太田述正コラム#4213(2010.8.25)
<皆さんとディスカッション(続x934)>

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4211に関し)私の次著への読者の皆さんのインプットを求む! 
 次著で、日本人に、共通の史実と(できうれば)共通の史観を身につけてもらった上で、このまま属国、「独立」、米国との合邦、の三択をつきつけようじゃないか。

 (コラム#4152に関し)中南米の奴らが米国を非難するなどおこがましい。
 東アジアの人々、とりわけ日本人の我々こそ米国を非難する資格がある、ということ。
 全共闘の諸君、民青の諸君、そして楯の会の諸君、若き日の怒りはどこへ行ったんだい?

<roma_sakamoto>(同上)

本の出版とても楽しみです。
 PCの文字を読むのは目がつらいので過去のコラムも出来る限り、書籍化されたら嬉しいです。
 タイトルは属国の品格、とか属国力、とてつもない属国なんてのがいいと思います。
 太田さんは書店に行かないみたいだから、この冗談わからないかな。

 兵藤二十八さんとの共著出版の話の呼びかけにも、それほど乗り気でなかったと確かあとがきにあったような。コラムの売り込みにもさほど執着ないみたいだし、太田さんはやっぱり変じ・・・いや、そうでなくて商業ベースに乗らない立派な方と褒めるべきか(笑)。

<マロン>

 --太田さんの次著--

 私としては、属国論など主義主張を訴えるものではなく、本格的な学術書を一冊書いていただきたいと思います。
 典拠があって論理破綻はどこにもなく外国語に訳しても十分通用するようなものです。
 どなたかもおっしゃっていましたが、知る人ぞ知る名著として人にも薦められるような本が、一冊欲しいです。

<太田>

 私のコラムをベースにする限り、典拠付なので、学術書の体裁にはなるはずですよ。
 名著になるかどうかはもとより、論理破綻がないかどうかも、読者が判断すべきことです。
 気が向かれた時点で、ぜひ次著編集陣に加わって下さい。
 女性の感性が編集、とりわけ校正の時点では不可欠であると思っていますので・・。

<Fat Tail>

 --コラム#3968について--

 このチャーチルに関する話、過去のコラムで取り上げられたことがないと記憶していますが、如何でしょうか。

“Winston Churchill Addresses A Joint Session Of Congress on December 26, 1941”
http://rightwingnews.com/speeches/churchdec.php
より抜粋。

 これは、チャーチルがしたり顔で演説している様が目に浮かぶ個所ですが、
“Many people have been astonished that Japan should in a single day have plunged into war against the United States and the British Empire.”

 以下は、案外彼が本心を率直に語っている点だと考えられます。
“We all wonder why, if this dark design, with all its laborious and intricate preparations, had been so long filling their secret minds, they did not choose our moment of weakness eighteen months ago.”

 相手の意図を見誤り、ぎりぎりまで平和裏に諸問題を解決しようと試みた結果、オペレーション遂行上の最大のチャンス(タイミング)を逸してしまった当時の日本の姿を物語る、「証言」の一つと言えるのではないでしょうか。

<太田>

 これはどうも助かります。
 1940年対英開戦の逸機というのは、恐らくはクレイギーが英本国に注意を喚起していて、実際には日本が開戦しなかったので、チャーチルは胸をなで下ろし、クレイギーは密かに日本のために歯がみした(?)ということであったようですね。
 この話、モチ次著に使えるけど、念のため、本日の非公開コラム(チャーチル・シリーズの最終回)に盛り込んでおきます。

<Chase>

 ・・・今回は、太田さんが<次著の目次の>原案を作られたので、その範囲で自分なりにやろうという以外、考えておりませんでした。・・・
 ・・・<ところが、>コラムを選択しても、つながりが難しく、やはり、節ベースで切り抜かないと、文章がそれらしくならない点で、思い悩んでいました。
べじたんさんも、丹念に採取されていると思いますが、
http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%a5%e1%a5%e2%a5%e9%a5%f3%a5%c0%a5%e0#content_4_9
辞典的な意味合いでならともかく、いわゆる書物として観ると、すいすい、論旨が流れているとはいえないと思います。

