太田述正コラム#3673(2009.11.28)
<皆さんとディスカッション(続x671)>

<けいc>

 核心に迫る太田先生のコラムを読むのをいつも楽しみにしているものです。

≫自衛隊の編成装備は「有事」を前提として定められていることから、当然、自衛官の数は余裕をもっていなければならない。≪(コラム#3671。太田)

と太田さんはおっしゃいますが、自衛隊が本当に有事を前提としているなら、自衛隊の現在の予備役の数は適正だと思われますか?

 もしくは、日本の世論の理解が少な過ぎるので、防衛省は予め予備役の余力を現役兵の中に組み込んでいると見るのが正解なのでしょうか?

 自衛隊が米軍を補完する戦力であるとしても、自衛隊の現役兵対比予備役充足率をみていると、本当の有事にDefconレベルが上がる毎に過労死する隊員が出るのでは?と思ったりもします。

 太田先生のご見解をお聞かせください。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ampobouei/dai8/8siryou1.pdf

<太田>

 「有事」を前提とすると、どうして自衛官の数は余裕をもっていなければならないか、何も知らない人のためにちょっと説明しておこう。
 例えば、護衛艦の場合、24時間連続運用をするわけだから、シフトを組めるだけの乗組員が乗ってなきゃならない。
 商船だってそうだろうって?
 商船の場合、夜間は、最低限の航海要員だけが起きてればいいけど、護衛艦の場合、24時間、即時戦闘ができるようなシフト、つまりはフル稼働できるシフト、を組む必要があるんで全然違うんだな。
 しかも、それだけじゃない。
 商船と違って、護衛艦の場合、自艦が敵による攻撃で火災を起こしたり、喫水線以下に穴が空いて浸水したりする場合に、緊急対応するだけの乗組員(と資器財)も抱えていなきゃならない。
 更に言えば、敵による攻撃で死傷者が出た時のためにも、乗組員の数に余裕が必要なんだな。
 これはほんの一例だけど、何となく分かってもらえたかな?

 さて、外国の軍隊と比較するまでもなく、自衛隊の予備自衛官(予備役)の数は、著しく不足しています。
 「有事」には、例えば護衛艦の例だけをとっても、基地警備要員を含め、地上支援要員だって増やさなければならず、また、乗り組み員の交替要員もいるので、予備役が大量に必要であることも分かりますよね。
 これは、「有事」になる前に、緊張時、グレーゾーンがあるだろうから、その間に、予備役要員候補を緊急募集して教育訓練すればよい、というストーリーをつくり、ごまかしてきたということです。

<amida>

 --世界各国のリーダーは信仰をもつ--

 太田先生は頭がいいから信仰の必要を認めないというのでしょうが、それは太田先生があまり頭がいいとは言えないということを示しているとも言えます。
 世界各国の指導者・有識者に信仰を持たない人が一人でもいるでしょうか。
 先生は思想的にも人間的にも成熟していないということを問わず語りに告白しているようなもの。
 何か現実の自分に利益が物理的に得られるとか、そういう現世利益ではなく、人間としての成熟した心・本当の智慧というものが得られるのが信仰であって、信仰を全く持たない人が人を心服させ、ひとを指導できるはずがないと思います。
 靖国神社に参拝されて、我が国が白人国家の植民地にならずにすみ、日本語で教育を受けることができ、形だけでも独立国として生きていけているのも、先人たちの犠牲のおかげ、神々の国、神国日本というバックボーンがあったればこそと感謝するだけの敬虔さがないと日本のなかでは政治家は務まりません。
 信仰を持たないことを自慢しているようでは日本人として、また人間としてまだ一人前でない証拠と確信し思うものです。
 古今東西を問わす、信仰は大人としての心身の成熟の一つの試金石と言えます。

<太田>

>世界各国の指導者・有識者に信仰を持たない人が一人でもいるでしょうか。

 有識者だと広すぎるので、指導者、しかも政治指導者に限定するとして、確かに日本以外じゃ、社会主義国の政治指導者を除けば、英語wikipediaの記述で見る限り、Religionが書いてない人はいませんよね。
 しかも、書き方は、極めて具体的で、例えばブッシュ前米大統領の場合は、
Religion:Episcopalian (before 1977)
     United Methodist (after 1977)
http://en.wikipedia.org/wiki/George_W._Bush
とあり、このように、所属宗派が明記されるのが通常です。

