太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/

太田述正コラム#3859(2010.3.1)
<皆さんとディスカッション(続x759)>

<太田>

 昨日のディスカッションで、訂正があります。(ブログは訂正済)

 「また、私が「細野会計士の、・・・(政治資金規正法)に係る法解釈論は全く傾聴に値しない」と書いている以上、」(誤)

 「だから、私は「細野会計士の、・・・(政治資金規正法)に係る法解釈論は全く傾聴に値しない」と書いたのであって、」(正)

<Chase>

≫筆者の言を引用するのなら2頁に適切な箇所を発見しました。ただ、できれば、筆者が引用している原典からの抜き書き(の邦訳)の中から適当な記述を拾い出すことが望ましいと思います。それができれば、私の次著の脚注あたりで生かせそうですね。≪(コラム#3857。太田)

 ファシスト蒋介石論について、同論文にいくつか引用がありますが、Amazonで題名だけで購入するのは少しリスクがありますので、大きな本屋さんで、現物を探してみます。

<太田>

 原典(そのもの)にあたっていただく必要はありません。
 お示しの論文の中での引用から適宜見繕っていただけば十分です。

 「筆者が引用している原典からの抜き書き(の邦訳)の中から適当な記述を拾い出すことが望ましい」という書き方が二通りの解釈を可能にしてしまったようですね。
 つまり、私は、「筆者が引用している「原典からの抜き書き(の邦訳)」・・・」のつもりで書いたのに、あなたは、「筆者が引用している「原典」からの抜き書き(の邦訳)・・・」と解したわけです。
 一義的な解釈しかできない文章を書かなきゃな、と反省させられました。

 ただ、冒頭の訂正のようなうっかりミスを犯したり、このような両義的な書き方をしてしまったりするのは、避けられない面もあります。
 というのは、ディスカッションシリーズで読者の投稿への回答を書く時は、時間がないこともあり、モグラ叩き的に反射的に書いているからです。
 今後、私も、一層手慣れていくでしょうし、引き続き努力も致しますので、読者の方々には、ぜひご理解をたまわりたいと存じます。

<Chase>
 
≫ところで、そもそも、そんな議論、オフ会の時に出ましたっけ?≪(同上)

 すみません。出ていません。自分が共産主義とファシズムの経済体制の違いを述べようと思い頭で考えていたので、ディスカスがあり・・・と思わず書いてしまいました。

<太田>

 ナチズムは、イタリア等のファシズムと一括りにしてファシズムと呼べるか、という議論はしたように思います。
 現在の中共がファシズムか、という議論もひょっとしたらしたかもしれませんね。

<少数株主>

 読解力チェックするには、今年の共通一次試験、国語第一問が、コラムにも関係し、役に立ちそうです。
http://mainichi.jp/life/edu/exam/center10/graph/kokugo/1.html

<太田>

 記事の紹介です。

 おめでとう韓国。↓

 「韓国は「金」獲得数<世界第>5位、過去最高・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20100301000016

 どうして、こんなにすごく↑、こんなにけなげな↓韓国人の移民としての受け入れに頭から反対する人が日本には多いんだろ。

 「・・・韓国の外食産業企業が西洋料理でさえ、本場のヨーロッパからではなく日本に目を向けるのは、日本の外食トレンドが韓国より一歩先を行き、ベンチマーキングするには理想的で、料理の味やサービス方式も韓国人の好みに合っているからだ。米国の「ハードロックカフェ」やフランスの「ヒポポタマス」など、本場から直接韓国に入ってきた外食企業が次々と韓国で失敗したのとは対照的だ。
 また、日本の外食企業の情緒や体質が韓国と似ており、働きやすく効率的という点も見逃せない。・・・
 「日本のテレビ番組を盗作している」という批判に常にさらされてきた韓国だが、最近は日本から番組の形式・企画を正式に輸入している。KBS第2の大人気ドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』は日本の同名漫画とドラマ版権を購入し、ほぼ原作通り制作したもの。SBSの『クイズ!第6感対決』はフジテレビに著作権料を支払い、『クイズヘキサゴン』という番組のフォーマットをそのまま使用している。KBSのあるプロデューサーは「日本の番組を見ると、観客の活用、字幕スーパーの使用、再現ドラマの挿入、奇想天外な罰ゲームなど、面白い要素がとても多い。新番組の企画を練る際に、まず日本の番組を参考にするのは事実」と話している。」
http://www.chosunonline.com/news/20100228000021

 ツイッターに代表されるインターネットの普及は、中国共産党の支配を確実に堀崩すとよ。↓

 ・・・Twitter has an almost religious following among tech-savvy Chinese, whose determination to use the service outstrips authorities' efforts to block access to it.・・・
 Twitter can create a faster information flow than any official agency,・・・
 That means people would get information faster than the government. That's a real crisis for Communists."
 Twitter also helps protect individual citizens. Blogger Peter Guo claims that Twitter got him out of jail. He says he was arrested after spreading word about a crime that allegedly involved local officials. He tweeted an SOS via his mobile phone after he was arrested last July, and his case quickly attracted both domestic and international attention, which helped secure his release a little over two weeks later.・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/feb/28/china-google-twitter-democratisation 

 所得の平等な社会は精神疾患者が少ないんだと。↓

 ・・・ One in 10 people in fairly equal societies such as Japan or Germany report a mental health problem in a given year; in less equal nations such as Britain, Australia or Canada, the figure rises to one in five - and one in four in the US. It does seem that inequality breeds anxiety.
http://www.guardian.co.uk/books/2010/feb/28/spirit-level-richard-wilkinson-kate-pickett

 捕鯨を禁止すべき新たな理由を提供する衝撃的な新説が出現しました。
 これは笑えるよ。↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8538033.stm

 音楽は我々を心身とも健康にするんだよ。↓
 一人題名のない音楽会を聴くべし。

 Even if music did little more than lift our spirits, he says, it would be a powerful force in maintaining physical and mental health. The pleasure that results from listening to music we love stimulates the release of neural growth factors that promote the vigor, growth and replacement of brain cells.
 In that way, Damasio says, just the simple act of absorbing music may help keep older minds healthy, active and resilient against injury and illness.
http://www.latimes.com/features/health/la-he-0301-brain-music-adults-20100301,0,2032734.story

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/