太田述正コラム#4199(2010.8.18)
<皆さんとディスカッション(続x927)>

<γγεε>(「たった一人の反乱」より)

 太田さんの主張の中で、最も戦後日本人が共感するのは近現代に関わる太田さんの史観だと思うんだよね。
 だから太田史観の精華的な次著に期待している。
 誰かに薦めるのもインターネットソースはちょっとね・・・・・・
 また今までの著書も純粋な歴史書って訳じゃなかったから薦めにくい。
 次著は見るからに学術的です!って雰囲気を醸し出すような体裁をとって貰えると誰かに薦めやすいなぁ・・・・・・
 今はゴードン・M・バーガー、古川隆久の著書、またはマクマリーのメモランダムを読めって友人なんかには言ってる。

<太田>

 Chaseさん、よろしく。
 Chaseさんへの協力者求む。

<γγεε>(同上)

 自分の信念曲げずに続けていればいずれ日の目が当たる日もくるかも?
 それが太田述正の生前か死後の話か解かんないけど。
 その日の為に今まで書いてきたブログを
 いつでも(死んだ後も?)見れる状態にしておく事が重要なんじゃないかな?
 太田述正が道半ばで倒れてもブログを読んだ太田述正チルドレンが新たに道を作ってくれるよ。

<太田>

 うんだうんだ。

<takahashi>(同上)

 ハーバード大学のファンドがイスラエル企業の株を売ったらしい。
 イラン攻撃の日は近いのか?
 向こうのエリートは、戦争や株に詳しそうだが、日本のエリートは青臭い書世論ばかりの様な気もするが、これは偏見なのか?
http://www.globes.co.il/serveen/globes/docview.asp?did=1000581912

<太田>

 ちょうど対イラン攻撃のシリーズ(未公開)を連載中だけど、こいつは興味深い。

<takahashi>(同上)

http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201007210061.html

↑このニュースは凄い。「親父、死ぬなら今だぜ。」 ※金持ち限定
 相続税がゼロの国があるんだな、世の中には。
 天然ガスの売却で国民が働かなくていい国とか究極の腐敗国家とかなら相続税ゼロもあり得るだろうが、普通の国では考えられんのじゃないか?

<太田>

 米国は実験国家であり、かつリバタリアンが跋扈してる国だからね。

<遠江人>

 様々な形で太田コラム普及に協力されてきた方や、コラム内の間違い等を指摘してくれる方は、それこそ数多くいらっしゃいますが、今まで、太田コラムから去っていた人たちも含めて、太田コラムおよび太田さんに対して正しく「批判」をしたといえる人は、一人でもいらっしゃるのでしょうか。

<太田>

 確かにそういう批判者が現れて欲しいものですねえ。

<roma_sakamoto>(ツイッターより)

 <昨>日の太田コラムに関し、よく言われる話で、西洋は町の周囲に外壁を施すけど、日本は城の周りにしかしないから、日本の統治者は民のことを思う気持ちが弱い、というのはどうでしょうか?
 自分がそう思ってるわけでなく、一般論であるものですから。問い自体がずれてるかな。

<太田>

 「日本<では、>・・・国家ができたことによって内的な平和が成立したとともに、・・・世界のほかの地域<とは違って、>・・・対外的な平和も・・・できあがってしまった・・・。」(<『弥生時代千年の問い--古代観の大転換--』(ゆまに書房)>153頁)
 「朝鮮などでは都というのは城なんですね。それから以後、ずっと日本では自分たちの住む都市的な集落を頑丈な城壁で囲むという習慣がないですよね。・・・戦国時代も。・・・戦国以後でも武士のいるところは城壁で囲むけれど、一般の人たちが城壁の中に住むなんてことはないわけですからね。それが決定的にヨーロッパの歴史と違うところですね。」(<同上>152頁)(コラム#4138(未公開))

<bonkers_blunder>(ツイッターより)

≫統一税の話、韓国内で不評さくさく・・・だけど、今のところ日本のカネをあてにする話・・・が全く出てないのは、韓国政府も韓国民もエライねえ。≪(コラム#4197。太田)

 14日にNHKで日韓討論番組があったのですが、その中で、韓国人女性が南北統一の際には日本も経済援助して欲しいと言っていました(典拠がなくてすいません)。
http://www.nhk.or.jp/korekara/

 <ところで、>このような論争もあったのですが、太田史観は崔洋一監督にはどう映るのでしょうか? 
 しかし中共が自由民主主義化すれば全て問題が解決しそうな…(おメデたい)。
 崔洋一監督の「歴史を語る資格はない!」が視聴者に波紋
http://bit.ly/bMJeKu

<太田>

 この「論争」に限れば、小倉紀蔵京都大学准教授の総括で終わりでしょう。
 私の史観はこの「論争」のどちら側にとっても、そして恐らくは小倉準教授にとっても、コロンブスの卵である、と思いたいところです。

 反自由民主主義的な中共の成立は、日本型帝国主義が米国(と英国)によって「打倒」されたためであり、中共の自由民主主義化は、米国にとってはもちろんのこと、「独立」後の日本にとっても、何としてでも追求されなければならない、世界史的課題でしょう。

<roma_sakamoto>(ツイッターより)

 クラシック・ギターをかじっっていたのですが、先生が日本人ギタリストは皆、指が動くだけで内容が無いと言っていました。
 音楽の素養などない私にはそうした微妙なニュアンスが分からないのですが、太田さんはクラッシクを聞く時、どこに気をつけますか?

