太田述正コラム#3141(2009.3.9)
<皆さんとディスカッション(続x420)>

<γσζ>(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1196337365/l50x

 <--検察の思惑-->

 先ず 検察の動きなんだが、今 何故?にっつーことだよな。
 民主政権になると、天下りシステムにメスを入れるって宣言していることが鍵ではないか。
 現在まで培ってきた、政官業の強固な天下りスキームのシステム崩壊の危機に対する、官僚の強い意志が感ずられる…。
 要は、新たな政権に対する“みかじめ料”(を支払うとの意図の)及び、手加減せよとのバーター取引を云っているのではないか?
 なんやら、あの馬鹿らしい「新人材バンク」なんぞとの罰則規定の無い代物のようなもんで、B層国民に対するまやかしをもって、互いに利権を失わずに仲良くやろーぜ…っつーことではないかと。
 天下りシステムの骨抜きを、「本気」で検察が仕掛けてきたように感ずるが。
 その通りになるんぢゃ〜政権交代の意味が無い。
 嫌〜な予感……。

 <--漆間巌について-->

≫漆間官房副長官は 日比谷高校-->東大法学部卒--中略-->警察庁長官≪(コラム#3137。γβζ)

日比谷高校-->東大法学部卒 ろくなやついねーな…あっ おーたんと同じだぞ(W
ま、偶然だが、

 --内閣官房に「権力の暗部」抱える麻生政権―警察庁出身副長官・漆間巌の存在理由--
http://www.news.janjan.jp/column/0902/0902026684/1.php

 漆間巌は、「天下り」抑制そのものに消極的であるといわれている。安倍政権時代の07年3月、当時の的場順三官房副長官が天下り抑制を中心とした公務員制度改革をとりまとめようとしたさい、事務次官会議メンバー(警察庁長官は事務次官扱い)の中で突出した強い姿勢で「絶対反対」を崩さなかったことで知られる。
 これは警察官僚の立場を代弁したものとされる。警察は膨大な「地元採用組」を抱えている。警視庁と46道府県警が、警察官採用試験を行い、それぞれ採用する。その地元採用組が巡査からスタートであるのに対して、警察庁採用のキャリアは警部補付け出しとなっている。階級社会だから格差も歴然たるものである。
 その地元採用組も、最終的には本部部長や、署長のポストに就き、定年後は天下りする。中央省庁のキャリア官僚が、天下り先の面倒を見てもらえないということになると、その影響は必ず地方の警察官にも及んでくる。一定期間を経て後には、地方の天下りも「禁止」ムードが強まるはずだ。警察庁キャリアは、地元組のためにも「天下り禁止」に与するわけにはいかないというのである。

 --<漆間は>起死回生の秘策を練っている?--

支持率低迷に悩む麻生政権が「起死回生の秘策」劇を演じるとすれば、シナリオを書き、プロデュースする人材は漆間巌以外にはいないはずだ。
で、3/5夕に官邸での報道陣を集めての“オフレコ発言”(おいしい情報)が、例の、「地検の捜査が自民党議員には拡大しない」。
指揮権発動を促す、確信犯。 総理が注目してますよ〜とでも検察に流したんだろ。

 <--漆間巌の評価-->

以前から注目していたんだが、ホントこいつ馬鹿だな。
東大法学部卒っーても、勉強が出来るのと頭が良いのとは全く関係ないとの見本だな。
漏れの知り合いでも東大法学部卒がいるが、買い物ひとつできない欠陥人間…。
再び自民を奈落の底にひきづり込む功労者…ん、民主の間諜か?(そんな芸がありゃもっとはやく…)
学歴とプライドだけは高〜〜く、生涯賃金と地位の高さの最大化を図るだけの奴が権力の中枢に居座るとこうなるんだな。

<太田>

 面白い!
 太田述正掲示板の方に投稿したら?

<コバ>

 鳩山がNHKの番組で、小沢問題をめぐって、「進退問題が浮上しないと言い切るつもりはない。当然、新たな事実が判明すれば、新たな展開になると思う」と述べたそうです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009030800033

 鳩山は小沢と心中するつもりはないようですが、民主党は有力議員が元自民系ばかりで、時限爆弾をつねに身に抱えたまま自民党を追及して政権を取っても、自民党に逆に醜聞を暴露されて長期政権は難しいのではないかと思います。
 マルチ商法から献金を受けていた議員のように、民主党の生え抜き議員が自民系に汚染されている可能性もあります。
 腐りきった政官業癒着を死守する自民党公明党が最低最悪であることを、民主党若手がもっともっと、政治不信に陥った有権者に訴えてもらい、民主党としてのビジョンをきちっと提示してもらいたいです。

