太田述正コラム#3404(2009.7.19)
<皆さんとディスカッション(続x544)>

<ιιαα>(「たった一人の反乱」より)

≫同じ意味で、正直なところ「縄文モード・弥生モード論」に魅力を感じません。 だって、歴史を研究する大きな理由の一つは未来の予測なのに、どういう条件で発現するか分からなければ、後付けの説明にしかならないじゃないですか。≪(コラム#3402。南)
≫縄文モード/弥生モードの話には、ここでは立ち入りません。≪(コラム#3402。太田)

 縄文モード・弥生モード論って、歴史学というより文化人類学っぽい感じ。お二人に、余力があれば議論して欲しいです。

 「文化人類学は・・・人類の社会的・文化的側面の研究を行う学問とされている」
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%96%87%E5%8C%96%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%AD%A6/

<太田>

 アニメの声優の問題を取り込んで、中性化論・・中性化は縄文モードの一環と私はとらえている・・を掘り下げて欲しい、と少し前に読者のお一人にお願いしたところですが、正直、私の縄文モード/弥生モード論は、まだ生煮えのところがあります。
 どなたであれ、日本史や日本の文化にお詳しい読者の方との議論は歓迎です。

<ιιαα>(同上)

≫その虎の子の権力の座を明け渡さざるを得ない日が近づいていることで、連中の本性が白日の下に晒されたってこと。≪(コラム#3400。太田)

 自民党が<2チャン>ネラー化してますwww

 「政治は、ギャンブルじゃない。国の基本政策もまとまらない民主党の「お試し政権」に日本を任せられません。」
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2009_nominsyu.pdf

<太田>

 期待通り、麻生は、麻生おろしを粉砕してくれた上に、麻生おろしを画策した自民党議員達の志の低さまで完膚無きまでに暴き出してくれました。
 これで、今度の総選挙での自民党の地滑り的敗北は、ほぼ決定です。
 後世の日本人は、麻生に心から感謝することでしょう。

<ιαια>(同上)

 民主党の候補者のネガティブリストに入れるか微妙な人を何名かご紹介を。
(お父さんが参議院議員の扱いってどうなったんですか?)

広島県第1区
菅川洋(二世(ただし、父親が参議院議員))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E5%B7%9D%E5%81%A5%E4%BA%8C

長崎県第4区
宮島大典(元自民、二世(ただし、父親が参議院議員))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B3%B6%E5%A4%A7%E5%85%B8

兵庫県第7区
石井登志郎(石井一の甥で元政策秘書)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E4%B8%80

 石井氏をリストに入れるのは厳しすぎる気もするので、太田さんのご判断に委ねましょう。

 安住淳、玄葉光一郎の両名は国会での発言等が極端に少なく、(リスト入りさせる必要はないけど、)要注意人物だよ。

安住淳
http://www.senkyo.janjan.jp/diet/diet_kokkai_info.php/25
玄葉光一郎
http://www.senkyo.janjan.jp/diet/diet_kokkai_info.php/35

<太田>

 近親者が参議院議員であったケース、選挙区がオーバーラップしてるんだったら該当しますよ。
 そういう理解の下、菅島、宮島両名は、ネガティブ・リストに加えましょう。

<深雪>

 ぶんた様、丁寧な事後感想<(コラム#3400)>をいただきました。

 取材先と取材者をどの程度知っていて、その取材者を自分がどの程度信頼しているか。その辺の加減が、提供されたニュースソースを信じる(真に受ける)ポイントかと思っております。

 ニュースソースを真に受ける一般人としての自分には、こういう判断基準しかない訳で、基本、権威とかネームバリューとか難しい語彙そをれらしく駆使して二次情報を語る公人よりは、一次情報で勝負している公人の情報を私は信頼するという感じでしょうか。

 早期に提示された情報の真偽のほどは、いずれはっきりしますよね。それでまたその取材者に対する認識と信頼が変化する訳で、結果、私はその友人を全面的に信頼するに至りました。

<太田>

 コラム#3384で、深雪さんは、ご「友人」の情報として、

 「中国広東省にある香港資本の大きなおもちゃ工場。そこには若い8000人の労働者が働いており、内訳は6000人が漢人(いわゆる中国人)・600人程がウイグル人。 このウイグル人というのは、新疆ウイグル自治区から強制的につれてこられた若い人。
 なぜウイグルから、広東省のおもちゃ工場に連れてくるのかと言えば、チベット人に対する同化(チベットから言わせればジェノサイドに等しい行為)と同じ構造を持つもので、ウイグル人の人口を物理的に減らすため。生殖能力があって、これから結婚して子供を作るような男女は、とにかくウイグルから出してしまって、出すだけじゃなくてそのあとに漢人を入植させている。そういう政策を中共はとっている。」

