太田述正コラム#3304(2009.5.30)
<皆さんとディスカッション(続x501)>

<ΑΑεε>(「たった一人の反乱」より)

≫ウラン濃縮による原爆製造の方が易しい↓? ホントかなあ。≪(コラム#3302。太田)

 んん?おーたん整理できていない?

 ガンバレル式(広島)とインプロージョン式(長崎)、どっちが技術的に難しいって話では?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%86%E7%B8%AE%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA

1.ガンバレル&ウラン235
→「初期の核砲弾用弾頭などの量産例はあるが、砲身方式を積極的に選択する意義は少ないため、核開発・製造において主流ではない。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE#.E7.A0.B2.E8.BA.AB.E6.96.B9.E5.BC.8F

2.ガンバレル&プルトニウム239
→「理論的には100%純粋なプルトニウム239ならばガンバレル型装置を構築することができるかもしれないが、このレベルの純度は現実には達成し得ないほど困難である。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0#.E6.A0.B8.E5.85.B5.E5.99.A8

3.インプロージョン&ウラン235
→高度な技術同士の組み合わせ
「ウラン濃縮を行うには、高度な技術力と膨大な資金が必要なほか…」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E6%BF%83%E7%B8%AE

4.インプロージョン&プルトニウム239
→高度な技術&原子炉があれば作れる。小型化に向いている。
 「プルトニウム239はウラン238から簡単に作れ…」
http://www.gensuikin.org/gnskn_nws/0311_1.htm

<太田>

 他の方も蘊蓄をご披露下さい。

<遠江人>

 --公人に対する人格批判について--

 選挙により選出された議員、もしくは、議員たらんとする選挙の候補者、これらのいわゆる「公人」は、国民の代理として議会の議決に加わる資格を有し国民の利害全般に関わる立場となる以上、国民はその資格を真摯に問わなければなりません。
 国民は、「公人」が公の様々な問題に対して、より判断を損なわないことができる人物かどうかを判断しなければならないわけですが、その際の判断の基準となるのは「能力」のみではありません。なぜなら、能力に問題があることで判断を誤る場合もあれば、例えば人格に問題があって判断を誤る場合もあるからです。これは通常の企業等でも同じことだと言えると思います。
 となれば、特定の「公人」に対して、人格上問題があるのではないかと国民が疑問に思うことがあれば、その人格に対して批判を行うのは自然なことだと思いますし、また逆に(違う考えから)擁護をすることも、ともに健全な国民行動であると言えると思います。(もちろん明らかに度を越した人格に対する批判は慎まなければなりませんが)
 つまり、”「公人」に対する「人格批判」”と”人格とは関係ないところの議論上等での無用な「人格攻撃」”とは違うということです。
 人格とは、本来の自分と言ってもいいと思います。ならば、それを見極めて、その人物が政治を担う公人として適任であるかどうか考えをめぐらすのは、やはりある程度あっていいのではないでしょうか。ただ態度が悪いということならまだしも、その延長線上で判断を誤る予感がしてしまうようなら、私なら人格に対して批判をします。

 しかし一番理解できないのは、特定の「公人」の、問題があると思われる人格を、批判も擁護もするなという人です。

おまけ:
[JMM]「コミュニケーション能力としての人格論争」from 911/USAレポート/冷泉 彰彦
http://www.jmm.co.jp/dynamic/report/report3_428.html

<太田>

 おっしゃるとおりだと思いますが、最後の一文、事例を挙げて欲しかったですね。

<MS>

 皆様、6月6日のオフ会ですが、一応申込の締め切りを6月3日にしたいと思います。
(2次会の人数の把握のため。)
 1次会に関しては、当日来られても全く問題ありませんので、遠慮なくどうぞ。

 また、プログラムに関して、いろいろご意見いただきありがとうございました。

 7. 「題名のない音楽会」に関しましては、参加者全員ではなく、有志にしたいとおもっています。
 なんとなく自分の音楽の趣味を人前で披露するのが照れくさかったりなどして、オフ会そのものへの参加をためられっている方は、音楽を紹介されなくても大丈夫ですので、
心配なさらないでください。

