太田述正コラム#3378(2009.7.6)
<皆さんとディスカッション(続x531)>

<ηΑΑη>(「たった一人の反乱」より)

 ったく、ヒヤヒヤさせやがってw@静岡県知事選

934 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/05(日) 23:13:51 ID:y9qdtwjP0
96%で  ▲16,000票差  ←今ここ
96%で  ▲13,000票差
92%で  ▲12,000票差
80%で  11,000票差
71%で  31,000票差
63%で  46,000票差
58%で  41,000票差
53%で  47,000票差
44%で  41,000票差
40%で  39,000票差
33%で  24,000票差
27%で  19,000票差
23%で  18,000票差
21%で  18,000票差
15%で  17,000票差
12%で  12,000票差
09%で  10,000票差
07%で  9,000票差
06%で  9,000票差
05%で  8,000票差

<太田>

 お疲れ様でした。

<遠江人>

 川勝 平太  無  新   当  728,706  39.6   60  
 坂本由紀子  無  新      713,654  38.8   60  
 海野  徹  無  新      332,952  18.1   60  
 平野 定義  共産  新      65,669  3.6   59  

 静岡知事選ですが、元民主党参議院議員の海野氏が出馬に固執したために、反自民票が割れてしまう懸念から結果が注目されていましたが、川勝氏が僅差で勝利することが出来ました。
 知事選が公示されてからは、私の近所でも、どこそこの公民館に古賀誠(選対委員長)や塩谷立(静岡8区、文部科学大臣)や小池百合子や県会議員市会議員が応援(演説)に来たという話(駅前では枡添が演説していたとか)をよく聞いていたので、静岡知事選にかける自民の必死さを感じていました。
 (一方で民主の誰それが応援で近くに来ていたという話は全然聞きませんでした。)

静岡県知事選挙の開票状況(平成21年7月5日執行)
http://www.pref.shizuoka.jp/senkan/kenchiji2009/kai/kai.html

 上記を見ると、静岡知事選は、2つの政令都市(静岡と浜松)の得票数が決め手になりましたね。開票状況は当初から坂本優位で進んでいましたが、開票は有権者数の少ないところから多い順に進んでいくものなので、あまり心配はしていませんでした。
 結局のところ、反自民票としては、川勝と海野を合わせて106万票あるわけで、34万票という差を考えれば、都議選の結果もほぼ見えたような気がします。最近は選挙結果を見るのが楽しみになっています。

<太田>

 坂本さん、厳しいこと言ったけど、個人的には含むところは全くないのであしからず。
 これからは、ご主人とともに静かな晩年をお過ごし下さい。

 朝日は次のように分析してますね。

 「・・・<出身の>県東部を地盤とする坂本氏が序盤でリードしたが、それを県西部の票で抜き去った。県西部では自民党内に坂本氏を擁立したことに対する反発があった。自民党の動きが鈍る一方、自動車メーカー・スズキの関係者や連合も川勝氏支援に活発に動いた。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY200907050271.html

 ただ、民主党は、兵庫県では、事実上現職知事を無投票当選させています。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009070501000535.html

 前にも言ったけど、民主党は、どうして、全国各地で本気モードにならないのかね。

<コバ>

 静岡県知事選、民主党推薦の川勝氏が勝利しましたが、やはり自民党を根っこから断ち切るのはなかなか難しい。鳩山のせいで負けかと思いました…。
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY200907050246.html

 買弁政治屋の与謝野は自民党に対する批判票を共産党に迂回させたいみたいですが、
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY200907050159.html
自民党公明党をぶっつぶすためにも、次の東京都議選こそ都民の皆さんには民主党による政権交代にむけて大きな弾みをつけていただきたいです!

<太田>

 都議選では、民主党はこのままの勢いを持続しそうです↓。

 「・・・<都議選で>民主党候補に投票すると答えた人は28%で、4年前の前回選挙調査時の19%から大幅に増えた。自民党候補に投票する人は15%で前回の17%からやや減らした。・・・
 同じ政党の候補者が複数立候補している選挙区もあり、投票先の比率が議席にそのまま反映されるわけではない。4年前の同様の調査で19%だった民主は35議席を、自民は17%で48議席を獲得した。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY200907050225.html

 「・・・<都議選で>どの政党の候補に投票するか聞いたところ、民主党が26%と最も多く、自民党(13%)の2倍に達した。情勢分析を加味すると、民主は都議会第1党に躍進する勢い。自民と公明党(6%)を合わせても民主に届かず、自公の議席が過半数を割る可能性も出てきた。・・・
 前回都議選(05年)の際の調査では、民主と自民が共に15%で並び、公明は6%だった。民主が自民を上回ったのは、初めて候補を擁立した97年以来初。
 世代別にみると、60代は39%が民主の候補に投票するとしており、70代以上」を除いて、年代が上がるほど民主の候補に投票する割合が高くなっているのが特徴だ。・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20090706k0000m010087000c.html

