太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#3903(2010.3.23)
<皆さんとディスカッション(続x781)>

<けいc。>

≫「私のコラムのこれに相当する程度の読者が、意識的・無意識的に私の言ってることを平均的日本人に広めてくれることを期待してんのさ。」≪(。太田)

 この考え方はマーケティング的にいうと非常に正しいですね。

 最近でいうとマッキントッシュやデルコンピュータのような既成概念を覆すブランドの成長はまさにこの典型です。
http://www.mitsue.co.jp/case/concept/02.html

<太田>

 ほー、デルにもそんな時代があったんですか。
 やたら新聞広告うってたって記憶しかないけど。
 それに最近は振るわないみたいですねえ。

<Chase>

 --民主主義は明治以来、日本の国是--

 小林よしのりの「昭和天皇論」から、明治以来、民主主義は国是であり、昭和天皇がそのことを強く意識されていたことを示す記述があったので、太田テーゼの典拠として保存しておきたい。

 ところで、本件は太田ブログの中で、昭和天皇の歴史観として幾度となく言及(refer)されている。
 例えば
http://blog.ohtan.net/archives/50954013.html
http://blog.ohtan.net/archives/50955222.html
http://blog.ohtan.net/archives/51325859.html

 「昭和天皇論」に載せられているのは、昭和52年8月23日会見 高橋紘『陛下、お尋ね申し上げます』より転載されている箇所である。

(転載はじめ)
http://www.chukai.ne.jp/~masago/ningen.htmlより転載
(「昭和天皇論」170−171頁にも記載されている)

 日本の民主主義は戦後の輸入品ではない

記者
 ただそのご詔勅の一番冒頭に明治天皇の「五箇条の御誓文」というのがございますけれども、これはやはり何か、陛下のご希望もあるやに聞いておりますが。

天皇
 そのことについてはですね、それが実はあの時の詔勅の一番の目的なんです。神格とかそういうことは二の問題であった。

 それを述べるということは、あの当時においては、どうしても米国その他諸外国の勢力が強いので、それに日本の国民が圧倒されるという心配が強かったから。

 民主主義を採用したのは、明治大帝の思召しである。しかも神に誓われた。そうして五箇条の御誓文を発して、それがもととなって明治憲法ができたんで、民主主義というものは決して輸入のものではないということを示す必要が大いにあったと思います。

 それで特に初めの案では、五箇条の御誓文は日本人としては誰でも知っていると思っていることですから、あんなに詳しく書く必要はないと思っていたのですが。

 幣原がこれをマッカーサー司令官に示したら、こういう立派なことをなさったのは、感心すべきものであると非常に賞讃されて、そういうことなら全文を発表してほしいというマッカーサー司令官の強い希望があったので全文を掲げて、国民及び外国に示すことにしたのであります。

記者
 そうしますと陛下、やはりご自身でご希望があったわけでございますか。

天皇
 私もそれを目的として、あの宣言を考えたのです。

記者
 陛下ご自身のお気持ちとしては、何も日本が戦争が終ったあとで、米国から民主主義だということで輸入される、そういうことではないと、もともと明治大帝の頃からそういう民主主義の大本、大綱があったんであるという……。

天皇
 そして、日本の誇りを日本の国民が忘れると非常に具合が悪いと思いましたから。日本の国民が日本の誇りを忘れないように、ああいう立派な明治大帝のお考えがあったということを示すために、あれを発表することを私は希望したのです。

(『陛下、お尋ね申し上げます』、高橋紘+鈴木邦彦、徳間書店)
http://www.chukai.ne.jp/~masago/ningen.htmlより転載
(転載おわり)

 別のブログ氏から転載する。

(転載はじめ)
http://blog.goo.ne.jp/heywa/e/b976c7d86ddb379b8d79f86be8a9ee78より転載

・・・すなわち、昭和天皇がこの「年頭の詔書」を出した目的は、

(1)「五箇条の御誓文」を再確認することが第一の目的であり、「神格とかそういうことは二の問題」であった。
(2)日本にはすでに明治憲法によって民主主義が存在していたのであって、あらためてアメリカから輸入するものではない、ということを示す。・・・
http://blog.goo.ne.jp/heywa/e/b976c7d86ddb379b8d79f86be8a9ee78より転載
(転載おわり)

