太田述正コラム#4591(2011.3.2)
<皆さんとディスカッション(続x1122)>

<太田>(ツイッターより)

 欧米で密かに画策されているのが、カダフィの亡命先の確保だ。もともとあがっているのはベネズエラとジンバブエだ(コラム#4575)がダークホースがベラルスだ。
http://bit.ly/eWaHxr 
大人しく亡命してくれるのが一番。

 (コラム#4388に関し)ピゴットもカダフィも(ウィルソン大統領の顧問だった)ハウスも大佐だ。
 もっとも、カダフィはあえて大佐で昇任打ち止めにしてるし、ハウスのは自称の渾名みたいなもんだけどね。
 「1佐」と違って大佐はエライんだよ。

<φδδφ>(「たった一人の反乱」より)

≫独裁政権vs無辜の民衆・民主化・狂人カダフィという言葉に踊らされていると表層的な捉え方しかできない
http://togetter.com/li/104873 ≪(コラム#4583。δδΦΦ)
 
 (↑一読の価値あり) に対して太田さん、

≫社会変革運動の中心になるのは、いつの時代、世界のどこでも、相対的には恵まれた人々さ。そういう人々が、命を省みずに立ち上がるわけだ。社会の底辺にいる人々は、立ち上がる気力もロジも、そして何よりも情報もないからね。≪

…と、言葉はあれだが屁のつっぱりにもならない(笑)コメントするくらいなら、スルーして欲しい。
 最近の米国主導の対リビアへの制裁の数々(ヒラリーが暗躍?頑張っているネ)の報道は、かなり意図的なものを感ずるだろ、普通は…。・・・

<δφδφ>(同上)

 政治的な理屈じゃ、もう説明しきれんと思うよ。
 カダフィが市民を虐殺した段階で、命を省みずに立ち上がったんだから。
 ・・・
 「自動小銃を肩に警備にあたる若者たちは、人生で初の「自由」に満面の笑みを見せながら「国民を殺したカダフィは許せない。すぐに去るべきだ」と語った。…
 赤いベレー帽に緑の制服姿でAK47自動小銃を右肩から下げた国境警備隊員だというアティヤさん(30)が「外国人の雇い兵を投入し、女性や子供まで殺害したカダフィは許せない。すぐに権力の座を去るべきだ」と激しい口調で語った。」
http://mainichi.jp/photo/news/20110223k0000e030034000c.html

<δδφφ>(同上)

 マスコミ垂れ流しの米英主導の都合の良い情報を単純に鵜呑みにせず、少しは疑問もったほうがよいかとおもうぞ。
 <δδΦΦクン(コラム#4583)が紹介したの>は、現地訪問・調査を重ね、リビアの部族主義について考察してきた人の解説故、それを信ずるか否かは別にして一見の価値がある。
 そのうえで、巷に流布されている「涙が止まらない…」「世界のため!」「心が震えた」「良心が…」といった表現に安易に流されること無く、リビアの歴史や30もの集まる人種関係問題(トゥアレグ族などの特異な)等を一定の理解なしで語ること…<δφδφクン>のように・・・誤った情報(米英に都合の善い)流布手伝いをせっせとお金貰っての仕事ならしかたがない?だろーが、無償で行うこたーないだろ、どーみても(笑)。
 ・・・
 リビアへの米軍と英国主導のNATO軍・・・ リビア侵略したがるようにしか見えない(笑)、影響力を残す意図がありありだろ。
 たしかにカダフィの人相は悪い(笑)し言動は奇異だが、資産凍結や誹謗中傷の類はじめ、軍隊を投入するタイミングを見計らっている〜若しくは反体制派と“やら”の軍事援助活動なんだろ。
 カダフィの悪行の数々が、これでもか〜と言う位これからも益々増えていくことは、過去の湾岸戦争等での出鱈目な広報活動(油まみれの鳥とか、ベッドから赤ちゃんを叩きつけられた等の証言等々…)と同じ事が繰り返されることだろう。
 それをふまえた上で、米英主導の(イラクに続く)シリア侵略の有様を、生温か〜い眼で観察し、死に物狂いの破綻寸前の米英のこれまでの悪行と、現在、今まさに行なわれようとしている悪辣な愚挙を俯瞰したい。

<δφφδ>(同上)

