太田述正コラム#3949(2010.4.15)
<皆さんとディスカッション(続x804)>

<TM>

 <前回のオフ会で沖縄の話題が出た際、沖縄出身の>自分としては、沖縄の「独立」といった趣旨の話ではなく、沖縄の防衛は自衛隊が担うという前提で、「どうしたら沖縄から米軍を撤退できるか、」という議論に展開<して行けばよい>と・・・思<っていたのですが、議論は>意外な展開<になってしまいま>した。

 たしかに太田さんが言われるとおり、アイデアリズムで沖縄の「独立」を考えるのは、一種の思考実験としておもしろいのですが、私の知る「沖縄独立」論者(ごく少数ですが沖縄知識人の中に存在します)は、ただ気分に任せて情緒的にこれを振り廻しているようにしか見えません。
 日本からの「独立」というのなら、沖縄内部に本土から離脱してもよしとする、強固な団結力のような、「沖縄アイデンティティ」というのが前提となると思います。
 しかし、ご承知のように沖縄は島嶼県で、多くの島々からなり、島それぞれで生活様式や思考様式も異なります。
 たしかに、奄美諸島から沖縄全域に「対ヤマト意識(反ヤマトではありません)」のようなものはありますが、それがひとつの国家連合にまで昇華されるかどうか、はなはだ疑問を感じます・・・。
 外側から見える「沖縄アイデンティティ」のようなものは、沖縄本島中南部の人々の(一部の)発想を指しているようにしか見えません。
 もとよりこの地域で、沖縄県の人口の過半数(60パーセント強ぐらいだったと思います)を占めておりますので、その地域が外に対して沖縄を代表して見えるのは、ある意味で当然だと思います。
 が、「独立」となると、まさか沖縄本島のみ(周辺の島を含めても)ですると言う訳にもいかず、かつまた、沖縄本島中南部でも地域によってそれぞれ違いがあります。
 どうも「独立」論者は、こういうことをよく詰めて考えずに、「空想的」に主張しているようにしか見えません。
 また、「独立」となると、ふつうに考えれば、まず、国の安全保障と、国民生活を支える経済の確立というのが必要となってくるかと思うのですが、この2点については、いっそう想像の外において、「沖縄独立」を振り廻しているように見えます。
 結局、「沖縄独立」を唱える人々(本土の応援団的人々も含め)は、戦後の社会党の唱えた「非武装中立」と同じく、悪しき意味で自民党が進めた「現状維持」に加担しているのではないかと、思えてならないのです。
 それによって、現在の「沖縄利権」や「沖縄ブランド(の言論空間)」の値を吊り上げ、これを享受しようとしているようにしか、自分には感じられません。
 沖縄の「属国根性」というのは、情けないのですがたしかに若干ありますが、これは直接には、沖縄戦で米軍に占領され、復帰運動で日本復帰は果たしたものの、やっぱり米軍がそのまま居続け、日本政府から「日本の安全保障上やむをえないので、すみません。」といった、説明を復帰後でも40年も聞かされ続け、なんとなくそれを受け入れてしまった産物だと思います。
 それが過去の歴史に反映され、いろいろ複雑なことも思い出し、屈折してきたのだと思います(そのこと自体は自分にも半ばは解るので、沖縄で一種の思考実験として「独立」というのを考えるのも、それなりに有意義とは思いますが……)。・・・

<太田>

 沖縄本島、とりわけその中南部の特異性についてのご指摘は新鮮ですね。
 沖縄についてお書きになったものも送っていただけるようで、今後とも沖縄について、ご教示いただければ幸いです。

<けいc。>

 有事になるとテレビやラジオでひっぱりだこの軍事専門家神浦さんのブログで、アメリカの日本の傘に関する有効性の議論での彼のコメント。

 「私は自衛隊の中で、アメリカの核の傘が有効と主張する声を聞いたことがありません。しかし日本が核武装の必要性を主張する声は聞いたことがあります。核の傘などといった虚像など国家存亡の危機に役に立たないと思っているからです。・・・
 核の傘が有効か無効かは、死ぬ時でなければわかりません。「イワシの頭」みたいなものです。」
http://www.kamiura.com/remail/continues_244.html

 専守防衛を前提に考えるとやはりこれが思考の限界なのでしょうかね…?