 面白いのは、オバマ現米大統領の場合であり、
 Religion:Christian・・・
 ・・・disaffiliated himself with the UCC. (See "Obama's church choice likely to be scrutinized". msnbc.com. Associated Press. November 17, 2008. http://www.msnbc.msn.com/id/27775757/. Retrieved January 20, 2009. )
http://en.wikipedia.org/wiki/Barack_Obama
となっていますが、こんな書き方をされているのは彼以外に思い当たりません。
 オバマは、政治的理由から、かねてより私淑していたライト師と袂を分かち、所属していた同師主宰の宗派を離脱してからというもの、特定の宗派に所属しようとせず、だから、教会にも行っていない(典拠省略)ところを見ると、心は離脱した宗派にあるのか、もともと無宗教的人間であったのか、そのどちらかだ、恐らくは後者ではないか、と私は勝手に推測しています。

 さて、問題は日本の政治指導者です。
 鳩山由紀夫現首相については、何と宗教への言及がありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Yukio_Hatoyama

 麻生太郎前首相がカトリック教徒であったことはよく知られていますが、極めて例外的存在です。
 その前となると、福田康夫元首相も宗教への言及がありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Yasuo_Fukuda
 更にその前の安倍晋三元首相の場合は、
Religion: Buddhism and Shinto と記されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Shinz%C5%8D_Abe
 こりゃ、たまたまウィキを執筆した人の気まぐれなんでこういう記述になったのでしょうが、私、母亡き後、父を失った時、喪主として仏式で葬式を執り行いましたし、毎年、神社に初詣に行ってるので、しいて私について記述するとすれば、安倍元首相と同じ表現になるのではないでしょうか。
 いや、こんなのも欧米人等から見れば、無宗教、ということになるんじゃないですかね。

 以上のような最近の日本の首相なんて指導者の名に値しない輩ばかりだって?
 それじゃあ、その前の小泉純一郎元首相はどうです。
 私は、彼の政策は全く買ってないけど、指導者らしい指導者ではありましたよね。
 その彼についても、宗教への言及はありませんねえ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Junichiro_Koizumi

 もっと前の、重鎮はどうか。
 例えば、佐藤兄弟・・(安保改訂を成し遂げた)岸信介元首相と(ノーベル平和賞を受賞した)佐藤栄作元首相だって、宗教への言及はなされてないですよ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nobusuke_Kishi
http://en.wikipedia.org/wiki/Eisaku_Sat%C5%8D

 amidaさん、まさか、岸や佐藤まで、「思想的にも人間的にも成熟していない」と切り捨てるおつもりじゃないんでしょうね。

 さて、もっと根本的なことがあります。
 私は現世利益があるかどうかで物事の評価を決めるような人間ではありません。
 「・・・精神的/肉体的な「現世利益」が得られる・・・」と現世利益にカギ括弧をつけていることにご注意下さい。(私のカギ括弧は重要ですからね!)
 瞑想(座禅)することで、「<健康な身体・>人間としての成熟した心・本当の智慧というものが得られる」可能性が高い、と私は考えている、ということなのですよ。
 そういうものとして、仏教等、就中座禅を重視する仏教宗派を私は高く評価しているのです。
 なお、付言しておきますが、瞑想することだけが、「<健康な身体・>人間としての成熟した心・本当の智慧というものが得られる」手段ではない、とも私は考えているところです。
 また、自然に対して畏敬の念を持ち、自然との共生を図る神道も、そういうものとして、私は高く評価しています。
 だからこそ、私は祭礼を楽しんでいるし、初詣にも行っているのです。
 上掲の日本の政治指導者の大部分も、こういった「宗教」観に関しては、私とおおむね似たようなお考えじゃないでしょうかね。
 私は、このような日本人の「宗教」観は、普遍性があるのであって、(ブッシュ前大統領等を除く)欧米の大部分の指導者・有識者も、事実上似たような「宗教」観を抱くに至っていると考えている次第です。
 そして、日本こそ、このような「宗教」観を、欧米の残りの人々や欧米以外の地域の人々に普及させて行く使命がある、とも考えているわけです。

 そうそう、もう一点。
 「靖国神社」の祭神達を始めとする近代日本の先達が、「我が国が白人国家の植民地にならずにすみ、日本語で教育を受けることができ、形だけでも独立国として生きていけている」ことにどのように尽力、貢献してきたかを、私が、非力ながら、明治以降の日本史を全面的に書き換えることで、検証/顕彰しようと努めてきたことは、お分かりですよね?

 さて、何かまだ、私におっしゃりたいことありますかな?

