太田述正コラム#3717(2009.12.20)
<皆さんとディスカッション(続x688)>

<おーつか>

 太田さんの訴訟<(コラム#1177)>>もSLAPP?
http://slapp.jp

<太田>

 原告が主観的にどう思っていたかはともかく、客観的にはそう言えるでしょうね。

<ΒΒΗΗ>(「たった一人の反乱」より)

 数年前に話題になった朝青龍の精神病も、診断した医者によって「神経衰弱及び抑うつ状態」「急性ストレス障害」「解離性障害」と全然一致していなかった上に、専門家によるテレビやブログなどの発言でも仮病や診断偽装だと言われたりしていた記憶が新しいだけに、タイガーウッズが精神病と認定されたってそんなの医者の胸先三寸じゃねーの?という印象が強くてうのみにできないよ。
http://www.afpbb.com/article/sports/sports-others/sports-others-others/2264284/2006761
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/p-sp-tp3-20070808-238495.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%94%B0%E6%99%8B#.E3.81.9D.E3.81.AE.E4.BB.96
http://eisei.livedoor.biz/archives/51024811.html

<ΒΗΗΒ>(同上)

 精神病の判定はいい加減だよ。
 佐川人肉食事件の時、フランスでは精神病の判定だったのが日本では人格障害という判定だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E5%B7%9D%E4%B8%80%E6%94%BF
 日本の場合、犯罪者の精神病者を入所させているという噂が流れると商売に支障が生じるらしい(一般人の入院患者が怖がって入所しなくなる)ので、日本では精神病の認定を受けた犯罪者も精神病院に入院すると、すぐに精神病が治って(つまり治ったと診断して)さっさと退院させるらしい。

<ηηΒΒ>(同上)

 太田さん、こんな記事が話題になっませ。
http://mainichi.jp/select/today/news/20091219k0000e040053000c.html

 精神疾患は、肉体的な疾患と違って目に見えないからこういうことも起こりやすいんだろう。
 プラスして言わせてもらえばセックス依存って言うのは病気とは言っても快楽が含まれてるから不幸と言い切ることはどうなんだろうね。金持ちが言い寄ってくる美女とセックスしまくる依存症って、うつ病と言ったほかの精神疾患とも性質が違うと思うんだが。

<ηΒηΒ>(同上)

 設問形式の調査は解答者が誠実かどうかによるから信頼できないんだよね。
 以前いた会社で、新人採用してた時も採用が決まったあと、設問なんか嘘を書けば自由に操作できる云々と言われたことがある。
 まあ言われる前からそうだろうなぁとは思っていたが。

<太田>

 ΒΗΗΒクンの最後の文章、典拠いるぜ。

 ηηΒΒクンが引用した記事は私も使おうと思ってた。
 元厚生次官ら連続殺傷した小泉毅被告・・正常なるテロリスト・・が、自分の精神鑑定をした大学教授に、ηηΒΒ、ηΒηΒ両クンと同様の問題提起してるね。
 ところで、この問答面白いね。被告の知能偏差値まで出てくる。↓
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091214/trl0912141741018-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091214/trl0912141753019-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091214/trl0912141847020-n1.htm

 幸か不幸か、日本じゃ、精神疾患者に冷たい人が多いから、ウソ付いて精神疾患者と認定されて幾ばくかの金銭的利益を得ようと思う人、そんなに多くはないんじゃないのかな。

 また、ηηΒΒクン、「セックス依存って言うのは病気とは言っても快楽が含まれてる」とおっしゃるが、アル中だって、ヤク中だって「快楽が含まれてる」ように見える点じゃおんなじだろ。
 だけど、患者の多くにとっては、それどころじゃなさそうだけどね(コラム#2971参照)。

<ΒΗΗΒ>(同上)

 涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ
http://animescoop.aki.gs/haruhi.html

