太田述正コラム#3827(2010.2.13)
<皆さんとディスカッション(続x743)>

<ΒΒΝΝ>(「たった一人の反乱」より)

≫アングロサクソンとか欧州とか言うまでもなく、ダメに決まってるら。≪(コラム#3825。太田)

 でもこのネットを通じた直接民主制ってのが、日本ではサブカル系の思想雑誌や、twitterなどでジワジワ盛り上がってるんですよ。
 上のリンクだって、東大の講演のレジュメですからね。
 太田さんもこの議論に口を突っ込んでガンガン批判したほうが新たな読者の獲得になると思いますよ。

<ΒΝΝΒ>(同上)

 ネットで個別の案件に対する是が非と意見の集約を行うっていう東浩紀のことか?
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8637144

 まぁ間接民主制というか、ありとあらゆるところに代理を立てることで成立してきた社会構造が現代だが、政治の世界に至っては複雑になりすぎて、一つ一つにことにスペシャリストを必要としているのに民主は脱官僚と言う、脱スペシャリストをしてしまったがために、個々の政治家が超人にならないといけない状況を作っちゃった。
 民主は自民以上に政治の機能が低下する要因だな。

 まぁ、ネットがあるんだし、俺たちの声もいろいろなところに届けやすくなってるのは確か。
 窓口をいくらでもネットは作れて、そこに意見を取り入れていけば、官僚というスペシャリストだけに頼らず、ネットを使う全ての国民の中のスペシャリストの意見を取り入れていけるネットを使った政治ってのはありなんじゃないの?

 太田さんも、ネットを使って自分の意見を伝えて、他人の意見を聞いて、集約することの価値を知ってるんだから是非、東浩紀の案に耳を傾けてもらいたい。

<ννββ>(同上)

 ・・・2ちゃんねるしか普段使わないから、ネット上での発言は責任を伴わないなんて感じるんだろうが、それは全く違うから。
 例えば、太田さんもネットを使って発言をしてるが、その発言には責任がある。
 実名でしてる人は言わずもがなだが、匿名の人間だって自分の発言に責任を感じ、ソースを出して物を言う人は大勢いる。
 そもそもネット上で個別案件の意見を求めることは、政治が責任を求めているから責任を感じるわけじゃない。
 より身近に、より具体的に個人個人が政治に参加してるという意識が自発的に責任を発生させることになる。

<太田>

 ΒΝΝΒクン、遺憾ながら、日本では、官僚=スペシャリストではないんだな。
 準キャリアやノンキャリにはスペシャリストはいるけど、キャリアは何の専門分野も持っていない。そういう育て方をしていないからだ。
 私は、キャリア・・形の上でキャリアを廃しても実態は残るだろう・・も専門家として育て、必要に応じて途中からジェネラリスト・パスに移らせるべきだと考えていると申し上げてきたつもりだ。

 ところで、諸君、「ネットを通じた直接民主制」なるものがお好きなようだが、具体的例えばどういうものなのか、誰か、かいつまんで説明してくんない?

<蒲鉾>

≫「米国のコミックはもともと善玉と悪玉がはっきりし過ぎているという欠点を持っており、それが、そうではない日本のマンガやアニメ・・だからこそ、大人にも楽しめるものになっている・・の影響を受けて良い方向に変わってきた、というだけのこと」≪(コラム#3825。太田)

 ウォッチメンを観ていないのでよくわからんのですが、ウィキペディアの『スーパーヒーロー物に支配されるアメリカン・コミックス』の項で指摘されてるように、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
アメコミは少なからず『コミックス倫理規定委員会(コミックス・コード)』の影響を受けたようです。
 このコミックス・コードがどういう性格の物であったかと言うと、「コミックス倫理規定は・・「いかなる場合においても善は悪を打ち負かす」事を要請し、「犯罪者の活動の結果による法執行官の死の表現」を抑止していた・・・etc」というような代物です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%80%AB%E7%90%86%E8%A6%8F%E5%AE%9A%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

