太田述正コラム#3506(2009.9.6)
<皆さんとディスカッション(続x590)>

<マイク>

 <コラム#3429>「欧州へのイスラム移民(その1)」<を読み>ました。

 はじめてお邪魔いたします。

 私は欧州がイスラム移民を受け入れたことは史上最大の間違いだと思っています。このまま彼らが増えていったら大変なことになるような気がするのですが…。特に女性の方には辛いことになるのではないでしょうか?

<太田>

 投稿は大歓迎ですが、初めての方のようなので、一般的なお願いをしておきます。
 氏素性が分からない形で投稿をなさる以上、あなたには何の権威もないのですから、「私は・・・思っています」とだけ言われても、皆さん、真面目に耳を傾けないと思いますよ。
 どうしてそう思うのか、その理由まで書けば、中には耳を傾ける人も出てくることでしょう。
 そして、私のブログや掲示板に投稿される方には、その上で、できるだけ典拠を付けていただくようお願いしているところです。
 理由に係る典拠を付け、更にできれば、「私は・・・思っています」についても、学者や著名人で同じ見解を抱いている人が存在することを裏付ける典拠も付ければ、言うことはありません。
 最後にもう一点。
 シリーズものについては、できるだけそのシリーズが完結してから投稿された方がより生産的な場合が多いですよ。

<ΑοοΑ>(「たった一人の反乱」より)

 民主党がマニフェストを反故にして何が悪いんじゃあ、とか強弁しつつ、自民党支持者を愚民呼ばわりするはてサの人々。
http://b.hatena.ne.jp/entry/hamusoku.com/archives/96606.html

 ま、ブックマーク先の

>今自民党に「扶養控除・配偶者控除を廃止するって知らずに民主党に投票した。なんとかしろ!」という抗議電話が殺到してるらしい

ってのが本当だとすれば、そんなのは情弱の愚民呼ばわりされてもしかたがないとは言え、仮にもミスター粘菌とか異名をとった人間が当選早々テレビ(今朝のTBS「朝ズバッ!」で民主党・長妻昭 生出演)で、

>「いいですか!いいですか!よく聞いてください。わたくしどものマニフェスト、公約で”実現する” とは言っていません。あくまでも ”実現を「めざす」”と言ってるんですよ。
 子ども手当て26,000円支給を「めざす」、高速道路無料化、徹底した無駄遣い削減を「めざす」、実現したとしてもそれが永久的に続くとは言っていません。維持できる保障はないんですよ。

とか、いきなりケツを割るのは、なんぼなんでも無責任にすぎやせんか?

<太田>

 おいしいだけの話なんて、この世の中にほとんどないの。
 それに、何事にも優先順位がある、とも思わなくっちゃ。
 コラム#3486で、民主党のマニフェストの人民網によるまとめ、「5原則、5策、5つの約束」をご紹介したけれど、優先順位は、5原則、5策、5つの約束の順だと私は見とるよ。
 こんな風に達観すりゃ、いちいち腹が立たないでしょ。

<べじたん>

≫内容としては、太田さんが次回出版される本の中身を想定しています。どのような内容の物がふさわしいか、ご意見いただけるとありがたいです。≪(コラム#3472。MS)

1. 出版目的

<背景>
 2006年3月と2009年3月の集団的自衛権に関する読売世論調査の結果には大差がなく、集団的自衛権に関する国民の認識は、ここ3年間でほとんど変わっていません。

