太田述正コラム#5109(2011.11.12)
<皆さんとディスカッション(続x1377)>

<太田>(ツイッターより)

 'U.S. military doctrine derives from 200 years of battle with…Canad<a>' から始まるWSJの記事 Why do Americans conduct wars the way they do? 、 読みたいなあ。

 (コラム#4946に関し)ボクが学歴に注目するのは、何をどんな環境で学んだかが、良かれ悪しかれ、(30歳までの場合、)人間形成に決定的な影響を与えることを、自ら実感したからだよ。
 それが留学であった場合はなおさらだ。

<ΖΦΖΦ>(「たった一人の反乱」より)

 首相、TPP交渉参加を表明 「各国と協議に入る」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E3E2E6838DE3E3E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
 解かりきってた事だけど、何で1日時間を開けたんだろ?
 それはともかく原口達は離党するんかな?

<ΖΦΖΦ>(同上)

 原口は日和見の才能だけでバッチつけてるお方だよ。
 最初から党割る気とか絶対ないから。↓
http://twitter.com/#!/kharaguchi/status/134953387421736960

 みんな野田首相の決断は評価しているのかな?
1、属国だから従うしかない中、
2、反対派にも配慮しつつのほぼ完璧な意志表明をして↓
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24132720111111
3、安全保障上重要なパートナとの米側からの意思表示で↓
http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPJAPAN-24129920111111
 参加を表明したなら私は評価しますね。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 良く知らんが、確実に買い取るためなら必ずしも高過ぎやしないんじゃないの?↓

 「オリンパスが損失隠しに利用した英医療機器メーカー「ジャイラス・グループ」の買収で、約2100億円の買収額が時価総額を58%も上回る価格だった・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011111201000154.html

 こっちはミエミエ。↓

 「オリンパス・・・が二〇〇八年九月に英医療機器メーカー「ジャイラス・グループ」を買収した際、米投資助言会社への支払いの一部として株を発行するとすぐに、「将来、三倍以上の価格で買い戻す」と取締役会で決めていた・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011111290070015.html

 これでメデタシメデタシで終わる?
 ただし、菊川らと監査法人の責任追及を、徹底的にしなくっちゃね。↓

 「オリンパスの損失隠し問題で、同社は近く過去20年分の有価証券報告書の訂正を提出する方針を固めたことが・・・かった。これを受け証券取引等監視委員会は、旧経営陣の個人による企業買収を巡る不正疑惑と、会社が問われる有価証券報告書の虚偽記載問題を切り離し、虚偽記載については課徴金などの行政処分にとどめる方向で検討に入る模様だ。このため同社は上場維持となる公算が出てきた。・・・」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111112k0000m020156000c.html

 オーストラリアに米海兵隊基地設置だとよ。
 在沖海兵隊、ここに行ってもらおうじゃないか。
 だけど、米国には呆れるね。
 どっからカネ捻出すんの?↓

 US President Barack Obama will use a visit to Australia next week to announce that the US will station Marines at a base in Darwin, Australian ・・・
 US Marines are already based at Okinawa in Japan and on Guam as the US’ chief combat force in the Pacific theater, and analysts said the Australian move was largely a response to the rise of China.・・・
 ・・・it’s as much to do with the rise of India as well・・・
 It’s not all about defense, but to be able to conduct disaster relief, counter piracy and keep shipping lanes free・・・
http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2011/11/12/2003518132

 武器貿易の4割は汚れてるだと。↓

 ・・・ arms trade accounted for almost 40 percent of corruption in all global trade — there are very few arms transactions that do not involve illegality, most often through middlemen, agents or dealers ・・・
http://www.nytimes.com/2011/11/12/opinion/arms-and-the-corrupt-man.html?_r=1&ref=opinion&pagewanted=print

 完全にこの数字、国際的に定着しちゃったね。
 困ったもんだ。↓

 ・・・more than 250,000 people were killed and at least 20,000 women raped・・・<in> Nanjing・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/cdc95806-0955-11e1-8e86-00144feabdc0.html#axzz1dT1Hgz67

<ΖΖΦΦ>(「たった一人の反乱」より)

 今回海外でヒットしたというアルバムでは選外だったけれど、好きな曲なので。

Yuki Saori - Room Light ルーム・ライト
http://www.youtube.com/watch?v=EESueaEwkFk

<太田>

 由紀さおり、曲に恵まれなかったという印象があるなあ。
 お姉さんとのコンビで童謡歌手になっちゃった彼女の気持ち、よく分かる。
 彼女の持ち歌で私の好きなものは、一番有名な以下の3曲。

夜明けのスキャット
http://www.youtube.com/watch?v=tNrsIfN4p74&feature=related

恋文 
http://www.youtube.com/watch?v=XBZ05D7mN14&feature=related

手紙 歌い方の変化に注目。私は下の方の「老年期」のものの方に軍配。
http://www.youtube.com/watch?v=yDKqmPXw0GY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=6wc_vzUipa4&feature=related