 TVでは最初に放映されたのは第1話からではなく、第25話 朝比奈みくるの冒険からで、確かに、これから見ても面白いかもしれない。
http://say-move.org/comeplay.php?comeid=26061

 無料動画だけでは角川さんに申し訳ないので来年、公開される最新作、涼宮ハルヒの消失の映画のプロモをどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=MGw5RW7y_OE&feature=player_embedded

<ηΒηΒ>(同上)

 ついでに涼宮ハルヒの曲集。
 作業用にどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm512760

<太田>

 一応、御礼言っとくよ。

<少数株主>

 岡田は総理、外務大臣どころか、議員の脳もないやつですね
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091218-OYT1T01383.htm

 コメントも論外、大田氏のコラムの本質も理解出来ないでしょう。
 ところで、沖縄問題さえ解決しきらない日本に、北方領土問題を解決できるはずがない。
 プーチンの手のひらで踊らされるがいいところ。
 私は、太田氏のように言うように、歯舞、色丹は返してもらい、国後は、日ロの管轄下に基づく、自治領とし、湾岸土木などは、日本の技術で行い、択捉は、ロシアの管轄で、本当の意味で世界平和が訪れたとき、改めて協議すれば良いと言う先送りで、日ロ平和条約を結ぶ準備をしとけばヨイと思います。・・・

<太田>

 日露間では、領土問題では単純明快に二島返還で手を打ち、その代わり、資源等で「見返り」を確保すべきだと私は思っています。

<T.T>

 --アメリカ原住民について--

 Nez Perce の最後の酋長Josephについて
 もともと白人との争いを避ける派であったが、最終的にアメリカ軍に追われることになり部族を引き連れカナダ国境寸前まで逃亡。
 降伏後死亡まで部族の本拠地に戻ることは許されなかった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nez_Perce#Chief_Joseph.27s_surrender

 私はワシントン州の高校の授業で初めて彼のことを学びました。
 アメリカの歴史としてではなく、州の歴史としてです。
 現実、ワシントン州の地名には多くのアメリカ原住民に由来する名前が付されており、例えばシアトルも酋長の名前に由来するそうです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Seattle

 今でも記憶に残っているのが降伏での発言「私はもう永遠に戦わない」なのですが、どうもウィキペディアによるとそれまでもねつ造の可能性があるとのこと。
http://en.wikipedia.org/wiki/Chief_Joseph#Aftermath

 太田氏の原爆に関する記述を読んだのち、この話を思い出した。
 ジョセフの降伏と原爆を含めた日本との戦争とをくらべて、どう考えても日本人に対する報腹心と差別心の方が強いように感じるのは気のせいでしょうか?

<太田>

 奴隷制が米国の第一の原罪、日本帝国を叩きつぶしたのが第二の原罪と申し上げてきたところですが、アメリカ原住民殲滅こそ、第一の原罪と言うべきかもしれませんね。
 全くもって米国は、性懲りもなく悪事を繰り返してきたものです。

 記事の紹介です。

 米国のドローンのビデオ映像(コラム#3713)の暗号化は簡単ではなさそうです。↓

 It will take at least until 2014 to encrypt video feeds from the U.S. military's Predator and Reaper drones to prevent enemy forces from intercepting the information,・・・ and even then will not "account for the retrofit of the existing fleet.・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/12/18/AR2009121804281_pf.html

 温暖化ガス排出2大国のCOP15での姿勢を、こてんぱんに批判するコラムをガーディアンが載せました。
 中共については以下のとおり。↓

 China ended up as a useful scapegoat・・・
 This was not the result China wanted. China's intention was to be seen as a good guy in this historical climate conference. That is, a good guy, but not yet the leader.・・・
 From Copenhagen, China had to learn an important lesson ? she could decide to be a leader or the bad guy. For there can be no such thing as being the good guy when you're the world's biggest CO? emitter.
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/dec/19/copenhagen-climate-summit-ailun-yang