 『日本と密接な関係にある国が武力攻撃を受けたとき、この攻撃を、日本の安全を脅かすものと見なして、攻撃した相手に反撃する権利を「集団的自衛権」と言います。
 政府の見解では、日本もこの権利を持っているが、憲法の解釈上、使うことはできないとしています。この集団的自衛権について、次の中から、あなたの考えに最も近いものを、1つだけあげて下さい。
 ▼2006年3月調査結果
 答え 1.憲法を改正して、集団的自衛権を使えるようにする    26.9%
    2.憲法の解釈を変更して、集団的自衛権を使えるようにする 22.7%
    3.これまで通り、使えなくてよい             43.5%
    4.その他                        0.1%
    5.無回答                        4.9%
  http://www.yomiuri.co.jp/nie/note/graph/200609/6-2gra.htm
 ▼2009年3月調査結果
 答え 1.憲法を改正して、集団的自衛権を使えるようにする    24.3%
    2.憲法の解釈を変更して、集団的自衛権を使えるようにする 24.5%
    3.これまで通り、使えなくてよい             43.8%
    4.その他                        0.5%
    5.無回答                        7.0%
  http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/20090403.htm

 恐らく、集団的自衛権に関心がある人の実数、及び、理解度はほとんど変わっていないではないかと思われます。
 ちなみに、2007年8月NHK世論調査に拠ると、集団的自衛権の意味を知っている人は44%。

 『「集団的自衛権」についてお聞きします。
  あなたは「集団的自衛権」の意味を知っていますか。
  知っている 44%
  知らない  49%
 http://www.nhk.or.jp/korekara/nh15_kn/yoron3.html

 また、2007年05月NHK世論調査に拠ると、集団的自衛権を知っている国民の半数の意見は、一つの回答に偏ることなく割れていました。

 『そこでまず、この「集団的自衛権」という日頃は馴染みの薄い言葉の意味を知っているかどうかから聞いたんですが、「よく知っている」と「ある程度知っている」を合わせても50%以下でした。・・・
 ・・・
 ▼集団的自衛権が行使できるように憲法を改正すべきだ22%
 ▼憲法の解釈を変えて、行使を認めるべきだ38%
 ▼集団的自衛権の行使を認めるべきでない35%・・・
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/3046.html

<目的>
 国連憲章による集団的自衛権の定義は知っていても、広義の安全保障観↓を持っている一般市民はあまりいないかも?

 「人間は単なる動物的存在ではない、という前提の下、個々の国民の生命より大事なものがあるという考えに立って、自国民や外国人の生命に優先順位を付与する営みが国を守るということ、すなわち安全保障(コラム#3492)」
 「すぐ近くの北朝鮮でも、何百万人もの人々が栄養失調状況だし、何万人も人々が強制収容所に入ってる。
 世界的には、そういう国や地域がいくらでもある。
 そういう人々にキミは心を痛めないのか?
 何もしないのか?
 いや、そういう国や地域からの核やテロリスト的脅威にすら、何もしないのか(コラム#3452)」
 「カネやモノより大事なことが人間にはあるんですよ(コラム#3023、#3035)」
 「憲法を改正しようがしまいが、私は日本が、独英仏以上米国未満の自由民主主義大国として、独立の暁には、自由民主主義陣営の一員として、軍事力においても世界の平和と安定に貢献するのは当然だと思っています(コラム#2564)」
 「アイスランドなら軍隊を保有しなくても許されるけれど、日本がまともな軍隊を持たずに平和を享受しているというのは誉められた話ではありません。日本人は、米国や韓国の軍事努力にただ乗りしていることを恥ずべきでしょう(コラム#2560)」

3. 内容
 「Q.このような分野は、軍事哲学とでも言うのでしょうか?
 A.常識の部類に属する話に過ぎません。戦後の日本人が非常識なだけのことです。(太田)

 Q.非常に重要なことと思えるので、基本から勉強したいです。
  軍隊の意義や(国民)国家と軍隊の関係等についてよい書籍をご存知でしたらどなたか教えてください。  お願いします。
 A.この種の常識を記した書籍なんて、世界のどこにもまずないでしょうな。(太田)」(コラム#3035)

というニーズにこたえる安全保障、軍事、国際問題に関する入門書。広義の安全保障観から始まり、英米欧州の安全保障観、国際問題(紛争)、吉田ドクトリン・属国論、憲法9条問題へと続く本。


2. 題名 「図解雑学 安全保障(ナツメ社)」
http://www.natsume.co.jp//book/index.php?action=category&id=1
http://www.susume-project.com/susume-zukai/(非公式)