それで、MSさんの目次案ですが、<太田さんの原案>の目次案を見ても、
http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%a5%c8%a5%c3%a5%d7%a5%da%a1%bc%a5%b8%a4%ce%b4%d8%cf%a2%a5%b3%a5%e9%a5%e0
前書きに、米国の属国日本がありますので、ここにMSさんの1〜3章のダイジェストを前書きとすればどうでしょうか。

<US>

≫ここ、次著の序文で使えますね。≪(コラム#4211。太田)

 べじたんさんがすでにドラフト案として抜粋済みです。
(http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%a5%e1%a5%e2%a5%e9%a5%f3%a5%c0%a5%e0#content_4_9)

 このページをながめるたび、べじたんさんの EFFORT もすごいと思います。さらにこの情報の山を読み解きストーリーになるように切り貼りするなど、こつこつ編集している Chase さんもすごいです。

 その偉大なチームに参加させていただけることとなり大変うれしく思っております。

≫目的は、独立を訴えるというよりは、基本的には太田史観にのっとった歴史書を出版するということになるのではないかと思います。≪(コラム#4209。MS)

 そうそう、次著って、“属国”でも、“独立”でもなく、太田史観の紹介であると理解しました。
 歴史認識を正しく持ってはじめて、次の段階の議論ができるという戦略と理解しました。
 日頃、相手を怒らせることにより相手に相手の本質をわからせる言動を得意としている太田さんとしてはめずらしく、“自分も相手も、ど ちらも正しいかったのだ” とか、“互いに手を取り合って頑張らなくっちゃ” などと、とてもいつもらしからぬ物言いをしているこの点こそ、太田さんの思いがあると感じております。

 いつもは、右に対しても左に対しても厳しいですが、今回は、日本国内でささいな点についてのみうだうだやっている日本人を、“独立” に向けた議論に乗せるために、議論の共通認識としての正しい歴史認識を持ってもらうために、やさしい目線で語りかけるのだと思います。

 そういう目線で、太田さん・Chase案の章立てを見ると

1.米国の悪さ加減の説明をのべ
2.日本が民主主義国家だったことを述べ
3〜7.その前提の上で、日本の戦前の歴史、米国の最大の愚行を説明し、
8〜9.その結果、戦後、米国がロシアと一人で対峙しなくてはいけなくなったことを説明する
10.上記の話とは特につながりはないですが、現在の状況をゆるかに余韻っぽく。

っていうストーリーかなって感じたしだいです。
 なお、念のため、時間順としてならべてみたのですが、やはり、1、2の前提がないと3〜7でうまく、7がハイライトできないです。

 あんまり政治的立場というものにはこだわらないほうがよい気がします。
 結果として、1、2は、多くの日本人には、米国を落とし“日本は属国である”というメッセージと同等に、のインパクトがあるだろうし、右にも左にもそれぞれの主張が正しいことを是認してあげることとなり、3〜7は、1,2が正しいと第二次世界大戦って教科書でならったこととはぜんぜん違う見方となり、すべての日本人に対して、元気を与えるものになる気がします。

≫Chaseさん、USさんは、どういう基準で目次をつけるべきと思いますか?≪(同上)

 次は節ですが、上述の考えに従って考えるのがよいかなと思っています。

 章のタイトルだけ見てその分量や話の展開や、“重さ”を推察すると、先日も述べたとおり、

 3,4は話として長くなりすぎるのでここは一本化
 9は、太田さんに意図を解説していただきましたが、“虐殺”っていうタイトルから、事実ではなく、米国に対する悪意ある内容と受け止められてしまうかもしれないので、内容はよく吟味の上、やはり、8、9を一本化してすっきりさせてほうがよい気がします

 その上で、1、2は典拠の羅列、3−7は、そういう1,2の前提があって説明がつく、時系列に従った歴史事象の説明、8−9も戦後歴史事象の説明の各コラムを配置していけばよいと思っています。

≫必要と見積もられる時間と労力と、期待できるアウトプット(読者層、メッセージ性)などを考えて、決めればよいのだと思います。≪(同上)

 よいと思います。
 Chaseさんがここまで行なってきた作業に対しあとどのくらいの労力を投資すれば完成に至るのかをちゃんと見極めたほうがよいです。
 作業環境・手順も考えないといけませんよね。WORDのやり取りが確かにいいのかもしれませんね。