<太田>

 むしろ、専守防衛を前提に考えていない、ということではないでしょうか。
 専守防衛論者であれば、日本に対する上陸作戦を米国の核が抑止している事実を忘れたような議論は行わないはずですからね。

<植田信>(2010.3.26)http://www.uedam.com/ota20101.html

 ・・・以前にプリントしておいた・・・太田述正氏の「日本リーダー論」がありました。・・・
 昨年の8月7日の日付になっています。コラムの3445番です。
 太田氏によると、2001年11月17日に勉強会で使ったレジメとのことです。

 5枚のプリントですが、あらためて拝見したところ、あれこれと移り変わる新聞記事のちまちました森の中で、さわやかな風が吹くオアシスに出会ったような感じがしました。
 そして、太田氏がネットで展開している説の原型がここにあると感じました。

 では、どこがさわやかか。

 「・日本の閉塞状況論。最近の日本経済だけを見る議論は不毛。他方、そうではない説(たとえば小室直樹説)にも見るべきものはない。
 ・古典(=比較文明、歴史)と軍事に対する造詣の重要性。(たとえば、国家(=近代国家=国民国家)は軍事抜きには理解できない。)

 いや、まったくその通りです。
 これぞ、小沢一郎が『日本改造計画』で提唱した「普通の国」です。

 で、実情は、戦後の日本は軍事問題は日々の関心の外ですから、普通ではありません。
 太田氏はこれを称して「吉田ドクトリン」に洗脳されている戦後日本人と呼びます。吉田茂がつくりだした戦後の人為的政治体制です。「軍事はアメリカに丸投げ、日本人は経済だけに専念せよ」の体制です。

 そこで、私は、もしかしたら本当はこれが日本の「普通の形」ではないか、と逆に思いました。
 つまり、藤原不比等がこの国の制度設計をしたとき、彼には軍事要因は考慮の外にあったのではないか。
 日本国に必要なのは、天皇である、と。天皇さえいれば、日本国は安泰なのである、と。

 このことが具体化されたのが、吉田茂の「国体は護持された」という発言です。
 軍隊は解体されても、天皇さえ存在すれば、「国体は護持された」と納得できる国家観。

 では、戦前の軍隊は何だったのかとなりますが、あれは、皇軍でした。
 天皇がいてこその軍隊でした。
 当然のことですが、国民主権軍ではありませんでした。

 外から見れば、皇軍だろうと、国民主権軍だろうと、同じ日本軍に変わりはないわけですが、内側から見れば大変な違いです。
 どう違うかと言えば、戦後の日本人がいまだに日本軍を憲法上で公認できないでいるのは、要するに、言葉の遊びのようですが、まさにその違いがわからないでいるからだ、と私は思います。つまり、戦後日本人が日本軍という言葉でイメージするのは戦前の皇軍でしかないので、そんなものはいらないとなる、と。天皇のためにイノチを差し出せ、というのが戦前の日本人のおおかたの解釈でした。

 アメリカ占領軍が解体したのは、そのような日本軍でした。
 戦後の日本人もその占領軍の方針に同意しているわけです。
 しかし、そのことが同時に世界標準から見て、戦後の日本は「普通の国」ではない、となるわけです。
 さて、どうするか。

 いや、多くの日本人がこのままでいい、とするのであればこのままでもいいのですが、私は、これが日本の「普通の形」である、という具合に仮説を出してみます。
 それが不比等が作った「日本」である、と。
 彼には、外国と戦争をする軍隊のことは考慮の外だったのである。なぜなら、日本の独立とは海外から列島を遮断することにあると彼は政策的に決めたのだから、と。それが彼の「列島遮断」戦略だったのだ、と。

 戦後の日本人が軍隊を公認していないのは、それが日本の「普通の形」だからであり、この形は不比等戦略の結果である、というのが私の仮説、ということになります。

<太田>

 「経済だけに専念<する>体制・・・これが日本の「普通の形」ではないか」については、全く同感であり、それは鎖国・平和・犯罪の少なさ、でも特徴付けられる、というのが私の見解です。
 私は、昭和(とりわけ戦後)・平成の日本もまた、「普通の形」に戻った日本である、と見ています。↓
 ファイナンシャルタイムスのピリング(David Pilling)記者の記事に注目。↓

 ・・・The world has fallen out of love with Japan and Japan with the rest of the world・・・
 The country is, for example, largely untouched by international terrorism. The near absence of security at train stations, offices and even government buildings is, for the world ex-Japan, a charming throwback to a bygone era.・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/fb85d0a2-47f6-11df-b998-00144feab49a.html