<太田>

 ウーム、そんな本あったら私も欲しいなあ。
 そこに米国論・・米国は、我々が外交・安全保障の基本をおまかせしておけるほどご立派な国ではない・・も入ってる必要がありそうですね。
 もっとも、そうなると、アングロサクソン論や日本の戦前史の上澄みの部分も必要になってきそうですが・・。

<べじたん>

 ところで、「集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すべきだ」と選挙前に毎日新聞に回答した民主党・現職衆院議員をピックアップしてみました(見落とし、間違いがあるかも…)。
http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%bd%b8%c3%c4%c5%aa%bc%ab%b1%d2%b8%a2%b8%ab%c4%be%a4%b7%cc%b1%bc%e7%c5%de%bd%b0%b1%a1%b5%c4%b0%f7

 また、彼等の「憲法9条改正」「日本の核武装」に関する毎日新聞への回答、及び、「憲法改正」「日米同盟基軸or国連中心主義」に関する朝日新聞への回答も添えています。

・毎日新聞の候補者アンケート結果
『アンケートでは憲法改正への賛否と憲法9条改正への賛否を聞くとともに、集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法9条解釈を見直すべきかも尋ねた。・・・
 民主党も憲法改正に「賛成」が57%で多数派だが、自民、公明両党より低い。「反対」も24%あり、改憲派と護憲派が混在する党内事情が反映された。9条改正については「反対」66%、「賛成」17%で、公明党と同様、9条以外の改憲を支持する意見が強い。集団的自衛権の憲法解釈については「見直す必要はない」61%、「見直すべきだ」25%だった。・・・
 自民、民主両党の回答を前元新別でみると、自民党は傾向にあまり差がなかったのに対し、民主党では、9条改正賛成派は前職が26%、新人が12%で、新人の方が慎重だ。民主党は新人候補の比率が5割を占めており、選挙結果が党の改憲へのスタンスに影響する可能性もある。』
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090820ddm010010124000c.html

・朝日新聞の候補者アンケート結果
『憲法に対する姿勢は、自民と民主で大きな差があった。「憲法を改正すべきだ」という意見に対し、「賛成」「どちらかといえば賛成」を合計した賛成派の割合は、自民が95%、民主が43%。質問文が異なるため単純に比較できないが、05年は憲法改正派は自民の97%、民主の71%。民主が反対方向へと動いていた。・・・
 「日本は集団的自衛権を行使すべきだ」でも自民は賛成派が76%で、民主は17%だった。』
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908190215.html

 集団的自衛権の見直しを考えている民主党・現職衆院議員は82名で27%(82/308)。一方、国民の44%が集団的自衛権の見直しに関心がある(2007年8月NHK世論調査)。
 集団的自衛権の見直し・・第二革命(米国からの独立)と言っていい?・・への道は険しそうですね。太田さんは、第二革命の試金石として、何か具体的事象を想定されているんでしょうか?

<太田>

 まずは、情報提供ありがとうございます。
 これらのデータは、自民党議員、民主党ベテラン議員、民主党新人議員の順で憲法9条(ないしその解釈)を改める必要性が感じている割合が増える、ということを示しています。
 これは、世界観が違うからではなく、中央レベルの政治との関わりが質的・量的に増えれば増えるほど、安全保障感覚が(まがりなりにも)それなりに身についていくからだ、と私は思います。
 ですから、ベテランであれ、新人であれ、政権政党となった民主党の議員は、今後安全保障感覚を次第に身につけ、彼等の中で、9条(ないしその解釈)を改める必要性を感じる割合も増えていくものと考えられます。
 その民主党政権は、公約であるところの第一革命を実施する過程で、官僚の頸城を脱しても、なお大きな頸城であるところの米国の頸城に直面することから、上記安全保障感覚は、民主党議員の間で、これまでの自民党議員の間に比べて、はるかに深まることとなり、必然的に第二革命へと彼等を誘っていくだろう、というのが私のかねてよりの見解であるわけです。