>マスコミ垂れ流しの米英主導の都合の良い情報を単純に鵜呑みにせず、少しは疑問もったほうがよいかとおもうぞ。

 <δφδφクンの書いてること>をどう読めば、↑となるんだ?
 妄想広がりまくりんぐのいい例だな(笑。
 ツイッターはアーデル・スレイマンさん(リビア人、日本人とリビア人のダブル、家族がリビアにいる)によるものだし、毎日の記事はエジプトからリビア北東部のイムサードに潜入した記者によるものだから、米英とは関係ないんだぞ。

><δφδφクン>のように・・・誤った情報(米英に都合の善い)流布手伝いをせっせと お金貰っての仕事ならしかたがない?だろーが、無償で行うこたーないだろ、どーみても(笑)。

 こういうこと↓。
 「リビア人、在日大使館前でデモ 「黙っていられない」」
http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY201102230398.html

 (「日本で歩いて役に立つの?」へのレス↓)
 「役に立つか、立たないかは歴史が証明してくれます! 僕たちはできる事をやるだけです!」
http://twitter.com/libyanintokyo/status/41147966211375104
 ・・・

<ΧΧΔΔ>(同上)

 アライアンス・オブ・ユース運動
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/google--20-a1ad.html
 アメリカ国務省が"政権を変えたい"と考えている、スーダン、イラン、サウジアラビア、エジプト、・・・更にはタイまでもの"問題地域"で活動する、極めてえり抜きの活動家集団だけを支援する財団だ。
 現場では、あらゆる抗議デモ参加者や運動が、企業国家アメリカの狙いに貢献しない政府を弱体化させようとしており、Movements.orgがそうした連中の活動を支援しているのがわかるだろう。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2011/02/4620081230-f446.html

<太田>

 議論は大いにやってくれたまえ。
 ただし、匿名でしかも典拠の付いてないサイト(=「マスゴミ」ならぬ「ミニ生ゴミ」)を引用してる投稿は「ミニ不燃ゴミ」だって自覚して欲しいね。
 「ミニ不燃ゴミ」の部分はカットさせてもらったのであしからず。

 また、米国のやってることを陰謀論で説明しようとするのは止めた方がいい。
 陰謀なんてすぐバレちゃうお国柄だし、そもそも、まともな陰謀なんてできない国際音痴の国なんだからね。
 例えば、CIAができることなんて、弱小国の歴史をほんのちょっと早めたり遅らせたりするのがせいぜいのところさ。

<φδδφ>(同上)

 またユダ公がヒステリー
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011030100091

 日本を監視してんのかこいつら。
 中将の恩を忘れやがって。

<δφδφ>(同上)

 こいつらがニコ動の「総統閣下シリーズ」をスルーしている理由が分からない。
 あそこじゃヒットラーが大人気だぞwwww。

<δδφφ>(同上)

 いちいち、ヒステリックな反応だとも思うけど、ユダヤ人の境遇を慮った樋口中将を出すなら、少しは慮ってやるのも良いんじゃないか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AD%A3%E4%B8%80%E9%83%8E

 ナチ関連を禁止すれば良いって問題では決して無いが、戦前の日本人がユダヤ人を慮り暖かい眼差しを向けていたと言うなら、暖かい眼差しを向けようぜ。
 これに対して、ユダヤ死ねwwwwwとか、ユダヤ人うぜぇwwwwwって反応を返すのは違うと思うんだな。

<δφφδ>(同上)

 当時とはもう状況が違うだろ。
 いつまでも被害者面して騒ぐなってことよ
 マルコポーロの件といいこないだのドンキの件といい最早加害者、迫害する側じゃない。

<太田>

 さっさと謝ったねえ。↓

 「氣志團が所属する「ソニー・ミュージックアーティスツ」は・・・、同社のウェブサイト上で、同センターや関係者に対し「非常にショックを与えたことを深く謝罪するとともに、深く反省いたします」などとした日本語と英語の「お詫び」を掲載した。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110302-OYT1T00067.htm

 こんな風に欧州↓や中東じゃ、反ユダヤ主義はまだまだ根強いからねえ。
 日本人だってそれなりの神経を使わなきゃしょうがないよ。↓

 「仏高級ブランド「クリスチャン・ディオール」は1日、同社の主任デザイナーで世界的に著名なジョン・ガリアーノ氏(50)を解雇する手続きに入った、と発表した。同氏が「私はヒトラーを愛している」などと語ったビデオが英大衆紙のサイトに掲載されたため・・・」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110302dde041030063000c.html
 <彼が何を言ったかが、もうチョイ詳しく分かるよ。↓>
 ・・・"People like you would be dead today - your mothers, your forefathers would be gassed."・・・
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-12611891