<太田>

 この際、明治憲法(大日本帝国憲法)についての明治、大正、昭和天皇共通の受け止め方をどのように私が忖度しているかを申し上げておきます。
 ホントはもっと引用も増やした上でコラムにきちんと仕上げなきゃいけないんだけど、許されよ。

 朕ら思うに、
 明治憲法は政治的文書にほかならない(注)のであって、その規定には規範性がない。

 (注)「自由民権家は皆明治維新を闘った尊皇家で、天皇の存在に国民の権利、利益の究極の擁護者の地位を仰ぎみていた」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95
という状況下では、憲法では天皇を統治者と書かざるをえなかったということだ。

 ただし、唯一、その告文については規範性がある。

 『告文』(憲法前文)には以下のような文章がある。
 「…天壤無窮ノ宏謨(こうぼ)ニ循(したが)ヒ惟神(かんながら)ノ宝祚ヲ承継シ…
(=輝かしき祖先たちの徳の力により、はるかな昔から代々絶えることなくひと筋に受け継がれてきた皇位にのぼった朕は… )」
 そして、憲法第1条にて「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と規定されたのです。・・・
 「大日本帝国憲法では皇室の永続性が皇室の正統性の証拠であることを強調していた」わけだ。
 (「」内はウィキ上掲)

 これは、皇室は永続させなければならない、という趣旨だ。
 しかし、権威の中心たる皇室の永続性を担保してきたのは、歴代天皇が統治をしなかった、つまり、権威はあっても権力を持たなかったことだ。
 他方、もはや、摂関や幕府といった権力に統治対象たる臣民の統治を白紙委任できるような時代ではなくなった。
 となると、権力は臣民に白紙委任せざるをえない。すなわち、臣民が臣民自身を統治する民主主義しか選択肢はない。
 五箇条の誓文は、かかる考え方が体現された文書である。
 従って、

・(欧州の)立憲君主国に類例がない、天皇(君主)の「独立命令による法規の制定(9条)、条約の締結(13条)の権限」は前者は抑制的に行使しなければならず、後者は行使してはならない。
・「<立憲君主国の>多くが立法権を君主と国会が共有する権能としていたことと比すると特異な立法例である<ところの、>天皇が唯一の立法機関とされ、帝国議会が立法機関ではなく、天皇の立法協賛機関とされたこと」は無視し、「帝国議会が可決した法律案に、天皇・・・が拒否権を行使し」てはならなず「行政部が拒否権を行使」することも認めてはならない。
・「本憲法の統治構造は、国務大臣や帝国議会、裁判所、枢密院、陸海軍などの国家機関が各々独立して天皇に輔弼ないし協賛の責任を持つという形をとっており、必然的にどの国家機関も他に優越することはできなかった(分立主義)」が、天皇自らが権力を行使することによってこの分立主義を克服しようとしてはならず、憲法に全く規定がないところの内閣総理大臣に、事実上権力を集中させるよう配意しなければならない
 (「」内はウィキ上掲)

といった具合に、統治に関しても、明治憲法の規定は、ことごとく無視しなければならない。

 (以下、明治天皇を除く。)

 大正時代における、明治憲法の全面否定とも言うべき議院内閣制・・衆議院が首相を決め、その首相が統治する・・の成立は、かかる明治憲法観の論理的帰結であり、日本における民主主義の事実上の完成として、高く評価したい。

 (以下、昭和天皇のみ。)

 国体とは、その論理的帰結として日本において事実上の民主主義をもたらしたところの、五箇条の誓文/明治憲法告文、であり、先の大戦末期において、かかる国体を守るために無条件降伏を避けるべく、ぎりぎりの努力を行った、内閣総理大臣以下の行政部、ひいては全日本臣民に対し、深甚なる敬意を表したい。

<ρρΒΒ>(「たった一人の反乱」より)