<太田>

 小沢秘書逮捕事件がらみの記事の紹介から行きましょう。

 「・・・<3日に東京で逮捕された>大久保容疑者の自宅は岩手県釜石市にある。普段は岩手県内で活動している大久保容疑者が上京していたのは理由があった。
  実はこの日午後6時から小沢事務所の「金庫番」や「企業回り」を担当した歴代の秘書5、6人を集めた会議が予定されていた。特捜部の家宅捜索はその直前を狙って決行された。
 会議には大久保容疑者の他に、00年から2期衆院議員を務めた樋高剛氏(43)や、07年に衆院比例北海道ブロックで繰り上げ当選した石川知裕氏(35)らも加わる予定だった。いずれも「陸山会」を担当したことのある元秘書だ。旧自由党の衆院議員時代(比例選出)に小沢氏と決別し、今は自民党で小沢氏の対立候補になろうとしている高橋嘉信氏(55)も、かつては小沢氏の金庫番だった。
 小沢氏の周辺が解説する。「小沢事務所では、突出して忠誠心の高い秘書に陸山会を担当させ、それを議員への登竜門とする流れが自然にできていた。小沢氏はリスクのある仕事をさせるのに、意識してそうやっていたはずだ・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/4051805/
(3月9日アクセス。以下、特に断っていない限り同じ。)

 錬金術汚染は、最もそれに長けていた旧田中派を中心にほとんど全自民党系議員に及んでおり、コバさんご指摘のように、旧自由党は言うまでもなく、民主党にも広がりつつある、と考えるべきでしょう。

 「・・・ 西松は、小沢氏側に対し、東北地方などでの工事受注を期待して違法献金を続けてきた疑いが浮上しているが、地方の自治体首長についても、パーティー券を購入した前後に自治体発注の工事受注に成功しているケースが目立つ。
 収支報告書によると、西松が、18年までの3年間に資金提供していた首長は、大分県の広瀬勝貞知事や静岡県の石川嘉延知事ら5人。ダミーの政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」を使い、3年間で計470万円分のパーティー券を購入していた。
 西松は、17年10月に開かれた広瀬知事の政治資金パーティーで、計100万円分を購入していたが、その2カ月後には、他社と共同企業体(JV)を組んで県発注のダム建設工事を約45億円で受注していた。
 また、18年1月の石川知事の政治資金パーティーでも、計100万円分を購入した半年後に、西松を含むJVが県発注の静岡空港整備工事を約5億5000万円で落札している。
 このほか、大阪府吹田市の阪口善雄市長についても、パーティー券を購入した約2年前に小学校の改修工事を受注し、神戸市でも道路工事などを落札した半年後に、矢田立郎市長のパーティー券を購入していた。・・・
 元職を含めた22人の国会議員が代表を務める政治団体に対しては、3年間で総額約7500万円を提供していた。
 22人のうち、自民党議員が18人と大半を占めた・・・。・・・
 多方面に献金を行う一方、建設業界に影響力を持つとされる与野党の有力議員らに対しては、ダミーの2団体を通じた献金だけでなく、10万〜30万円の“裏献金”を渡していたとされる。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090309/crm0903090230000-n1.htm

 要するに、本件に限らないのですが、錬金術汚染している可能性が高いのは、自民党系議員達と保守系首長、ってことです。(なお、広瀬は旧通産官僚、石川は旧自治官僚です。)

 「・・・準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、自民党二階派の政治団体からパーティー券を購入する際、ダミーの二つの政治団体が別々に買った形に することで、政治資金規正法が定める1回の政治資金パーティーの購入限度額を超えないようにしていたケースがあることが分かった。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090308-OYT1T01065.htm?from=top

 二階派の容疑も、小沢の容疑と全く同じだということです。

 「・・・毎日新聞は6、7両日、緊急の電話による全国世論調査を実施した。小沢 氏が代表を辞めるべきかどうかを聞いたところ、「辞めるべきだ」が57%で、「辞める必要はない」の33%を上回った。事件に関する小沢氏の説明に対して は、「納得できる」12%、「納得できない」79%。政党支持率で民主党は2月の前回調査比7ポイント減の22%で、2ポイント増の自民党と同率にな<った>・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20090308k0000m010060000c.html
(3月8日アクセス)

 「・・・民主党の小沢代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件を受け、小沢氏が党代表を辞任すべきだと思う人は53%に上り、その必要はないと思う人の36%を大きく上回っていることが、読売新聞社の全国世論調査(6〜8日実施、電話方式)でわかった。・・・
 民主党支持率は23.8%と前回から4・5ポイント下落した。一方、麻生内閣支持率は17.4%(前回19.7%)と続落し、自民党支持率も 24.1%(同26.8%)に落ちた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090308-OYT1T00794.htm

 小沢が民主党代表を辞めるべきだとする世論が過半を超えており、自民党と民主党の支持率が拮抗するか、自民党が民主党を上回ったことは重大です。
 小沢が辞めるほかないでしょう。