 しかしこれは、日本の「普通の形」ではあるけれど、日本には「異常な形」もある、ということにも十分留意する必要があります。
 前者が私の言うところの縄文モードの日本、後者が弥生モードの日本です。
 7世紀末から8世紀初頭にかけて、藤原不比等等の尽力で日本は律令国家化、すなわち支那化します。
 この時代、日本は、弥生モードが一つの頂点に達したと言ってよいでしょう。
 というのも、律令国家化は、一般に言われるように、「百済の滅亡など緊迫する東アジアの国際情勢の中で・・・中央集権化を進めることで、政権を安定させ、国家としての独立を保とうとした」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AE%9D%E5%BE%8B%E4%BB%A4
ものだからです。
 ですから、遣隋使・遣唐使を派遣する
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A3%E9%9A%8B%E4%BD%BF
といった積極的な開国政策がとられるとともに、中央には兵部省が設けられ、「国家の軍事組織として全国各地に・・・3〜4郡ごとに・・・軍団を置く<とともに>、正丁(成年男子)3人に1人が兵士として徴発<す>る」という軍事重視ぶりでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%85%90

 ちなみに、私は、日本が「普通の形」であったのは、縄文時代、平安時代、江戸時代、そして昭和・平成時代であり、「異常の形」であったのは、(狭義の弥生時代から奈良時代までの広義の)弥生時代、鎌倉・室町時代、明治・大正時代である、としているところです。

<植田信>(2010.4.2)同上

 ・・・<4月1>日、久しぶりに太田述正氏の「吉田ドクトリンの呪縛」を再読してみました。 小泉首相時代に書かれたものです。

 「小泉首相は9月1日に突然、沖縄の負担軽減のためと称して、沖縄の米軍基地の本土移転を唱えました。」

 うーむ。
 民主党の鳩山首相の間違いか、と思いました。
 要するに、自民党も民主党と同じことを意図していたわけでした。

 で、このことは今はいいとして、米軍基地問題とは何か、です。

 「ア 軍事力の意義を忘却した社会において
  イ 外国の軍隊が、
  ウ 少なからず市街地の真ん中に盤きょしていること
  によって生じる問題であり、日本全体の米軍基地の縮図なのです。」

 これはわかりやすいです。
 その通りです。

 さて、問題は次です。
 米軍基地が日本国内に駐留することで、日本に発生する問題は何か。
 騒音や、米軍兵士による婦女暴行もそうですが、太田氏の指摘が見事です。

 「日本国民は在日米軍の駐留経費のうち2500億円弱も(減らしてきたとはいえ、現在も)負担しています。カネに色がついているわけではないことから、これは日本が米国の国防費の一部を負担していることを意味するのであって、米国の各州の住民が米国の国防費の一部をそれぞれ負担していることと同じです。 ところが、日本は米国議会には議員を送り込んでいる米国の一州ではないのですから、これは日本が米国の保護国であることを国債通念上意味します。(広く世界を見渡しても、外国軍の駐留経費を負担している独立主権国家は、日本と韓国・・近傍の日本に米国によって強引に倣わされた・・以外は皆無であるわけはこういうことなのです。」

 ベリー・グッド。
 現在の日本が事実としてアメリカの保護国であることを実に簡単に、的確に説明してくれました。
 私たちは、米軍基地周辺の住民でない限り、普段は米軍基地駐留の問題を気にとめませんが、そしてこの点では鳩山内閣の普天間基地移設問題は基地問題を日本全体の関心の中心に置くという功績をあげたわけですが、これまではそれを〈当り前のこと〉と思っていました。米軍基地が日本国内に存在すること、それは戦後という日本国のありふれた、普通の姿であり、光景になっていました。
 しかし、太田氏によれば、それ自体がすでに日本はアメリカの保護国であることを意味します。これはブレジンスキーも同様の指摘をしています。『世界はこう動く/グランド・チェス・ボード』

 当たり前の光景が、すでに日本保護国であるという認識を持つこと、これは私たちが対米従属から踏み出す一歩です。 だから、問題をややこしくしているだけ、とメディアが盛んに非難している鳩山政権の普天間基地移設問題ですが、騒ぎになっただけでも大きな功績です。この騒ぎを通して日本はアメリカの保護国であるという事実に、すべての日本人が気づかざるを得なくなるからです。
 ポイントは、駐留費の負担です。