 MSさんやChaseさんがこの編集作業を通じて実現したいっていうこともきっとおありでしょうね。
 昨年の秋のやりとり(コラム#3580)を見ると、やはりお二人とも根底では属国と独立を訴えたいんですよね。

 私も太田さんのメルマガを読むきっかけとなったのは、日本は属国であるというメッセージに左頬を打たれたからです(なお、それより数年前に、アメリカ人に、日本って昔は中国だったんだろって言われたときに右頬は打たれていました)。
 でも、一般向けの一冊の本としてこのテーマを扱うのはすごく難しいと感じています。こちらの熱い思いだけではからまわりしてしまいます。
 当時の目次案には、訴えたい!っていう熱い気持ちが行間からあふれんばかりで、いきなりこれは普通の本としては受けいれられないだろうなぁと感じていました。

 正直、編集などという作業はやったことがありませんが、編集というものは作者自身ではないので、著者の思いをちゃんと本にしてあげる、という一点を忘れないようにして作業に従事しようと思います。

 (次の投稿からは、作業が前に進むような投稿にしようと思います。いかんせん、
編集などという作業、それも共同作業というものをどうすすめたらよいのか検討が
つきません。今夜、もう少し考えて見ます。)

<マロン>

 新聞を読んでいて、またわからないことがあったので質問させていただきます。

 「辺野古飛行ルート維持拒否 米大使、防衛相に

 米政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古崎への県内移設をめぐり飛行経路の大幅な変更を日本側に主張している問題で、北沢俊美防衛相が23日にルース駐日米大使と会談した際、従来の日本側説明のルートを維持するよう要請、大使が拒否していたことが分かった。
 複数の日米関係筋が24日、明らかにした。
 米側は今月9、10日の実務者協議で、これまで集落上空を回避できるとしてきた滑走路2本のV字形で有視界飛行する際、従来の日本政府の説明よりも陸上部に近接した空域を飛ぶとの見解を表明した。この場合、従来のルートよりも騒音や危険性が増しかねない。
 北沢氏は飛行経路の変更は地元の反発を招くとして、米政府を代表するルース大使との会談で直談判に臨んだ。
 だが大使の拒否で、米側の強硬な姿勢が鮮明になり、飛行経路の変更が確定的になってきた。
 同時に、これまでの議論の大前提が崩れることになり、政府と沖縄側の調整がさらに難航するのは確実だ。」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010082401000647.html

 移転するのがほとんど不可能といわれているにも関わらず、さらに難しい案に米国が変更したがるというのは、どういうことなのでしょうか。

 新しい案の飛行ルートは、短所として「騒音や危険性」が増すそうですが、どういう長所があるのでしょうか。

<太田>

 お示しの東京新聞の記事↑や讀賣新聞の記事↓
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100825-OYT1T00015.htm
は、防衛省幹部による耳打ちをうのみにして書いたのでしょうね。
 役所の言い分をウラをとらずに記事にするのは(崩れかけているとはいえ、依然として)記者クラブ制の下にある日本の新聞では珍しくありませんが、困ったことです。

 朝日によると、事情は次のとおりです。↓

 「米側によると、米政府は06年の合意以来、日本政府の説明が実際の飛行経路とは異なると日本側に繰り返し指摘していたという。一方で防衛省幹部は「日本の説明は日米合意に基づいており、米側はこれまで異論を挟んでこなかった」と主張している。」
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY201008250002.html

 米側と地元に二枚舌を使うというのは防衛省のお定まりのやり口(拙著『実名告発 防衛省』16頁)であり、日米間で過去の経緯について食い違いがある場合は、常に米側の主張が正しいくらいに思った方がいいでしょう。
 米軍が運用の自由、運用の柔軟性を追求するのは当然のことです。
 それに対し、防衛省側は、最初からダメなものはダメだとはっきり言えばいいのです。
 防衛省が二枚舌を使いつつ、地元民を煽って米軍(外国)を悪者に仕立てるというやり口・・末期の清や蒋介石政権等の半植民地的買弁政権のお馴染みの手口です・・を繰り返している限り、安全保障という基本的なところで日米関係(属国・宗主国関係)は悪化するばかりでしょうね。

