太田述正コラム#3153(2009.3.15)
<皆さんとディスカッション(続x426)>

<MW>

 <大阪のMWです。>
 「歴史」についてですが,禅僧である玄侑宗久氏の著書「禅的生活」(ちくま新書)を何年か前に読んだのですが,先日再読しました.
 「歴史とは,掌握しきれない無数の原因・背景により形成されている為,それを,ほんの一部の歴史的事実を以って論拠とすることは元々不可能なことである」

といった趣旨のことを書いておられました(すっかり忘れていました).
 まったくその通りだと思いました.
 従い,ある事柄の歴史解釈<は>山の様に多様で<ありうる>・・・と思いました.
 <そもそも、>一人の人間がある歴史的事実をどれだけ正確に把握できるか<からして、>非常に難しいだろうと想像します.相当広範で緻密な<歴史的事実の>収集<に努め、その上で>分析・考察<を加え>なければ,下手に<歴史解釈>は導けないなと思いました.
 <いずれにせよ、>太田様が仰る通り,歴史に言及するのであれば何らかの「典拠」は最低限必要なものと納得しました.

<太田>

 あなたの投稿にも相当手を入れさせていただきました。
 今後投稿される際の参考にして下さい。

<志士>

 <コラム#215>「天皇家の歴史観(その2)」<を読み>ました。
http://blog.ohtan.net/archives/50955618.html#comments

 太田先生は天皇陛下と会話なされておられますね。
 私は職務で皇太子殿下のドアボーイをした経験があります。皇位継承者の放つ神々しいオーラに今まで刷り込まれた左翼的観念を一瞬にして廃棄しました。
 日本民族の資質の高さは皇室あってこそです。先生のブログを読むほどに先生の信者として先生を応援したい気持ちが強くなっていきます。

<tetsu>

太田さんは下記のアンケートはやってみましたか?
出来れば太田さんの答えを教えてください。

●代表秘書の逮捕より深刻、民主党が抱えるある問題
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090313/138810/?ml

政権前夜を迎えたはずの民主党に新たな問題が浮上した。
小沢一郎代表の公設第1秘書の逮捕もさることながら、肝心な経済政策が民意と大きく乖離していることが日経ビジネスの調査で明らかになった。

<太田>

 この記事は読んでますが、上梓したばかりの「自由主義とは何か」シリーズ(コラム#3148、3152。どちらも未公開)の末尾で、私は自由主義(リベラル)右派であると申し上げていることに免じて、アンケートをやるのは勘弁して下さい。

<エコーズ ◆ixwmAarxJ2>

≫民主党の支持率はどんな世論調査でも減ってますよね。あなたは小沢らによる検察批判は支持率の動向に悪影響を及ぼしていない(あるいは好影響を及ぼしている?)と主張している≪(コラム#3151。太田)

 太田さんがここでおっしゃる「支持率の動向」とは、先週末に行われた世論調査の結果のことでしょうか、あるいは今現在の政党支持率
(たとえば『新報道 2001』は、3月12日に調査をし、15日に発表をしました。民主党支持は先週比1.6%減少、自民党支持は先週比3%減少、無党派層は先週比3.4% 増加となっています。)
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/chousa.html
のことでしょうか、それとも未来に行われる第45回衆院選の投票直前の政党支持率がどうなっているかということを指しているのでしょうか?
 「どんな世論調査」でも、自民党の支持率は、民主党の支持率の下落幅ほどには、上がっていません(典拠省略)。民主党の「敵失」に加え、前回の各社の調査と、今回の調査の間に、定額給付金の給付が始まり、
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000903050002
テレビメディアで給付金の話題が連日取り上げられたのにも関わらずです。同時に、無党派の割合は、大きくなっています(典拠省略)。
 この無党派層の増加分のどれだけが、衆院選の投票日に、民主党以外の候補者に票を投じたり、あるいは寝てしまったりするか、疑問です。
 太田さんのおっしゃる「民主党が負った傷」(コラム#3145)とは、この瞬間風速的な政党支持率のことを指していたのでしょうか?