<太田>

 DTMの発展により、演奏の物理的技量を身につけることにほとんど意味もない時代が遠からずやってこようとしています。
 音楽好きであっても、ドシロウトが作曲をするのは(メロディーだけ作るのは別として)容易ではない状態が続くでしょうが、既存の曲をどのように演奏するか、に限って言えば、ドシロウトとプロとの差はほとんどなくなり、感性の質がものを言う時代がやってくるだろうということです。
 さて、近い将来ならぬ現在においても、私は、クラシック奏者について、その物理的技量が一定の水準をクリアさえしておれば、その善し悪しを、彼または彼女の感性の質の高さでもって判断するようにしています。
 そうは言っても、例えばピアノの場合、速くて大きい音も出さなければならない曲では、どうしても演奏の物理的技量面で身体の大きさや筋力の点でハンデを負っている女性奏者が不利になるため、私は、奏者の善し悪しを、比較的遅い曲、そして大きい音をそれほど出さなくてもよい曲の演奏で見きわめようとしてきました。
 音楽を言葉で語っても限界があります。
 今週末の一人題名のない音楽会で、ユーチューブ上の演奏を引用しながら、このことを説明することにしようと思うので、それをご覧下さい。


 それでは、記事の紹介です。

 これ↓を言ってるのが台湾在住の米国人であって台湾人ではないのが面白い。
 
 ・・・Kan’s apology comes ahead of the 100-year anniversary of Tokyo’s annexation of the Korean Peninsula on Aug. 29. The 100-year anniversary of Tokyo’s forced annexation of Taiwan occurred in 1995.・・・
 Will Taiwan ever get a similar apology from Japan? Only history knows, and for now, history’s not talking.・・・
http://www.taipeitimes.com/News/editorials/archives/2010/08/18/2003480676

 韓国と台湾の違い↑は、後者が、外国である日本による植民地統治ともともと「本国」であったはずの支那による植民地統治を20世紀において二つながら経験し、比較できたところにあるんだろうね。

 なんでこの二つの話、日本の主要メディアの電子版に出てこないの?↓

 Academics from North Korea and Japan have unearthed a large tumulus(古墳) from the Koguryo(高句麗) period・・・
 The team consists of researchers with the Archaeological Institute of the North's Academy of Social Sciences and Japanese scholars sent by Kyodo news agency including Prof. Masahiro Saotome, an archaeologist at the University of Tokyo, and Shigeo Aoki, a Cyber University professor・・・
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2010/08/16/2010081600874.html
 Taxi and lorry drivers in Japan are being affected by unusual disruption from US military bases - baby babble(赤ちゃん言葉プレーヤー?) that jams their radios. ・・・
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-10998238

 北緯10度線でイスラム教とキリスト教がせめぎあう。
 そこに残した英国の爪痕、残しつつある米国の爪痕、↓

 ・・・the 10th parallel is, very generally, where the southward advance of Islam’s armies, from the seventh century onward, was arrested, either by human resistance or by wet weather and vegetation. In places as disparate as the Philippines and East Africa, it was somewhere just north of the equator that Muslims encountered Christians, who had either preceded them or arrived soon thereafter. ・・・
 ・・・in Sudan, where the British governor-general of Sudan, Sir Reginald Wingate, first played the Arab Muslim northerners against the darker Africans in the south. In 1905・・・he “declared it illegal for Christian missionaries to evangelize among Muslims to the north of the 10th parallel, and eventually Muslim traders could not travel to the south of it.” This division won the British the favor of their Muslim puppet leaders in the north, but of course its legacy can be read in the spilled blood of Darfur.
 ・・・Using hawala, the Muslim good-faith money-transfer system, the Somali company Al-Barakat once helped expatriates send home about $790 million annually. Believing ? wrongly, it turned out ? that Al Qaeda had used hawala to finance the 9/11 attacks, “the United States shut down the company, destroying Somalia’s economy in the process,”・・・Where a formal economy cannot exist, black markets and corruption thrive: thus did the United States empower Somali warlords. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/08/18/books/18book.html?ref=books&pagewanted=print

 奥さんが亭主より稼ぐようになると、亭主も奥さんも浮気しがちになるんだと。↓

 ・・・for men who ranked low in terms of their economic dependence on a female partner, the probability of infidelity was relatively low. With every upward click of・・・male economic dependence on a female partner, men were more likely to cheat.・・・
 For women,・・・increasing dependence on a male partner's paycheck resulted in higher levels of fidelity. And as women's paychecks went from equalling those of their husbands to exceeding it, they became more likely to cheat.・・・
http://www.latimes.com/health/boostershots/la-heb-infidelity-20100816,0,4967192,print.story
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太田述正コラム#4200(2010.8.18)
<イスラエルのイラン攻撃論争(その3)>

→非公開