<γΖΖγ>(「たった一人の反乱」より)

 <ΖγγΖサン(コラム#4207)、>やるやらないの決断を迫られてる局面で態度保留を決め込む人はやらない人と同類項だと思うけどな。

<ζζγγ>(同上)

 やる・やらないを選択するための準備(国民的議論やら合意形成・どういう法整備・組織整備するかの評価etc) から議論していきましょ、というのは態度保留なのかね。
 そこを省略するわけにはいかないでしょう。
 たくさんの人間が自分の問題として考えなきゃいけない大問題だろう。

 <次に、γΖγΖサン(コラム#4209)、>あなたは少なくともまともに意図を読もうとしてくれてるねえ。大変ありがたいことだ。
   
≫大きな日本を志向する事はイコールで独立日本を志向する事だけど、小さな日本を志向すると言うのであれば属国でもかまわないじゃないか。≪(コラム#4209。γΖγΖ)

 ここはあなたの言う「大きな日本・小さな日本」(その細かい展開や定義にも各自思うところ有りだがね。置いておく)の選択と属国脱却は、はっきりと別問題だと思うね。
 むしろ不可分だというほうが不思議だねえ。
 なればこそ移民受入が属国打破の足を引っ張る場合もあるかもよ?という指摘が可能なんだよ。タイミングの問題でね。
  
 「大きな日本・小さな日本」をどちらを志向するにせよ、いつまでも保護国じゃあしょうがないでしょうね。
 現状がそもそも「独立国家とは到底言えない」と認識しており、それについては明確に打破すべきと思う。  
 だから、小さな日本を志向する=属国容認ではないよ。そもそも大小目指すのは国民議論の結果でええのよ。
 過程の密度こそが重要だろう。 

≫だから、あんさんの話す事の言外には、属国でいるか独立するかについても、『メリットデメリットの比較検討は広く流布され話し合われるべきでその上で方針は決まるのが良い』と、思っているんだと勘ぐっているよ。≪(同上)

 これについては、属国論が流通普及していく過程で、否応なく徹底的に論じられることになるだろうね。
 広く論じられずしてそもそも政治の争点にはならない。
 戦後の終わりという大転換だよ。太田コラム読者のアタマん中だけで世の中動くわけないからね。
 むしろ、そういう議論を始めさせるためにこそ太田さんやら協力者やら支持者が世に広めんとしてるわけで。
 この過程は省略不能だよ。
 むしろ太田コラム読者は、属国志向右派左派を説伏すべく準備しとくべきだろうね。
 有権者の多くが属国続行を望むなんてのもありえるからね。 
  
≫あんさんはただ単に『長期的な合理性を考慮し』て、属国であるのは自分に(めぐりめぐって)不利益になると判断したから反対し、 移民を受け入れるのは自分に(めぐりめぐって)不利益になる可能性から反対or慎重に考えるべきである、と言っているにすぎないと思うんだが? ≪(同上)

 属国については、すでに私の立場は説明した。
 移民についても、あくまで私の結論を反対・慎重派と決め付けたいみたいだけど、太田コラム読んでもいまいち納得できんから、自分の判断材料を増やして考えたいからこそ、さまざまな議論が望まれるという態度を示してきたところだよ。
 ぜんぜん首尾一貫してるではないか。
 それに、なんで移民に関して慎重派や反対派の立場がいちいち槍玉にあげられにゃならんのか、まるっきり謎だね。
 そういう態度って逆効果だし、あなた方の論拠の弱さを物語ってるわけ。
 だから、広汎な議論が怖いし、太田さんにすがるしかないわけさ。今までと同じパターンだなあ。
   
 太田さんは理念を紡ぐ人なんで例外としても、読者(なんだろ?)のみなさんがそこまで性急な決め付けと排除攻撃をするのはまったく驚くべきことだねえ。
 むしろ明快に賛成な立場な方は、慎重派や反対派を説得すべく冷静な材料を提示していただいて懸念を打ち消していくことこそ先決だろう。違うかな?
  