≫あなたが引用したANNの世論調査では『検察の強制捜査について、公権力の乱用だとか、捜査が政治的に中立でないと』は思わない人の方が多かったわけだし、やはりあなたが引用したTBSの世論調査では、『今回の検察の捜査は適正に行われたと思』う人の方が多かったわけでしょ。悪影響を及ぼしたとしか思えませんねえ。≪(同上)

 「多かったわけでしょ。」とは、太田さんが何をおっしゃりたいのかわかりませんが、もし仮に小沢らによる検察批判が無かった、あるいは報道されなかったら、捜査に対する世論の信用と不信の数字が、ここまで近づいたでしょうか?
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/200903/index.html
http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/shijiritsu/

≫しかも、『衆議院選挙が近い時期の国政をめぐる捜査は不適切だ』と思う人が多いとか、『ほかの国会議員は、違法性を問われてい・・・ないことについて、納得し』ていない人が多いとか言っても、今後自民党の二階に本格的な捜査が及べば、この種の質問自体が意味を失うのではないですか。≪(同上)

 「自民党の二階に本格的な捜査が及べば」、有権者は完全に「納得」する、と太田さんは考えていらっしゃるのでしょうか? 私はそのようには考えません。

<太田>

 小沢らが示唆しているような意味での「国策捜査」などありえないことを、私は、役人としての経験と検事の現役OBたる友人・知人達との交流を通じて知っています。
 この感覚の有無が、小沢らの示唆に対する受け止め方や世論調査のあなたと私の読み方の違いをもたらしているってことでしょうね。
 あなたと違って、多くの国民だって、少なくとも政治家よりは検察の方を信頼してますよ。

<globalyst>

≫小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)の前任者の元秘書≪(コラム#3151。太田)

って高橋嘉信氏ですよね。
http://www4.ocn.ne.jp/~kayu/index.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%98%89%E4%BF%A1

 wikiには「次期衆院選で岩手4区から自民党公認候補として出馬し小沢に挑戦する事を表明」とあります。
 彼のHPには政策が掲げられています(見るべき政策はありませんが)。
 ご自分が秘書時代になさったことは時効なんでしょ(注)。で、検察に捜査協力して立候補?ハハハ〜。

 (注)高橋氏のHPのプロフィールの項目には「平成15年12月 個人事務所 嘉友会を開設」となっていますので、このころには秘書を辞めていたと考えられ、公訴時効は「長期10年未満の懲役又は禁錮にあたる罪については5年」ですので、今年の1月には公訴時効が成立していると考えられます。

 私が岩手4区の有権者だったら、この人に絶対に投票しない。

 ちなみに彼のブログにある「Q.今までの人生で、最もつらかったことは? A.信頼を寄せていた人物の、全く違う本質を知ってしまったとき。」って、何でしょうネ。
 私には目くそ鼻くそのように思えますが。

<テリー中島>

≫サンデープロジェクトのCMスポンサー「カナフレックス」の右下に、西松建設の名前が付いてますよ。 真紀子さんが出演した日の冒頭のCMがそれです。 田原さんの小沢擁護ぶりと西松のCM。解りやすくて笑っちゃいました。≪(コラム#3149。深雪@邦人返せ北朝鮮)

なるほど。それで合点がゆきました。その通りでしょう。
あきらかに政治的メッセージの強い番組編成でしたから。

只、準大手レベルの西松建設をさしても大手のゼネコンは大勢に影響はまったくないのが現状。自民党も二階さんを人柱にして、なんとか丸く事態を収拾したい構えです。
私が知りたいのは、松本清張が描くような黒幕はいるはず。
小沢サンや、西松レベルではない。もっと中心の悪です。
それを知ったら、笑っちゃいたいです。そんなものかと。

<深雪@邦人返せ北朝鮮>

1992年、竹下派分裂の際に小沢さんに同調し羽田派に参加した二階さん。
1993年、宮沢内閣不信任案に賛成し自由民主党を離党。小沢さんと共に新生党を結成に参加した二階さん。
1998年、新進党分党後も小沢さんの側近として自由党結党に参加した二階さん。
(wiki二階俊博より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%9A%8E%E4%BF%8A%E5%8D%9A)

小沢さんは、角栄子飼いの旧田中派。二階さんはその小沢さんの後ろをずっとくっついてきた人。要は二人とも、田中・金丸ラインの金権汚職を学び継承した口でしょう?同じ穴の狢なんですよ。二階自民vs.小沢民主というとらえ方をするより、どっちも旧自民の金権利権汚職体質を未だに活用していると認識した方がよろしいかと。