 太田氏は対策も提案しています。 あとは皆さん、ご自分で御覧なってください。
 http://www.ohtan.net/

 ・・・太田述正氏のディスカス790にカルル・ウォルフレンの話題がありました。
 私はこの人はもうオランダに帰ったものばっかりと思っていたのですが、そうではないようです。
 最近、「中央公論」誌で民主党政権について健筆を振るったようです。
 太田氏のサイトに紹介がありました。
 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-01-0501.html

 この論文に太田氏がコメントを寄せていますが、私は興味深く拝見しました。
 それで私も自分で読んでみました。

 私は80年代末から90年代にかけてウォルフレン氏の発言には非常に関心を持ちました。しかし息子ブッシュ政権以後は忘れました。日本はアメリカの言いなりだ、という指摘は、別に彼でなくても日本人がやっているからです。
 ウォルフレン氏の独創性は、日本社会を1つの「システム」として把握したところです。日本には非公式のシステムがある、と。
 ・・・
 内容は、だいたい予想した通りでした。
 この人の視点からはこうなるだろう、と。

 「いま日本はきわめて重要な時期にある。なぜなら、真の民主主義をこの国で実現できるかどうかは、これからの数年にかかっているからだ。」
 ・・・
 というわけで、ウォルフレン氏はデモクラシー勢力を応援しているので、この点では、私はウォルフレン氏の立場です。
 ・・・
 しかし、太田氏も指摘するように、アメリカと日本の関係については、私はウォルフレン氏とは反対です。
 太田氏が言います、

 「(ウォルフレン=)アメリカはこれまでも日本を、外交には不可欠な前提条件であるはずの真の主権国家だとは見なしてこなかった・・・。そして日本は最後にはアメリカの望み通りに従うと、当然視されるようになってしまった・・・」

(太田)→繰り返しになるが、日本が勝手に属国やってる限りは当たり前。

 「(ウォルフレン=)第二次世界大戦後の占領期、アメリカは日本を実質的な保護国(注:他国の主権によって保護を受ける、国際法上の半主権国)とし、以後、一貫して日本をそのように扱い続けた。」

(太田)→何度でも繰り返すが、「扱い続けた」のではなく、日本が勝手に「扱ってもらい続けた」に過ぎない。」
 http://blog.ohtan.net/

 まったくその通り。
 ・・・
 <ただ、>デモクラシー勢力の側にウォルフレン氏がついていることは昔も今も変わっていません。
 この点は、大いに評価できます。
 先進国オランダ人であることが実感される点です。
 その一方、「アメリカにやられる」という発想は、どうも彼が小国オランダの人間である点が作用しているのではないか、と私は推測しますが、どうでしょうか。

<太田>

 毎度ながら、私の考えをご紹介いただき、ありがとうございます。
<ΒσσΒ>(「たった一人の反乱」より)

 須田慎一郎と高橋洋一の対談本で厚労大臣時代の舛添評が出てたが、惨かったな。
 ほとんど仕事しない。部下に会わない。会っても話をほとんど聞いてない。
 仕事した振りとマスコミ受けのパフォーマンスしか考えてない。
 やっている政策と全然違う政策を思いつきでTVで喋るが、そもそも国民受けしか考えてないから自分の政策を遂行する気もない。

 おおまかにいってこんな感じ。

<太田>

 ホントにこの本
http://www.boople.com/bst/BPdispatch?nips_cd=9985584066
にそう書いてあるとしても、私の舛添経験からして、少しも驚かないが・・。↓

 「自民党の舛添要一前厚生労働相(61)が、「地方分権」をテーマに橋下徹大阪府知事(40)や東国原英夫宮崎県知事(52)との連携を模索し始めた。党執行部批判を繰り返し、党内で勉強会を立ち上げるなど、「ポスト谷垣」と新党結成の両にらみで存在感を高めようとしてきたが、今回の動きの裏には、永田町での不人気により「八方ふさがり」に陥った現状を打破するため、人気のある地方自治体の首長と連携したいという舛添氏の思惑が透けてみえる。・・・
 しかし、執行部が国会議員を対象に開いた会合に欠席し、選対本部長代理の打診を拒否し、党内での評価はさらに低下傾向にある。参院選前に新党を結成するには公職選挙法の関係から5月2日までの届け出が必要だが、資金がない上に「だれも本気で舛添氏を担いで支えようとはしない」(党幹部)中で同志を探すのも難しそうだ。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100414/stt1004142215016-n1.htm