 その童謡からもどうぞ。

赤い靴
http://www.youtube.com/watch?v=LAsW-T6LDag&feature=related
月の沙漠
http://www.youtube.com/watch?v=MYLCG5Htgeo&feature=related

 やっぱこの2曲だなと思ったら、敬愛する倍賞千恵子が2曲続けて歌ってるのを発見。(彼女の「老年期」の月の沙漠(コラム#3771)が削除されてたところ、復活していたのはうれしいが、絶品の彼女の「若年期」の月の砂漠やーい!)
http://www.youtube.com/watch?v=7KOsfKrd46s&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=qi-HetW9Wp4&feature=related ↑は途中で切れてるので、これも掲げときました。

 ついでに、新たに発見した彼女が歌う歌です。

鈴懸の径
http://www.youtube.com/watch?v=IM9aW0YXGjM&feature=related

 そうしてたら、彼女がシューベルト(本日の「一人題名のない音楽会」参照))を歌っていた! きりないから、今日はこれでおしまい。

菩提樹
http://www.youtube.com/watch?v=qgL_rJpEgc0&feature=related
-------------------------------------------------------------------------------

 一人題名のない音楽会です。
 ハメリンの17回目です。

 --シューベルト--

ソナタ第21番(Sonata in B-flat major, D. 960)
(「この曲は作曲者晩年のピアノソナタ3部作(ハ短調、イ長調、本作)の最後を締めくくり、また、作曲者の生涯最後のピアノソナタである。」この曲、ピアノ曲としてはシンプル過ぎる。歌曲に仕立てた方がよかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E7%AC%AC21%E7%95%AA_(%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88) )
http://www.youtube.com/watch?v=SQaHKGxWOwg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=mtkFwmbdEo8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=mtkFwmbdEo8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=SK5UzCfxNQc&feature=related

ソナタ第13番(Sonata in A major D.664 Op. 120)
(この曲も同じく、歌曲に仕立てた方がよかった。
http://www.youtube.com/watch?v=6deqDKIrCzY&feature=related )
 ピアノ:Ingrid Haeble(注) ←左記による下掲↓がユーチューブ上の極上の演奏。↑一体どうしたのか、ハメリンは丸でダメ。以下、全曲を掲げたので、ヒマのある方はどうぞ↓。
http://www.youtube.com/watch?v=IJRO-yljRn0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=j7SVzm7mZo8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=SRGy-pzurPw&feature=related

(注)1929年生まれのオーストリア生まれ。11歳の時にザルツブルグで初演奏。引き続き、ザルツブルグのモーツアルト記念音楽院(Salzburg Mozarteum)でショルツ(Scholz)先生に師事。←とユーチューブでのアップ者が書き込んでいたが、私より20歳年長の彼女、私より約18年前に、同じ年齢の頃、同じ場所で(舞台上で)初演奏をし、同じ先生に師事したわけだ。もっとも、私の場合は短期研修だったので、師事したのは1か月間だったが・・。

Ave Maria Audio(リスト編曲) 以上2曲だけじゃシューベルトに気の毒だから、既に(コラム#5039で)取り上げてるけど、口直しのためにも、ここでもう一度どうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=UjVRwPNxVqk&feature=related
 原曲(注) 歌唱:Deanna Durbin 前回とは違った歌手だよ。やっぱ原曲の方が断然いいね。(コラム#4177、4179、4457、5039参照)
http://www.youtube.com/watch?v=lT_b_MWrJQU&feature=related

(注)「この歌曲は、しばしば《シューベルトのアヴェ・マリア》と呼ばれている。しかしながら元々この曲は、ウォルター・スコットの名高い叙事詩『湖上の美人(湖上の麗人) "The Lady of the Lake" 』の、アダム・シュトルク(Adam Storck)によるドイツ語訳に曲付けされたものであり、したがってシューベルトの《歌曲集「湖上の美人」 "Liederzyklus vom Fraulein vom See" 》の一部を成しているのである。
 スコットの詩における「湖上の貴婦人」ことエレン・ダグラスは(スコットランドはハイランドの人で、この「湖」とはロホ・カトリーン(Loch Katrine)のことを指している)、父親とともに、城主である王の仇討ちから逃れるために、「ゴブリンの洞穴」近くに身を隠している。ダグラス親子は、王に追放されてからこの方、ハイランドの族長であるロデリック(Roderick Dhu)に匿われてきたのであった。エレンが、聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさむと、その声は、氏族を戦いへと鼓舞せんと山深いところにいたロデリックの耳元にも届いた。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%AD%8C%E7%AC%AC3%E7%95%AA
 「イギリスと騎士道」シリーズのところでもお感じになられたのではないかと思うが、地理的意味での欧州では、文学は広義のイギリスから、音楽は広義のドイツから、ということだ。 

(続く)
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#5110(2011.11.12)
<映画評論29:王妃の紋章(その1)>

→非公開