<ベラドンナ>

 太田さん、質問します。

 日米会談をした本当の目的とはなんだったのでしょうか?こちらの記事
http://www.asahi.com/politics/update/0225/TKY200902250093_01.html
に目的が書いてあるのですが、どうもしっくりきませんでした。自分は属国ゆえに、オバマ政権が引き続き「日本を守ってくださる」か確認しに行った、と太田コラムを読んで思いました。

→そんなの、麻生が自分の人気回復を狙ったに決まってるでしょ。(太田)

 それと、新潮のように国益の観点ではないとしたら、外務省が麻生首相に英語を使わせたくなかった(#3119)理由は何ですか?(ここの太田さんの文は新潮だけ国益の観点を持ってたように読めるのですが、自分の読み間違いかな。)

→読み間違いです。外務省が麻生首相に英語を使わせたくなかったとすれば、その理由は国益を損ないかねない(既に読者達によっていかに国益に関わるかは説明されています)ことと、省益を損ないかねない、つまりは外務省の存在根拠がなくなりかねないからです。
 外交官たる通訳は、「国益」に沿った形で日本の政治家に語らせることができるってわけですし、かかる「重要」な通訳機能を果たすこと一つとっても外務省の存在は重要だ、ということにもなるわけです。(太田)

 最後にもうひとつ、「オバマだって麻生にいの一番に来てほしかったのも事実です。オバマは3月3日に英国のブラウン首相とワシントンで会談します。麻生が1番、ブラウンが2番です。この順番じゃなきゃいけなかったんですよ。」(#3119)というのは、最初の質問とつながってるので、なんとなくしかわからないのですが、#3113で「頭をなぜる」という表現のとおり、「一番にした」という「名誉」を日本側が欲してたのでしょうか。それをオバマは見透かして、日本に米国債を「買わせていただく」ために受け入れたということですか?
 (あれ?なんか最初の質問を答えている気が・・)

→日本側の狙いはおおむねおっしゃるとおりです。他方、米側の狙いは、麻生訪米等、あらゆる機会をとらえて、米国債を買わせる等、日本のカネを引き出し、日本の技術力を米国が吸い上げるべく日本側に働きかけていくところにあることは、コラム#3125を読んでおられれば、お分かりでしょう。(太田)

<ζγσ>(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1196337365/l50x

太田が提唱する移民を大量に増やす案は、遠い将来の日本の国力を増すのには効果があるだろうが、問題もある。
日本は世界から比べればブルーカラーが高収入を得られるケースも多く、ブルーカラーといえども中流意識を持てる場合も多かった。
しかしアメリカがそうであるように大量の移民を入れた場合、現在は人並みの暮らしをしている日本人ブルーカラーたちも超低賃金で働く移民たちと競合するので、必然的に極端な格差社会の負け組みに飲み込まれる。
そうなる事が見えているからこそ、多くの庶民が移民増に反対して現状維持に賛成している。
自分や家族の将来の暮らしを最優先で心配するのは庶民の感覚としては当然であって、それをエリートの立場からエゴイズムだとか非難しても庶民が耳を貸すわけも無い。

<太田>

 移民を大量に受け容れていない現状でも、
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY200903080154.html
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY200903080156.html

を読むと、日本のエリートに占める支那人等外国人の割合が急速に増えつつあることが分かります。
 あなたなら、ブルーカラーや低所得層に「転落」する日本人が増えている、と言い出すんだろうね。
 そもそも、そんなゼロサムゲーム的発想は後ろ向きなのであって、上澄みも下積みも移民を大量に受け容れれば、日本経済全体の成長率が高まり、元からの日本人の上澄みも下積みもおしなべて裨益する、と考えるべきです。というか、裨益するんです。
 なお、移民を是とする以下の意見を改めてどうぞ。
http://netplus.nikkei.co.jp/forum/kosaten/t_437/e_1753.php
http://netplus.nikkei.co.jp/forum/kosaten/t_437/e_1754.php

 ノーベル物理学賞受賞者の益川大先生(コラム#2843、2964、3039)が無茶苦茶言ってますね。
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200903080143.html

 誰か、大先生に、彼がどんなに一般教養と常識を欠いた非倫理的なことを口走っているかを教えてあげなくっちゃ。

 コラム#3106を補足するようなコラムが出てました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090302/187812/?top

 中共のblack jailについての記事は力作です。
http://www.nytimes.com/2009/03/09/world/asia/09jails.html?ref=world&pagewanted=print

 こういう記事は日本の主要メディアには書けないし、書こうとも思わないんでしょうね。
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太田述正コラム#3142(2009.3.9)
<麻薬問題の危機的現状(その1)>

→非公開