 また、8の作戦会議に関しましては、2chの「たった一人の反乱」を中心にいただいたご意見を参考にさせていただきました。

 2次会場については、品川駅近傍で行う予定です。
 具体的な店に関しましては、近日中にご連絡いたします。

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オフ会1次会プログラム(Ver.3)

1. 9:30 オフ会開始の挨拶(MS)

2. 9:35 - 10:35 太田さんの講演

3. 10:35 - 11:30 講師との自由な質疑応答

(10分休憩)

4. 11:40 - 12:00 参加者自己紹介

5. 12:00 - 13:00 昼ご飯

(できればこの時間帯で参加費の支払いを願いします。)

6. 13:00 - 13:20 太田コラム・マニアッククイズコーナー(KT, 景品有)

(10分休憩)

7. 13:30 - 14:30 題名のない音楽会

参加者のこだわりの一曲を皆で味わうコーナー。
(参加者有志ごとにCDを持参、または、youtubeに接続。
パソコン&スピーカー等は幹事が用意する。)

(10分休憩)

8. 14:40 - 15:40 作戦会議

このコーナーでは、「太田コラムの読者数を十倍にする作戦」案を、
参加者の皆様に持ち寄っていただき議論できればとおもいます。
何かアイデァのある方は、ぜひオフ会に参加して発表することを、
検討してみてください。
単に話し合うだけでなく、議論の結果まとまった計画は実行に移す
ことを目標にしたく思っています。

案)
1.太田コラムFAQを作る
2.出版社、テレビ番組などに投書をしてみる
3.みどころのありそうな政治家に直訴状をおくる
  (みどころがあるかどうかの調査もおこなう。)

9. 15:40 - 16:20 フリーの議論

10. 16:20 1次会終了 & 2次会場へ移動

<εεαα>(「たった一人の反乱」より)

【敵基地攻撃論】

 −−北朝鮮の核実験を受けて、与党内に敵基地攻撃能力が必要ではないかとの声が出ている。さらに日本の核武装論も再燃する可能性も指摘されている。どのようにお考えか

民主・鳩山代表
 「こういう時だからこそ私は、冷静な頭が必要だと思います。こういうときにですね、こちらも同じようにいきり立ってですね、結果として最悪な結果を招くようなことになってはならないと。
 そう思います。従って、核というものはこれは地上から消えなければならないわけですから、そのようなことに、(米国の)オバマ大統領が前向きに発言しているのにも関わらずですよ、日本が核武装論などというものにはまってしまってはいけないと。
 ここは、私はやはり、外交でですね、しっかりとした結論を得るために、もっと日本の外交力というものを戦略的に使わなければいけない。そのような時だと思います。
 相手の基地の先行的な、こちらでたたきのめしていいなんていう議論も、まさに同じように、私は慎むべき議論だと、そのように考えております。
 …まぁただ、私があまりこれ以上申し上げるというよりも、当然、部門会議で話を進めて結論を出すべき事柄ではあると思います」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000603-san-pol より抜粋

<太田>

 朝鮮日報の上記鳩山発言への評価に耳を傾けましょう。

 「北朝鮮の2回目の核実験が行われた翌日(26日)に開かれた自民党国防部会の防衛政策検討小委員会では、先制攻撃に必要な「敵基地攻撃能力」を保有すべきという主張が相次いだ。自民党の中谷元・安全保障調査会会長代理(元防衛庁長官)は「座して死を待つのではなく、(攻撃)能力を持つことが抑止力だ」と主張した。陸上自衛隊出身の佐藤正久参議院議員は「イージス艦を改良し、巡航ミサイルを搭載すれば費用はそれほどかからない」と述べた。
 同様の主張は先月のミサイル発射直後にもなされた。自民党の山本一太参議院議員は先月9日、「北朝鮮の脅威に対応できる抑止力を考慮することは与党の政治家の責務だ」と語った。また安倍晋三元首相も先月21日、「敵基地攻撃能力の保有について論議することが重要だ」と述べた。
 野党民主党も自民党と考えがそれほど違わず、反対の声は出ていない。鳩山由紀夫代表は27日、記者団の質問に対し、「核武装主張はもちろん、敵基地攻撃論にも極めて慎重でなければならない」とだけ語った。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20090529000047