 また、アメリカのアニメ業界で働く現地の人曰く
「バットマンやスーパーマンが人を叩き殺さない理由ですが、あれは1954年に始まったアメコミ業界における自主的な表現規制、通称コミックス・コードが絡んでいます。
コミックス内で犯罪を賛美・正当化するような表現はご法度とされたのです。
 バットマンやスーパーマンが人を殺したりしたら、コミックス・コード局による検閲済み保証シールが貼られず、アングラ系・ポルノ系コミックスの危険で淫らな棚の仲間入り・・というのはあくまで誇張表現ですが」・・・
http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/anime_48ca.html

 以上の事から一般的にいって、アメコミに勧善懲悪の傾向があるって指摘は正しいと思いますよ。
 そもそも、数多ある中の一ジャンルでしかない日本のスーパーヒーロー物と、スーパーヒーロー物しかないアメコミとを比べてもあまり意味がないと思います。
 (ヒーロー像に対する、文化的な違いはあるかもしれませんが)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC

<太田>

 ご教示ありがとうございます。

 もっとも、「倫理規定の漫画メディアに対する影響力は弱まり続けており・・・ニューススタンドを介した販売が衰退していく一方で、新たな販売経路の発展、特にダイレクト・マーケットと呼ばれるコミック専門店は、ノンコード・コミックスを多くの読者の手に届ける別の手段を提供した。」ということのようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%80%AB%E7%90%86%E8%A6%8F%E5%AE%9A%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A 上掲
 私の指摘は、このような傾向に日本のマンガ/アニメの米国流入も影響したのではないか、というものです。
 (ところで、私は「日本のスーパーヒーロー物と、スーパーヒーロー物しかないアメコミとを比べて」いるわけではなく、「日本のマンガやアニメ<の主人公>」とアメコミのスーパーヒーローとを比較しているので、お間違えなきよう。)
 ご存じだったら、他の方でもよろしいが、教えていただけませんか。

 蛇足ですが、お示しの
http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/anime_48ca.html
と、その後日談の
http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/anime_f4e4.html
面白かったですねえ。

<AT>
 
≫フィナーレ直前、この主演者が、ばったばったと「敵」を撃ち殺す画面で快哉を叫ぶ、見事な娯楽カタルシス映画です。≪(コラム#3826(未公開)。太田)

 え〜〜〜〜〜〜〜〜、あのクライマックスシーンでスカッとします?快哉を叫びたくなります?むしろ逆では?
 この映画の主要なテーマは、「復讐」とそれに関する「正義」があると私は考えていますが、あのクライマックスシーンの「皆殺し」行為に、果たして「正義」があったでしょうか。この「皆殺し」という結末が、果たして娼婦たち(特に、顔を切り刻まれた娼婦)が望んだ「正義」だったのでしょうか。そういう意味で、この結末は、スッキリ系ではなくモヤモヤ系(考えさせる系)の結末だと私は思います。

 まあ、件の太田さんの言が、「評論」ではなく「感想」なのであれば、こんなことは言うだけ野暮だったでしょうが…。

<太田>

 「針小棒大に被害を言いつのって、賞金稼ぎ達に自分達の仲間の娼婦を傷つけたカウボーイ二人の殺害を<「復讐」目的で>依頼するトンデモ娼婦達」(コラム#3826(未公開)。太田)がいわば勧進元となってこの映画のストーリーが展開されていくわけですが、こんな「正義」もクソもない荒唐無稽なオハナシになんで私がつきあわなきゃならないんだ、といらいらしながらじっと耐えて鑑賞していたところ、このストレスが最後近くの大量殺人の場面で一気に解消した、という率直な「感想」を申し上げた次第です。
 しかし、この映画のミソは、上映が終わった後で様々なことを考えさせてくれるところにあります。
 より端的に申し上げれば、この映画は、観客が鑑賞している時間の大部分、楽しめないようにあえてつくられているのであって、その結果、映画終了後、観客にこの映画の制作意図を熟考し、自分なりに「評論」することを強いている、というのが私のヨミです。