 仏が核原潜の共同運用提案 英「主権問題」と拒否
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032201000352.html
http://www.guardian.co.uk/world/2010/mar/19/france-britain-shared-nuclear-deterrent

 これはフランスもダメ元でオファーしてるんでしょうなあ、、、。

 英仏は核戦力を今よりも削減していく方針ではないか。
 まあ旧植民地諸外国の手前、全廃はしないとは思うが。

<太田>

 英国がそんなことフランスとできるなら、米国とできるはずだし、更につきつめれば、米国の核抑止力に依存することにして一方的に核廃棄することだって可能なはずだ。
 だって、私の「理論」によれば、英仏間の文明論的亀裂より英米観の文明論的亀裂の方がずっと小さいはずだからね。

<ρΒρΒ>(同上)

 <Ueyamaさんの件にについては、>来る者拒まず 去る者追わず が太田氏の哲学なんじゃないの。

 それにしても片山さつきの舛添嫌いは異常。

「選挙に勝つために大仁田厚さんにお姫様だっこされてください」
「わかりました」
「選挙に勝つために土下座してください。新聞に土下座姿が載るかもしれませんが」
「わかりました」
「選挙に勝つために舛添さんに応援にきてもらいましょう」
「落選した方がましです」

→典拠、典拠!(太田)

<ρΒΒρ>(同上)

 ・・・片山さつきの舛添嫌い・・・笑った〜。
 まぁ離縁した夫婦だもの、どちらにも言い分はあるだろーが、んなモンは勿論聞きたくないワ。
 太田さんの枡添評はとても判りやすかった。
 典型的なドクサ脳の枡添氏は、更に、あたり前の約束事すら行なわない、無責任を絵に描いて皿に盛ったような御人なんだな。
 謙虚さや勤勉さにも欠ける、自己顕示欲+口達者だけで人気を博している不思議なヒト・・・
 円天だけでなく、あんなばかげた詐欺商法が世の中から無くならないのも納得する。


 <話変わるけど、>先ず、うー<(Ueyama)>さんは自分(自力)でお金を稼いでいる、自活している法人格の御人なんだよな。
 給料取りとは違い、自分で(自活して)お金を稼ぎ出す難しさをそれこそ知っているんだ・・・楽なことではないよ。
 まあ平たくいえば、入ってくるお金より出て行くお金を少なくすれば事業は成り立つわけで、そのシステム(流れ)をつくれば収益はあがるんだが、継続すること・・これがホント難しい。
 中身が薄っぺらの流行モンはだ、所詮目先だけ華やかなだけの代物(人気商売)で、「時代のあだ花」で消滅するのは掃いて捨ててゴミ箱に入りきれないほどある。

 で、うーさんが言っていた、太田コラムでの映画評は“有料コンテンツとして弱い”との言はだ、べつに上からでも下からの目線(これこそ、くだらん戯れ言)でも無く(勿論厭味なんぞではなく)、有料情報(〜お客からお金を頂く)としての価値があるのか否かとの、太田コラムのメニューに対して素直な評価であるとおいらは感じていた。
 うーさんは勿論のこと、我々が太田述正と言うヒネオヤジに注目しているのは、多少(というか、かなり?)この偏屈オヤジ〜とはおもっても、太田さんの次々に繰り出す貴重な情報や思考法に惹かれ、これは本物だと感じ、真剣に学ぼうとしているから(おいらの場合は)なんだ・・が。
 で、普通の商売人としての感覚はだ、顧客の意見が多少耳に痛くとも、逆にクレーム(異論等)はそれこそ貴重な“金言”であることが多く、それを大事に、自分では判り難い(若しくは近すぎるヒトは遠慮して本音を語らない)修正すべきポイントとして容認できるか否かの、この差は大きいとおもう。・・・一般の商モデルのことだけど。

 序に言わせて貰えば、<太田さんが>独立!と叫ぶのは結構毛だらけだけど、自分が自活できず組織や税金に縋り、庇護してもらっている“茹で蛙”状態・・・国の税金に集る政官業を始めとする下層とはいえピラミッドの一角にしっかりと組み込まれているヒトたち<の一人が叫んでもねえ。>