 人間科学の成果中、3番目のが一番意外かもね。↓

 <アタマのいい人は心身共に健康で長生きだ。↓>
 ・・・people who are smarter・・・acquire fewer illnesses and die later than those who have the opposite traits.・・・
 <良心的な子供であった人は心身共に健康で長生きだ。↓>
 ・・・students judged by their parents and teachers to be conscientious as 12-year-olds were more likely to be alive when researchers followed up 64 years later. ・・・
 <快活な子供であった人は心身共に不健康で短命だ。↓>
 ・・・cheerfulness was related to greater mortality risk, suggesting that happy, popular kids turn out to be at greater risk for disease later on, perhaps because they feel overly confident about their abilities to defeat life's difficulties.・・・
http://healthland.time.com/2011/02/28/how-being-a-jerk-shortens-your-life/

 日本では今、大学入試カンニング問題で大騒ぎだが、カンニング小特集だよ。↓

 <ドイツの国防大臣が、インターネットで得られた文章を切り貼った部分が半分も占める博士論文を提出して博士号を取得していたことが分かってついに辞職に追いこまれた。↓>
 ・・・German Defence Minister Karl-Theodor zu Guttenberg has stepped down after he was found to have copied large parts of his 2006 university doctorate thesis.・・・
 ・・・it was revealed that half the pages in his doctoral dissertation mirrored word for word the work of others. ・・・
 Mr Guttenberg, considered until recently a possible candidate for chancellor, has already been stripped of his PhD.・・・
 The plagiarism scandal led to him being nicknamed Baron Cut-and-Paste, Zu Copyberg and Zu Googleberg by the German media.・・・
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-12608083
 <カダフィの次男がLSEでとった博士号の博士論文にもカンニング疑惑が出てきた。↓>
 ・・・Saif al-Islam studied at the LSE from 2003 to 2008, gaining both a Master of Science degree and a doctorate.
 But allegations have emerged that he used a ghost writer, and copied sections of his thesis.
In 2009, he pledged a £1.5m donation to the LSE from the Gaddafi International Charity and Development Foundation.・・・
http://www.bbc.co.uk/news/education-12608869

 アメちゃんが、かつて、いかにフランス革命、ロシア革命、支那共産革命に心酔したか、を皮肉たっぷりにニール・ファーガソンが書いている。↓

 ・・・Benjamin Franklin and Thomas Jefferson hailed the French Revolution. “The French have served an apprenticeship to Liberty in this country,” wrote the former, “and now … they have set up for themselves.” Jefferson even defended the Jacobins, architects of the bloody Reign of Terror. “The liberty of the whole earth was depending on the issue of the contest,” he wrote in 1793, “and was ever such a prize won with so little innocent blood? … Rather than [the revolution] should have failed, I would have seen half the earth desolated.”
 In Ten Days That Shook the World, the journalist John Reed was equally enthusiastic about the Russian Revolution of 1917, a book for which Lenin himself (“great Lenin” to Reed) wrote an enthusiastic preface. Reed’s counterpart in China’s communist revolution was Edgar Snow, whose characterization of Mao—“He had the simplicity and naturalness of the Chinese peasant, with a lively sense of humor and a love of rustic laughter”—today freezes the blood.・・・
http://www.newsweek.com/2011/02/27/un-american-revolutions.print.html

 オマーンのスルタン(国王)の人となりが紹介され、中東で最もマシな専制的支配者でさえ、「革命」の洗礼を浴びつつあると同情している記事。↓

 The democratic upheaval across the Arab world has now become so profound and overwhelming -- so unstoppable -- as to engulf arguably the least oppressive and most competent autocracy in the region・・・
 Qaboos is one of a kind in the Arab world. He is unmarried, lives alone, plays the organ and lute, and composes music. A graduate of Britain's Sandhurst military academy・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/03/01/omans_renaissance_man?page=full
 リビア情勢は膠着状態なので、特集は組めない。
 カダフィ親衛隊の員数の大きさがわかる。↓
 ・・・some 119,000 Libyans are part of the security services, including the army of some 45,000, out of a largely desert country of only some 6.4 million people. ・・・
http://www.nytimes.com/2011/03/02/world/africa/02tribes.html?hp=&pagewanted=print