<νβνβ>(同上)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100212-00000551-san-pol

 米国の本性が垣間見えたな。
 やはり日米安保は抑止力にはなっても、防衛力にはならん。
 アメリカは実際の日本の有事には何か理由を付けて、米国軍人を死なせるようなことはしないだろう。
 やはり、自国の安全保障は、自国の軍事力で責任を持たなければならないねぇ。

<太田>

 トホホ。
 自分でネット等で調べてもらいたいが、日本が実効支配していない「北方領土」や竹島は日米安保の対象ではないという趣旨の国会答弁なり答弁書なりは、今までもいくらでもあるよ。

<νββν>(同上)

 日本への軍事的脅威は核とテロで、テロへの対策は警察力の強化ってことのようだけど、「警察力の強化」って具体的にどういうことを指すの?

<太田>

 米国のSWAT
http://ja.wikipedia.org/wiki/SWAT
英国のSAS ドイツのGSG9、ないし日本のSAT
http://hanran.tripod.com/terro/c-sat.html
的なものの強化・・機関銃、軽火砲、装甲車等の装備・・っていうイメージだな。
 モチ、自衛隊の一部に警察として行動する際の教育をみっちりやって、SWAT的任務に従事させてもいい。

<近藤>

  Picture from Texas. This guy has Guts!
という写真<(省略(太田))>が、サイバー空間を飛び回って、エジプト人の友人から僕のところに来た。

 この写真、西部テキサスはレッドネック達の大好きなピックアップトラック、もちろんアメ車。そのオシリに遠くからみるとOBAMAと大書。S.O.B. この野郎!どんな野郎だと寄せてみると、ONE BIG ASS MISTAKE AMERICA と読めて大受け間違いなし。

 ケネディーが殺されたのもテキサス。今でもカウボイハットとブーツが巾を利かし、ラジオからウィリーネルソンやドリーパートンが流れている。

 東部のインテリ文化が大嫌い。リベラルな人間はみんなCOMMIESにされてしまう。

 環境テロリスト、シーシェパードが大嫌いの、ご存知テキサス親父も。
http://www.youtube.com/watch?v=kTc0W5uQcQI

 Fox Newsではオバマガールが造反。(どうせ売名だけど)
http://www.youtube.com/watch#v=1vOuVxnUNDI&feature=related

 アメリカの右より、ハートランド心臓部で反オバマが大きな流れになっている様子。

<太田>

 サンキュー。
 件の写真、著作権やプライバシーの問題がありそうなので、今晩以降、有料読者のみに、バックナンバー方式で提供することにしました。

 それでは、記事の紹介です。

 いつものことながら、ウソがバレバレの鳩山首相。↓

 「邦夫さんがぼやくんですよ」。自民党の与謝野馨元財務相がこう切り出した。
 「うちの兄貴はしょっちゅう、おっかさんの所へ行って『子分に配るカネが必要だ』とお金をもらっていた」・・・
 首相は・・・国内の震災支援への寄付を母に求めたことは「何度かある」と明かした。・・・
  一方、新たに登場した邦夫氏。与謝野氏の発言について12日、記者団に説明した。「1年半前か2年前、母が電話で『お兄さんは子分を養うためにお金がいるという。あなたはどうなの。子分いないからいらないの』と。『そういう子分はいないんだよなあ』と寂しかった。これが電話の事実です」「兄が(母に)無心したとか取りに行ったとかじゃなく、誰が言ったかは知らないが、とにかく『あなたはいらないの』と」・・・
 首相は「議員の中で私からもらった人はいない。だれにも差し上げていませんから」と啖呵(たんか)を切った。鳩山グループの議員にカネは配っていないと否定したのだ。・・・
 与謝野氏が首相の元秘書の証言として「資金は自分のグループを中心に配っていた。鳩山本人から渡した分もある」と質問した際も、首相は「全く知らない」と突っぱねた。 ・・・
 ただ、首相の「もらった人はいない」という答弁は誤りだ。首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書によると、同会は08年10月、衆院予算委の民主党理事である海江田万里氏に100万円、岡島一正氏に50万円を寄付。平野博文官房長官には、幹事長時代の07年9月に1千万円を寄付している。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0213/TKY201002120515.html

