太田述正コラム#4351(2010.11.2)
<皆さんとディスカッション(続x1002)>

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4349に関し)そう言えば、日中首脳会談をめぐるすったもんだについて触れるの忘れたな。
 中共当局の乱れっぷりは目もあてられないね。
 われらが宗主国サマも心配そうに見守ってるだけだし、日本人の覚醒は近いと思いたいね。

<ΔΔΚΚ>(「たった一人の反乱」より)

 幕引きか全面公開か、ビデオ巡り与野党に火だね
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101101-OYT1T00996.htm
 公開しようがしまいが、どちらにせよ叩かれるんだろうけど。
 野党は基本的に与党を叩きたいだけだし。
 しっかし自民党ってホント野党の貫禄が出てきたね。

<ΔΚΚΔ>(同上)

 なんだ その貫禄って?
 野党つーより、夜盗のほうが似合って・・。

<ΚΚδδ>(同上)

 実際仙石官房長官は、中国という準宗主国に従うことに喜びを感じているように見えるね。
http://2sen.dip.jp/cgi-bin/upgun/ga10/src/1288666587156.jpg

<太田>

 おお、中国外務省報道局副局長と翻訳されてるポストに就いてる姜瑜女史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%9C%E7%91%9C
の勇姿ですの。
 彼女の経歴を見ると、官営儀典・宣伝機関の女子アナウンサーって感じだね。

<midshipman>

≫海上保安庁の仕事が増加するので、陸上自衛隊の予算を純減させ海上保安庁の予算を増額するべきだと思う。海上保安庁の人々ができるだけ効率的に仕事ができるように配慮するべきだ。そのほうが限りある国の予算を有効に使える。≪(コラム#4349。K_Maeyama)
 海保の予算増額より、海保を海自に併合したほうが、海保は海自の予算・ノウハウを有効に使えるし、互いの一長一短を補えるのでは?

<太田>

 私は、もともと海自と海保の合併論者です。(『防衛庁再生宣言』68〜69頁)
 ただ、吉田ドクトリン下、すなわち属国状況下においては、海自と海保が並立していようと、合併していようと、海上警察機能に重点志向すべきだ、ということです。

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4090に関し)日本の対米英開戦は、世界史の大転換をもたらした捨身的行動だった。
 おかげで、米帝国主義マークIはマークII<、すなわち日本型帝国主義>へと発展的に変貌し、英・欧帝国主義は滅びた。

<acq39740(+xDwLkfa)>

 太田さんのブログを読んでいたら突然私のIDが。。。
 太田ブログの愛読者で、時々記事など引用してツィートしています。
 また、最新の英文記事の紹介はとてもためになります。ご活躍応援しております。

<KM>

 ・・・毎日出来る限り積み残しをしないように<コラムを>拝読させて頂いております。
 最近は、太田コラムで国内外の情報を得ているお陰で(なかなか、海外メディアを翻訳して読むことはできませんが。)
 国内メディア(新聞、テレビ等々)はサラッとしか目を通さなくなりました。
 良いことなのか悪いことなのか分かりませんが、その分の時間を読書に振替ています。
 仕事も専門職なので勉強しなければならないのですが、自分の仕事のこと以外は全く無知で無教養な人間にはなりたくありませんのでこれからも太田コラムで勉強させて頂きます。
 次著大変楽しみにしております。
 寒くなってきましたので健康にはご留意して下さい。

<太田>

 <昨夜、>TAさんが送ってくれた『スミス都へ行く(Mr. Smith Goes To Washington)』のDVD鑑賞。
 送ってくれたもう一つは『エビータ』だが、そもそも、私がどっちも見たことないってよく分かったもんだ。
 もう一つ、『スミス都へ行く』は私への熱烈なエールのつもりで送ってくれたんだなと思った。
 いやー、太田コラム読者もニクイねえ。
 『エビータ』を見終えたら、恐らくそちらはそちらで何か私へのメッセージになってる可能性が高いな。
 見るの楽しみだ。


 それでは、記事の紹介です。

 もともと無理筋なのを分かってて、宗主国が我が属国日本に国後・択捉両島「返還」要求を行うよう強いたことがことの発端だが、まだまだ、ロシア牽制のために「北方領土」問題は利用価値がある、と宗主国サマはお考えになっているってことね。↓

 「クローリー米国務次官補(広報担当)は1日の定例記者会見で、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を初訪問したことについて「北方領土に関して米国は日本を支持している」と述べた。クローリー氏はその上で「だからこそ米国は長年、日本とロシアに平和条約交渉を促してきた」と指摘、条約締結に向けた努力を求めた。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101102/amr1011020754002-n1.htm