自民・民主の裏金疑惑対決に一見見えますが、これは旧自民がゼネコンとともに推進してきた裏の利権談合構造そのものじゃないでしょうか。
 そんな輩は、もろとも失脚しないと、日本の自主独立の足かせにすらなります。
 いずれも私欲に走る日本国の寄生虫です。
 小沢さんの個人名義の都内のマンション群を見たら、どれだけ小沢さんが私欲に走っているか一目瞭然でしょう。
 私の友人はそれらの登記簿まで見てきています。
 しっかり小沢個人名義になっていたと教えてくました。
 これは国民の税金から支払われた公金(政党助成金)をも小沢個人名義の不動産に突っ込んでいる危険性を孕むものです。

ちなみに、西松がらみの裏資金提供ワースト3は、ダントツで小沢民主代表・金額の桁が一つ落ちて二位は尾身元財務相・三位は加藤紘一元幹事長。更に一桁落ちて四位は二階経産相。藤井孝男元運輸相 600万円、建設大臣も務めた森喜朗元首相 500万円。民主の山岡賢次国対委員長200万円。と続くようです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-26/2009012615_01_0.html
(赤旗を引用したからと言って、私は決してマルクス主義信望者ではありません。)

>松本清張が描くような黒幕

一部に諜報や陰謀説がお好きな一群があるようですが、たったひとりの黒幕で国家が動く程日本は後進的な国でしょうか。
 田中角栄の日中国交正常化以来、対中ODA・対中円借款に絡む金銭スキャンダルは、田中・大平派の専売だったし、中曽根・竹下派・そして各派入り乱れて利権争奪が日中関係の裏面ありましたよね。
 安倍さんあたりで一旦減額された対中ODAは、福田さん以降また増額されたと記憶しています。(曖昧で申し訳ない。)

日本は、政(族議員)・官(俗に言うスクール)・財(経団連)・学(東大を頂点とする教授ら研究者)・民(先兵としての企業)、この五分野が相互利益誘導の持たれ合いで絡まりあっているところに、どうしようもない閉塞感がある。

一例を挙げれば、石油族が日本のエネルギーシステムのみならず経済流通システムまでを牛耳っているので、メタンハイドレートの試掘は未だ空しくも南海トラフにこだわり続け、よりメリットが見込める日本海側に手を出さない、出せない。
 石油族の存亡がかかっているからです。この構図をみても、いかに『族』と呼ばれるそれぞれのブロックが、己の私利私欲を念頭に置いて活動しているかがよく解るというものです。

≪松本清張が描くような黒幕≫に派生して話がずれまくり、申し訳ない。西松と政界の裏献金疑惑も、このような政・官・財・学・民の利権構造の一端故の事件だという事で許して下さい。

時の中川昭一経産相が05年秋、中国に毅然と対応するために日本も試掘すべきと判断し、帝国石油に東シナ海ガス田の試掘を許可した際、親中(媚中といいたいところですが)派の二階がそれにストップをかけました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/070821/plc0708210750009-n1.htm

また、「本当は麻生(太郎)外相が慎重にならなくてはいけない。強硬になるのが好きなら、どうぞ中国に行って、その通りおやりになればいい」 (日本経済新聞3月20日付)http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/sample/thisperson/060323.html
とも二階俊博・経済産業相は言っています。

これらは、中国に利権を持つ人ならではの、対中配慮ではないでしょうか。
こんな政治家は、失脚して当然。
しかし報道を見れば、東京地検特捜の小沢さんの裏献金に対する証拠固めに比較して、二階さんのそれは未だ小沢さん程には押さえきれていない様子です。その辺が特捜に対する不公平感として誤解を生むんでしょうね。


(余談:パートナードッグが先週逝ってしまったので、憤懣やるかたないエネルギーをここにつぎこんでしまいました。それと、ここの一連のやり取りが太田さんのメルマガで紹介されてて、ちょっち驚きつつ嬉しかったです。w)

<テリー中島>

政・官・財・学・民の利権構造の一端故の事件

私もその意見に激しく賛成します。勉強になります。
パートナードッグの事、本当にお悔やみ申し上げます。

私もいろいろと未だ事実関係の追跡が稚拙なので
一連のコメントがどんな報道よりも確信をついていて教えて頂き、感謝しています。ありがとうございます。

<おーつか>

田中−小沢ラインが中国利権、鈴木宗男がロシア利権なのはわかりますが、それが何か悪いことなんでしょうか?