と記しておられますが、前段については、当該おもちゃ工場で働くウイグル人の若い人の全部ではなくて、「そのうちの一部」が強制的につれてこられたということが、その後のワシントンポスト(コラム#3396)とニューヨークタイムス(コラム#3400)の取材で明らかになっています。
 全部なのか一部なのかは、大きな違いです。
 また、後段については、その中で言及されている政策を中共の中央または地方当局がとっていることを直接的ないしは間接的に裏付ける記事が、これだけ経っても、英米の主要紙の電子版に一切掲載されていないところを見ると、ガセであった可能性が大です。
 つまり、このご「友人」情報は、取材の端緒となりうる程度の、少なくともその一部に真実が含まれている可能性がある情報ではあるけれど、それ以上のものではありません。
 だからこそ、このご「友人」情報については、一方の当事者ないし関係者による情報のみによって記事が書かれることが往々にしてあるところの、「いい意味でも悪い意味でも日本の大衆週刊誌の記事程度のオハナシ、と受け止めるべきでしょう」(コラム#3388)と申し上げた次第です。
 もとよりこれは、日本の大衆週刊誌を読むな、ということではありません。
 私だって、月一回降圧剤をもらいに医者に行く時は、待合室で週刊文春と週刊新潮を一生懸命読みますからね・・。
 何と言ったって面白いもんね。
 しかし、私は、記事の一部または全部がガセかもしれない、ということを、常に自覚しつつこの両誌を読んでいます。
 (もっとも、たった一度だけだけど、週刊新潮の記事をコラム(#1513)で引用したことあるけどね。絶対に日本の一般紙には載らないジャンルの話だったからだけど・・。)

 ところで、中共の地方当局が、ウルムチでの騒乱で警察が銃殺したウイグル人は12名だったと発表しました。↓
 ・・・Nuer Baikeli, governor of Xinjiang region and himself a Uighur・・・says police shot dead 12 Uighur rioters in Urumqi this month・・・
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8157715.stm

 この数字、ホントっぽいけど、どうして、そもそも銃撃せざるをえなかったのかを説明しようとしているのが下掲の記事↓です。 
 ・・・In parts of the Uighur quarter and in poorer, mixed areas of south Urumqi, young Uighur men with sticks, knives and stones went on a bloody rampage for about five hours while police officers remained mostly absent・・・. In some areas where police officers arrived but were outnumbered by rioters, the officers stood around or fled・・・

 その後の漢人によるウイグル人襲撃の際も、警察の対応は後手後手に回ったというのです。↓
 ・・・The rampage by Uighurs on July 5 was followed for days by reprisal killings by Han vigilantes who defied police orders to refrain from violence. ・・・

 要するに、暴動が手が付けられなくなるまで放置された挙げ句、追い詰められた警察が発砲した、というわけです。
 こんな不手際な警察の対応は、本来許されないところです。↓
 ・・・11 years after the Tiananmen Square protests, security forces were ordered to handle protests cautiously, but that if rioting broke out, officers and paramilitary troops could use “decisive force” as long as senior local officials had given approval. They are not supposed to let a riot run its course

 原因の一は、限られた警察力を、まずウルムチの政経中枢の警備に割かなければならなかったところにあるようです。↓
 ・・・security forces also make securing government buildings, financial centers and other strategic points a top priority・・・

 原因の二・・より大きな原因・・は、中共当局の国内情勢把握能力が不十分であるところにある、という分析がなされています。↓
 ・・・At the most basic level, though, the policing failure appears rooted in the government’s inability to understand the Uighur-Han relationship. ・・・There’s a severe failure of intelligence about society and about social tensions,・・・In this case, ・・・they were clearly unprepared for・・・the level of organized intercommunal violence.・・・

 中共では、このような民族間のものだけでなく、対地方当局のものを中心に、ありとあらゆる原因で、ありとあらゆる場所で暴動が頻発しています。↓
 ・・・Large street protests that turn violent, and that officials and security forces have been powerless to stop, have been on the rise in recent years・・・
 ・・・there were 90,000 such events in 2006, up from 60,000 in 2003.・・・
 
 暴動が頻発する原因は大きく言って二つある、という分析がなされています。↓
 すなわち、
 ・・・Frustration at legal injustice and Communist Party corruption is a common thread.・・・
と、
 ・・・The absence of an independent legal system・・・when people can’t take their grievances to the courts, they take them to the streets・・・
です。
http://www.nytimes.com/2009/07/18/world/asia/18xinjiang.html?ref=world&pagewanted=print

 結局は、中共の非自由民主主義性に帰着するってことです。

 話は全く変わります。
 横須賀の横粂候補(コラム#3308)、ついに国際的名士に!↓
http://video.nytimes.com/video/2009/07/18/world/asia/1247463489826/voting-for-change-in-japan.html?ref=world

 60歳直前のトム・ワトソンの全英オープンでの活躍が大々的に取り上げられていました。↓
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/18/AR2009071801920_pf.html
http://www.nytimes.com/2009/07/19/sports/golf/19golf.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
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太田述正コラム#3405(2009.7.19)
<米国における最新の対外政策論(その2)>

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