 <次に、γγΖΖサン(コラム#4209)、>あなたも大概だねえ。

≫当然こういう軋轢は想定されるだろうけど、なんだあなたもそう思うんじゃない。不安に支配された悲観的な人≪(コラム#4209。太田)

 他人に関してはものすごいダブルスタンダードだな。大手マスコミもかくやっていうレッテル貼りだね。
 常識的な備えを考えたり議論しましょうってのがそうなるんだね。    
    
≫完全に安心させられる「それなりの対処策」なんていつまで検討したって永遠に完成しないと思う。≪(同上)

 じゃあ初めからなんにも考えなくていいの? 気楽でいいね。
    
≫悲観的な人はどんなに対処法を整備したって「まだ不十分」とゴネ続けるだけでしょ。≪(同上)

 現実にあわせて対処法を考えていかない国家や個人がサバイバルできるのかね?
 それが端緒についていないから議論が必要だと言ってるが、あなたは現状でOKみたいだね。 
 なんでそう思うか持論を展開してほしいね。それによって賛成派が増えるかもよ? 

≫よそ者はイヤだという感情が出発点なんだろうから≪(同上)

 とことん他人の意見を読まない人だねえ。
 自国の法律・ルールや文化慣習にいつまでも馴染まない(少なくとも尊重しようとしないでそれこそ逆差別とゴネて)好き勝手やる「不良外国人」はどこの国でも排斥の対象になるだろうね。
 そういう不埒な連中の発生を抑止するために各国アメとムチと知恵をひねってきたんじゃないのかね。
 そういう人間の根源的感情を想像できないようでは、外国人という人間への理解や共感も薄そうだね。

<ζγζγ>(同上)

>あなたの言う「大きな日本・小さな日本」・・・の選択と属国脱却は、はっきりと別問題だと思うね。むしろ不可分だというほうが不思議だねえ。

 移民論・属国論はこれからの日本の国体に関わる議論であると理解しております。
 ですから私は、私がどういった国家観を抱き(志向し)、どういった文脈の上で移民論を捉えて居るのかを明かした訳であります。
 そして、あなたはどういった国家観を抱き(志向し)、どういった文脈の上で移民論を捉えて居るのか、言外に問うているのであります。
 あなたの国家観の中では別の問題であるらしいが、そのあなたの志向する国家観がわからない。

>「大きな日本・小さな日本」をどちらを志向するにせよ、いつまでも保護国じゃあしょうがないでしょうね。
>現状がそもそも「独立国家とは到底言えない」と認識しており、それについては明確に打破すべきと思う。
>だから小さな日本を志向する=属国容認ではないよ。そもそも大小目指すのは国民議論の結果でええのよ。

 なぜ、いつまでも保護国じゃあしょうがないのでしょうか?なぜ、明確に打破すべきなのでしょうか?
 あなたの国家観ひいてはあなたの根底にある価値観がわからないと、わからない。
 まぁ、しょうがないから想像するに、少なくとも属国であり続ける事が日本の衰退に繋がる、と危機感を覚えたから独立を志向しているのではないですか。
 そうであるならば『人口減少時代の日本の国のあり方として、人口が減っても外国人を入れない「美しい衰退への道」』を甘受するのは論理的におかしい。
 『人口の減少分を外国人で補って「活力ある社会を維持する道」』を目指すべきでありますし、移民論を肯定的に捉えるべきでしょう。
 その上で、移民論に関わるマイナス面についても議論をしていくのが望ましいのではないか、と言うのが私のスタンスであります。
 移民論単体で、あれこれ考えるのは不毛であると思っております。
http://www.jpss.jp/news/pdf/20080826.pdf (PDF注意)

>移民についても、あくまで私の結論を反対・慎重派と決め付けたいみたいだけど、太田コラム読んでもいまいち納得できんから、自分の判断材料を増やして考えたいからこそ、さまざまな議論が望まれるという態度を示してきたところだよ。ぜんぜん首尾一貫してるではないか。

 移民に関わる話でネガティブな事しか言ってないのだから、現時点で結論を出していないにしても反対or慎重派のどっちかに含まれるんじゃないの・・・・・・?
 まぁ、それで、さまざまな議論が望まれるという態度を示してきたって言うが、それってどういう立場な訳さ。
 で、つまるところどういった主義・主張に立脚して何が言いたいの?
 今までの話は本当に「ぼくはもっとみんなで話しあわれるべきだとおもいます」以上の事ではなかったの?