自由主義経済下の代議士として、経済利権を代表するのは正当な行為です。
むしろ、これらの代議士が不自然なかたちでことごとく失脚する構造こそ、属国として民主的自由主義経済を貫徹できない日本国の悲劇を象徴しているように思われます。

政治家の金集めを批判するというのは、貧乏プロテスタントやプロレタリアートがユダヤ人高利貸を批判するがごとくであり、自由主義経済に恩恵を受けている国民がやることできことでないと考えます。

<深雪@邦人返せ北朝鮮>

個人献金ならいざ知らず、企業のひも付きの献金ですよ。
企業がお金を出すという事は、自社利益誘導であり、フェアな経済活動を阻害するものでしょう。そんな基本の基を踏まえず、善悪の基準すら逸する姿勢は、どうかと思いますよ。

東北地方で、小沢さんに袖の下を渡さなかった土建屋さん(談合から外されたまっとうな企業のことです)の例を持ち出すまでもないことです。私の友人の実感を以下にご紹介します。

【その昔、公共工事のアルバイトを3件ほどやった事があるんですが・・・このニュースが明るみになり思い出してみたら、全部に西松建設が関わっていました。あぁー、やっぱり二階さんの力が働いているんでしょうね。地元にいると、色々と疑わしき事実を目の当たりにします。】

<おーつか>

個人と法人を分ける基準は何ですか?
個人の経済活動でもまったく同じことだと思いますが。
ロビイング活動をフェアな経済活動と看做せないんでしょうか。
基本の基などというところで停止せず、原理的に考えるべきでは。

<深雪@邦人返せ北朝鮮>

個人献金と、企業献金と、企業の政治家への献金と、企業の政治団体への献金の、違いとザル加減を以下で認識してからご意見する方がいいかと
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/naruhodo01.html

<おーつか>

他人の無知を笑うのは結構ですが、あなたがしていることは問題のすり替えです。
制度が問題ならばそれ自体を問題にすべきです。
小沢が現行制度に従ってやっていることについて、問題にされるいわれはないでしょう。

で、企業献金は悪なんですよね?
どうも首相の認識と違い、SM党の党首と同じ認識のようですね。

<テリー中島>

白河の 清き流れに 魚すみかねて もとの濁りの 田沼恋しき

要するにバランスなんでしょうね。深雪さんの仰るように戦後60年の総括が必要なターニングポイントであります。

おーつかさんの仰るように、それが戦後60年の軌跡です。
それがいままでの物質文明至上主義の価値観でもあります。

 Simple living, high thinking か Simple thinking, high living
のどちらを選ぶのか、綱引きがおこなわれている気がします。

<深雪@邦人返せ北朝鮮>

 <おーつかさん、>

一、まず、私が何をどのように論理のすり替えをしているか、ご提示願わないと私にはそのご指摘が判りかねます。 具体的にご指摘下さい。

二、また、私は人の無知を嘲笑うほど心根が卑しくないつもりなのですが、どこで私が嘲笑っているでしょうか。個人献金と企業献金の違い・企業が政治家個人に献金してはいけない決まり事・それをする抜ける方便としてダミー会社を作る騙しの手口、を理解することは、この事件を理解する上での基本だと申し上げたのですよ。

太田さんの本日のメルマガより、逆輸入してここに貼らせていただきます。
↓以下は、小沢さんの違法を指摘していると私には思われますが、おーつかさんには、これらの小沢さんの手口が違法にうつりませんか?

***************************以下、太田さんのメルマガより引用
 「・・・東北の公共工事で小沢事務所の影響力は絶大。大久保さんが了承しないと、チャンピオン・・・落札予定の企業や共同企業体(JV)・・・は最終決定とはならなかった・・・」
 <中略>
「西松建設の巨額献金事件で、同社がダミーの政治団体を使って民主党の小沢一郎代表側への献金を始めたのは、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)の前任者の元秘書からの要請がきっかけだったことが・・・分かった。
東京地検特捜部は、・・・<この>元秘書からも参考人として事情聴取する方針を固めた。」

<太田>

 読み応えのある鼎談ですねえ。
 それにしても深雪さん、毎度のことながら鋭い!

