太田述正コラム#5103(2011.11.9)
<皆さんとディスカッション(続x1374)>

<太田>(ツイッターより)

 こういうグラフに日本が登場しないショック。
http://www.slate.com/blogs/the_reckoning/2011/11/07/welcome_to_the_reckoning_a_blog_about_american_power_.html
 没落する宗主国サマの先触れとなって、既に世界から退場しちまったわが属国ってところか。

 「日本、ひいては世界の司法制度にも根本的問題点」<(コラム#5101)>は、コモンロー法系の諸国にはそもそも存在しないし、それ以外の諸国においても、検察制度には存在せず、裁判制度と弁護士制度にのみ存在する、と思ってるんだけど、ボクが言いたいところの「根本的問題点」とは何か、あててみな。

<太田>

 反応ゼロのところを見ると、皆さん、日本の司法制度に満足してる人ばかりとみえる。

<豊丘時竹>(2011.11.3)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20111103

≫TPPをボクが正面から取り上げてないのは、・・・≪(コラム#5089。太田)

 私<は>太田述正氏を尊敬していてよくコラムを読ませていただいております。
 的確な批評にいつも感心し、またそれを読んで安心もしております。
 ただ、TPPに関しては、楽観的すぎないだろうかと危惧しております。
 私は「株式日記」10月24日(月)の記事「TPP加盟は、『日本語の使用は非関税障壁だ!』となれば、撤廃されてしまいます。
 国語は日本語。けれど公用語は英語」になる日がやってくる」、ということになるのではないか、と恐れています。
 太田述正氏がそのあたりの不安を取り除いてくださると、ありがたいと、自分では判断できずにいます。

<太田>

 日本人、TPPで騒ぎ過ぎだな。
 以下にざっと目を通したけど、まともそうだ。皆さんもどうぞ。↓
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20111108/223698/?bv_ru
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111107/223664/?top_rcmd

 主要メディアでもついに監査法人の個名が登場。↓

 「オリンパスの有価証券報告書に疑惑が浮上したことで、監査法人が同社の決算内容をどんな手続きでチェックをしていたかも問われる事態となった。現在は新日本監査法人が担当しているが、平成22年3月期決算から、「オリンパスの意向であずさ監査法人から切り替えられた」(オリンパス関係者)という。
 損失隠しは、菊川氏や森氏ら経営トップのほか、山田秀雄監査役らによって行われていた。
 「見抜けないほど巧妙に会社が隠していたのか。あるいは監査が甘いザル状態だったのか」(証券アナリスト)。損失隠しがいつの決算から行われてきたのかは不明だが、今後、監査法人の責任が問われるのは避けられない。」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111109/fnc11110907380001-n1.htm

 だけど、この証券会社と違って、関係2監査法人の方は沈黙を続けてるねえ。ま、当然だが・・。↓

 「野村HD、オリンパス不正への関与報道否定
 野村ホールディングス(HD)は8日、オリンパスによる損失の先送りに同社がかかわったとの一部報道について「臆測に基づくものであり、事実に基づくものではない」と、関与を否定するコメントを出した。東京株式市場で野村HD株の8日の終値は、・・・記録の残る1974年9月以降の最安値を更新した。」
http://www.asahi.com/business/update/1108/TKY201111080707.html

 オリンパス不祥事のポイントはここ。↓

 「・・・同社は90年代に財テクに失敗、保有していた金融商品の含み損は最大で1千数百億円に上ったという。こうした含み損について公表せず、処理も先送りし続けていた。 しかし、01年3月期に金融商品の一部についてそれまでの簿価による評価ではなく、含み損を実際の損失として決算に計上する時価会計制度が導入された。同社は損失の表面化を回避するため、当時、付き合いのあった証券関係者らとともに、社外の投資ファンドに含み損を抱えた金融商品を移し替える「飛ばし」を考案した・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819596E2EAE2E4E18DE2EAE3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2

 そもそも、オリンパスの体質に問題あり。↓

 「・・・平成23年8月31日、東京高等裁判所が、オリンパスの社員による内部通報を巡る訴訟で、一審判決を覆し、内部通報者である社員の主張を認める逆転判決を言い渡した・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/otona/life/law/20111108-OYT8T00883.htm

 ここ3代のオリンパス社長の学歴を並べてみた。↓

高山修一
 長岡高専電気工学科卒

 ↑高専出身者中の出世頭ということになるはずだったが・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AD%A6%E6%A0%A1 (太田)

マイケル・ ウッドフォード
 イギリス・Millbank Business School 卒業

 ↑これ公式履歴だ。だけど、そんな学校(大学?)、存在しないのでは? 彼、英国人だが、米国の通信制のMBA授与講座を米サウス・ダコタ州ミルバンクに在住時に受講しMBAを取得したという意味か? 
http://www.iabusnet.org/
http://www.iabusnet.org/business-degree
http://www.iabusnet.org/business-degree-south-dakota
http://www.iabusnet.org/south-dakota/business-degree-milbank 
 いずれにせよ、表示が不正確じゃないの?(太田)

菊川剛
 慶應義塾大学法学部卒業

 ↑「慶應」と「法学部」という、二重の(太田唱えるところの)ハンデ学歴を背負ってるわけだ。彼、長い社長業時代(2001年〜)に、不祥事に手を染めたってわけだが、後継社長を育てることも怠ったのでは?(太田)

 以上、基礎情報は、下掲↓による。それ以前の歴代社長の学歴を誰か振り返ってみたら?
http://matome.naver.jp/odai/2131961667657881601

 イスラエルのバラク国防相(元首相)が、仮にイスラエルが対イラン攻撃をしたとして、それに対してイランが反撃してきたところで、イスラエル人は500人は死なない、安心して、と発言。
 私がかねてから指摘しているところの、フツーの国家の政治家の安全保障感覚とはこんなものだ。↓

 ・・・Barak dismissed concerns raised in Israel in recent days that military action against Iran could lead to heavy casualties in an Iranian counterstrike or in missile attacks by the Iranian-backed militant groups Hezbollah in Lebanon and Hamas in the Gaza Strip.
 “Let’s assume we get to war against our will,” Barak said. “There will not be 100,000 dead, not 10,000 dead and not 1,000 dead. And Israel will not be destroyed. There’s no way today to prevent certain damage. It’s not pleasant on the home front . . . [but] if everyone just goes into their homes, there will not be 500 dead, either. And I don’t belittle a single fatality.”・・・
http://www.washingtonpost.com/world/middle_east/barak-plays-down-cost-of-possible-israeli-strike-on-iran/2011/11/08/gIQAZwPr0M_print.html

 前にも取り上げたことがあるが、再び引用されてたので改めて紹介しておこう。
 要するに、先進国中、キリスト教信心の深い社会ほど社会悪がはびこっとるのよ。↓

 ・・・In general, higher rates of belief in and worship of a creator correlate with higher rates of homicide, juvenile and early adult mortality, STD infection rates, teen pregnancy and abortion in the prosperous democracies. The United States is almost always the most dysfunctional of the developed democracies, sometimes spectacularly so・・・
http://opinion.latimes.com/opinionla/2011/11/god-faith-religion-united-states.html