦うための機能が数多く欠落しているが・・。)
 日本列島に対する脅威は武装工作員の侵入か航空機による攻撃(落下傘部隊による攻撃を含む)しかない。後は核ミサイルによる攻撃だ。
 まず、核ミサイルによる攻撃に対しては、米国の核抑止力の信頼性を高めることで抑止できる。
 武装工作員の侵入に備えるのには、高度に機動力のある軽装備の陸上兵力2〜3万人で十分だ。他方、空からの攻撃に対しては、航空自衛隊の戦闘機部隊や航空自衛隊と陸上自衛隊の防空ミサイル部隊を維持すれば足りる。
 潜水艦の脅威に対しては、第7艦隊を日本列島に前方展開している米軍が、米艦船を守るために勝手に対処してくれるだろう。
 つまり、海上自衛隊は全廃できる。
 ただし、政府や自衛隊の戦略情報収集体制を維持することは必要だ。
 こうやって大なたを振るえば、防衛予算は半分どころか、三分の一以下にすることが可能だ。
 しかも、天下りを全廃するとともに、主要装備については、全部輸入することにすれば、装備単価は半分以下になるだろうから、防衛予算はもっと減らすことができる。
 とはいえ、防衛予算は半分までしか減らさず、差額分は思いやりの増額に充てることにし、宗主国米国にこの自衛隊の大軍縮案に同意してもらわなければなるまい。                                                                                 
質問2  防衛予算でムダだと思うものは何ですか?

 既に述べたように、使われることがない機能がメチャ多いことと、装備の価格がバカ高いことだ。                                                                                                                                                           質問3  日本の自衛隊は今後どういうふうに活動すべきだと思いますか?

 本来は憲法改正がスジだが、政府憲法解釈を変更して日本が集団的自衛権の行使ができるようにした上で、自衛隊をもっぱら世界の平和と安全の維持、確保のために活動させるすべきだ。
 そのためなら、防衛予算を半分にするどころか、2倍にしたっていいと思う。                                                                           
質問4  あなたが見聞きした自衛隊のエピソードを教えてください

 イージス護衛艦あたごの衝突事故やその後の政府、防衛省の対応を見れば、自衛隊員が、意識が弛緩しており、実戦感覚も身についていなくて何が公表できるか、いかに公表すべきかが分かっておらず、しかも、警察・司法機関による手枷や背広組中心の内局という足枷がつけられているため、自衛隊は戦いようない態勢にあることが分かるだろう。
 つまり日本国民は、何の役にも立たない自衛隊を維持するために毎年5兆円もの巨費をドブに捨てているということだ。