≫ほかの皆さんで私がビョーキだと思ってる人ほかにもいたら、ぜひ病名あげて! ≪(コラム#3901。太田)

 太田さん、妄想症・・・の気があるんでない? <それはボクが自分で前から言っとるハナシだわさ。(太田)>
http://www.fuanclinic.com/byouki/a_04.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%84%E6%83%B3

 根拠として、

≫映画評論コラムを増やすことになった経緯と趣旨を、何人かの読者の要望があったということも含めてコラム上でご披露してきたというのに、私の映画評論はその名に値しないとあなたが上から目線で(私と、結果的にこれらの読者達に対して)講釈をたれた瞬間、ああまたしてか、と思ったな。 そして、残念ながら、この予感があたっちゃったってわけだ。≪(コラム#3897。太田)
 
↑上から目線で講釈をたれ・・・ これは太田さんだけが「理由」があって、特別に感ずることだけで、一般の読者はそんなことは露ほどにも感じないこと。
 うーさん独特の言い回しも(面白いとおもうけど)勘違いされやすいとはおもうけど。
 また、うーさんもだ、太田さんに精神疾患(統合失調だったか? <自閉症じゃ!(太田)>)を直言したのも問題はあるわな。

 まぁ、太田さんは自ら、「禿げ(私)が○○○(病名忘れた)の疾病にかかり難い・・有難いこって〜」と、お茶目なところがあるのと、今回のように、子供じみた脊椎反応のようなこともある・・・。
 善く言えば、革命家はよっぽどの熱情家でなければやってられない・・・ってことか。

<太田>

 やれやれ、ホント困ったもんだが、一応コメントしとこう。
 今まで言った話と若干のダブリは避けられないが・・。

 ボクは、2001年11月から2006年6月までは、全コラムをただちに無償で公開してたの。
 ところが、よんどころのない事情が生じて2006年7月以降、緊急避難的に一部コラムを有償にして現在に至ってるの。
 ただし、有償と言っても、一定期間経過後には基本的に全部公開してきた。
 有償にしたコラムと無償にしたコラムとの間に質の違いなどない。
 一貫して私は自分の書きたいことを書いてきただけで、特定の読み手の嗜好を念頭に置いて書いてきたわけじゃないの。
 それでもさ、まぐまぐを通じて発行されている無償コラムの「ニュース・情報源カテゴリ」のランキングが毎日出るけど、例えば、最新の昨日のを見ると
http://archive.mag2.com/0000101909/index.html (の右下)
昨日公開した私の2篇が、それぞれ4位と7位にランクインしている。
 まぐまぐからは、過去2度にわたって、週一回ペースで有料コラムをまぐまぐで発行しないかという話がもちかけられた。
 話半分にしても、(まぐまぐが積極的にPRするので?)私に入るカネは年数百万円は固く、場合によってはウン千万になるかもしれないからぜひってまで2回目には言ってきた。
 それをお断りしてんだよ。
 また、つい最近には、某大学の先生たる読者から、ある大学で国際問題の教官を公募しているので応募するよう勧められたけど、事実上お断りし、この読者を呆れかえらせた。
 なぜ断ったかって?
 どちらの話も割く時間に見合うだけのゲインが私にはないと思ってるからだ。
 より端的に言えば、私が好き放題のことを書いて一般の有料・無料のコラム読者に公開できるコラムが減っちゃうのは、私にとっては耐え難いロスなんだよ。
 (私が「情報屋台」にかなり前から書かなくなったのも、それが有料になり、私が情報屋台のために書いたコラムを一般用の有料コラムに転用しては困ると言われたからだ。)
 ここまではいいかい?
 よくない、そんなお前はキ印だ、やっぱ自閉症だ、いや自称の通り誇大妄想狂だって言いたいんならどうぞご自由に。