 政権交代のものすごーい効果がここにも出ている。
 しかし、余りにも遅きに失した自民党の政策転換。↓

 「自民党の参院選マニフェスト(政権公約)の原案が・・・、明らかになった。・・・
 「真に対等な日米同盟を築く」と強調。そのために「集団的自衛権行使を可能とする安全保障基本法を制定」するとしている。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY201004140507.html

 その通りだホイ。
 検察審査会、頑張ってね。↓

 「民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、「小沢氏側に計1億円の裏献金を提供した」と東京地検特捜部に供述した水谷建設の元最高幹部の1人・・・、は「小沢氏の秘書と東京・向島の料亭などで会談し、小沢氏側の条件で合意した。金額は1億円以上だ。こちらがウソをつく必要はない」と改めて資金提供を語った。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100415/crm1004150137002-n1.htm

 参考になるねえ。↓

 「・・・英国では、・・・英国籍を取得していなくても、英連邦に加盟する旧植民地53カ国やアイルランドの国民で、英国在住であれば、地方参政権だけでなく国政参政権も与えられている。・・・
 ・・・1918年に21歳以上の男性と30歳以上の女性に普通選挙権が認められた際、植民地出身の英国在住者にも参政権が付与された。・・・
  第二次大戦後に大英帝国は解体し、入国・居住権は制限されたが、旧植民地の住民の参政権は「帝国の残滓」として残された・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100415/plc1004150754004-n1.htm

 最高の弔辞だね。↓

 「・・・国際線のある世界の主な航空会社40社について、予定時刻(15分未満の遅れは許容)に到着できる割合「定時到着率」(2009年)を調べたところ、日本航空が1位、全日空が2位だった・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94640/6950666.html

 茶会(Tea Party・・どうしてそんな名前がついてるのかぐらいは分かるでしょ)が猛威を振るう、第三世界・・かつての中南米もそうだった・・化しつつある米国。
 オバマ危うし。↓

 ・・・According to a Gallup poll conducted in late March, Obama's Democrats have dropped to their lowest approval rating in almost two decades. Some 60 percent of Americans believe that America is on the wrong path and is headed for decline.・・・
 Obama embodies everything the・・・Tea Party・・・people・・・hate: power, superiority, intelligence and worldliness.・・・
 Obama came into office with the goal of uniting the country, but now the divide is even wider than it was during the Bush years. ・・・
 Obama is likened to Hitler and called a communist in the same breath.・・・
 It has been 14 months since Rick Santelli went on air and launched the Tea Party movement. It was Thursday, Feb. 19, 2009・・・
 ・・・and ironically it was coming from Chicago, the president's hometown. Soon there were tea parties everywhere, from Virginia to California, and from Texas to North Dakota.・・・
 The goals of the right-wing revolutionaries are surprisingly similar to those of revolutionaries on the left: to get rid of the elites and destroy the establishment. The New York Times columnist David Brooks christened the new rebels the "Wal-Mart hippies."・・・
 Until not too long ago, close to 40 percent of Americans still believed that they could become millionaires during the course of their lifetime.
 But now it seems as if "two national economies" were developing as a result of the financial crisis・・・
 There is no longer a connection between these two worlds. America is an anxious, divided country.・・・
 "It's like we are living in a Third World country," ・・・ 
http://www.spiegel.de/international/europe/0,1518,688782,00.html

 イスラエルのネタニヤフ首相の考えてること想像つくよね。↓

 ・・・Lt. Gen. Ronald L. Burgess Jr., the director of the Defense Intelligence Agency, and Gen. James E. Cartwright, the vice chairman of the Joint Chiefs of Staff・・・said Wednesday that Iran could produce bomb-grade fuel for at least one nuclear weapon within a year, but would most likely need two to five years to manufacture a workable atomic bomb. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/04/15/world/middleeast/15nuke.html?ref=world&pagewanted=print