 一点だけ。

> 日本は、政(族議員)・官(俗に言うスクール)・財(経団連)・学(東大を頂点とする教授ら研究者)・民(先兵としての企業)、この五分野が相互利益誘導の持たれ合いで絡まりあっている・・・

についてですが、私のキャッチコピー、「政官業癒着構造」の方が簡にして要を得ているのでは?
 この癒着構造のジュニアパートナーとして私は主要メディアを挙げているところです。「学」については、文科省の一部ないしその外郭団体にに過ぎないのであって、その中の一部御用学者が政官業から小遣いもらって癒着隠蔽PR業をやっている、という位置づけです。

 では、小沢秘書逮捕事件がらみの記事の紹介です。

 「・・・西松側の窓口は、「業務屋」と呼ばれる幹部社員だった。ゼネコンの談合担 当として、過去に何度も批判を浴びてきた“裏”の存在。・・・政治家側との折衝役を兼ねており、政治資金パーティーや政治家秘書との朝食会などにも出席。秘書相手の飲食を重ねることで、公共工事に関する情報などを入手できるメリットもあったが、別の元幹部は「そんな情報は天下りの職員からも入手できる。むしろ、受注が不利にならないよう、取りはからってもらうことが重要だった」と語る。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090315/crm0903150111001-n1.htm

 どうもおかしいと思ってたら、やっぱり天下りも受け容れてたんだな。
 西松は、天下り受け入れを増やすことに伴う人件費増より、裏金を政治家に渡す方が費用対効果が高いと踏んだわけだ。
 そんな「ルール」違反やるから、検察だって摘発せざるを得なくなったってことさ。

 下掲の記事を見る限り、前原も岡田もやる気まんまんですね。
 二人についての私の過去コラムを彼らに見せてやる人いないかなあ。
 二人とも己の器の小ささが自分で分からないものかねえ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009031401000751.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009031502000074.html

 ところで、前原だけじゃなく菅も公共事業受注企業からの企業献金を全面禁止する政治資金規正法改正を目指すって言っているところを見ると、これはホントみたいですが、公共事業以外で財サービスを政府から受注している企業はどうするんですかね。

 「・・・準大手ゼネコン「西松建設」の違法献金事件で、小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の前会計責任者で元衆院議員の高橋嘉信氏(55)は・・・「小沢家は業務分担を徹底していた。私は、献金の仕組み や授受にかかわったことはなく、よって誰彼にそのようなことを引き継いだこともない。また、十数年前、ゼネコン各社に便宜供与をしたかのような報道もあるが身に覚えがない」などとしている。・・・」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090315k0000m040093000c.html

 小沢「家」ねえ。やっぱし談合の仕切りは小沢の家業だったのねって印象。

 「・・・小沢代表の元秘書で同党の石川知裕衆院議員(35)=比例 北海道ブロック=<は、>・・・西松建設関連の2政治団体からの献金について・・・西松建設の資金という認識はなかったとの主張を繰り返した。・・・」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090314k0000e040065000c.html

 高橋も石川も次期衆院選での立候補を辞退した方が身のためでしょう。
 特に石川の場合、相手は中川前財務相であり、民主党の新人をぶつけるチャンスです。

 著名なロシア人指揮者ゲルギエフ(Gergiev。コラム#2751、2778)を大きく取り上げた記事が出ました。
http://www.nytimes.com/2009/03/15/magazine/15gergiev-t.html?ref=magazine&pagewanted=print

 小泉父子に焦点をあてた日本の世襲政治批判記事をニューヨークタイムスが載せました。
 「・・・While second-generation lawmakers are common elsewhere ? they make up some 5 percent of the United States Congress, Mr. Kato and others said ? they are unusually numerous here. Some 40 percent of Liberal Democratic lawmakers are descendants of lawmakers. Of the past seven prime ministers here, all but one were the sons or grandsons of former lawmakers.・・・
 The opposition Democrats, for one, also have their share of second-generation or higher lawmakers: 20 percent. ・・・」
http://www.nytimes.com/2009/03/15/world/asia/15japan.html?ref=world&pagewanted=print 

 ロッテの渡辺俊介についてでっかい記事が載りました。
http://www.nytimes.com/2009/03/15/sports/baseball/15pitchers.html?ref=world&pagewanted=print
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太田述正コラム#3154(2009.3.15)
<原理主義的自由主義と精神疾患(続)>

→非公開