 ところでだ、読者の嗜好ってそもそも千差万別なんだな。
 最近、2〜3人の読者から、映画評論コラムを増やして欲しいという要望があり、それが読者増策、いや少なくとも読者減食い止め策にもなると説得され、映画を見るのは私にとっても面白いことから、そうすることにしたってわけ。
 だから、オレは映画評論コラムなんか欲しくない、そもそもお前の映画評論は映画評論の名に値しない、第一、そんなもの読者増策、読者減食い止め策にもならないって言われたって・・キミも同じ意見らしいが・・そんじゃ私、どうすりゃいいのさ。
 商売で書いてるわけじゃないので、マーケットリサーチにはなじまないよな。
 結局、読者同士のじゃんけんで決めるかって話よ。
 そんなこと言い始めたら、圧倒的に多い読者の声、つまり、私のコラムが全般的に難しすぎるって声に従って、そういうコラムは全部止めるのかって話になる。
 難しい中には、私の説明の仕方がへたなために難しく感じられるものもあるだろうが、本質的に難しいケースが大部分だ(と少なくとも私は思っている)。
 しかし、そんなことすりゃ、私がコラムを書く意欲が著しく削がれてしまう。

 私のコラムをある程度読み込んできた読者なら、私という人間についても、太田コラムについても、こういうもんなんだってどうして分かんないの、ともどかしい限りだ。
 Ueyamaさんが、そこんとこ全く分かってなくって私と太田コラムにあれだけ入れ込んでボランティアやってきたとなると目も当てられない。
 ちょっとしたことで憤懣がたまっていき、いつかはそれが爆発するはずであり、それがついにキターってのが一瞬にして分かったの。
 それが、A、B両名と経験したことのデジャヴだってことも話したよね。
 まだ、キミ、分からない?

 それでは、記事の紹介です。

 各国の医療状況比較表が載ってる。↓
http://www.guardian.co.uk/news/datablog/2010/mar/22/us-healthcare-bill-rest-of-world-obama

 その上で、以下↓を噛み締めて欲しい。

 Barack Obama has finally got his healthcare reform bill fought through Congress, bringing near-universal coverage to Americans and delivering the first major triumph of his presidency.・・・(上掲)

 ドイッチュ・テレコムが女性アファーマティブアクション(クオータ制)を導入!↓

 ・・・Germany lags far behind other Western countries when it comes to gender equality in the workplace and promoting women to top positions. ・・・
 By 2015, ・・・Deutsche Telekom・・・has mandated that 30% of its middle and upper management positions be filled by women ? the first gender quota to be implemented at one of Germany's top 30 DAX-listed companies. ・・・
 Women currently only occupy 12% of the management positions at Deutsche Telekom offices in Germany ? and none of the positions on the eight-member executive committee. ・・・
http://www.time.com/time/business/article/0,8599,1974109,00.html

  David Aaronovitchの'Voodoo Histories: The Role of the Conspiracy Theory in Shaping Modern History' (コラム#3252)の書評(しかも長文のもの)が久しぶりに出てました。↓
http://www.latimes.com/entertainment/news/la-ca-conspiracy21-2010mar21,0,3005603.story

 妻帯が認められてるカトリック教会の分派があるんだね。
 例のウクライナの西部での話だけど・・。↓

 ・・・The Ukrainian Greek Catholic Church, which has roughly five million adherents in Ukraine, is one of a small number of Eastern Rite Catholic churches.・・・
  These churches account for only about 1 or 2 percent of all Catholics. ・・・
 Ukrainian Greek Catholics represent a branch of Catholicism that is distinct from the far more prevalent Roman Catholic one. The Ukrainian church is loyal to the pope in Rome, and its leader is a cardinal and major archbishop.
But it conducts services that resemble those in Eastern Orthodox Christianity. In religious terms, it follows the Eastern Rite, not the Latin one that is customary in Roman Catholicism.
 Historically, the Vatican appears to have tolerated the traditions and attitude toward celibacy of the so-called Eastern Rite Catholics in order to retain a foothold in regions where Orthodox Christianity has dominated. But this exception suggests that the Vatican view on celibacy is not as rigid or monolithic as it might otherwise appear. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/03/23/world/europe/23ukraine.html?ref=world&pagewanted=print
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太田述正コラム#3904(2010.3.23)
<世紀の追っかけとその生涯>

→非公開

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