<べじたん>

 上でピックアップした人が(太田さん的にダメな人もいるでしょうが、例えば国連中心主義者)、大臣、副大臣、政務官などとして各省庁、特に外務省防衛省に送り込まれて、実務を担当するといいですね。

<太田>

 おっしゃるとおりです。
 後で、岡田克也の外務大臣就任の問題性にちょっと触れます。

<べじたん>

 『民主党はこれを貫徹するため、官僚に予算編成を任せない計画だ。代わりに首相直属で新たに設置される「国家戦略局」で予算を編成する。同局は国会議員10人、専門家10人、官僚10人で構成される。民主党は自民党を中心とする利益集団が関与してきた大型公共工事を中断し、予算の無駄遣いを減らすことで49兆円を確保できるとみている。
 民主党はまた、事務次官会議も廃止する方針だ。日本の政治で事務次官は事実上の各省トップに当たり、事務次官会議でほとんどすべての重要政策が決められてきた。民主党はそれに代わる形で議員100人を大臣、副大臣、政務官などとして各省庁に送り込み、官僚主義を断ち切る構えだ。』
http://www.chosunonline.com/news/20090902000027

<太田>

 これまで「事務次官会議でほとんどすべての重要政策が決められてきた」というのは、ほとんどウソに近い。
 事務次官がこの会議に出られない時は、官房長が代理出席し、官房長も出られない時は、官房審議官のうちの一人が代理出席する、というのがおおむね各省どこでも行われてきたところであり、私も審議官の時に何回か事務次官会議に防衛事務次官に代わって代理出席しました。
 しかし、その100%近くは全く形式的な会議であり、各省次官同士の、昼飯を交えた交流の場としての意義くらいしかありません。
 ご存じだと思いますが、日本の首相には、閣議の議長としての権限しか基本的にはなく、従って閣僚の誰か一人が反対したら閣議決定とか了解はできません。
 だから、閣議に案件をあげる前に各省の間で意見の調整をせざるをえません。
 これは、民主党政権下で事務次官会議をなくしたとしても、変わりようがありません。
 もっとも、事務次官会議を存続させようが廃止しようが、恐らく、(関係)閣僚の間で直接調整をする機会は増えるでしょうが・・。
 
 さて、記事の紹介です。

 二重権力体制はこれで完成ですな。↓

 「・・・鳩山氏と小沢氏の会談は、党本部で約1時間行われた。会談後、小沢氏は記者団に、16日召集の特別国会の対応も協議したことを明らかにし、「国会等のことは人事も含めて幹事長に任せるから、しっかりやってくれというのが結論だ」と語った。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090905-OYT1T00869.htm

 エッ、そんな基本的なことについての認識の摺り合わせすら、民主党の幹部の間でできてなかったの?↓

 「・・・「今までの官房長官とは違う。政策調整の中心はあくまでも国家戦略局だ」。鳩山由紀夫代表は4日夜、国家戦略局担当相に起用する菅氏にこう説明した。官房長官に意欲を示していた菅氏は当初、平野氏の官房長官起用に不満を示していたとされるが、鳩山氏の説明で納得したという。・・・」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090906AT3S0502805092009.html

 「防衛」が影も形もないところに、日本の属国性が端的に表れています。↓

 「・・・官僚は準備室に登用せず、「連絡役」として各省庁から担当職員を出させる方向で調整している。
 有識者会議には、経済・財政、外交、社会保障などの専門家を集める。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090905-OYT1T01101.htm

 岡田は、完全な防衛音痴ですから、外相にあてるのはミスキャストもいいところです。
 岡田君、防衛がらみの話では、自分の考えを極力前面に出さないように心がけないと、とんでもないことになるぜ。↓

 「・・・岡田氏は今年5月には、米国に核兵器の先制使用などを行わないよう働きかけ、米国の「核の傘」から一部外れることを容認する考えを示した。自らが提唱する核廃絶に向けた「北東アジア非核兵器地帯条約」構想の中核の考えだ・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090906-OYT1T00045.htm?from=top