 しかし、全国的には、今後鳩山問題がボデーブローのように民主党にきいてくると思った方が良さそうです↓。

 「・・・民主党の鳩山代表の虚偽献金問題については、同代表の対応に「納得できない」との意見が60%を占め、「納得できる」は27%にとどまった。「納得できる」は民主支持層でも41%しかおらず、「納得できない」(48%)の方が多かった。
 政党支持率は民主25%、自民24%(前回民主29%、自民22%)と差が縮まった。」
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY200907050224.html
 「・・・麻生内閣の支持率は23.4%と6月の前回から5・9ポイント上昇した。不支持率は9・7ポイント減の60.9%。
 次期衆院選比例代表の投票先も34.3%と民主が依然上位を占めたが、前回から13・5ポイント減少。自民は7・6ポイント増の26.3%。政党支持率も前回、首位を奪われた自民が27.2%と26.5%の民主を抑え逆転した。
 一方、政治資金収支報告書虚偽記載をめぐる民主党の鳩山由紀夫代表の説明に「納得できた」は12.4%にとどまり、「納得できなかった」は78.3%に上った。この問題が敵失となって内閣支持率や自民の党勢が持ち直したとみられる。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009070501000321.html

 ちなみに、共産党も社民党も鳩山の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会への参考人招致を求めているところです。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009070501000230.html


 話は変わりますが、メルアドを間違って登録しちゃっててコラムの配信ができていなくても、長い間気がつかない有料読者の方がよくいます。
 配信コラムをほとんど読んでいない人が結構いるのではないでしょうか。
 原因はコラムの分量が多すぎる?

<ueyama>

 いやいや、お金を払ってる以上、「ほとんど読んでいない」ってのはあまりないんじゃないですかね。
 <ただし、>ためて読んでる<人は結構いるかも>。
 太田さんはたぶんコラムを書くこととか、それに付随することってのをかなり強い意味で好きでやってらっしゃると思うんですけど、少なくとも僕は今やってる仕事に対してそうじゃないし、他の大半の人だってそうだと思うんです。・・・
 で、仕事をやらない時間は「好きなこと」をできれば集中してやりたいと思うわけです。
 そうすると、コラムを読む10分とか30分とかって、集中には足らない時間なんですよね。
 だったらまとめて読んで集中したほうがいいだろうって感じです。
 時事関連の話があるから、ちょっと扱いが難しいけど、割り切ってます。

<太田>

 無料読者も同じなんですかねえ。
 まぐまぐ(ミニまぐは別)で7月1日の午前0時からメルマガの配信ができなくなって、それが本日午前中まで続いたけれど、その間、ブログへのアクセスも増えなかったし、ミニまぐ講読者も増えませんでした。
 それどころか、問い合わせ一つありませんでしたよ。
 もっとも、無料コラムの半分は、1ヶ月以上前ないし6ヶ月以上前に有料読者に配信したものだから、数日アップが遅れてもあんまし気にならないってことなんですかね。
 
<ueyama>

 ・・・全然違う話ですけど、<この前太田さんと話をした時、音楽に関しては、著作権は有名無実化して行き、カネが支払われるのは生演奏だけになるんじゃないかって太田さんおっしゃってましたが、>生演奏家が少なくとも今後長い間いなくならなそうな事例を一つ見つけました。
 機械式時計はクォーツその他に代表される新時代の(腕)時計が出現した後も、(精度において圧倒的に劣っているのに)脈々と生き続け、技術革新も起こっています(典拠省略)。
 私も手巻きの機械式を2つ持っています。
 やはり「人間が行った」ということに対する、圧倒的なレスペクトが存在するんじゃないでしょうか、特にこういった創造的な作業においては。

<太田>

 機械式時計の話はちょっと違うような気がしますが・・。

 その他の記事の紹介です。

 「女性デュオ、PUFFYが当地<パリ>で開催中のイベント「JAPAN EXPO」で初の欧州公演を行った。音楽はもちろん、2人が主人公のアニメも放送されるなど圧倒的な人気を持つだけに、現地ファンにとって待望のステージ。約6000人で超満員の会場では日本語の大合唱も。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/090706/msc0907060028000-n1.htm

 パフィについては↓を参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/PUFFY

 この記事の中でに出てくるパフィの初期の歌(メンバーの一人が作曲)と一番最近の歌をどうぞ。

「アジアの純真」
http://www.youtube.com/watch?v=-FUsj62eC3E&feature=related

「誰かが」(劇場版NARUTO−ナルト−疾風伝 火の意志を継ぐ者」(8月1日公開)の主題歌)
http://www.youtube.com/watch?v=-0ZvqY25tGs