<???>(2009.9.26)http://www.j-bookseller.com/asin/4569774180.html

 ・・・「日本は1945年の敗戦から現在に至るまで、国防(安全保障)と(結果、必然として)外交を米国に丸投げしている属国である。」
 この認識は、先の太田述正氏との共著「属国の防衛革命」以来、 読者に求められる大前提である。 ・・・
 著者<(兵頭二十八氏)>が・・・<新著>『「自衛隊」無人化計画』<の中で>・・・「移民が日本を救う」論は大嘘であると攻撃しているのも、 「属国」状態の現在日本で語られる論が国家と企業を混同したような、安全保障視点ゼロの軽薄なものばかりだからである。
 少し引用してみよう。
 <企業の「経営」と国家の「経済」はぜんぜん別>
 <日本の近隣には「近代国家」がありません。(中略)周辺国の国民と政府のあいだには伝統的に信頼関係がないのです。人民が人民を幸せにする国家のために「国防の義務」を負うという近代的合意がありません>

 以上を踏まえた上でぜひ、ご一読を。

 最後に直近の半公式サイトで著者はこう述べている。

 「移民はストを打ち、賃上げを要求し、諸手当を要求し、生活保護と老齢年金を要求し、日本社会に、さらなる負荷をかけるだけです。ロボットは、何も要求しません。」
http://motto.kunugi.info/amazonn/asin/Books/4569774180/

<太田>

 もちろん、私としても、日本の「独立」抜きの人的開国は危ういとは思っていますが、兵頭サン、こんな極論はいけませんねえ。
 皆さん、元法務省・東京入国管理局長の坂中英徳氏のインタビュー記事、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20091126/210668/?top
読んでみてね。

<TORA>(2009.10.27)http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2009/10/post-3303.html

 ・・・今の鳩山由紀夫首相ではこのことが理解出来ないだろうが時代は確実に彼ら、田母神俊雄、太田述正元防衛庁高官の理論、言動が認められる時代に来ているのが現実だと思います。

 しかしまだ多くの人、国民はそれらを理解できないでしょうが時代は確実に彼らの言う理論、言動は今の時代にマッチしているのです。 
 こう言うと多くの人が反論するでしょうが時代は確実に変化して来ているのです。

 属国の防衛革命 太田述正・兵頭二十八らの意見、論調、また田母神俊雄元空幕僚長らが言っていることがマスコミや麻生太郎前首相や浜田精一前防衛大臣の時は彼らや自民党、また多くの国民も否定されていたが現実社会で認められる時代になって来ているのです。

 今や創造的破壊、パラダイムシフト、地殻変動が起こり、アメリカやイデオロギーの時代は終焉を迎え、新しいにニューオーダー、BRICsの台頭、アジアの時代に入っているのです。 
 独立自尊、アメリカ依存でなく自国で防衛を考える時代になって来ているのです。

 それらを理解して今の民主党、鳩山由紀夫首相らは時代の流れを察知して舵取りをあやまらないようにして貰いたいものだと思っています。

  以下は属国の防衛革命 太田述正・兵頭二十八らの意見、論調です。
 ・・・
http://www.bk1.jp/product/03035571
 ・・・
 日本と中国を分割統治するというのは、アメリカのアジア専門家の間では大前提になっている。日本と中国が急激に接近したら八つ裂きにされる。
 ・・・
 <以下、福岡国際問題研究所(Chaseさん)
http://blogari.zaq.ne.jp/fifa/
のサイトからコピペされている。>
・・・
 <また、ここで、大前研一の新著『さらばアメリカ』の紹介がなされている。 
http://books.livedoor.com/item/3127318
 大前まで、属国論、独立論を唱えるに至っているとは、ちょっと意外。(太田)>

 ・・・アメリカ大使館は借地代も払っていないのに日本政府はこれといった抗議もしていないようだ。米兵が事件を起こしても米軍基地に逃げ込んでしまえば治外法権だから手も足も出ない。立件できれば引き渡されますが、このような特権を認めていいのだろうか?