-----------------------------------------------------------------------------
 一人題名のない音楽会です。

 --ロシアとウクライナ--

 ウクライナ情勢が揺れ動いていることもあり、ウクライナ音楽を取り上げようと思ったのですが、ウクライナも、著名なクラシックの作曲家が出現していない所です。
 プロコフィエフは、現在のウクライナの東南端で生まれていますが、ロシアの作曲家と言ってよいでしょう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sergei_Prokofiev

 果たしてロシア民族と異なったウクライナ民族なるものが存在するのか、というのが私の問題意識です。
 それを音楽の面からも追求しようとしたのですが、きら星の如く立ち並ぶロシアの作曲家達とウクライナのそれを比較することは上述の理由から不可能なので、ロシアのいわばB級クラシック(準クラシックを含む)とウクライナのそれを比較することにしました。
 まず、ロシアの方から。


 オギンスキ(Michał Kleofas Oginski。1765〜1833年) ポロネーズ(The polonaise, Farewell to Homeland)
 これは、ベラルス/リトワニア/ポーランド/ロシアのどれにも位置づけられる作品です
http://en.wikipedia.org/wiki/Micha%C5%82_Kleofas_Ogi%C5%84ski
が、あえてロシア音楽として取り上げました。ロシアのB級クラシックの多くに共通するところの、ロシア的悲しみに満ちた音楽だからです。
http://www.youtube.com/watch?v=pXRquHDx9v4&feature=related
 
 シャトロフ(I. Shatrov)(1907) On the Manchurian Hills
 日露戦争に斃れたロシア軍兵士を悼む曲です。戦争には勝利したけれど、当時、これに匹敵する曲を日本は生み出していません。
a tribute to the fallen russian soldiers of the russo-japanese war
 曲のみ。画面は日露戦争と関係がないのでご注意。
http://www.youtube.com/watch?v=rQlGmKxu7nQ&feature=related
 女性による歌唱
http://www.youtube.com/watch?v=vyjYY_dUlPg&feature=related
 男性による歌唱
http://www.youtube.com/watch?v=L67oxXOyABA&feature=related

  ライモンズ・パウルス(Raimonds Pauls。1936年〜) Davaja Marina(1981)
 ソ連時代のラトヴィアの曲ですが、これもあえてロシア音楽として取り上げました。

 Aija Kukuleらによる歌唱 オリジナルの歌詞の翻訳がついてます。
http://www.youtube.com/watch?v=bxcfMuzlCBc
 Alla Pugacheva 百万本のバラ(Million Roses) 全く違ったロシア語歌詞で大ヒット。オリジナルに比べてあらゆる意味で遜色のない作品に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=oIFmhye6fqw&feature=related
 加藤登紀子がこのロシア語歌詞を邦訳した歌詞で歌います。編曲もビブラートもイマイチです。
http://jp.youtube.com/watch?v=4D6qhcYHabk
 Park Hwayobiによる朝鮮語歌詞による歌唱。編曲を含め、旧日本帝国の外地、韓国恐るべし。
http://www.youtube.com/watch?v=lJnfZfL-XoE&feature=related

(続く)
-------------------------------------------------------------------------------

<globalyst:翻訳>

 --Google Series 5--

コラム#3805より
 グーグル問題の核心が抉られているコラムです。
 私が何度も申し上げているように、中共のような非自由民主主義国は、差別的に取り扱う以外にないのです。↓