 米国の「了解」とサウディアラビアの空域提供の約束をとりつけた↓以上、イスラエルのイラン核施設攻撃は、いつ行われても不思議ではなくなりました。

 ・・・Appearing on ABC's current affairs programme This Week, host George Stephanopoulos asked Mr Biden whether the Israeli position was the right approach.
The vice-president replied: "Israel can determine for itself - it's a sovereign nation - what's in their interest and what they decide to do relative to Iran and anyone else." ・・・
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8135414.stm
 ・・・<Further, the host> asked: “But just to be clear here, if the Israelis decide Iran is an existential threat, they have to take out the nuclear program, militarily the United States will not stand in the way?”
 And Mr. Biden replied: “Look, we cannot dictate to another sovereign nation what they can and cannot do when they make a determination -- if they make a determination -- that they’re existentially threatened and their survival is threatened by another country.”・・・
http://www.nytimes.com/2009/07/06/us/politics/06biden.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
 ・・・The Sunday Times has reported that Saudi Arabia would allow Israel to use its airspace for such an attack. By doing this, Israel would eliminate the need to get American approval to fly over Iraq.・・・
 If Iran builds a nuclear weapon, ・・・<a> May poll by the Center for Iranian Studies at Tel Aviv University suggested that nearly 1 in 4 Israelis would consider leaving the country・・・
http://features.csmonitor.com/globalnews/2009/07/05/closer-to-an-israeli-strike-on-irans-nukes/

 イランの体制派同士のコップの中の争いは、いよいよ面白くなってきました↓。

 ・・・the Association of Researchers and Teachers of Qum・・・he holy city・・・, an important religious and political center of power,・・・called the disputed presidential election and the new government illegitimate on Saturday・・・
 With its statement Saturday, the association of clerics came down squarely on the side of the reform movement.
 The group had earlier asked for the election to be nullified because so many Iranians objected to the results, but it never directly challenged the legitimacy of the government and, by extension, the supreme leader.
 The earlier statement also came before the election was certified by the country’s religious leaders, who have since said that opposition to the results must cease.・・・
 It even directly criticized the Guardian Council, the powerful group of clerics charged with certifying elections.
“Is it possible to consider the results of the election as legitimate by merely the validation of the Guardian Council?” the association said.
Perhaps more threatening to the supreme leader, the committee called on other clerics to join the fight against the government’s refusal to adequately reconsider the charges of voter fraud. The committee invoked powerful imagery, comparing the 20 protesters killed during demonstrations with the martyrs who died in the early days of the revolution and the war with Iraq, asking other clerics to save what it called “the dignity that was earned with the blood of tens of thousands of martyrs.”・・・
http://www.nytimes.com/2009/07/05/world/middleeast/05iran.html?hp=&pagewanted=print

 イランの体制派の一方のムサヴィ支持者達が抱くドクサ・・思い込み・・を知りたい方は↓を読みましょう。
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,633517,00.html

 ついでに、旧東独市民及びその子孫が抱くドクサを知りたい方は↓をどうぞ。
http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,634122,00.html

 北朝鮮は自給自足体制に戻ろうとしているようですが、体制崩壊を早めているとしか思えません↓。
 下にはコピペしなかったけれど、この記事の最後を読むと、その感を深くします。

 ・・・the regime of Kim Jong Il has made a concerted effort to roll back reforms that had over the last decade liberalized the most strictly controlled economy in the world. ・・・
 The Korean Workers' Party has banned the sale and swapping of apartments, practices that were widespread for more than a decade. The open-air markets where people do most of their buying and selling are now open only from 2 p.m. to 6 p.m. The only people permitted to sell at the markets are women older than 50; everybody else is required to spend their days at their official jobs at government-run businesses.・・・
 The economic restrictions reflect the rising power of the hard-liners within the staunchly communist regime and go hand in hand with the belligerent mood that led to North Korea's May 25 nuclear test. Those jostling for power in the scramble created by the failing health of 68-year-old North Korean leader Kim Jong Il are raising the banner of juche, the term coined by his father, Kim Il Sung, the country's founder, for an ideology emphasizing self-sufficiency.・・・
 The North Koreans want to close off their country so they will not be hurt by sanctions. ・・・
 Along the Tumen River, which runs along the border and which traders and defectors used to cross freely, North Korean guards are now posted every 10 yards instead of every 100 yards as they were a few years ago, ・・・
 But the Korean Workers Party nonetheless might be fighting a losing battle. Much of the trading is done by people with powerful connections in the provincial government and the military. Many state-owned enterprises do illegal trading to raise cash for their operations.・・・
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-north-korea-economy-2009jul05,0,4723391,print.story

 オバマ政権下のアフガニスタンにおける米軍(海兵隊)の初大攻勢作戦は、経空地上攻撃の原則禁止等、コラテラルダメージの絶対的回避を図るという原則の下で、しかも進出した米軍は当分の間現地にとどまるという前提の下で行われてるのだそうです。↓

http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1908724,00.html
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太田述正コラム#3379(2009.7.6)
<トロツキーとその最期(その2)>

→非公開