>広汎な議論が怖い

 広汎な議論をする前提として、善悪や正否の拠り所・・・主義や主張・・・を提示する必要があると思うんですが・・・・・・

<太田>

 議論、続いてますねえ。

 そう言えば、コラム#4211掲載の唯我独尊さんの投稿に答えるの忘れてたので、答えておきます。
 ドイツの移民は、2007年時点で62%が欧州からのものであり、出身国別には

トルコ   (全移民の14,2%)
ロシア   (同上9,4%)
ポーランド (同上6,9%)
イタリア (同上4,2%s)

の順です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Immigration_to_Germany

 お示しになったユーチューブ映像にせよ、それに拠った西尾幹二コラムにせよ、トルコ、というか、イスラム世界からの移民の問題性を指摘したもの、と受け止めるべきでしょう。
 私が、イスラム世界からの移民受け容れに慎重なことはご承知のことと思います。


 それでは、記事の紹介です。

 前防衛事務次官の増田好平君よう、心底見損なったぜ。
 珍しく癒着を嫌う後輩だと思ってたけど、画に描いたような天下りを率先してやらかすとはね。
 司法試験に通っていたし、そんなにカネが欲しけりゃ弁護士にでもなりゃいいだろが。
 それにしても、民主党、天下りをなくす気は皆無だね。↓
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010082502000033.html

 大英帝国の頃は、忙しくて飲んだくれておられなかったんだろうが、今やイギリス人も落ちぶれたもんだ。↓

 ・・・"Binge drinking is British,・・・Chaucer, Shakespeare and Dickens are littered with references to heavy drinking. Harold lost the battle of Hastings because of a big night on the mead. You're not going to change this by fiddling about with a few laws."
 Yet many here contend Britain is literally drinking itself to death, with a record 9,031 people dying from overdrinking in 2008, up 125 percent since 1992. Experts are warning of a national epidemic in liver disease. One major survey released in April showed the British to be the heaviest binge drinkers in the European Union, with almost one in nine reportedly guzzling at least seven drinks a sitting. ・・・
 The annual number of alcohol-related hospital admissions - from slips and falls to face lacerations from fights - jumped to 945,000 in 2009, up 85 percent since 2003. Though public concern centers largely on binge drinking by teens to those in their 40s, an increasing majority of alcohol-related hospitalizations here are coming from those 60 and over. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/08/24/AR2010082404271_pf.html

 支那の白髪三千丈よりひどい米国の???↓

 ・・・200,000 women (or 300,000, or 400,000, depending on the source) raped during the 1971 war in which East Pakistan broke with West Pakistan to become Bangladesh.
 The American feminist Susan Brownmiller,・・・ compared the rapes of Bangladesh with the rapes of Chinese women by Japanese soldiers at Nanjing in 1937-38・・・
http://www.nytimes.com/2010/08/25/world/asia/25iht-letter.html?ref=world&pagewanted=print

 いちいちおっしゃる通りでやんす、WSJサマ。↓

 現在の円高は円キャリートレードが終わったから。↓
 ・・・To the extent the yen carry trade unwinds, it becomes a giant short squeeze.・・・
 デフレを考慮し、かつ実効レートで計算するとまだ大した円高ではない。↓
 ・・・Once one takes into account years of deflation in Japan and inflation in its trading partners, the Japanese currency is still 28% below its 15-year high. ・・・
 長期的な円高趨勢の下、輸出産業の少なからざる部分は生産性の向上を達成してきた。↓
 ・・・the yen has been generally appreciating for decades; it is precisely this discipline that has kept exporters like Toyota so efficient.
 そもそも、円高が良くないという発想は時代遅れも甚だしい。↓
 Japanese <have> to overcome their mercantilist conditioning that a strong yen is a Very Bad Thing.・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703447004575448921713301694.html?mod=WSJASIA_hpp_sections_opinion 
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太田述正コラム#4214(2010.8.25)
<落第政治家チャーチル(その5)>

→非公開