 交戦相手国じゃない国にいるテロリスト容疑者(自国民を含む)に向けてミサイルをぶちこむ米国。その法的問題点と根源的疑問が呈示されている。↓

 ・・・President Obama, who during his first year in office oversaw more drone strikes in Pakistan than occurred during the entire Bush presidency, last week surpassed his predecessor in a second respect: he authorized the assassination of an American ? Anwar al-Awlaki, the radical Imam who after 9/11 moved from Virginia to Yemen, a base from which he inspires such people as the Fort Hood shooter and the would-be underwear bomber.
 ・・・ 1) Doesn’t it violate international law to fire missiles into Pakistan (especially on a roughly weekly basis) when the Pakistani government has given no formal authorization? 2) Wouldn’t firing a missile at al-Awlaki in Yemen compound the international-law question with a constitutional question ? namely whether giving the death penalty to an American without judicially establishing his guilt deprives him of due process?・・・
 ・・・decapitation doesn’t lower the life expectancy of the decapitated groups ? and, if anything, may have the opposite effect.
 Particularly ominous・・・findings・・・are・・・that, like Al Qaeda and the Taliban, are religious. The chances that a religious terrorist group will collapse in the wake of a decapitation strategy are 17 percent. Of course, that’s better than zero, but it turns out that the chances of such a group fading away when there’s no decapitation are 33 percent. In other words, killing leaders of a religious terrorist group seems to increase the group’s chances of survival from 67 percent to 83 percent.・・・
 <Besides, e>stimates of the ratio of civilians to militants killed are all over the map ? 50 to 1 or 10 to 1 or 1 to 2 or 1 to 10 ? but the estimate of the Pakistani people, which is all that matters, tends toward the higher end. ・・・http://opinionator.blogs.nytimes.com/2010/04/13/title-2/?pagemode=print

 カブキという言葉をヘンな意味で使うなと嫌みを言いつつ、出色の歌舞伎入門となっているコラム。↓

 ・・・Pundits use Kabuki as a synonym for "posturing." The New Republic's Michael Crowley, for example, has defined it as a "performance, in which nothing substantive is done." But there's nothing "kabuki" about the real Kabuki. ・・・
http://www.slate.com/id/2250081/

 欧州と米国における人種主義とジェノサイドの歴史とそれらとの戦い方の残酷さ、そしてその後遺症。
 欧州文明の業、ここにあり。↓

 ・・・the list of Western crimes, from slavery to genocide, is long. ・・・
 ・・・while the crimes with which the West is charged are of a universal character?no society is without sin?the West's record of atoning for them is unique. "There is no doubt," he writes, "that Europe has given birth to monsters, but at the same time it has given birth to theories that make it possible to understand and destroy these monsters." He reminds us that the West's most destructive wars?against Nazism in 20th-century Europe, against slavery in 19th-century America?have been waged against other Westerners, not against hapless Africans or innocent Asians. The West, in Mr. Bruckner's felicitous phrase, is "like a jailer who throws you into prison and slips you the keys to your cell."・・・
 ・・・an obsession with guilt can easily become a disabling form of narcissism. ・・・Fighting and winning yesterday's moral battles with bravery in one's mind,・・・doesn't necessarily prepare one for today's moral conflicts.・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304168004575178791674850652.html?mod=WSJ_Opinion_LEFTTopOpinion

 中共の心あるネチズンにエールを!↓

 ・・・<Chinese> Censors can further restrict access to overseas sites by slowing or blocking the networks used to bypass the Great Firewall, says Xiao, but they are reluctant to do so for fear of interfering with commercial applications, like secure communications between corporate offices.・・・
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1981566,00.html

 一見ご立派だけど、こんな評論家みたいな発言を外国でするタイ外相!
 いずれにせよ、タイ王室の運命は風前のともしびか。↓

 ・・・The・・・Thai・・・foreign minister, Kasit Piromya, speaking ・・・in Washington on Monday, called the current upheaval in Thailand “a traumatic experience” that was nevertheless “part of the process of becoming a more open and democratic society.”
 He also said, “We should be brave enough to go through all of this and even talk about the taboo subject of monarchy,” adding at another point, “I think we have to talk about the institution of the monarchy, how would it have to reform itself to the modern globalized world.”・・・
http://www.nytimes.com/2010/04/15/world/asia/15thai.html?ref=world&pagewanted=print

 日本でもやがて、タバコを吸う人の過半は鬱の人ってっことになりそうだ。↓

 ・・・more than one-fifth of Americans still smoke. Why?
 For many, it may be hard to quit because they also have depression. According to government statistics released Tuesday, 43% of adult smokers age 20 and older have depression. Among men ages 40 to 54, a whopping 55% of those who smoke have depression. Among women ages 20 to 39 who smoke, 50% have depression.・・・
 The report・・・also found depressed smokers are heavier smokers.・・・
http://latimesblogs.latimes.com/booster_shots/2010/04/smoking-depression.html
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太田述正コラム#3950(2010.4.15)
<第一次インドシナ戦争(その4)>

→非公開