 最終的には日本はアメリカに守ってもらっているからと親米派が言うが、どこの国が日本を侵略するだろうか? 
 冷戦時代ならソ連が日本の政権の要請があったということで強引に攻めてくることも考えられましたが、ソ連海軍が崩壊して日本に攻めて来られるの国はどこにもない。
 考えられるのは北朝鮮がミサイルを撃ってくることぐらいでしょうが、そうすれば日本国民も目が覚める事だろう。

 太田述正氏が書いているように自民党は利権にしか興味が無いから外交交渉は票にならないから妥協してしまうのでしょう。民主党政権が出来て一番して欲しい事は対米関係の見直しです・・・

<太田>

 私を田母神前空幕長と対で「評価」したり、「治外法権」問題を深刻視したり、ソ連の脅威があったかのように書いたりしている点はともかくとして、私の属国論が深く、広く浸透しつつあるようで、うれしい限りです。

<Y. Fukasawa>(2009.10.25)http://seikei344.blog34.fc2.com/blog-category-1.html

 ・・・太田述正さんという方のブログに防衛装備の調達に関して、いくつかの問題が指摘されている。太田述正さんと言えば、防衛省OBとして、漫才グループの太田光さんの番組に出演していたのを何となく覚えている。番組では、確か、討論で太田光さんにボロクソにされて、ぱっとしない感じの人だったなという風に記憶しているのだが、対してブログの記述のほうは、問題点を端的かつポイントを押さえて論じていて、重要な指摘を我々に与えてくれていると感じた。

 「国際相場がない純国産装備やライセンス生産装備については、言い値で防衛省が買っているのが現実だ。防衛省には積算・原価計算能力がない。第一、見積もりを値切ったら天下りの数が減るだけなので、値切るインセンティブが全く働かない。・・輸入した方が安いのにわざわざライセンス生産をするのは、色々理屈はつけられていますが、要は、値段をつり上げることができるので、それが業者にとってはもちろんのこと、天下りを増やしたい防衛省にとっても、更には防衛利権にたかる政治家にとってもよりうまみがあるからです。・・ライセンス生産は、戦闘機等を将来国産化するためのノウハウ蓄積につながるという言い訳は、米国自身が日本による戦闘機国産化の試みを粉砕したことで破綻しています。もっと問題があるのは、米国にとってどうでもよい二線級装備であるからこそ日本が国産を認められてきた装備です。」(太田述正ブログ、2008年02月08日)

 第一線ではない二級装備が、非常な高コストでライセンス生産=国産化されているという指摘であり、その原因として、調達部門の積算・原価計算能力の問題、天下りの問題、輸入/国産化の誤判断、防衛利権の存在、ということを指摘している。これが本当だとすると暗澹たる気持ちにさせてくれる。これも二級装備ではなく一級装備であるならば、高コストで国産化することも、国内にノウハウを蓄積するために大きな意味があるだろうに・・とアキラメの気持ちも持てるのだが・・

<→私の「第一線ではない二級装備」とは、純国産装備のことなんですが、この「誤読」はFukasawaサンの全体の論旨には影響を与えてませんね。(太田)>

 「・・国内分(国産と「ライセンス生産」)は調達額全体の九割を占めます。防衛省はさらに国内生産を推進したい考えですが、最新装備の国産化についてはアメリカがつねに難色を示してきました。」(「もう一つの「属国ニッポン」─日米軍事利権の構造」大門実紀史)

・・と実際には、最新装備の国産化は、できない状況にあるようだ。もし、太田氏の指摘どおりに二級装備は、本来輸入すれば低コストであるはずなのに、国産化することによって防衛利権を維持させるだけの結果を生んでいるとすれば、国益に反することであり、憤慨ものだ。・・・

 調達能力や天下りや防衛利権の問題だけでなく、日米関係そのものに孕む問題も指摘されている。

 「英BAEシステムズのアンディー・レイサム副社長は11日都内で記者会見し、日本の次期主力戦闘機「FX」の候補機である欧州のユーロファイターについて、日本が採用を決めた場合、日本でライセンス生産がしやすいよう詳細な技術情報を開示する考えを明らかにした。 ・・・日本の戦闘機は代々、米軍機をライセンス生産してきたが、詳細な設計情報を開示しない「ブラックボックス」化が進んでいる。日本の防衛産業は先端技術に触れられず、生産や整備面での障害になっている。レイサム副社長は「我々はブラックボックスを設けない」と述べ、米国との違いを強調。ユーロファイター採用のメリットを強調した。」(日経新聞2009/06/11記事をwww.ニュースが転載)

<太田>

 例の英国防省の局長の来日目的も、ユーロファイターの売り込みと見ましたが、彼女との話の中で私が言ったように、「米国の保護国日本が、主要装備を宗主国たる米国以外から買うワケないだろ」で終わりであり、骨折り損のくたびれもうけもいいところです。

 それでは、記事の紹介です。

 周りの人々に多大の迷惑をかけて恥じない。
 金銭不祥事と普天間問題迷走は、鳩山の禁治産者ぶりの現れとして好一対だね。↓
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091128NTE2INK0428112009.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20091128k0000m040159000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091127-OYT1T01163.htm
http://www.asahi.com/politics/update/1128/TKY200911270493.html