 核兵器の先制使用の可能性を残して置くことは、四囲が海である日本にとって、最大の安全保障である、ということなんか、イロハのイなんだけどね。↑

 こういう↓話、どうして日本の主要メディア電子版には出ないのかなあ。

 ・・・Mr. Hatoyama once admitted that he had never ridden a subway, having grown up with chauffered cars.・・・
http://www.nytimes.com/2009/09/06/world/asia/06hatoyama.html?ref=world&pagewanted=print

 今度の選挙は、「(小泉改革=米国化=)失敗することが恥でない社会へ」の否定である、というコラムがニューヨークタイムスに出た↓けど、医療皆保険・・最低限のセーフティーネット・・すら実現していない国のメディアにだけは言って欲しくないな。

 ・・・Ultimately, the vote seemed to signal Japan’s verdict that the embrace of failure had, in the end, proven a failure, opting instead for the comfort of trying to muddle through.・・・
http://www.nytimes.com/2009/09/06/weekinreview/06goodman.html?ref=world&pagewanted=print

 その医療皆保険へ向けての米国の遅々たる歩みの歴史が簡潔にまとめられています。↓
http://www.nytimes.com/2009/09/06/books/review/Reich-t.html?hpw=&pagewanted=print

 せめて地方くらいは首長を選挙で選ぶようにしないと、意外に中国共産党支配の終焉は早いかも。↓

 ・・・Chinese leaders removed the Chinese Communist Party (CCP) chief of the restive western city of Urumqi(ウルムチ) yesterday, trying to appease public(<漢人>大衆) anger following sometimes violent protests this week that the government worries could re-ignite(再点火する) deadly ethnic rioting(民族紛争).
 Xinhua news agency(新華社), in announcing the decision, did not give a reason for the firing of Li Zhi (栗智), but protesters who marched in their thousands on Thursday and Friday have demanded Li and his boss be dismissed for failing to provide adequate public safety in the city.・・・
 Besides assuaging(なだめる) public anger, the Chinese leadership hopes that sacking(馘首する) Li will alleviate(軽減する) calls to remove Xinjiang party secretary(党書記) Wang Lequan (王楽泉), a member of the ruling Politburo(政治局) and an ally of President Hu Jintao (胡錦涛).・・・http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2009/09/06/2003452922
 ・・・They want to protect Wang Lequan, because firing a Politburo member would send a message they do not want to send,・・・namely that hard-line policies toward ethnic minorities can be questioned・・・
 The Urumqi party chief seems to have been sacrificed partly to protect Mr. Wang, but also because he proved incapable of keeping order. ・・・
http://www.nytimes.com/2009/09/06/world/asia/06china.html?_r=1&hp=&pagewanted=print

 コラム#3491(未公開)でとりあげた、レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit)の 'A PARADISE BUILT IN HELL--The Extraordinary Communities That Arise in Disaster' の新たな書評が出てました。↓

 ・・・<Solnit> considers the traditional Carnival, described by Mikhail Bakhtin as the “temporary liberation . . . from the established order,” and compares it to the communities created in disaster.・・・
http://www.nytimes.com/2009/09/06/books/review/Vanderbilt-t.html?hpw=&pagewanted=print

 祭り(ハレ)における人間(じんかん)主義の暫定的顕現ねえ。↑

 ビートルズが冷戦の終焉に及ぼした影響について(コラム#3504で)とりあげたところですが、ロック音楽のグループであるPlastic People of the Universeが、チェコにおけるビロード革命(Velvet Revolution)の最大の立役者であり、それには後にチェコの大統領になった作家のハヴェル(Vaclav Havel)も関わってたんだって。↓
http://www.guardian.co.uk/music/2009/sep/06/plastic-people-velvet-revolution-1989

 このグループは現在でも活動を続けています。↓
http://www.youtube.com/watch?v=YBOnDwxuLaE
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太田述正コラム#3507(2009.9.6)
<第二次世界大戦前夜(その2)>

→非公開