 米国については以下のとおり。↓

 ・・・A fair, ambitious and binding deal failed because of the United States's inability to take action domestically on climate. The president's position seemed handcuffed by the political mess back home. And without US leadership and willingness to put aggressive targets, long-term financing or a legally binding option on the table, other nations were able to hide behind the US's position. ・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/dec/19/copenhagen-climate-deal-obama-domestic

 アイン・ランドについての2冊の本の書評(コラム#2632、2634、2636)がまた出ました。↓

 ・・・sense of being uniquely rational in a world full of unthinking and impulsive people was in part a response to the reality of anti-Semitism. Likewise her hostility to any form of egalitarian politics was a response to the social upheaval of the Bolshevik Revolution.・・・
http://www.thenational.ae/apps/pbcs.dll/article?AID=/20091217/REVIEW/712179984/1200/ART

 ようやく脳死が人の死と認められるようになった日本。しかし、米国では、現実は更に先に進んでいるようです。↓

 ・・・It’s worth considering how various cultures think about the beginning of life. Tibetan monks believe a new life begins around the time of a mating couple’s orgasm; many Catholics posit that it starts at the union of an egg and sperm; Roe v. Wade effectively established a legal threshold of life at 24 weeks of fetal gestation; some consider meaningful life to begin at birth; the Navajo think a baby is fully human when it laughs for the first time. If the emergence of life occurs on a continuum, perhaps the same is true of life’s recession.
Still, preserving the notion that the transition from life to death can be clearly defined may be a fundamentally necessary fiction.・・・
 ・・・donation after cardiac death, or D.C.D.・・・death: as the “irreversible cessation” of the heartbeat. ・・・
 ・・・they now account for 8 percent of organ transplants nationwide, up to 20 percent in certain areas. Still, many hospitals were slow to adopt the practice. ・・・
http://www.nytimes.com/2009/12/20/magazine/20organ-t.html?ref=magazine&pagewanted=print

 ベトナム戦争の時に米国が散布した枯葉剤の被害者救済や無害化が遅々としてはかどっていないようです。米国によるアジア人虐殺数は日々増えている?↓

 Agent Orange・・・was sprayed to deny enemy troops jungle cover <during the Vietnam War>・・・
 ・・・10% of southern Vietnam was sprayed with dioxins・・・
 Dow and Monsanto, the chemical's largest manufacturers, eventually shelled out millions in damages to U.S. troops who were exposed to it while it was being used as a wartime defoliant from 1961 to 1971. The U.S. government still spends billions every year on disability payments to those who served in Vietnam ? including their children, many of whom are suffering from dioxin-associated cancers and birth defects. In October, the Department of Veterans Affairs added leukemia, Parkinson's and a rare heart disease to the list of health problems associated with Agent Orange. Yet U.S. official policy maintains that there is no conclusive evidence that the defoliant caused any health problems among the millions of exposed Vietnamese or their children.・・・
 ・・・critics believe the U.S. is playing a grim waiting game: waiting for people to die in order to avoid potentially costly lawsuits. For a country currently engaged in two wars, accepting comprehensive responsibility for wartime damages could set an expensive precedent. ・・・ 
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1948084,00.html

<globalyst:翻訳>

コラム#3713より

 台湾、おめでとう!
 鼻が高いよ。↓

 人口の多い国々の中で、ブラジルや日本、米国、イタリア、南アフリカ、イギリスは、 政府による侵害および宗教上の暴力またはハラスメントの双方の観点から見て、宗教を実践する上で制約が最も少ない国々となっています。
 研究によれば…台湾は、政府による制約指数および社会的敵対指数が、6.6点満点で、夫々0.5および0と、世界で最も制約の少ない国に入ります。

globalyst 注:territoriesですが、これがcountriesとなっていないあたりにTaipaiTimesの苦慮を感じ、敢えて「国」と訳しました。
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太田述正コラム#3718(2009.12.20)
<政治的宗教について(その10)>

→非公開