 ・・・クリントンの求めるグローバルネットワークへ説明責任と規範--サイバーセキュリティについての政策議論で頻繁に耳にする要求--に関連する問題は、米国から発せられる途方も無い数のサイバー攻撃である。我々が、こうした攻撃を認識し、これら攻撃をどのようにコントロールかを示すまでは、我々は他国から発せられるサイバー攻撃の防止策を推進することはできない。・・・
 ・・・何千もの、そして時には何百万もの改ざんされたコンピューター群が「マスター」の絶対的なリモートコントロール下にある ・・・
 米国には、概ね最も多数の感染したボトネットコンピュータ(*1)があり、したがって、米国はボトネット攻撃のかなりの部分の起点となっている国である。政府はボトネットを厳重に取り締まることは可能であろうが、そうすると、ソフトウェアコストまたはインターネットアクセスコストが高くなり論議を呼ぶこととなろう。そのため、政府は行動を起こしていないが、アメリカからの危険なボトネット攻撃は増加している。
 米国は、また、抑圧的体制と戦うためのデジタルツールを駆使する「ハッカー活動家」の有数の起点でもある。・・・
 そうした活動は往々にして米国の基金および大学、並びに連邦政府の支援を受けている。・・・
 最後に米国政府は、多分、世界でも最も強力で最新のサイバー攻撃能力を有している。このサイバー攻撃能力は極秘扱いとなっている。然しながら、ニューヨーク・タイムズは、ブッシュ政権が、イラクで反政府勢力の携帯電話およびコンピュータに対してサイバー攻撃を使用し、またイラクの核兵器プログラムに関連したコンピュータへ攻撃する計画を承認したとしている。米国政府は、今なお、より多くのサイバー攻撃をしていることは確実である。「我々は、海外で展開し敵のネットワークに在住する米国サイバースペース兵士を持っている。」・・・
 サイバースペース兵士は、米国国家安全保障局長キース・アレキサンダー中将の指揮下にある。NSAは世界で最も強力なシギント(*2)組織であり、海外の敵コンピュータを破りデータを引出すこと、そして、NSA流に言えば、「情報の分裂、否定、<品質>低下または破壊」するコンピュータ攻撃を行うことに従事している。昨年、オバマ政権が「サイバー司令部」を創設し米国のサイバー攻撃能力を統合したときに、アレキサンダーを担当者に任命した。 ・・・

(*1)
ボットネット(Botnet)とは、サイバー犯罪者がトロイの木馬やその他の悪意あるプログラムを使用して乗っ取った多数のコンピュータ(ゾンビPCという)で構成されるネットワークのことである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Botnet

(*2)
シギント(SIGINT; signal intelligence)は、通信、電磁波、信号等を媒介とした諜報活動のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%88

CIAとNSAの役割分担について:
 アメリカ中央情報局(CIA)がおもにヒューミント(Humint、human intelligence)と呼ばれるスパイなどの人間を使った諜報活動を担当するのに対し、NSAはシギント(Sigint、signal intelligence)と呼ばれる電子機器を使った情報収集活動とその分析、集積、報告を担当する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E5%B1%80


コラム#3811より
 中共のグーグルへの攻撃が取りざたされている折から、グーグルの狙いは分からないわけではないけれど、外国のインターネットへの攻撃(平時におけるものと有事におけるもの)と外国からの米国のインターネットへの攻撃に対する守りを担当する米国家安全保障庁とグーグルが提携したってんだから、いやーな感じだよね。↓

 ・・・グーグルは、米国国家安全保障局に技術支援を仰ぎ、昨年、誰がグーグルのサイバーセキュリティ防御を破ったのか、コンピュータネットワーク攻撃について学んだ。
 グーグルとNSAは、グーグル製品およびサービスの世界中の何百万ものユーザのプライバシーに影響を与えるであろう密約を交わした。
--------------------------------------------------------------

太田述正コラム#3828(2010.2.13)
<法の支配(その1)>

→非公開