 なお、先般の党首会談について、日経電子版が、鳩山に軍配を上げるミニ特集を組みました。
http://netplus.nikkei.co.jp/nikkei/original/politics/politics/pol090527.html

 「成田憲彦(駿河台大学学長)・・・もともと麻生太郎首相と比べてひ弱なイメージがあっただけに、麻生首相と渡り合えることを示したのは大きい。・・・」
http://netplus.nikkei.co.jp/forum/kosaten/t_486/e_1910.php
 「高瀬淳一(名古屋外大大学院教授)・・・全体的に見て討論を支配したのは、分かりやすいキャッチフレーズが豊富だった鳩山由紀夫代表だ。民主党の弱点である政策の議論をうまく避けて官僚批判を展開した。言葉の選択や表現方法なども工夫していた。戦術の勝利だろう。・・・」
http://netplus.nikkei.co.jp/forum/kosaten/t_486/e_1909.php

 もう既に始めちゃいましたが、本日の記事の紹介を続けます。

 これ↓は退行ではない、当然そうあるべきだ、というお考えの読者の方、いらっしゃいますか?

 「・・・「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに、20歳代の女性の4割近くが賛意を示し、30、40、50歳代より多いことが分かった。
 男性は年代が上がるほど「妻は家庭」に賛意を示す割合が高まっていて、女性は若い世代に比較的「妻は家庭」という考え方が多いという特徴が見られる。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090529-OYT1T00995.htm

 ソ連時代もロシア時代になっても、ロシア人は米国のピアニストのダニエル・ポラックが大好きなようです↓。

 The Soviets hoped to use the・・・1958・・・Tchaikovsky・・・competition to demonstrate the superiority of their musicians, but it turned into an international sensation when an・・・American, Van Cliburn, triumphed.・・・
 <Another> American pianist Daniel Pollack ・・・was a finalist, itself an achievement, coming in eighth. Behind the scenes, he said he was told that he would have placed higher but the judges could not bear having two Americans at the top.・・・
 ・・・here was an American whose career was made by Russia and who had embraced the works of Russian composers: Tchaikovsky and Rachmaninoff, Prokofiev and Shostakovich.
 It was not lost on his Russian admirers that Mr. Pollack has familial roots in these parts, or that he studied with one of Russia’s most famous emigre teachers, Rosina Lhevinne, who herself studied at the Moscow Conservatory. Mr. Pollack often recalls that Ms. Lhevinne instilled in him the Russian ideal that one should approach the piano as a singing, not percussive, instrument.・・・
 “Sometimes even very famous musicians come from abroad, and they do not reach the public here. It is because they do not play in a way that is close to the Russian heart. When Daniel plays, they relate to him beautifully.”・・・
 SINCE the fall of Communism, he has visited every year or two, even performing in 2000 in the Belarusian city of Pinsk, the birthplace of his father, who later emigrated to the United States. (Mr. Pollack’s mother was from Ukraine.) ・・・
http://www.nytimes.com/2009/05/30/world/europe/30pollack.html?ref=world&pagewanted=print

 あまり録音状況が良くありませんが、彼の演奏をどうぞ。
 チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番です。
 ロシア人以上にロシア人的な演奏・・「歌う」演奏・・というものがどういうものか、これだけではよく分かりませんがね・・。
http://www.youtube.com/watch?v=uJ72cZojynM

 私自身は、間違いなく、ロシア人が好むクラシックを好む人間・・歌謡曲的クラシック愛好家・・ですねえ。
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太田述正コラム#3305(2009.5.30)
<芸術論(その1)>

→非公開