 ちゃうちゃう、民主党政権の責任では全くないぞよ。↓

 「・・・民主党政権は、昨年の発足以来、米軍普天間基地の移設問題で日米関係にきしみを生じさせた。最近では、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をきっかけとした日中関係の険悪化に対しても有効な手を打てないでいる。
 ロシア側は、民主党政権による外交政策の混迷、混乱の足元を見て、日本の北方領土4島返還要求を牽制したと言えよう。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101101-OYT1T01167.htm

 尖閣問題が起きたのと原因は同じだ。
 要するに自民党有力政治家連中の中共やロシアとの間の利権による癒着関係が、日本の政権交代によって断ち切られたために、中共当局やロシア当局が「自由」になり、ホンネむき出しの対日政策をとりだしたってことなのさ。
 もちろん、日本の経済力の相対的低下も無視できない要素だ。↓

 「・・・対露外交もかつては、ロシアと強いパイプを誇ってきた鈴木宗男前衆院議員や故橋本龍太郎元首相、森喜朗元首相らが積極的に推進し、クレムリン(露大統領府)との太いパイプが機能していたとされる。それが政権交代で途絶え、双方の大使館を通した外交ルートでの情報収集が中心になった。・・・」
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101102ddm003030115000c.html

 私の独り言「オバマを大統領に選出した米国の「左」旋回、そして現在の「右」旋回。無常の理をあらわす。」(コラム#4347)を敷衍してくれたようなコラムがNYタイムスに出てたよ。↓

 From the early 1990s through the 2008 election, Americans grew steadily more liberal. Voters became more supportive of government spending and more sympathetic toward the poor. They were increasingly secular and increasingly likely to favor gay marriage. They were more worried about climate change and more inclined to support universal health care. And not surprisingly, they were more and more likely to identify as Democrats. ・・・
 But since Barack Obama took the oath of office, the country’s leftward momentum has reversed itself. In some cases, nearly 20 years of liberal gains have been erased in 20 months. Americans are more likely to self-identify as conservative than at any point since Bill Clinton’s first term. They’ve become more skeptical of government and more anxious about deficits and taxes. They’re more inclined to identify as pro-life and anti-gun control, more doubtful about global warming, more hostile to regulation. And, not surprisingly, they’re more likely to consider voting Republican on Tuesday. ・・・
 Thus his sagging poll numbers; thus the debacle that probably awaits his party on Tuesday. It will not be as grave a defeat as many conservatives would like to think: the health care bill may yet be remembered by liberals as a victory worth the price, the demographic trends are still with the Democrats, and the Republicans will return to power unprepared to wield it.・・・
http://www.nytimes.com/2010/11/01/opinion/01douthat.html?ref=opinion&pagewanted=print

 どうして、「左」→「右」になったかを説明した部分ははしょった↑が、私に言わせりゃ、単に一時的反動ってやつさ。

 英仏は2つ防衛に係る条約を締結して、核開発等の広汎な分野で協力していくことになった。↓

 The U.K. and France will sign defense treaties on Tuesday・・・
 The U.K. and France together account for half of defense spending in the European Union and two-thirds of defense research and development in the region.・・・
 ・・・for 50 years beginning in 2015, they will share resources on the testing of nuclear warheads. The U.K. will use a French facility to test its nuclear capability and a U.K. site will be used for the building of testing technology.
Both countries say they will maintain separate nuclear deterrents and have complete autonomy over their tests. ・・・
 The countries will train a combined expeditionary force that could be used in roles such as the evacuation of civilians from hostile environments and deployment on NATO or bilateral operations. This won't be a standing force with headquarters, and leadership will be decided at the time of a deployment. The two sides will also look to share access to each other's aircraft carriers. The U.K. will have access to the French carrier Charles de Gaulle because the recent British defense cuts will leave it with no carrier-strike capability for around 10 years. ・・・Other areas for cooperation will include training and support for the A400M military transport aircraft, military satellite communications and the U.K. offering France its spare air-refueling capacity and developing drone technology. Further down the line, the two will cooperate in developing "complex weapons'" such as missiles and on counterterrorism and cybersecurity. ・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704141104575588372874686744.html?mod=WSJASIA_hpp_sections_world
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太田述正コラム#4352(2010.11.2)
<映画評論15:戦場のピアニスト(その1)>

→非公開