 トヨタ、米国でのリコール問題、もっと根が深い、とロサンゼルスタイムスが追求してます。↓

 ・・・Toyota has repeatedly pointed to "floor mat entrapment" as the problem.
 But accounts from motorists such as Weiss, interviews with auto safety experts and a Times review of thousands of federal traffic safety incident reports all point to another potential cause: the electronic throttles that have replaced mechanical systems in recent years.
 The Times found that complaints of sudden acceleration in many Toyota and Lexus vehicles shot up almost immediately after the automaker adopted the so-called drive-by-wire system over the last decade. That system uses sensors, microprocessors and electric motors to connect the driver's foot to the engine, rather than a traditional link such as a steel cable.・・・
http://www.latimes.com/business/la-fi-toyota-throttle29-2009nov29,0,252078,print.story

 ドバイで起こっている問題は、旧宗主国であり、シティーを通じて現在も関係の深い、英国のメディアが、米国のメディアより圧倒的に詳しく報道をしています。
 関心のある方は、以下の記事にご自分であたってください。↓
http://www.guardian.co.uk/world/dan-roberts-on-business-blog/2009/nov/27/dubai-castles-in-the-sand
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/nov/27/dubai-desert-lessons
http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/27/sober-ruler-dubai-vision-crumbling
http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/27/dark-side-of-dubai-success
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/nov/27/dubai-debt-crisis-iceland
http://www.ft.com/cms/s/0/08c567fc-db85-11de-9424-00144feabdc0.html
http://www.ft.com/cms/s/0/32201e60-db8c-11de-9424-00144feabdc0.html
http://www.ft.com/cms/s/0/308e52b0-db8c-11de-9424-00144feabdc0.html
http://www.ft.com/cms/s/3/5a1065b2-db3a-11de-9023-00144feabdc0.html
http://www.nytimes.com/2009/11/28/business/28markets.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
 

 では、一人題名のない音楽会のユダヤ人シリーズの第2弾、欧州篇です。

 今週末はドイツのメンデルスゾーン(Felix Mendelssohn。1809〜47年)特集です。

 メンデルスゾーンは、保守的な作曲家でした
http://en.wikipedia.org/wiki/Felix_Mendelssohn
が、彼の最高傑作は、バイオリン協奏曲であるところ、既にコラム#3434で紹介しているので、それ以外の曲となると、これが意外にないんですねえ。

 本格的な作品としては、交響曲第4番「イタリア」くらいですかね。
 バーンスタイン(ユダヤ系)が指揮するニューヨークフィルの演奏です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=OYfBgBTn61k&feature=fvw 以下

 後は、小品ばかりになりました。

 まずは、「真夏の夜の夢」から、お馴染みの「結婚行進曲」。
 オケ
http://www.youtube.com/watch?v=bDr8Q7lDW8o&feature=related
 パイプオルガン
http://www.youtube.com/watch?v=EfsTXzAgp6c&feature=related

 次に、「無言歌集」から「第30番:春の歌」。
 ピアノ
http://www.youtube.com/watch?v=_BLwmZf3Xug&feature=related

 今度は、「歌の翼に(Of Wings of Song)」です。
 歌唱・カウンターテノール(米良美一)・作詞ハイネ(Heinrich Heine。1797〜1856年。ドイツ・ロマン派詩人。ユダヤ系)
http://en.wikipedia.org/wiki/Heinrich_Heine
http://www.youtube.com/watch?v=r-tVuL_6TQ0&feature=related
 歌唱・女性(Kiri Te Kanawa)
http://www.youtube.com/watch?v=PvY954jALyo&feature=related
 歌唱・男性(Peter Schreier)
http://www.youtube.com/watch?v=UnIje_MJmfY&feature=related
 ピアノ(八田智大)(リスト編曲)
http://www.youtube.com/watch?v=F-20qxQT7Xg&feature=related
 バイオリン(ハイフェッツ(ユダヤ系)。編曲もハイフェッツ)
http://www.youtube.com/watch?v=5UtH3sYN4oc&feature=related

 (ここで脱線的感想ですが、メロディーやハーモニーの可能性がもはやほぼ尽くされたとすると、これからの非連続音階(discontinuous scale)音楽は、この例のように、過去の曲の編曲の妙を競うだけ、ということになっていくのかもしれませんね。)

(続く)
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太田述正コラム#3674(2009.11.28)
<米国の世紀末前後(続々)(その4)>

→非公開